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新幹線より - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/07/29(金) 05:58



ここしばらくは国内出張で各地をウロウロしております。


昨日東京から九州へと移動したのですが、さすがに月末最終営業日は戻らないとヤバいと思い、始発の新幹線でとりあえず大阪まで戻る途中です。





今回の出張の特記事項(?)として、私が東京宿泊の際に利用しているホテルをご紹介しましょう。











昭和の匂いがする、古びたビジネスホテルではありますが、何しろ安いホテルです。


一泊税込みで4,400円だったかな?





冷蔵庫が無いとか、ドライヤーが無いとか、細かい点では色々あるでしょうが、とにかく安い。


海外で安ホテルへの宿泊経験豊富な私としては、「素晴らしいホテル」と呼びたいレベルです。





何しろ、シャワーでお湯が出るし、寝ていてダニや南京虫に刺されることもない。


カラダをゆっくり休めて、シャワーを浴びられたら、それで十分というものです。





しかも山手線の駅から徒歩10分ほど、地下鉄の駅からなら徒歩2~3分という立地ですから、重宝しています。


無理して名古屋や大阪へ帰るより、宿泊するほうがコスパが良いです。





皆さんにもおススメします。







さて実は昨日、東京から熊本までの移動手段として、成田空港から熊本空港へのフライトを利用しました。


初めての経路であることは勿論なのですが、よく考えたら成田空港を利用するのが初体験。





これだけ飛行機を利用して各地へ出張しているのに、首都の国際空港を利用したことが無いというのは、我ながら意外です。


大阪や名古屋を拠点とする、私のようなハンパ者というか、中途半端な都会者か田舎者か知りませんが、案外同じような人間が多いかもしれません。





そういえば、すでに予約してある9月の海外出張は成田空港に帰着し、羽田へ移動して国内線で大阪空港へ・・・という経路でした。


成田→羽田の移動時間がギリギリだったので、下調べの意味で成田空港内をウロウロしてみました。







その感想なのですが、「アホか?」と思うほど、不便な空港ですね。


まずANAなどが入っているターミナル1と、JALなどが入っているターミナル2ですが、完全に独立していて、徒歩移動がほぼ不可能なんですね。





非効率この上ないし、そんな空港は私が頻繁に訪れる空港では他にありません。


成田空港なんて、世界的・・・というか、アジアの中で決して大きな空港ではないのにねえ。





これじゃあアジアのハブ空港になるなんて、絶対無理。


大阪の関西空港や、名古屋の中部空港よりポテンシャルが低いですわ。





「首都の空港でこれか・・・」と、少し悲しい気分になりました。





ネットで検索してみると、私が昨日利用したLCC専用の第三ターミナルが「遠い」と不評のようです。


確かに隣接する第2ターミナルから10分以上歩かなければならないという不便さでしたが、根本的な問題として、第1と第2が離れていること自体がおかしいんじゃない?





