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ブログ 2017/11
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チョイと円高ですね - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2017/11/29(水) 05:27
円相場が、9月以来の1ドル=110円台を記録するなど、為替が少々円高に振れております。
一応輸出企業である当社にとっては、決して面白い話ではありません。
今月は、為替相場で結構損をしております。
為替相場をビジネスにしている訳ではないのですが、こんなことがありました。
今月中旬、海外での運送費等の支払いのため、円をドルに両替する機会があったのですが、その時の実際の為替レートは、1JPY=0.088USD だったので、1ドル=113.64円ほど。
空港の両替だと、1ドル=114.64円でした。
それから約一週間後の今月下旬、海外での商品販売代金が日本へ送金されてきたのですが、その時の為替レートは、1ドル=110.47円。
当然、通貨の「買い」と「売り」ではレートが違うので一概には言えないのですが、決済した日のTTBを比較してみたところ、約1.5%ほど円高になっていました。
単純に為替だけで。1.5%損した…と言っても差し支えないでしょう。
わずか1.5%ほどではありますが、1,000万円の送金なら15万円にもなります。
当社のような小規模企業でも、一回の送金額が1,000万円ほどになりますから、為替の変動による影響は、決して小さくありません。
従来は為替変動のリスクを最小限に食い止めるべく、輸出事業と輸入事業のバランスを取った事業展開を行ってきたり、為替の変動と連動させた仕入価格変更など、様々な工夫を行っていました。
しかし約一年前に事業内容やシステムに変化を加えた結果、為替の変動がモロに収益に反映する状態になっています。
為替の影響を受けない企業経営が理想ではあるのですが、それを実現しようとすると、かなり幅広い事業展開が必要になるんでねえ…。
事業の選択と集中を進めようとすると、どうしても「将来に備えた」ような事業は、切り捨てざるを得なかったのです。
もちろん、為替の変動がモロに業績を左右する状態を放置しておくわけには行きませんから、輸出と輸入のバランスを是正することも考えてはいます。
まだまだ時間がかかりそうですけどね。
2016年の夏頃は、TTBで1ドル=100円を割り込むような場面もありました。
ちょうど、中古自転車の市況が最悪だった時とタイミングが重なります。
為替だけが原因ではないのですが、1ドル=100円を割り込むようなタイミングでは、中古自転車事業は非常に苦しくなるという認識に立つと、中古自転車輸出事業は、薄氷の上を歩いているようなものかもしれません
念のために申し上げておくと、「円高への備え」という意味では、輸入事業の増加によるリスクヘッジだけが唯一の方法ではありません。
円高により海外での商品価格が上昇しても、売れるものは売れる。
それもまた現実ですので、輸出アイテムを増加させるなど、輸出に更なる工夫を加えるのも、一つの方法論だと思っています。
表面に出て来る当社の活動としては、こちらの方が目立ちますね。
健康器具、雑貨、日用品、その他何でも、日本と現地との間で価格差があるものは、何でも輸出してしまう。
輸入事業の拡大と比べると、リスクヘッジの効果は小さいかも知れませんが、こちらの方が楽しいです。
将来起こりえる、情勢悪化に備えることは重要です。
でもそんな事ばかり考えていると気持ちが後ろ向きになるので、ガムシャラに前進することによって、ある種の恐怖感を打ち消している感じでしょうか?
爆発にご用心 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2017/11/27(月) 06:00
中国浙江省で爆発事故があり、大勢の負傷者と、いくらかの死者が出たようです。
詳しいことは分かりませんが、NHKでは「廃品回収中の空き地で爆発」と報じられ、他の報道の中には、「リサイクル工場で爆発」というものもありました。
リユース・リサイクル業界に身を置く者としては、とても気になるニュースです。
何が真実なのかを知ることは、中国という国柄を考えると難しいのでしょうが、「爆弾でも廃品の中に混じっていたのか?」と思うような、規模の大きな爆発だったようですね。
釘や刃物など、作業する者にとって危険な金属資源の混入はよくあることですが、爆弾みたいなものが混じってたら堪らんです。
あと、リサイクル関係の仕事と爆発の関係で容易に想像できるのは、粉塵爆発の発生でしょうか?
