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ロープと踏み台を持ってこいや - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2013/09/30(月) 05:36
一ヶ月に一度、弊社が精錬へ出荷済した貴金属含有くずの結果報告を精錬会社より受けています。
これは、いわば学校の成績表のようなものでして、出荷した商品の中からどれだけの金属を得ることができたかの報告になります。
たとえば、貴金属含有くずを1トン出荷したとしましょう。
金が100g、銀が200g、パラジウムが50g、銅が300kg採れましたよ・・・ てな具合の報告書が来るわけです。
この報告書、怖いのは金銭とストレートに直結しているところです。
金が100g採れたらなら、現在の価値で約40万円です。
もし金が倍の200g採れたなら約80万円ということになりますし、半分の50gなら20万円ということになります。
貴金属含有くずの代表選手の一つである「基板くず」を例に挙げると、「はい。これはキロ100円」などというように値付けをして買い取りしている訳です。
この値付けは、弊社が精錬会社より過去に受け取った報告書、成績表をもとに経験から品位を予想して値付けしています。
いわゆる「目利き」というやつですね。
この「目利き」、やはり経験がモノを言います。
多くの商品を見て、結果が出るところまで自分で追いかけ、その過程を頭に叩き込むことの繰り返しで経験が蓄積して目利きができるようになります。
ある程度のことはマニュアル化も可能でしょうが、一定のラインから先はマニュアル化も難しい直感の世界。
そんな職人芸の世界かと思います。
前置きが大変長くなりましたが、先週金曜日にはその成績表の一つを受け取りました。
現在は複数の精錬会社へ商品を出荷して、結果を比較するという手法をとっておりますので、あくまで結果の一つなんですが・・・
卒倒しそうになりました。
あまりの評価の低さ=採れた貴金属の少なさに、我が目を疑い、倒れそうになりましたよ・・・。
「自分の見る目に間違いない!」とまでは申しませんが、過去同じようなものを出荷した実績はそれなりに豊富で、結果に大きなバラツキもない商品だったのですが・・・。
これまでの実績からの予想で言うと、約半分の結果しか出ませんでした。
つまり10トンの基板くずを出荷し、過去の実績から1kgの金が採れるだろうと予想していたら、500gしか取れませんでした・・・ということです。
これって、400万円の売り上げを予想していたら、200万円の売り上げだったということですよ。
当然仕入れというものがあるわけでして、過当競争の現在では、売り上げ予想から何十万円かを引いた金額が仕入れ・・・という世界です。
大赤字じゃないの。
「お~い。誰かロープと踏み台を持ってこいや・・・」と言いたくなる気分ですわ。
ま、首を吊るほどでは無いのですが、正直痛いですね。
コツコツと積み上げてきた利益の大放出祭じゃ~。
実は、こんなことは結構あります。
予想の半分というような散々な結果はさすがに珍しいですが、「大ハズレ」程度なら、年に一度の恒例行事のようなものです。
だ か ら 、 ぜ ん ぜ ん 気 に し て ま せ ん よ 。 は い ・・・。
この散々な結果の商品、出荷前に全量チェックを自分でやってから出荷したんですわ。
間違いなく全量検査をしたんです。
日頃は出荷前全量検査なんてやらないんだけど・・・ね。
だから、出荷商品がどんな内容だったか完璧に分かっているのよ。
オーバーじゃなく、完璧に。
だからオレが悪いんじゃあない。
運が悪いか、精錬会社が悪いか、そのどちらかだ!
