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社長の独り言

2023年3月11日の重たい話 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2023/03/11(土) 08:28


本日は2023年3月11日です。


東日本大震災からちょうど12年ですか。


地震も津波も、確実に次がありますから、自分と自分が守らなければならない人のために、しっかりと備えをしておきたいものです。




さて、「自分が守らなければならない人」って、どのくらいの範囲でしょうね。


私の場合、一緒に住んでいる家族までが守らなければならない人で、その他の人は守るべき対象に入っていません。





平たく言えば、会社の同僚も近所の人も、私の守るべき対象には入っておりません。





こういう表現は、決して世間様から褒められないでしょう。


「人でなし!」と言われるかもしれません。





でも、非常時のことを真剣に考えれば考えるほど、自分に対して「冷酷に徹する」よう言い聞かせています。


私は自分のことを「甘すぎる」と自己評価しているもので…。







さて、どこまで真剣に考えているかというとですね…





私には3人の子供がおりますが、戦争や自然災害などで命の危険が迫り、かつ、自分の子供全員を助けることが不可能であると悟った時、自分はどのような行動をとるべきか?


そんな最悪な状況を、頭の中でシミュレーションすることもあります。





あなたならどうします?





そんな事を考えたくもない気持ちになるのは、少々アタマがイカレた私も同じです。


考えないことは思考停止を意味しますし、「縁起でもないことを言うな」という、日本人のお好きな言霊信仰には私は否定的だから考えざるを得ない。





で、ある程度の結論は出ています。





せっかくこんな話題を出したので、イヤーな話を続けさせていただきます。


優先順位が最も低いのは、長男です。





そりゃあ「一番年長だからね…」と、普通はそう受け取るでしょうね。


でも実際は違うんですわ。






理由は、長男が障害者だからです。


健常者である二男と三男の生命を優先し、障害者である長男の優先順位は下である。





それが私の出した結論です。





ちなみにね、障害者であろうが健常者であろうが、子供にかけてきた愛情は平等…いや、余計な手間がかかった分、注いできた愛情は障害者である長男が一番かもしれません。


「障害者だからという理由だけで、そう考えているのか?」と問われれば、どう説明しようか悩んだ挙句、「YES」と答えるでしょう。





でもね、真剣に考えれば考えるほど、そういう結論にしかならないんです。


色々とありましたしね。






例えば今から15年ほど前に子供三人を連れて散歩しているとき、長男が赤信号にもかかわらず大通りに飛び出したことがあります。


一瞬、すぐに私が車道へ出て連れ戻そうと考えますが、その時に「弟2人はどうする?」という問題が生じます。





弟たちを歩道上で待たせ、無事に長男を歩道に連れ戻すことが出来れば良いですが、小さな弟たちが私の指示通り待っていてくれるとは限りません。


私を追いかけて、車道に出てくるかもしれません。


当時、三男はまだ2歳くらいでしたしね。





じゃあ、どうする?






そのようなとき、平素からシミュレーションしていないと正しい行動がとれません。


私は長男を追いかけず、歩道上で2人の弟の手を離さずに見守り(?)ました。





車道に飛び出たくらいならマシですが、電車が近づいている踏切の中に制止を振り切って入っていく可能性もあるから、そんなケースのシミュレーションもしました。





そんなシミュレーションを繰り返すと、結論はいつも「弟二人の無事を最優先する」となります。


現実にそのような状況に置かれていましたから、机上の理想論や美徳とは少しズレた結論かもしれません。





まあ、そのくらい真剣に非常時のことも考えている、あるいはそんな事まで頭の中でシミュレーションした結果だとご理解ください。






何だか非常に重たい話ですが、「考えたくもない」という理由で、思考停止するのは宜しくないのではないかと思いますよ。


あなたの大切な家族の命に順位を付けるくらいまで考えて、初めて真剣に考えているといえるのかもしれません。







さて、嫌われついでに、もう一つ嫌われそうなことを書いておきます。





現在、WBC(ワールドベースボールクラシック)という野球の世界大会が開催されております。


世帯視聴率が40%を超えたとも報道されていましたから、私を含む昭和のオッサンたちの多くはダイジェスト版くらいは観られた方も多いかと思います。





日頃それほど野球に高い関心を持っていない方でも、MLBで大活躍する大谷翔平選手の名前くらい知らないと、最早一般常識に欠如した人扱いされても不思議ではありません。





野球やスポーツに詳しい方ではなくとも、彼が持って生まれた特別な才能を持ち、かつ、人並外れた努力を重ねて世界のトッププレーヤーとして君臨していることは想像できるでしょう。


もう少し突っ込むと、派手な交遊や贅沢なども一切なく、24時間365日全てを野球がうまくなるために捧げていることを知ることが出来ます。





24時間365日とまではいかなくても、プロの選手はみんな人並外れた努力をしてきたであろうし、プロになってからも日々我々には想像もつかないような努力を続けていることでしょう。


「早出特打ち」とか「アーリーワーク」とか、他人より多くの努力、練習を行うことを指す色んな言葉がありますが、とにかく他人よりも努力して、他人より上手くなりたいと望んでいるかと思います。


幸運にも努力が報われて活躍できると、収入という結果もついてきます。







我々一般人も、「日々の努力」の重要性は理解してますよね。


中学生や高校生でも、スポーツや勉学を通じてその重要性は理解しているはずです。







で、ちょっと不思議に思うことがあるんです。


それを自分に置き換えて考えてみ?







あんたは、人並外れた努力をしているか?


「早出特打ち ≒ 他人より多くの仕事」してるか?


24時間365日、朝も夜も休日も関係なく努力してるか?


派手な交遊や贅沢をせず、食事や睡眠にまで配慮して仕事に打ち込んでる?






私を含む世の凡人たちは、オオタニサンの爪の垢でも煎じて飲まないといけませんな。







でね、自分の努力が不十分であり、その結果が今であると自覚できる人は良いのだけど、その努力を「ブラック労働」などと呼んで忌避したり、「プライベートを大切に」という名分で否定するのはどうよ?


良いんですよ。


世の中の人全員が上を目指しているわけではないですし、怠けたければ勝手にすれば良い。





でもね、努力しない人間が結果を残せない=金を稼げないのは当然であるということも受け入れなさいよ。


努力はしたくないけれど、カネは寄越せ。





そんなことを言っている人間が多すぎると感じていますよ。





どんなに遅くとも、18歳くらいになれば分かるだろ。


勉学もスポーツも仕事も、努力しても報われないことはある。当たり前のようにね。





でも、努力しなければチャンスはゼロ。


天才であるオオタニサンでも、あれだけ努力してるんだよ。





凡人の我々が努力しなければ、結果は見えているじゃない。


その結果が、今の収入であったり今の立場ですよ。







誰もが理解できる簡単な論理ですが、これを他人に押し付けるとパワハラになってしまいます。


人はそれぞれの生き方がありますしね。





私は決して他人に自分の考えを押し付けたりはしませんが、努力もせずに現状に不満を垂れ流すことも許しません。





今の仕事でカネを稼いでいる以上、その仕事のプロでしょ?


プロならプロらしく、何をすべきか考えなさい。






…と、自分に言い聞かせております。はい。
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(ブログタイトル:サイクルオペレーション株式会社)

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