まあ他国の空港や、日本でも関西や中部を利用している方ならお分かりいただけると思いますが・・・。


とにかく、成田空港は不便でショボい。


その現実は認識する必要があるかと思いますよ。








利用者に不評の成田空港第3ターミナル。


LCC専用ターミナルが不便なのは世界共通だから、あまり気にしなくてよいかと思います。


ただ、「歩かせる」というのは異常ですがね。










始発の新幹線で移動中です。


熊本から新大阪までなら、博多での乗り換えを含めて約3時間半。





飛行機なら一時間ちょいですが、空港への移動、待ち時間などを考えると、トータルでは新幹線のほうがラクで早いということに気付きました。


と言いながら、新幹線での移動も初体験。





「福岡以外の九州へは飛行機」という固定観念があったんですねえ。


何事も、柔軟に考えないといけません。





これからは新幹線移動が増えると思います。





最後に・・・。


前回ブログで基板などの貴金属含有スクラップの話を書きましたが、一部おかしな点がありました。





「ステン」と書かせていただいた画像ですが、実はほとんどがアルミで、少しだけステンが混じった画像でした。


1,000人いたら、990人ぐらいは気付かないかと思いますが、残った10人の「本当のプロ」の方にとっては大事な話です。




謹んで、「ほとんどアルミの中に、ステンが間違って入っている」と訂正させていただきます。




HDD抜き取り - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/07/27(水) 05:36


最近ブログの話題として、「貴金属含有スクラップ」に関する話が少ないなあ・・・と思っていた矢先、タイミング良く、本日サーバー屑引き取りの新規案件があるようです。


ありがたいことに、HDD(ハードディスク)は抜き取り済みということ。


HDDが入っていると、色々と厄介なんで助かります。






こんなことを言うと、「HDDは要らないの?」という疑問が出てくるかもしれませんが、これは時と場合によります。







今回の案件は、事業系のサーバー(だと思う)なんですが、こういうものから発生するHDDだと、ほぼ確実に情報漏えいの防止措置を取らなければいけません。


情報漏えいの防止措置を、正式に依頼されたか否かにかかわらず。







以前と比べてずいぶん需要は減りましたが、不要となったHDDの行きつく先には、複数のルートがあります。


代表的なのは「中古HDD」として流れるものと、「貴金属くず」として処理されるものの2つでしょう。





個人情報やら企業秘密が詰まったHDDを中古HDDとして再流通させるのは、お客さんにとってリスクが大きいのはもちろん、弊社にとっても非常にリスクが大きい。


たとえ用途が限定されていない形で入荷してきた商品であってもです。





お客さんが情報流出などを恐れるのは勿論ですが、ウチも同じくらい怖いんです。


当社が引き受けた商品で情報漏えいなどの問題が発生した場合、当然その責任を問われることになります。





最近の情勢だと、それは会社の屋台骨が揺らぐ大事件になります。


お客さんも怖いでしょうが、ウチもビクビクなんです。





したがって、入荷してきたHDDなどの情報が詰まったアイテムは、外注にも出さず、全て自社内で処理しているのが現状です。


結構、面倒なんですよね。これ。






どうやって処理しているかと言えば、いたってシンプルです。


全てのパーツを工具を使って手作業で解体・分別し、アルミ、ステン、貴金属などの素材に戻してしまいます。







上の画像はHDDのケース・・・と言って良いのかな?


重量比で言えば、HDDの中で最大部位になります。


アルミ製ですから、アルミの精錬工場行き~。









こちらはディスクであったり、留め具などその周辺のパーツですね。


これはステンかな。











情報が詰まった心臓部である「基板」は、ヤマ行きとなります。


「ヤマ」とは、貴金属を抽出してくれる鉱山会社のことです。





HDDを構成しているアルミやステンはオマケというか残渣みたいなもので、この基板が本来の目的である貴金属含有くずになります。





ちなみに上の画像はHDDの基板だけではありません。


様々な電子機器の基板類がミックスされた画像になります。





HDD基板だけ、あるいは同程度の品位の物だけに分けるのも良いのですが、よほど大量に同程度の品位の物が集まらない限りは、MIXでヤマにブチ込んじゃいます。


理論上は、分別する必要が無い・・・はず。





様々な品質のものをMIXすることにより、数値の変動幅が大きくなるというリスクはあるのですが、まあ上ブレすることでも夢見ておけばよい。


そんな風に割り切っております。はい。







そういえば、「こんな基板でも大丈夫ですか?」という問い合わせがあったな。





ICが乗ってる訳でもない、差し込み部に金メッキが施されているだけの基板ですが、もちろんこんな基板でもいいですよ~。


全く問題はありません。





ゴールドが含まれていればそれで良し。


多少、お安くなりますが・・・ネ。







え~と、何の話だったっけ?


あ、そうそう。





サーバー屑とかパソコン屑について、「HDDを抜いているけどいいか?」という問い合わせが結構多いんですが、全然問題ありません。


HDDが抜かれることによって、残ったものは鉄くず同然になってしまうものもあるんですが、基本的には貴金属含有くずである「基板」が残っていればOK。





むしろHDDが抜いてあるほうが、手間が省けて嬉しいという事も多いですから、ご安心を。


北の大地から - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/07/25(月) 06:08


所用のため、週末は北海道でした。


夏の繁忙期ではありますが、格安航空会社を利用すれば、関西からでも航空運賃は往復1万5千円程度。





3カ月以上前に予約しないとこんな料金で利用することは出来ませんが、大阪から東京への新幹線片道程度の料金で、北海道往復できるというのはありがたいことです。








北海道で高速道路を利用することは稀なのですが、時間が押していたので、久しぶりに高速道路に乗りました。





見てのとおり、夏のこの時期でも高速はガラガラ。


北海道では、一般道でもみんな80km/h程度で走行していますから、郊外ではあまり高速道路の恩恵がありません。





しかしさすがに札幌近郊では信号も多いので、一般道と高速道では所要時間に大きな差が出ます。


私の場合、北海道の高速利用は、札幌近郊限定ですね、







本州からのドライバーが北海道で運転すると、戸惑う事が多いと言われています。


「速度」の問題が一番大きいのかな?