コピー機やプリンターで使われる「トナーの粉」を原因とする爆発事故は、日本のリサイクル工場でも何回か起こっています。
しかし、空き地で事故が発生したという報道が事実なら、「屋外でも粉塵爆発が起こるのか?」という疑問が発生します。
工場内のように閉鎖された空間ならともかく、屋外でも粉塵爆発って起こるの?
私は学者じゃないから、正確には分かりません。
調べてみると、粉塵爆発の発生に屋内・屋外という要素は関係ないみたいですね。
屋内であろうと屋外であろうと、空気中の粒子の濃度が一定以上になり、その他、酸素濃度や粒子の大きさ、火種などの条件が整えば爆発するらしい。
屋外は風で粒子が流されやすいから、「粉塵爆発が発生しにくい」のは確かだろうけど。
リサイクル関係の仕事の中で、トナー以外にもう一つ気を付けないといけないのは、「アルミ粉」でしょうか。
私は、粉塵爆発を引き起こしそうなほど微細なアルミ粉を取り扱ったことはありませんが、アルミ粉が粉塵爆発を引き起こしやすい、危険な物質であることは常識ですね。
どのくらい危険かを説明するのは難しいのですが、頑張って説明を試みます。
「どのくらいの濃度で爆発するか?」を説明するのが良いかな。
例えば「鉄粉」が粉塵爆発を引き起こす空気中の濃度は、1?あたり500g。
「1?あたり500g」って、凄い数値ですよね。
鉄の比重の重さなどを考えると、そんな濃度の環境を作るのは不可能に思えます。
これがアルミ粉になると、1?あたり30gで粉塵爆発の爆発下限濃度に達します。
「1?あたり30g」なら、十分あり得るように思いますね。
しかもアルミ粉の爆発力は、鉄粉が粉塵爆発を起こした場合の2倍以上。
アルミ粉、恐るべしですね。
リサイクル業界の場合だと、電池やバッテリーなど爆発を起こす「火元」の混入が珍しくないので、空気中の濃度に気を付ける以外の防御策は無いのだろうなあ…。
「粉塵は爆発物である」
これだけは覚えておきましょう。
帰国によりネット復活 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2017/11/24(金) 06:00
木曜日までwif環境になく、ネット接続ができなかったためにブログ更新できませんでした。
11月と12月は海外出張が非常に多いスケジュールとなっており、一週間日本に滞在し、次の一週間は海外に滞在…を繰り返すスケジュールになっています。
2週間くらい続けて出張に出れば効率的なのですが、2週間連続で日本を離れることには、まだ一抹の不安があります。
「2週間も日本を空けて大丈夫かな?」と考えるのです。
今はインターネットバンキングがメインですから、金銭の出納には問題がありません。
事務的な連絡もEメールで片付けるし、内部連絡や一部のお客さんとは、lineなどのアプリを使って可能です。
今回のように、アクシデントによりインターネットに接続できない…という状態になるのが唯一の不安点でしょうか。
これまでのところ、スマホが使用不能になったことはないのですが、PCを接続するための wifi がアウトになることが、しばしばあります。
このあたりの問題を年内に解消し、眼の手術から三カ月が経過するタイミングとなる年明けくらいから、「月に一回・10日間ほどの出張」をルーチンにしようかと思っています。
さて、当社は海外で何をしようとしているのか?
繰り返しになりますが、当社は中古自転車輸出が貿易関連事業の柱です。
せっかく輸出ルートがあるので、中古自転車以外にも何か別のものを一緒に輸出したい。
これが私のアタマの中の思惑です。
じゃあ何を輸出するか?
