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中古自転車コンテナの価格 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2020/07/15(水) 09:06


本日は2020年7月15日です。


梅雨末期の豪雨により日本各地で水害が発生しておりますが、私の住む首都圏では「長雨」程度の状況でして、被害は出ておりません。








本日は某国向けの中古自転車コンテナの積み込みを行っています。







コンテナへの積み込みに関しては、この時期は雨天の方が圧倒的に都合が良いですね。


当社では商品の保管はすべて屋内ですし、積込時に雨に濡れることはありません。




何よりありがたいのは、天から冷却水を鉄製の箱であるコンテナにかけてもらっているようなものですからね。





この時期、晴れた日のコンテナ積みを行うとどうなるでしょうか?





想像してみてください。


真夏の太陽が降り注ぐ中、鉄製の箱の中で自転車を手作業で500台、600台と積み重ねるのです…。





本当に大変な肉体労働だとご想像頂けるかと思います。


夏場のコンテナ積みは雨天に限る!





そのように考えておりますよ。







さて、前回ブログでもご報告いたしましたが、2020年7月15日時点では、中古自転車の販売は比較的好調です。


時節柄、「あっ」という間に事態は急変しますから、来月にはどう変化するのか誰にも予想は出来ませんが。





販売が比較的好調な時期というのは、「中古自転車を買いたい」という引き合いが大変増える時期でもあります。


当社にも連日多くのお問い合わせを頂いております。







海外からも日本国内からも問い合わせが来るのですが、どんな内容の問い合わせが来ると思います?


お問い合わせの内容を一言でいうと、そのほとんどは「見積もりが欲しい」という内容になるかと思います。







ただ…残念ながら、素人丸出しで「見積もりが欲しい」という内容の問い合わせを頂いても、基本的に反応しないようにしております。







驚きました?


買い物をしようとして、「コレ、いくら?」と聞いても、悪い言い方をすれば、無視されるんですよ?







もちろんこのような塩対応を行うのは、それなりの理由があります。


色んな理由があるんですけど、最大の理由を申し上げますね。





私はこれまで10年以上、中古自転車の輸出に関する事業を行ってきました。


当然、数多くの方々と取引を行ってきました。





長年にわたり中古自転車ビジネスを行ってきた方から、新規に中古自転車ビジネスをスタートしようとする方まで、本当に多彩な顔触れでした。







で、その結果ですが…


新規に中古自転車の貿易ビジネスに参入しようとした方で、2020年7月15日現在の残存数はゼロ。





一人たりとも生き残っておられませんし、ほとんどの方は1コンテナだけのお付き合いで終わっております。





誰でも簡単に、中古自転車の貿易に関わるビジネスを始められるわけではないんですよー。


商材を供給できる日本の会社は限られてるし、送られてきた中古自転車を再生できる国、業者も限られています。





そして主な日本の供給会社と海外の販売会社同士は、直接取引を行っています。


新規参入のバイヤーが中抜きを目論んでも、入り込む余地は非常に少ないのです。





結局、「見積もりが欲しい」と照会してくる人たちは、基本的に中抜きをビジネスとしようとする人がほとんどです。


いわゆる「バイヤー」ですね。





プロ中のプロのバイヤーならともかく、新規参入しようとする素人を相手にしても、時間の無駄にしかならないのです。







あと、ついでに言っておくと、販売価格というのは立派な企業秘密なんです。


企業秘密をメール一本で赤の他人に教えるほど、世の中甘くありません。









…とは言うものの、常に新しい顧客を開拓し、時代の変化に対応し続けて行く必要があるのは事実です。


これまでの重要な取引先も、元をただせば当ブログやホームページをきっかけに取引がスタートしたというケースも少なくありません。







うーん。


何とか、一定レベル以上のバイヤーが反応してくれるような仕組みを作れないか?





しばらく、そんなことを目指して取り組んでいきたいと考えております。





で、今日はその取り組みの第一弾として、本日のコンテナの積み荷と価格を公表してみたいと思います。





CONTAINER LOADING
15/07/2020 CYCLE OPERATION,LTD ( cycle.operation@gmail.com )


26up Curve 150 units

26up MTB 120 units

Folding 80 units

26up Load bike 40 units

20-24 Kids MTB 70 units

20-24 Kids 70 units

12-18 kids 80 units


Total 610 units, \1,118,700- (EXW)








こんな感じですね。





今日のコンテナは26 MTB の積載数が多く、あまり標準的とは言えないかもしれません。


26 MTB の積載数は一般的には40台くらいまでですし、一台も積まないことも珍しくありません。





プロのバイヤーなら、コンテナ一台分の価格さえわかれば、採算に合うかどうかおよその見当がつくでしょうし、最終的には「モノ次第」という結論になります。





あ…


念のために申し上げておきますが、「コンテナ一台の価格は分かった。種類ごとの単価を教えてくれ」なんてメールはやめてくださいね…。


見て見ぬふりをすること、確実です!