とにかく北海道では、「ぶっ飛ばす」ドライバーが多いですからね。






私の個人的感想ですが、北海道の地元ドライバーは、私の基準で言うと「下手くそが多い」です。


直線道路ではアホみたいにぶっ飛ばすのですが、カーブに弱い・・・というか、カーブでの運転がぎこちなく、トンネルに入る際の減速が大きかったり、本州なら「素人か!?」と言われる運転をするのが特徴です。





まあ運転なんて個人差が大きいのですが、スピードの出しどころ、減速のしどころの感覚が、我々とはちょっとズレている。


北国だからしょうがないのかもしれない・・・と思っていたのですが、どうやら違うみたいです。





観光バスとか、長距離トラックとか、いわゆるプロドライバーの車の後ろに付いて走ると、それはそれは快適に走れます。


本州より巡航速度が10kmから20km早いだけで、あとは同じ。





ということは、普通車のドライバーが下手くそなんだ。


そんな結論に達しました。











北海道に来ると、よく食べるメニューは「そば」です。


産地だからだと思いますが、そばのレベルが高いと思います。





関西や名古屋では、あまり美味いそばにお目にかかれませんからねえ。





しかし残念ながら、そばつゆに関してはあまり宜しくありませんね。


レベルの高いそばを、レベルの低いそばつゆで食べる。


そんな店がほとんどのような気がします。





そばつゆに麺を付けずに、塩を少し付けてそばを頂くのが、北海道のそばを美味しく頂く方法かなと思っています。











お土産にメロンでも買って帰ろうか?


そんなことを考えて、道の駅に立ち寄りました。





残念ながら、美味いメロンに巡り合うことは、とても難しい。


北海道のメロンの大部分は、「安かろう、まずかろう」です。





たまにお宝にも巡り合えるんですけどね~。


最近になって、ようやく美味いメロンを発掘する方法を見つけました。





その方法は、「メロン農家に行って買うこと」です。





どこも同じですね。


空港とか、お土産屋で買うと高いだけだし、最近流行りの「直売所」系の店なら少しは安いんですが、わざわざ手荷物で持って帰るほど美味しいものは売っていない。





やはりメロン農家に直接行って、百姓に「アンタの自信作を頂戴」と顔を突き合わせて言うと、びっくりするほど美味いものが出てくる。


メロンだけでなく、あらゆるものがそうですね。





生産者の「プライドを問う」ようなお買い物をすることが、利口なお買い物だと悟りました。





北海道での所用が終了したのが、日曜日の夕方。


そのまま夜の飛行機で帰れば良いのですが、予約は月曜日のフライト。





日曜日の夜、少し飲みすぎて記憶が飛びました。


気が付いたら、ホテルの部屋で寝ていた・・・。





最近ダイエットのためにアルコールを控え気味ですので、ほんの少量を飲んだだけで、ハンパなく酔います。


効率の良いカラダになって来ています。

デラざっぴんは、「中古製品輸出と都市鉱山発掘」の会社です - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/07/22(金) 05:52


