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ブログ 2018/6

人生いろいろ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2018/06/29(金) 17:01


今月は当社本社がある大阪府高槻市で地震に見舞われたものの、何とか無事に終えることが出来ました。





地震の被害は…


被害が有るか?無いか?と、二択で聞かれれば、「被害はあった」ということになります。





しかし事業を進めるうえで、大きな障害は無い。


そんなところです。はい。







テレビで放映されていた火災現場や、大規模な水道の漏水、また、塀が倒れて命が失われた現場などは、いずれも数キロ圏内の話です。


地元で起こった災害も、遠く関東に暮らす私にとっては遠い話。





今のところは大きな被害が無いと申し上げましたが、所有する不動産の修繕費用がこれから発生する可能性があるなど、まだまだ油断できない(?)のが実態です。


今のところ甚大な被害を被った知り合いはいない…と思いますが、皆さんのご健勝をお祈りいたします。







さて、久々のブログ更新となりましたが、私は相変わらず、「貧乏暇なし」です。


一か月のうち半分を海外で過ごし、半分を日本で過ごすという生活です。





そうだ。


6月23日、久々にスリの被害に遭いました。





現地で聞いてみると、最近流行りの手口であることが分かったので、注意喚起のため、皆様に詳細をお知らせしますね。







被害に遭ったのは、ベトナム・ホーチミンシティの空港です。


私は飛行機の乗り継ぎのために、空港の搭乗ゲート前で、座席に座って搭乗開始を待っていました。





ここで私は、スマートフォンのシムカードの入れ替えを行いました。





私は海外でのデータ通信や通話を安く行うため、現地のシムカードも持っています。


現地のシムカードを使うと、一週間あたり数百円でインターネット使い放題になるので、とてもお得なんです。








で、シムカードが入っているのは、私の貴重品袋の中。


財布とは別に、パスポート、クレジットカード、現金などを貴重品袋に入れて持ち歩いています。





貴重品袋の中からシムカードを探し出し、出発間際に入れ替えを行いました。


現金も入っているため、貴重品袋の中身が見えないよう、カバンの中に入れたままの作業です。





数年前、オカマにスマホをスられた経験がありますので、結構用心深いです。







シムカードを入れ替え、そのまま搭乗しました。


私はいつも、通路側の席を確保しているのと、並ぶのが嫌いなので最後の方に搭乗します。





目的国(カンボジア)へ到着後すぐ、先ほどのスマホに「チャージ」をするため、再び貴重品袋を覗きました。





日本と違い、海外の多くの国では、このようなプリペイドカードで、通話代やデータ通信料をチャージします。


こればかりはカンボジアへ到着後しか出来ませんから、出発寸前にシムカードを入れ替え、到着後すぐにチャージをするのが、私のルーチンになっています。







で、ご想像通り、貴重品袋を空けてみると、中に入っていた現金がありません。


しかし、低額紙幣の一部は残されており、高額紙幣の全てと低額紙幣の一部が無くなっていました。







「ええ~!?」



一体どこで、いつの間に盗られたんだろう?





飛行機に乗る前?


飛行機の中?