実はそれが一番の問題なのです。
中古車を輸出しようとすると、右ハンドル車は輸入禁止だからダメ。
オートバイを輸出しようとすると、税金が高くてダメ。
中古エアコンを輸出しようとすると、日本の税関検査で大損をする可能性があるから怖い。
通常想像できるようなアイテムというのは、何らかの問題点があるために、貿易のアイテムになっていないことがほとんどです。
その問題点を乗り越えて貿易を行うのか、それとも断念するか。
綿密な調査を行って、結論を出さないといけません。
結構時間を要する作業ですので、近い将来には全て現地スタッフに任せるつもりですが、今はまだ教育期間みたいなものです。
現地の需要をヒアリングしてみると、自分の想像とはかなりかけ離れています。
化粧品、健康食品、生活雑貨など、本当に様々なものを「買いたい」という需要があるのですが、現地で類似品、場合によっては実物を売っている商品を望まれることもあります。
自国で売っている商品は、「偽物やコピー商品が氾濫しているので、信用できない」という理由で、わざわざ日本からお取り寄せしたいんですねえ。
「私が偽物を売りつけたらどうするの?」と、聞きたいところですが…。
今は人気があると思われる商品のサンプルを持ち込み、反応を見ながら商材の準備とマーケティングをしている感じです。
正直、今の生活は少々キツイです。
季節柄、日本と東南アジアの温度差が大きくて体調を崩しやすいし、顔を売るために連日誰かと酒を飲んでいます。
今回も現地到着後まずは便秘が始まり、数日経った時点で軽い食あたりを起こす。
正露丸が手放せません。
頻繁に滞在することになると、これまで以上に食事のことが気になります。
食事が日本人の口には合わない国だと思っているので、栄養バランスに気を使いつつ、口に合うメシ屋を探さないといけない。
駐在員生活をスタートしたばかりの人は、こんなものなのかな?
今は人の送迎のためにプノンペン空港へ行くことが多いので、空港へ行った際には吉野家で牛丼を食べます。
日本でも年に数回は吉野家を利用するのですが、「どうしても食べたい」と思うほど牛丼が好きではありません。
カンボジアでは月に数回、空港付近で所用があるたびに食べています。
ちなみに牛丼の価格は、日本より高いです。
牛丼の並と水で5ドル弱なので、牛丼が500円少々ということになります。
それでも牛丼が食べたくなる。
食のホームシックみたいなものかな?
食べ物が口に合わないものだから、日本にいる時より確実に「メシ抜き」になることが多いです。
食べたくないと思うことが多いんですねえ。
一週間は日本に滞在しますので、しっかり喰って体力を付けなければ。
それにしても、ニッポン寒いね~。
生命保険のお話 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2017/11/17(金) 06:14
9月末に行った手術の保険金請求手続きを行いました。
私が死亡した場合、多額の保険金が支払われる保険へ加入しているのはもちろん、入院した場合に保険金が支払われる、「医療保険」へも加入していたのです。
適当なオッサンではあるのですが、意外としっかり保険に入っていたりします。
実は私、かつて生命保険会社で働いていたことがあるのです。
学校を卒業後、就職したのが生命保険会社でして、30歳まで勤務したのかな?
諸般の事情から退職して代議士の書生になり、再度転職(?)して現在に至る…というのが、私の履歴書。
生命保険会社を退職した最大の理由は、「面白くない」と感じたから。
細かいことを話せば色々ありますが、一言で言えばそういうことでしょう。
もし自分の息子が、「面白くないから会社を辞める」と言い出したら、「甘えるな。それでメシを喰っているんだから、面白くなくても我慢しろ」とでも言うかもしれません。
私は能天気なものですから、「何とかなるさ」と小さな2人の子供を抱えた身で、嫁に相談もせず退職しました。
「大企業のサラリーマンの嫁になったつもりだったのに…」と、一度や二度は皮肉を言われた記憶もあります。(笑)
もちろん私も、一度や二度は「サラリーマンをやめなきゃよかったかな?」と考えたことはあります。
大きな組織を抜けて生きて行くことは、とても厳しいことです。
もし他人から同じような相談をされたら、「あなたがどんなに優秀でも、幸運に恵まれない限りは必ず失敗する。失敗した時のプランまで立てられるなら、好きにすれば」とアドバイスするでしょう。
私は幸運に恵まれたからこそ、現在も生き残っている訳で、もし幸運が無ければ、タコ焼きの屋台を引いているか、肉体労働に従事していたことでしょう。
体力に自信があった…という意味だよ。
話が逸れました。
一応、生命保険会社に勤務していた経験がありますので、保険に対する意識はどちらかと言えば高いです。
だから今回のような入院・手術に対応する保険も、しっかりと入っていましたよ。
今から約7年前の2010年、ネット申し込みで医療保険に加入していました。
画像は保険証券なのですが、契約内容が書かれています。
入院日額が12,000円の医療保険。
入院1日あたり12,000円が保険金として支払われ、手術した場合には10倍の12万円と、特約でプラス3万円が支払われる。
そんな契約のようですね。
具体的な保険金は、入院日額が12,000円×17日間で204,000円。
手術代は入院日額の10倍で、120,000円。
これに入院時一時金特約の30,000円を加えて、合計354,000円を保険金として受け取りました。
病院へ支払った費用は、当然この範囲内で収まっており、実費に加えて少しお小遣いをもらった気分です。
私はトクした?
