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社長の独り言

中国への牛肉不正輸出事件の考察 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2023/05/31(水) 14:46


本日は2023年6月1日です。


2023年5月27日付のニュースで、


『「この店の肉は密輸」輸入禁止の中国で“ブランド和牛”…闇ルートを追跡取材』というタイトルのニュースが流れておりました。





当社は牛肉の輸出を行った経験は無いので、牛肉という商材に関しては全くの素人なのですが、「輸出業者」である点と、輸出先が「カンボジア」という2つの点では一定の知見がありますので、この話題に触れたいと思います。





最初にお断りしておきますが、当社は不正輸出などとは全く無縁であり、いくら叩いてもホコリの一つも出ない絶対的な自信があります。


だからこそネタとして取り上げておりますし、輸出業者全体の信用を保ちたいのと、主要取引先国の一つであるカンボジアの名誉のためにお話しさせて頂いているということをご理解いただければ幸いです。






最初に元ネタをご紹介させて頂きます。


引用元はテレ朝ニュースで、元記事はコチラです。




ポイントを抜粋しますと、


・日本からの牛肉が輸入禁止のはずの中国で、なぜ「和牛」が流通しているのか追跡取材した。


・日本からカンボジアへ向けてコンテナ船で輸出された冷凍牛肉が、香港を経由してカンボジアへ向かうはずが、和牛が入ったコンテナは密かに香港で荷下ろしされ、中国本土へ送られた…。





ということで、関税法違反と家畜伝染病予防法違反の疑いで、中国出身の容疑者3名が逮捕されたようです。


「中国出身」だけれども、日本風氏名の容疑者のようですから、掃いて捨てるほど日本に住んでいる「なんちゃって中国残留孤児関係者」かもしれません。





今は知りませんが、かつての中国では金さえ出せばいくらでも本物の戸籍が偽造出来ましたから、当時は貧しかった中国から、大挙して偽物の中国残留孤児親族が日本へ入国し、日本国籍を取得していました。


私はそういう方々を「なんちゃって中国残留孤児関係者」と呼んでいる次第です。







既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、実はカンボジアという国は、日本からの牛肉輸出量が第一位です。(2019年で約880トン)


カンボジアという、大変貧しい国に対しての輸出が第一位というのは意外に感じられるでしょうが、実際にはカンボジアで和牛なんてほとんど流通していません。





日本からカンボジアへ牛肉を輸出し、そのまま「カンボジア産の加工肉」として中国へ向けて輸出する…というのが鉄板ルートであることは、もはや公然の秘密と言っても良いくらいの話です。


中古自転車などの中古製品をカンボジアへ向けて細々と輸出している当社ですが、昼寝をしていても耳に入ってくるくらいの話でして、一般常識と言っても差し支えのないレベルの話です。





これ、日本サイドはカンボジアに対して牛肉を輸出しているだけなので、カンボジア側に商品を引き渡した後でどのような扱いをしていようが、日本側には何の責任も違法行為もありません。





事実上、日本産牛肉の輸入を禁止している中国に対して抜け道を使って輸出していることになりますが、日本の牛肉生産者は輸出が増えて喜びますし、輸出業者にも問題ないし、日本産牛肉を食べたい中国人も喜ぶ。


(クソ)中共政府による意味不明な日本産牛肉の輸入禁止措置に対して、民間人が知恵を絞って日本の法令に一切抵触することなく、売り手も買い手も皆が喜んでいる構図ですから、日本の国益的にも倫理的にも全く問題ない。





今回問題になって逮捕されたのは、カンボジアへ輸出すると申告しながら、「密かに香港でコンテナをおろすよう手配した」行為に対してです。


一旦カンボジアへ輸出してから中国へ輸出するよりも、「直接香港で下ろした方が儲かるじゃん」という理由で、犯罪となる行為に手を染めたから逮捕されたわけです。


カンボジアへ牛肉を輸出することが犯罪ではありませんので、くれぐれもお間違いのないように。







少々問題だと感じるのが、冒頭に紹介したニュース記事です。


例えば、和牛の生産者へのインタビューで、「不正に流出したやつでは、値段が安くなって、(和牛の生産が)厳しくなるのではないかと思います。」なんてことが書いてありますが、生産者への影響なんてある訳ない(笑)


お得意の誘導尋問みたいな手法で引き出したコメントなんだろうけど、犯罪的手法で流通コストを安く抑えただけの話で、牛肉生産者には何の関係もない。





「安く買い叩かれた和牛が…」なんて表現もありますが、日本の市場で安く買い叩いたわけでもない。


犯罪的手法で中国に入ってきた日本産牛肉を、中国人が中国人に対して買い叩こうが、日本には何の影響もないし、「お前ら勝手にやってろ」という世界です。





ご理解いただけるでしょうか?





さすがはテレ朝ですねえ。


こんな簡単な構図の話を、さも日本の牛肉生産者へ悪影響があるかのような話題に仕立て上げるとは。


私に言わせれば、こいつらの方がよっぽど犯罪的です。





復習を兼ねて、もう一度ポイントの整理を。


1.日本からカンボジアへ牛肉を輸出することは全く問題ない。


2.カンボジアへ輸出すると申告しながら、コンテナ船の経由地である香港でコンテナを下ろした中国系の人間が逮捕された。


3.日本の市場で牛肉を安く買い叩いたわけではない、(というか、安く売ってくれるはずがない)


4.この単純な話を、テレ朝が恣意的あるいは無知により、日本の生産者の不利益になるかのようなニュースを流した。





というのが私の考察であります。





ハッキリ言って、無知あるいは悪意のあるマスコミに迷惑してるんですよ。





4月に特殊詐欺グループがカンボジアで捕まったという事件がありました。


その際も「カンボジアは詐欺グループが活動しやすい国?」なんてことを書いていたマスコミがありましたが、あんなのは特殊詐欺グループがコロナ祭りの影響でゴーストタウンのようになった「シアヌークビル」という中国人向けカジノリゾートのリゾートホテルを安く借りていただけ。





私に言わせれば、全てが検閲されて国民を監視し、一切の政府批判を許さないために「明るい北朝鮮」と揶揄されるシンガポールよりも、カンボジアの方がよほど透明性が高く自由な国です。





まあ多くの日本人はカンボジアと言えば「ポルポト」、「大虐殺」、「地雷」くらいのイメージしか持っていないんでしょうねえ。


一体、いつの話だよ?


そんなことをいつまでも言ってると、「日本が悪いニダ」と言っている国と同レベルですよ?





最近ね、カンボジアへ輸出した商品の代金を受け取る際に、やたらと日本の金融機関が煩いんですよ。


こっちは輸出商品の種類によっては経済産業省に事前確認も取って、税関の輸出許可も得て、代金を踏み倒されないかビクビクしながら、代金を支払ってもらい、貿易黒字に貢献してるのよ。


証拠となる書類も写真も全部揃ってる。


にもかかわらず、四の五の言われるから「いい加減にしろよ!」という気分なのでございます。





余計な手間ばかり増やされるので、少々「プンプン!」なものですから、お気を悪くされた方がいらっしゃれば、ごめんなさい。


法令に違反する行為を行っている業者なら「ビクビク」とするでしょうし、迷惑している業者は「プンプン!」であるということで、ご理解いただければ幸いです。


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(ブログタイトル:サイクルオペレーション株式会社)

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