そうでも考えないと、怖くてこれから仕入れができなくなっちゃうよ・・・。
これは、いわば学校の成績表のようなものでして、出荷した商品の中からどれだけの金属を得ることができたかの報告になります。
たとえば、貴金属含有くずを1トン出荷したとしましょう。
金が100g、銀が200g、パラジウムが50g、銅が300kg採れましたよ・・・ てな具合の報告書が来るわけです。
この報告書、怖いのは金銭とストレートに直結しているところです。
金が100g採れたらなら、現在の価値で約40万円です。
もし金が倍の200g採れたなら約80万円ということになりますし、半分の50gなら20万円ということになります。
貴金属含有くずの代表選手の一つである「基板くず」を例に挙げると、「はい。これはキロ100円」などというように値付けをして買い取りしている訳です。
この値付けは、弊社が精錬会社より過去に受け取った報告書、成績表をもとに経験から品位を予想して値付けしています。
いわゆる「目利き」というやつですね。
この「目利き」、やはり経験がモノを言います。
多くの商品を見て、結果が出るところまで自分で追いかけ、その過程を頭に叩き込むことの繰り返しで経験が蓄積して目利きができるようになります。
ある程度のことはマニュアル化も可能でしょうが、一定のラインから先はマニュアル化も難しい直感の世界。
そんな職人芸の世界かと思います。
前置きが大変長くなりましたが、先週金曜日にはその成績表の一つを受け取りました。
現在は複数の精錬会社へ商品を出荷して、結果を比較するという手法をとっておりますので、あくまで結果の一つなんですが・・・
卒倒しそうになりました。
あまりの評価の低さ=採れた貴金属の少なさに、我が目を疑い、倒れそうになりましたよ・・・。
「自分の見る目に間違いない!」とまでは申しませんが、過去同じようなものを出荷した実績はそれなりに豊富で、結果に大きなバラツキもない商品だったのですが・・・。
これまでの実績からの予想で言うと、約半分の結果しか出ませんでした。
つまり10トンの基板くずを出荷し、過去の実績から1kgの金が採れるだろうと予想していたら、500gしか取れませんでした・・・ということです。
これって、400万円の売り上げを予想していたら、200万円の売り上げだったということですよ。
当然仕入れというものがあるわけでして、過当競争の現在では、売り上げ予想から何十万円かを引いた金額が仕入れ・・・という世界です。
大赤字じゃないの。
「お~い。誰かロープと踏み台を持ってこいや・・・」と言いたくなる気分ですわ。
ま、首を吊るほどでは無いのですが、正直痛いですね。
コツコツと積み上げてきた利益の大放出祭じゃ~。
実は、こんなことは結構あります。
予想の半分というような散々な結果はさすがに珍しいですが、「大ハズレ」程度なら、年に一度の恒例行事のようなものです。
だ か ら 、 ぜ ん ぜ ん 気 に し て ま せ ん よ 。 は い ・・・。
この散々な結果の商品、出荷前に全量チェックを自分でやってから出荷したんですわ。
間違いなく全量検査をしたんです。
日頃は出荷前全量検査なんてやらないんだけど・・・ね。
だから、出荷商品がどんな内容だったか完璧に分かっているのよ。
オーバーじゃなく、完璧に。
だからオレが悪いんじゃあない。
運が悪いか、精錬会社が悪いか、そのどちらかだ!
そうでも考えないと、怖くてこれから仕入れができなくなっちゃうよ・・・。
国鉄って知ってるか? - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2013/09/26(木) 07:42
JR北海道で列車事故や不祥事が相次いでいます。
新聞やニュースなんかで報道されることが多いので、恐らく皆さんご存知でしょう。
一旦このようなことが起こると、マスコミによる重箱の隅を突っつくような粗探しが始まりますので、いくらでもポロポロと問題が出てくるという悪循環。
「あ~かわいそうに」と思いながら報道を見ていたのですが、あまりに色々と出てくるのでJR北海道という会社をほんの少しだけ調べてみました。
結論から申し上げると、JR北海道って「国鉄のまま」なんですね。
なぜ国鉄のままと言うのか?
内部の詳しい事情を知っている訳ではありません。
昭和の時代に行われた国鉄の分割民営化以来、事実上一度たりとも黒字を出すことなく、赤字を垂れ流し続けているからです。
JR北海道の2013年3月期の鉄道事業の売上げは約780億円。
一方で経費は約1100億円。
年間の赤字額は300億円を超えています。
なぜ倒産しないのか?