まてよ。
これまで支払った保険料を計算してみよう。
私は2010年3月から、毎月保険料を3,792円支払っていました。
入院したのは2017年9月だから、加入期間は7年6ヶ月=90ヵ月ということになります。
3,792円×90ヶ月=341,000円。
すでに341,000円の保険料を支払済みのところへ、354,000円の保険金を受け取ったところで、差益はわずか14,000円。
これって、どうよ?
過去の損得計算だけで言えば、決してトクをしたとは言えませんねえ…。
他人様に、「生命保険に入っておいた方が良いよ」と勧められるかと言われれば、とても微妙な計算になります。
ただ、手術歴アリの身となった今の私にとっては、とてもお得な保険になっています。
他人の何倍も、手術した眼の疾病再発率が高いですし、反対の眼が同様の疾病にかかるリスクも高い。
病気になって初めて、保険加入しているという事実が、お得な価格で将来への備えになるんですねえ。
この点に関しては、保険会社に勤務していた頃の私も、意識していなかったと思います。
「保険は入れるときに入っておかなければいけない」という意識は、強かったんですけどね。
多くの健康な人は、義理や付き合いで渋々保険に加入している人が多いと思うのですが、、保険が必要な立場になった後だと、保険に入るのが難しくなります。
網膜剥離の手術をした私の場合、新たに保険へ入ろうとすると、手術した眼は保険金支払いの対象にならなかったり、割増の保険料を取られたりするのは確実でしょうし、場合によっては保険に加入できないこともあるでしょう。
問題が起きてから、対処しようとしてもダメなんですね。
そういう意味では、「保険は入れるうちに入っておけ」という話は、金言なのかもしれません。
さて、実は私はもう一つ保険に加入していました。
今年の7月、金融機関との付き合いの中で「保険に入って」という依頼を受け、加入していた保険がありました。
入院日額がわずか3,000円、手術給付金が30,000円ですから、受け取った保険金は51,000円ほど。
これじゃあ入院代・手術代にもならない。
ハッキリ言って、こんな保険は不要ですね。
入院日額3,000円ぽっちの医療保険を売るなんて、センスゼロ。
ド素人の銀行さんが保険を売ろうとすると、こういうことになるのよねえ。
「餅は餅屋」だと思いますよ。
「あそこの銀行に頼まれて保険に入ったけど、クソの役にも立たないよ」
ちっぽけな保険代理店手数料を手に入れたけど、一番大切な「信用」を失ってしまいますね。
ただし今回の私の場合、加入からわずか2ヶ月で保険金を受け取ることになりましたから、私自身はトクをさせて頂きました。
わずかばかりの保険料で、「病気持ちだが保険に入っている」という、ある意味既得権を手に入れているのですから。
ありがとね。
この保険だけ、解約せずに置いておくわ。
就労所得補償保険に同時に加入しているんだけど、これは解約かな。
保険金の支払いがなされるケースが、あまりにも限定的すぎます。
長期の療養生活を強いられた場合に対応するタイプの保険なんだけど、この保険が生きてくるケースになる可能性は低いでしょうね。
まあそれでも、手術歴を持ってしまった以上は、しばらく置いておくか…。
今日は、保険の話で長話になりました。
今回手に入れたわずかばかりの保険金は、海外への投資に回そうと思っています。
海外でお金を使う場合、会社のお金を使えないケースが多いのです。
会社のお金は、使途等がキッチリ証明できる用途にしか使えませんが、海外ではそれが中々難しい。