時代の流れは激流です - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2020/07/06(月) 10:17

本日は2020年7月6日 月曜日です。


「梅雨の終わりの大雨」ということになっていますが、南九州では犠牲者が出るほどの大雨に見舞われ、当社の周辺でも雨か曇りの日が続いております。





ああ、そうだ。


昨日は東京都知事選挙の投開票日でした。





予想通り、現職の小池知事が圧勝で再選しましたねえ。


まあ、あれだけ連日テレビに映ってりゃ当然の結果と言えるのかな。





私は東京都民ではないので投票しておりません。


しかし仮に都民であったなら、誰に投票するかを検討してみました。





私が消去法(失礼な表現ですいません)で選んだ候補者は、確か4着…だったかな?


1着は現職が史上2位という大量得票で圧勝し、2着から4着までは、「2位集団」と言える結果でしたね。





4着の候補者の得票率は、全体の10%をチョイ切るくらいでした。







「たった10%」と考えるのか、「10%も!」と考えるのかは、その人次第。


私は「東京都民の約10%が自分と同じ考えだった?」なんて考えると、少しうれしい気分になりましたよ。







さてさて、仕事の話でもしましょうかね。





首都圏では新型コロナウイルスの感染確認者が再び増加傾向にあり、先行きに不安感を持つ人が非常に多い状況かと思います。


旅行業や飲食業の方々の先行き不安は察するに余りあるものがありますが、もちろん私も大きな不安感を持っています。





と言いながら、実は現時点での中古自転車業界は、活況を呈しています。





画像は、7月4日土曜日のコンテナです。


中東の某国向けですね。







状況の変化をご説明しますね。


3月中旬から5月中旬までの2か月間は、大きな危機感を持っていました。


「全く中古自転車が売れない」という状況でもなかったんですけどね。





国際物流が停滞して、一部の種類の自転車が全く売れなくなり、商品代金を支払って仕入れた中古自転車を、廃棄せざるを得ない状況もありました。


一部の国際送金に支障が出て代金決済が滞り、モノは送ったけどカネはいつになるやら…というような、不安が増大するような事も起こりました。







ところが状況は急転直下。


5月中旬から現時点まで、世界中から中古自転車が引く手あまた。





一時は廃棄せざるを得なかった種類の自転車も売れ出したし、代金は「要らん」と言っても必要以上に前金で送ってくる。


一体、この変わりようは何なんだ?





あっという間に、当社の在庫も空っぽになってしまいました。


それどころか、バイヤーさんが順番待ちで並んでいます。







さすがに、これほど短期間で状況が一変した経験は、過去にありません。


理由は…「良く分からない」というのが正直なところです。





私もそうですが、バイヤーたちも海外へ出ることが出来ませんから、電話やメールで話を聞いたり、注文を受けたりするだけです。


だから本当のところは分かりません。






したがって正確かどうか分かりませんが、いくつか聞き及んでいる理由をお知らせしましょう。





某国では、生活必需品の買い出しなどを除いて、外出が禁止されたそうです。


庶民が自家用車を持っているような先進国ではありません。





これまで、乗り合いの白タクやバイクタクシーなどで買い物に出かけていました。


しかしそれらの事業者は外出禁止令の中、営業していません…。





どうしよう?


歩いて買い物に行くしかない…。





しょうがない。


自転車でも買うか…。





こんな流れで、自転車の需要が急増している国もあるようです。







ちなみに、全ての国で自転車需要が増えているわけではありません。


例えば、私どもの主要取引先の一つであったカンボジアでは、中古自転車マーケットは散々な状況です。





カンボジアではトゥクトゥク(三輪タクシー)やバイクタクシーなんかも普通に営業しているようですので、庶民の足は失われていません。


新型コロナウイルスの影響を受けての経済状況悪化と、近隣諸国との貿易状況悪化というダブルパンチの、負の影響だけを受けているみたいですねえ。





まあ、私ども日本側とすれば、需要が高まっている国へと送り先を変更するだけの話なのですが、現地ビジネスパートナーは大変だと思います。







という訳で、あくまで「本日時点」でのお話ですが、中古自転車の輸出業界は大変活況を呈しているのです。





問題は…


「明日のことは、誰にも分からない」ということですね。





今日は活況でも、明日は大不況が襲ってくるかもしれません。


そんな訳の分からない状況の中を、何とかのらりくらりと生き抜いていきたいと思っております。

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