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ブログ 2021/5

2021年5月末の状況とワクチンの話 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2021/05/29(土) 14:03


真夏の暑さ…には遠く及ばないのですが、現場で汗を流す仕事をしている者にとっては厳しい季節となってきました。


皆さんいかがお過ごしですか?





最近は月に一度程度の更新となっておりますが、今日もチンケな…いや、小さな貿易屋のブログを更新させて頂きます。





このブログは商用ブログなのですが、私の日記帳的な要素を含んでおります。


本来、商用ブログでは政治や宗教をはじめとした対立要素を含むネタは極力避けるべきなのですが、私的な日記帳部分に関しては、そのようなネタを含むこともあります。


アナタ様と考えが異なった表現があった場合、「阿呆な貿易屋だなあ」と笑ってお許しくださいませ。







さて、最初にビジネスの状況から。





前回ブログで書かせていただきましたが、本業である中古自転車輸出に関して、5月は厳しい状況が続いたように思います。


東南アジア地域における主要輸出先であるミャンマーの政情不安は続いていますし、カンボジアの新型コロナウイルス感染状況も大幅な改善には至っていません。





輸出先国の購買力と購買意欲が落ちている中、日本では中古自転車の発生数が一年で最も多い時期でしたから、需給バランスから考えて、我々にとっては大変厳しい時期です。





もっとも、悪いことばかりではありません。


昨年から苦労させられてきたコンテナの手配が、多少容易になってきたように感じました。





何の根拠もないですが、ひょっとしたらコンテナの需要が減った結果なのかもしれませんねえ。


モノが売れないのだから、決して「良いこと」ではありませんが、まあ悪いことではない…という意味で報告させていただきます。





同じく明確な根拠のない話ですが、輸出先国の購入意欲が若干改善してきたような気配を感じます。


中東向けが活性化してくる時期ですし、アジア向けについても何となく「動き始めたかな?」という兆候が出てきたように感じています。





多くのバックオーダーを抱えるような状況ではありませんが、肌感覚として好転の兆しを感じていますので、私の勘違いでないことを祈るばかりです。




東南アジア某国向けのコンテナです。


現地の業者もコロナだろうが紛争だろうが、中古自転車を輸入して売らなければ生計が成り立ちませんから、完全にストップすることはありません。


信用が高ければどんな時も売れるし、信用が無ければ売れない!







ま、直接的な仕事の話はこれくらいにしておきましょう。


状況に明確な変化があれば、またお話しさせていただくことにします。





ここからは私の日記帳です。





この原稿を書いている2021年5月末時点では、世の中の関心は新型コロナワクチンの接種に向いています。





未だ接種できていない医療関係者の方々もおられるものの、65歳以上の高齢者の方への接種が進みつつあり、一日の接種者数が約40万人、累計で1,000万人を超えたあたりの接種状況のようです。


6月からは65歳未満への接種券発送が始まる自治体もあり、何事もスローな我が国にしては急速に接種が進みつつあるのかなあ…と感じています。





ところでアナタはワクチン打ちますか?





私は…そうですね。


結論から言えば、打ちます。





ワクチン接種によるメリットが未接種によるデメリットを上回ると考えるから…という、ごく一般的な考えで申し訳ないのですが、それが理由です。





私は基礎疾患もないし、決して若くはないとは言え、感染しても死亡にまで至るリスクはそれほど高くない部類に入るとは思っています。


となれば、自分以外の人々にワクチンを打ってもらって流行が抑まるのを待とう。


自分はワクチンを打たずリスクを避けよう…という考え方もあります。





「ワクチン接種の自由」というやつですね。


ワクチンを接種することによるメリットとデメリットを天秤にかけ、ご自身で判断されれば良いかと思いますよ。







私が抱いている印象ですが、近い将来に起こりえる「未接種によるデメリット」について、あまり深く考えていない人が多いように感じています。


ここでこの日記帳に将来予想でも書かせていただいて、後日読み返して楽しもうかと思います。





まず、海外渡航時に差が出ます。


海外渡航するにあたって、ワクチンを接種した者は入出国時に隔離の免除または緩和の特権が与えられることでしょう。





外国への入国時、日本への帰国時それぞれに隔離があるわけなので、事実上ワクチン非接種者は海外旅行へ行けない…という状況が一定期間続くでしょう。


効果の高い治療薬が開発されたり、かなりの収束が見られるまでの間でしょうね。





日本においては一応、「ワクチン非接種者が差別されることがあってはならない」というのが政府の公式見解であったり社会の建前であったりするでしょう。





しかし、「ワクチンの接種証明が無いと入店できない飲食店」も出てくるかもしれません…というか、必ず出て来るでしょう。


現時点では「マスク非着用の方の入店お断り」という飲食店を少なからず見ますが、同様の論理で「ワクチン非接種の方の入店お断り」も出てくるでしょう。





これも同じく一定期間の対処になるでしょうが、この対策が取られた当初はマスコミが騒ぐんだろうなあ…と予想しておきます。







あ、ついでにワクチンの優先接種について、一つだけ世間様に対して文句を垂れ流しておきます。





まず最初に医療従事者が優先接種の対象になりましたよね?