このところ、中古自転車に関する景気の悪い(?)話が続きました。


こういう時には、必ず心配してくださる方がいて、





「よくそんな薄利でやるねえ?」


とか、


「他のことをやれば?」





という話が出てきます。






もし弊社が、「中古自転車輸出と都市鉱山発掘」の会社であれば、そりゃあ心配にもなるというものです。


あ、「都市鉱山発掘」というのは、弊社事業の二本柱の一つである貴金属含有スクラップのことです。念のため。





弊社は、「中古製品輸出」と都市鉱山発掘が二本柱ですから、中古自転車だけでメシを喰っているわけではありません。


中古製品の輸出事業に関して、自転車という商材が必要不可欠なので、最もチカラを入れているのです。





自転車は単価の安い商材ですから、売上高に占める割合も、さして大きくありません。





しかし自転車の取引を通じて、様々な中古製品の取引へと発展します。


物流に関しても、中古自転車があるからこそ、少量の他製品を詰め合わせて送ることが出来るのです。




上の画像はボートエンジンです。


最近、取扱量が増えている商材ですね。





1コンテナに100台とか送ることもありますが、それでもボートエンジンだけで1コンテナ送るのは大変ですね。








自転車だけでなく、オートバイや自動車も送ります。


オートバイや自動車を海外へ輸出するバイヤーは非常に多く、競争の激しい分野なのですが、「自転車屋が、ついでに送る」というスタンスで、競合を避けた形を取っています。














お馴染み(?)の、草刈機や電動工具なんかも送ります。





自転車もコンテナの隙間を埋めるためには良い商材ですが、これらの小さな商材は、より緻密に隙間を埋めることが出来ます。


海外までの運賃、タダみたいなものです。





様々な商材をコンテナに詰め込んで、余った空間は全て自転車を詰め込む。





一丁上がりです。




自転車という商材が無ければ、スカスカのコンテナを送らなければなりません。





何十年も自動車の輸出をやっている方も、コンテナの中身はスカスカ。


空気に運賃を払って、海外に送ってらっしゃる。





ウチは空気の代わりに、自転車や工具などの細かいものを送る。





LCC(格安航空会社)と同じような発想ですね。





LCCみたいなやり方を成立させているのが、自転車という商材。


取引相手も、自転車取引を通じて関係が発展したものばかり。




だから私は中古自転車という、クソ儲からない、面倒くさい商材を大切にしていますし、これからも変わりません。




これからも変わらない理由はですね、オートバイや自動車なんて、国の政策ですぐに税金や通関事情が変更になり、ビジネスにならなくなってしまうんです。


パキスタン人もミャンマー人もアフリカ人も、クルマを扱っている連中は泣いてますよ。





一匹狼で、自分のメシだけ喰えればよいなら、自動車やバイク専業もアリかもしれません。


しかし法人形態で、持続的な企業の発展を図っていくならば、自転車みたいな商材が必要不可欠であると考えています。





一応、そんな考えや事情で自転車にこだわっているのですが、「デラは自転車屋」という誤解をされてもいけませんから・・・。


デラざっぴんは、「中古製品輸出と都市鉱山発掘」の会社です。




いかなる中古製品でも、いかなる貴金属含有くずでも対応いたしますので、よろしくお願いします。





今日は宣伝みたいになったかなあ?


まあ、ブログ自体が宣伝みたいなものです。





ストレートな会社宣伝をしてもつまらないので、ブログをお読みの皆さんに笑っていただいたり、「へえ~」というような小ネタを提供しています。


それをきっかけに、「どうせ誰かと取引するなら、オマエとしてやろう」というと、可愛がっていただくことを期待しているブログかな?





ま、何でもいいです。


私にとっては、事業の日記帳みたいな意味があれば十分ですから。





積載台数が収益に与える影響 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/07/20(水) 05:28


最初にお詫びから。


7月15日にママチャリの買取価格を1,200円/台から1,100円/台に引き下げ、その際に「このままなら、8月には1,000円/台に引き下げる」と予告しました。





その話ですが、訂正いたします。





引き下げをやめて、元の価格に戻す・・・という話なら良いのですが、残念です。


前倒しで、本日7月20日より即日1,000円/台に変更させて頂きます。





「舌の根の乾かぬ内に」とは、まさにこのこと。


「7月中は1,100円で頑張る・・・」とまで書いていたのに、わずか5日で辛抱できずに変更することになりました。







理由はシンプルでしてね。





1,100円/台に引き下げても、アホみたいに依頼がやって来る。


ここで言う「アホみたいに」とは、「非常に多くの」、「馬鹿馬鹿しくなるくらい多くの」という意味です。





数百台単位であったり、自転車をコンテナ単位で買って欲しい・・・という依頼が非常に多いため、これ以上、採算割れの危険すらある価格で買えないというのが現状です。


この暑い中、超薄利で仕事をするまでは辛抱しても、赤字を出してまで仕事することは出来ません・・・。


中国人じゃないんだから。






7月15日までに、仲間業者からコンテナ単位で買った自転車だけで、約3,000台。


1コンテナあたり数万円の利益だから、輸出検査でX線検査を命じられただけでも、利益はパー。





請求書と比べて実際の積込台数が少し少なかったり、積み込んだ自転車の種類に間違いがあっても、利益が無くなる。


品質が悪い自転車が多く積まれていた時には、利益パーどころか、即赤字転落。





そんな綱渡りを、これ以上続けることに意味がない。


ということで、まずは自分の身を守ることにいたしました。





ちなみに7月に多くの自転車コンテナを買った会社ですが、中古自転車ビジネスに関わる人ならば、多くの人が知っているような有名企業(?)もあります。


取扱数量が多いのでバイヤー連中に有名ということもあるのですが、中古自転車の買い取りを行っている他社と張り合って、高値で買い取ることでも有名な会社です。


その会社も、現在は一台1,000円での買い取りです。





そりゃそうだ。


ここしばらく、その会社が出荷する自転車コンテナの全てを、ウチが買っているんだから。





ウチ以上の値段で買える訳がない。


赤字覚悟でなければ。





お詫びしないといけない立場なのに、偉そうなことを書いて申し訳ありません。


もう一回、謝っとこ。






すいませんでした~!