基本的に領収書が出ませんから。
保険金は、異国でのタクシー代や飲食代に消えていくことになります。
カンボジアで準備室を立ち上げました - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2017/11/15(水) 07:59
東南アジアのカンボジア王国で、仕事場開設の準備を済ませて帰国しました。
日本で言えば、店舗付き住宅みたいな建物を借りることに決めました。
5m×20mくらいの広さの、3階建ての小さな建物です。
日本の感覚で言うと十二分に広いのですが、この国では標準的な建売住宅みたいなものだそうです。
日本人のお金持ちの方々のように、豪華なアパートメントを買ったり、一等地に大きなオフィスを借りる訳には行きません。
都心から少し外れた場所に、小さな店舗付き住宅を借りるくらいが、ウチのような小さな会社にはピッタリ。
1階を倉庫か店舗にして、2階をオフィスにして、3階で寝泊まりが可能。
どこの国でも、職住接近が一番です。
宿泊も出来れば、私が出張に出た際の宿泊費が節約できますから、トータルの維持コストが安く上がりますしね。
ただ、外国人が一人で生活するには少々厳しい感じがする地域です。
毎日の食事や日用品の調達など、外国人の多い地域なら英語で何とかなりますが、現地語オンリーでは少々ハードルが高い。
隣家の小学生でも英語がペラペラなくらい、外国語教育に熱心な国なのですが、個人商店や市場でモノを売っている人、タクシーやトゥクトゥクの運転手などは、話せない人が多いのです。
どうなるかな?
ちなみに物件の家賃は、一か月400ドル。
水道光熱費を含めると、一か月500ドルくらいは覚悟しなければいけません。
カンボジアは、電気が日本並みに高いようです。
エアコンは、電気代節約のために使用せず、扇風機だけで暑さを凌ぐのが一般的ですが、私がエアコンなしの生活に耐えられるか?
暑いだけなら良いけれど、窓を開けていると、色んな昆虫や両生類、爬虫類などが家の中に入って来ます。
ホテルの部屋の中にヤモリが住んでいるくらいなら、私ももう慣れましたが…。
そんな中で生活できるかどうか。
まあ一から何かを作り上げる過程はとても楽しいですから、楽しければ色んなことを我慢できるでしょう。
我慢ばかりしているような気もしますが…。
とりあえず、本格的に事業を行う準備をスタートしました。
スタッフたちは若くて優秀ですが、仕事のルールを教えなければいけません。
とりあえず、2名の専属(?)スタッフを確保しました。
アタマも良いし、大変な努力家でもあるのですが、ビジネスは儲けてナンボのものですから、結果が大切です。
自分のメシ代は、自分で稼げ。
それがモットーの当社としては、学生だろうが新人だろうが、そんなことは関係ありません。
人件費、家賃、その他諸経費を含めると、月間15万円程度の固定費が見込まれます。
直ちに月間15万円以上の利益を上げないと、赤字が膨らんでいく一方です。
その点については、毎度口うるさく言っているので、彼らも少しでも利益を上げるために、色んなオーダーを人脈の中から取ってきます。
化粧品、健康食品、家電、雑貨、自動車…その他、「なぜ、そんなものを?」と思うような注文が多い。
この国も、色んなコピー商品や偽物が氾濫しているため、自国で買い物をすると、偽物やコピー商品を掴んでしまう。
お金持ちは大勢いますから、品質の確かな日本製品を手に入れたいと考える人が多いようです。
私から買ったら、高品質?