ちょっと考えれば(考えなくとも?)当たり前の話ですし、これに関して文句を言う人は少ないのかな…と思います。





次が高齢者ですか。


高齢者は重症化のリスクが高いので、高齢者の患者が増えると病床が埋め尽くされて医療崩壊を招きやすい。


高齢者の命を守るということよりも、医療崩壊を防ぐためであると私は解釈しておりますので、反感は持っておりません。





「優先接種」については、本当に色んな意見があるかと思います。


私は政府関係者、国会議員、知事や市長などを優先接種対象にすることにも違和感はありません。





ウイルスと同じくらい「妬み」が蔓延しているご時世ですから、反論も多いでしょうけどね。





警察官、消防官、自衛隊員、海上保安官をはじめとした公務員も、優先接種すべきかと思いますよ。





で、このあたりまでは、何となく理解されるかなあと思いますし、同様の意見もチラホラ見かけます。







文句を垂れたいのは、なぜ廃棄物処理や清掃などに従事する者に優先接種すべきだという意見が出ないのか?ということです。





トイレを清掃しなければいけない作業員、ウンコの付いた廃棄物を収集運搬しなければならない作業員などは、現在分かっている新型コロナウイルスの性質から、どう考えても高リスクでしょ?


でも、誰も掃除屋やゴミ屋のことなんて言わないね~。





忘れられている?


いやあ…、バカにされているだけでしょ。







新型コロナ患者と直接・間接的に接する恐れのある医療従事者様は優先接種の対象だけど、そのコロナ患者のゲロやクソと接する掃除屋やゴミ屋のことは知ったことじゃない。


違いますか?





まあ世の中そんなものですが、それらの業界から「我々に先行接種させろ!」という大きな声が出てこないことに敬意を表します。


アンタらが取り扱っている商品や作業対象は汚いかもしれないが、我先にワクチン接種へ殺到する年寄りよりも、よほど心は清らかです。





従事者の皆さんに敬意を表するとともに、安全・無事に作業されますことをお祈りいたします。

2021年5月の状況 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2021/05/04(火) 09:44


2021年のゴールデンウィークも終わりを迎えましたが、最近の皆さんの景気はいかがですか?





儲かってまっか?


それとも…息も絶え絶えに苦労されてますか?








ウチは…


ちょうど昨年のゴールデンウィークの時期と同じような状況ですねえ。







一年前の状況ですか?






ええ。


事業環境が悪かったので、精神的にやられてましたねえ。







思い起こせば一年前のゴールデンウィークの時期は、マスクや消毒液を売っていましたから。(笑)


マスクを売って儲けたわけではないのですが、「タコ焼きでもマスクでも何を売ってでも生き抜いてやる!」と強い決意を持ち、それを実行したことで精神的に安定したように記憶しています。





「腹を括る」って本当に大切ですよね。





コロナ以前も以降も、散々色んな悩みを抱えてきましたが、今のところ腹を括っているので怖いものなしです。





私なんてリサイクルに関する仕事は空き缶拾いから始めた身なので、全てを失っても元に戻るだけ。


百姓じゃないので不動産を所有して土地に縛られている訳でもない。





とっても身軽なので、腹さえ括れば毎日を楽しんで生きることが出来ます。





仕事を失いたくない。


カネを失いたくない。


立場を失いたくない。





当たり前の感情ではありますが、あんた裸で生まれて来たんだよ?


で、近いうちにやっぱり裸であの世に行く。





何かを守ることばかり考えていると、人生つまらないし大変ですよ。


非常識あるいは非現実的なことを勧める訳ではありませんが、失うことを恐れないだけでも、ずいぶんと気が楽になりますよ…という話でした。







さてさて、訳の分からない話はさておき、ちょっと具体的な話をしましょうか。





当社は貿易会社として様々な商材を海外に輸出しているのですが、メインの商材は現在も中古自転車となっております。


多くの商材はコンテナ単位で頻繁に輸出するほどのボリュームがありませんから、中古自転車と混載で送ることによって、ある程度定期的に送ることが出来ている…というビジネスモデルになっています。