色々考えたのですが、サッパリわからない。


確実なのは、ベトナムの空港での搭乗ゲートから、カンボジアの手荷物受取レーンまでの区間であるということです。





事情通によると、私のようなケースは決して珍しくないそうです。





相手は「プロ」ですから、狙われると確実にやられる。


狙われたら最後…ということのようです。





まず私が指摘されたのは、ベトナムの空港でシムカードを交換する際、「周りに人がいなかったか?」という点です。


うーん。





シムカードを交換するのに、周りに怪しい人間がいないか、キョロキョロ確認するほどは用心が足りないようです。


正直、確認していませんでした。





もう一点、大事なことを確認されました。


「まさかオマエ、背中のリュックサックに貴重品を入れていたのか?」





はい…。


その通りです。





東南アジア全域に通用する格言かどうか知りませんが、





「背中の荷物は他人の物。横の荷物は半分他人の物。前の荷物は自分のもの」





だと、教えてもらったことがあります。





リュックサックに貴重品を入れて歩くバカは、所有権を放棄しているのも同然。


そういうことだそうです。





そのような話を聞いていたので、海外でカバンを背負って歩くことはほとんど無いのですが、空港の搭乗ゲートや飛行機の中は、警戒していませんでした。


確かに私は、搭乗ゲートから飛行機の中までのあいだ、リュックを手に持たずに、背負っていました。





事情通に鼻で笑われながら、「シムカードを交換する際に現金を持っていることを確認され、ボーディングブリッジ内でスられたんだヨ!」と言われました。








「ボーディングブリッジ」とは、画像のような搭乗ゲートを通過してから、飛行機までを結ぶ橋のことです。


飛行機に乗る際、多くはこの橋を通るでしょ?





この橋の中が、スリにとって格好の仕事場だそうです。







まず、防犯カメラが無い。


通路だから、左右から他人の目が無い。





みんな前を向いて歩いているから、他人の目があるのは後方からだけ。


数人のグループで後方の人の視界を遮れば、スリはゆっくりと仕事が出来る。





チャックを空ける音などしません。


なぜなら、相手は「プロ」だから。





そういえば、搭乗ゲートでは子供の泣き声がうるさかったなあ…。


子供連れや老人、キチッとした服装をしている人間など、スリのイメージとは程遠い人たちに、プロのスリたちは変装(?)しているのだそう。





ああ。そうですか…。





いずれにせよ、搭乗ゲートの前だからとか、飛行機の中だからとか、そんなことで油断をする方が悪いんです。


他人を見たら、ドロボウだと思え。





そういうことです。







皆さんにお伝えしたいこと。


1.海外で安全な場所などない


2.背中の荷物は他人の物





この2点だけを覚えておくだけでも、ずいぶんと被害は減ると思います。





私が日本人旅行者で気になっているのは、「ボディバッグ」姿で街を歩く人が多いことです。


「背中の荷物は他人の物」という原則に当てはめると、これはやめた方が良いですよね。





まあ、被害に遭わないと実感がないかな?





皆さんも気を付けてください…と言いたいところですが、気を付けてもムリです。


相手は「プロ」ですから、本気で狙われたら逃れることは出来ません。





結論… 多額の現金を持ち歩かないようにしましょう。


よく言われることですが、この言葉の本当の意味は、「必ず盗まれるので、持たない以外に対処は無い」と理解しておくのが良いと思いますよ。







さて、少しだけ仕事の話を。





今回のカンボジア出張もそうなんですが、日本とカンボジア間の物流で利益を確保しようとしている状況に、変わりはありません。


資源リサイクルや、商材輸出関係の比較的大きな話もありますが、基本はコツコツと小銭稼ぎに励んでおります。





何事も、少しずつ、確実に前進することをモットーにしていますから、一個一個の仕事は本当に小さい。


どうぞバカにしてください。(笑)





具体的な例をお見せしましょう。





まず、先日のコンテナに積んだ商品から。











かっぱえびせんに、サッポロポテト、カントリーマアムが、1箱ずつ。(笑)


他にも様々な商品をコンテナに積んで輸出しますが、さすがに1,000円するかしないかの商品を1箱だけ輸出となると、正直、少し気が萎えます。







次に飛行機で運んだ商品です。





葉野菜の各種詰め合わせと、刺身にフルーツセット(?)です。


出発前日、私がスーパーに行って調達して来ました。





「輸送費が3万円くらいかかるよ?」と言って脅したのですが、「ああ、いいよ」とアッサリ言われて、野菜の運び屋になりました。


採算的には悪くないのですが、先ほどのコンテナ積みのお菓子と同様、少し精神的に嫌になります。





「オレは、こんなことをしていてよいのか!?」


そういう気持ちになるんですね~。





大金持ちのわがままを、小銭を稼ぐために「ハイハイ」と御用聞きする。


まあ、仕事だから…。良いや。





精神的に落ち込むようなモノを飛行機やコンテナで運び、そこで稼いだささやかな利益をスリに盗られる。


人生、簡単ではありませんね。

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