さて今日の本論は、中古自転車貿易の業界内部の話でも書きましょうかね。





最近業界では、積載台数を厳しく指定されることが多くなっています。


「1コンテナに600台以上入れること」などという条件が付いてくるんですね。





40ftコンテナに、何台の自転車を入れることが出来るか、みなさん知っていますか?


大人用自転車ばかりを積み込んだ場合、慣れない人が積むと500台を積むことが難しいと思います。





ウチも初めてコンテナ積みをやった時は、490台くらいしか積めなかったんじゃないかな?


大体、そんなものだと思いますよ。





それを、600台積めと。





最近では、そのくらいを要求されることがほとんどです。


600台積むことを前提に、価格が決まって行くんですね。





理由は、輸送コストと税金コストを削減するためです。


500台積みでも、600台積みでも、輸送費は同じですよね?




税金に関しては送り先の国によって事情が異なりますが、多くの国では「1台いくら」じゃなく、「1コンテナいくら」という方式が採用されています。


もっとも、それは税金じゃなくワイロだという噂もありますが、ウチは外国の港に商品を到着させるまでが仕事ですから、外国の国内事情にはタッチしていませんので、知りませ~ん。





とにかく積載台数に関わらず諸経費は一定ですから、「より多く積め」という要求が来るわけです。





積載台数の変化によって、どれだけ収益に影響があるか?


今日はサービスで、それを教えちゃいましょう。




さすがに具体的な国名は勘弁していただきますが・・・。





まず、日本国内のコンテナ積み込み場所から、送り先国で自転車を積み下ろすまでの諸経費合計が、1コンテナあたり6,985ドルです。


輸送費、税金、相手先国での人件費まで、全てを加味した諸経費です。




これを500台で割ると、1台あたり13.97ドルの諸経費になります。


1ドル=100円とすると、1,397円ですね。





ちなみに600台で割ると、11.64ドルですから、同じく1ドル=100円で計算すると、1,164円になります。





1コンテナに600台積めば、1台あたりのコストは1,164円で済む。


1コンテナに500台しか積めないと、1台あたりのコストは1,397円になる。


その差額、実に1台あたり234円にもなります。





そりゃ、「1台でも多く積め!」という話になりますわな。


この薄利の時代に、1台あたり200円以上もの差額を、利益で穴埋め出来ませんもの。





だからこそ、弊社の自社積込で「500台しか積めませんでした~」なんて涼しい顔をして報告されたら、キレます。


同じことを何度も繰り返すなら、容赦なくスタッフの入れ替えをしなければならないくらい、切実な話です。


給与取りの皆さんは、イマイチ現実味がないようですが・・・。





コンテナ単位で買う場合も、積込台数が少なかったら、ペナルティを取らなければなりません。


先述の通り、1コンテナあたり数万円の利益見込みでやっているのに、積載台数が少ないことにより10万円単位で計算違いを出されたら、「カネ返せ!」としか言いようがありません。






実は気心の知れた仲間業者からコンテナ単位で買う場合、以前から「積載台数によって支払金額を変える」というやり方を行って来ました。


「ギリギリの値段で買うけど、責任は自分で取れよ!?」というやり方ですね。





だって気心の知れた仲間から、「ペナルティ」とか請求できないもの。


諸経費から当社の手数料まで明示して計算しますので、もしニーズがあれば、この方法で取引させて頂きます。







とにかく、「積載台数」が買取価格であったり、利益に与える影響は、非常に大きいということです。





画像は、昨日弊社で積み込んだコンテナの画像です。


隙間なく、「1台でも多く」の気持ちで積み込まれているなと感じます。





輸送コストの削減が、最終的には買取価格のアップにつながりますので、懸命にやらせて頂いております。


でも、これ以上は無理。




通常1コンテナに600台の積み込みのところを、涙ぐましい努力の結果で610台積み込めるようになっても、700台は物理的に無理なんです。


もう限界。





買取価格を引き下げるという方法は、関係各位の生活にも直結する大きな問題ですから、最後の手段だということは理解しております。


販売先との交渉により販売価格をアップさせ、経費節減もギリギリまでやった。





手前味噌ですが、「もう残された道は仕入価格の引き下げしかない」という状況ですから、胸を張って(?)引き下げさせて頂きますわ。
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