その他商材のボリュームを増やすことも不可能ではありませんが、それを行うと1コンテナ当たりの単価が上がりますし、それはリスクが上がることを意味します。


利幅だけを考えるならば、中古自転車よりもその他商材の方が大きいのですが、今の状況下ではどうしても「堅実」なほうを選択してしまいます。







その堅実なはずの中古自転車の輸出がパッとしない状況です。





中古自転車の主な輸出先は、東南アジア、中東、アフリカ…といった国々になるのですが、そのどれもが色んな事情で順調ではない状況になっています。





まず東南アジア。


主たる輸出先であるミャンマーとカンボジアの状況が良くありません。





ミャンマーでは、約3か月前に発生した軍のクーデターによって経済が大混乱しております。


国際送金や通関がスムーズに行われていないし、現地の販売状況も芳しくない。





カンボジアでは、中国人旅行者が隔離を抜け出したことで発生したクラスターによりロックダウンが実施されており、こちらも商売どころではありません。







中東ですが…


断食月(ラマダン)の真っ最中なんですよね~。





例年、ラマダンの時期はビジネスが停滞するんですよ。





また主要輸出先である I 国 では、中古自転車の輸入が禁止されているようです。


ただし、この情報については以前から禁止されていたけれど運用(締め付け)が厳しくなっただけなのか、新しいルールが設定されたのか、定かではありませんので悪しからず。





私としては、そんなことはどっちでもいい話なのです。


大企業のように社内報告書を作成しなければならない訳ではないので、「輸出できるか、出来ないか?」の現状が正確であれば問題ないので。





ということで、現在 I国 に対しては中古自転車を輸出せずに、新車を輸出しております。はい。


「お前のところ、新品の自転車を輸出してるのか?」なんて野暮なことは聞かないでくださいね。





読者サービスで情報提供しているだけですので。







最後にアフリカですが…


こちらは輸出入に関する仕事をしている皆さんなら良くご存じの通り、コンテナ不足や海上運賃の高騰がモロに響いていますねえ。





アフリカ西海岸行きだと、100万円近い海上運賃を提示されることもあるとか。


単価の高い商材を送るならまだしも、中古自転車コンテナでそんな海上運賃はさすがに無理というもの。





アフリカ向けも輸出が停滞気味です。







という訳で世界中の中古自転車輸出先の状況が芳しくない中、この時期の日本では中古自転車の発生が一年でピークを迎えています。


これは何となく想像つくでしょ?





新入学、新社会人、転居などなど、不要な自転車が発生しそうなイベントが目白押しの季節ですから。








昨年の同時期も、多くの商材が発生しているのに出口が塞がっているという苦しい状況でした。


2年連続で書き入れ時にこんな苦労を強いられるとはね。







ま、何とかなっていますけど。


昨年の同時期に大変な苦労をしたんで、いくらかは対処を行いましたので。





でもねえ…


本格的な対処が出来ていないんですよ。






何しろこの一年間、自由な海外渡航が出来ていませんから、日本国内で小手先の対処をすることしか出来ていません。


やはり本格的に対処しようとするならば、自社の海外拠点を整備・強化するしかありませんからねえ…。





言い訳がましいかなあ?


今の時代、現地へ直接出向かなくてもオンラインで色んな対処ができるじゃないかというご意見もあるでしょう。





そんなことは百も承知ですが、現実には生身の身体が必要であることが多いように感じますね。


損失が出ても「すいませんでしたあ~」で済ませる仕事をするなら苦労しないのですが、「損失=自分のお金を失う」のと同様だと考えると、どうしてもね。








何にせよ、海外拠点の整備は大きな課題となってきます。


昨年以来、コロナやクーデターなど海外と関わるビジネスでのリスクが表面化したので慎重になるべきかとも考えます。





しかし日本という国は、海外との貿易無しに立ちいきません。





多くの企業が今回のリスク表面化で慎重姿勢を示すならば、ここは一発逆張りで行こう!…と考えるのが私の性格。


多数派と同じことをしていては、零細企業は沈んでいくしかありません。







あ、古くからの読者の方には、ご説明が必要ですね。





過去、海外拠点としてタイとミャンマーの国境地帯に一か所、カンボジアに一か所、事実上の自社拠点を整備しておりました。


「事実上」と申しますのは、例えば自社名義で不動産契約をしていたわけでもないし、支店あるいは駐在員事務所として登録していたわけでもありません。





でも、実際にその場所を使っていれば、事実上の自社拠点でしょ?


形式なんてどうでも良いという考えです。はい。





現在はそれらを全て閉鎖しております。







おかげでコロナの影響長期化やクーデターによる損失を全く被っておりません。


実際には様々な「幸運」によるものなのですが、「オレ様の先見の明である」ということを大本営発表とさせてください。





話が若干逸れましたが、今後の事業展開とリスク回避の観点から、海外拠点の再整備を考えているということです。


小難しい表現をしましたが、現在あるいは一年前のように中古自転車の販売が困難な状況になったとき、販売に困らない状況を作るだけでなく、同業者の仲間から「困っているならウチが買うよ~」と言える環境を再構築しようと思います。





実際、過去にもそんなことをしてますしね。





とりあえず、さっさと動くことにしましょう。


コロナやクーデターを正しく恐れ、ビビらずに!

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