別に他の人から買っても同じだと思うのですが、意外にも、私はそれなりに信用されているようです。
カンボジアへ本格的に中古自転車を送り始めてから3年目になり、その間ちょくちょく顔を出し、パートナーや小売りの要望を聞きながら、騙すようなことは一切しなかった。
そんな小さな実績を背景に、少しは信用が付いたようです。
それなりの信用を作ることが出来、警察に顔の利く現地パートナーと密接な関係を作り上げ、こちら側のスタッフも揃った。
十分な下準備は完了した…と思うので、形ばかりではあるけれど、拠点を準備して、商品のストックスペースやオフィスとして機能させるために仕事場を開設したという訳です。
私よりもはるかに現地事情に詳しいスタッフに対して、私がそれほど多くのことを教えられる訳ではないですが、とりあえず「良い出来事の報告は要らない。悪い出来事、心配事、クレームなど、どんな小さなものでも、問題点を言え。」と言っておきました。
これ、個人的には一番大事だと思っています。
業務拡大を目論んでいる訳ではないのですが、約一年間ほど何も新しいことをせず、目の前にある仕事をうまく回していくことだけに注力してきましたので、そろそろ枝葉も育てようか…というタイミングなんでしょう。
しかし今のところ海外輸出事業の中核は中古自転車ですから、この中核事業のメリットを生かせる範囲内で、あるいは派生した仕事の中で、何か枝葉を…というのが原則です。
中古自転車の輸出事業で築いた人脈や販売網、そして週に1回くらいのペースで海上コンテナをカンボジアへ輸出していることから、定期輸送の手段を持っているという強みを生かして、少しオマケの仕事を開始です。
色々と売れそうなアイテムはありますよ。
カンボジアという国は、政治的には中国と非常に密接な関係にあるのですが、国民の日本製品への信頼は絶大です。
お金持ちのクルマや家電は日本メーカー製ばかりだし、日本=高品質というイメージが出来上がっているから、それに上手に乗っかるだけ…ともいえます。
「上手に乗っかる」のが難しいんですけどね。
とりあえず、色々と商品サンプルを持ち込んで、試してみるつもりです。
あまり大きなことを夢見たり、期待する訳ではなく、小銭をチャリンチャリンと集める気持ちで、「ついで」の仕事を増やしていく必要があります。
なにせ小銭しか持っていないし、専門外の仕事に挑戦しても、成功する可能性は低いと思いますので。
スーパーが売れ残りをお惣菜にする、あるいはエロサイトがIT企業になるみたいな(?)、一つの線で繋がった手堅い展開をしないといけませんね。
そう言いながら、本当に色んな話が入って来ます。
コンドームを一個売って数十円の利益を目指す話もあるし、都心部の土地持ちがコンドミニアムを建設したいという話が入ってきたりもする。
「コンド」繋がりの案件ですが、全然本業と繋がっていない…。
まあ、何とかなるだろ。
あ、コンドームを売るのは小さいビジネスなんで私がやれますが、コンドミニアム建設のようにデベロッパーみたいな仕事は、誰かに振るしかありません。
誰か、やる?
希望者がおられれば、土地開発してください。
スタートするからには、一年くらいかけて、私がいなくとも利益が上がるような組織を作りたいですねえ。
本当に、「チャリンチャリン」程度に利益が出ればいいの。
私の役目は、「大きな失敗をさせない」ように、若者を育てることです。
ある程度自由にさせて、大きな失敗をせずに小さな失敗で済ませて、失敗を糧に伸びて行くのが、一番良い成長の仕方だと思いますので。
数千円の失敗なら良いけれど、数百万円、数千万円の失敗をしてしまうと、ビジネスの世界では一発退場ですから。
これからしばらくの間、カンボジアに滞在している時間が増えるでしょう。
現時点での青写真では、一年間程度は我慢もしながらカンボジアでのビジネスを伸ばし、こちらが落ち着いたら、次はアフリカ…の予定です。
何でアフリカ?
私はね、中古自転車が売れない国、売りにくい国とは、ビジネスをしないのです。
本業を忘れずに、派生業務の範囲内で他のことをやらないと、本業をおろそかにすると土台が崩れてしまいますから。
東南アジアへの中古自転車輸出が困難になる日を見越して、今後はアフリカで信用と人脈を築き上げ、ビジネス拡大を図っていく必要があると考えています。
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