JR北海道は経営安定化基金というファンドを持っています。
このファンドの運用益利回りで赤字を補填しているのですが、なんとそのファンドは4%以上の利回りで運営されている。
このご時勢で、4%以上の利回りを稼ぎ出すとは!
JR北海道という会社は、日本の金融機関はもちろん、欧米のハゲタカァンドにも負けない、超やり手の運用会社だったようです!
・・・なんてことがある訳がなく、とある独立行政法人が4%以上の高金利で無理やり借りてあげているだけ。
国民の目を欺くための偽装は行われていますが、事実上の国庫補填ですな。
結局、JR北海道の赤字は国民が毎年補填しているのが現状であり、この仕組みが崩れない限り、いくら赤字を垂れ流し続けても倒産する事は無い。
こんなインチキ、民間企業とは認められません。
したがって、スクラップ屋のオッサンから「国鉄のまま」と言われる羽目になるのです。
最近頻発している事故や不祥事ですが、我々が原因を想像するときに「国鉄がやっていること」と考えると、真実に近い答が出てくるんじゃないでしょうか?
ただし、「国鉄」って言っても、どんなものか知らない世代が増えています。
国鉄が民営化されてから、たぶん25年。
私は当時高校生だったのですが、国鉄時代にクソ偉そうな態度だった駅員たちが、民営化後は急に愛想が良くなり、挨拶までしてくれるようになった・・・と強烈な印象で記憶しています。
そんなものは氷山の一角なのですが、「国鉄」というのは、悪しき日本の組織体質の象徴のようなもの。
そんなのがゾンビのように生き残っていたら怖いですね~。
新聞やニュースなんかで報道されることが多いので、恐らく皆さんご存知でしょう。
一旦このようなことが起こると、マスコミによる重箱の隅を突っつくような粗探しが始まりますので、いくらでもポロポロと問題が出てくるという悪循環。
「あ~かわいそうに」と思いながら報道を見ていたのですが、あまりに色々と出てくるのでJR北海道という会社をほんの少しだけ調べてみました。
結論から申し上げると、JR北海道って「国鉄のまま」なんですね。
なぜ国鉄のままと言うのか?
内部の詳しい事情を知っている訳ではありません。
昭和の時代に行われた国鉄の分割民営化以来、事実上一度たりとも黒字を出すことなく、赤字を垂れ流し続けているからです。
JR北海道の2013年3月期の鉄道事業の売上げは約780億円。
一方で経費は約1100億円。
年間の赤字額は300億円を超えています。
なぜ倒産しないのか?
JR北海道は経営安定化基金というファンドを持っています。
このファンドの運用益利回りで赤字を補填しているのですが、なんとそのファンドは4%以上の利回りで運営されている。
このご時勢で、4%以上の利回りを稼ぎ出すとは!
JR北海道という会社は、日本の金融機関はもちろん、欧米のハゲタカァンドにも負けない、超やり手の運用会社だったようです!
・・・なんてことがある訳がなく、とある独立行政法人が4%以上の高金利で無理やり借りてあげているだけ。
国民の目を欺くための偽装は行われていますが、事実上の国庫補填ですな。
結局、JR北海道の赤字は国民が毎年補填しているのが現状であり、この仕組みが崩れない限り、いくら赤字を垂れ流し続けても倒産する事は無い。
こんなインチキ、民間企業とは認められません。
したがって、スクラップ屋のオッサンから「国鉄のまま」と言われる羽目になるのです。
最近頻発している事故や不祥事ですが、我々が原因を想像するときに「国鉄がやっていること」と考えると、真実に近い答が出てくるんじゃないでしょうか?
ただし、「国鉄」って言っても、どんなものか知らない世代が増えています。
国鉄が民営化されてから、たぶん25年。
私は当時高校生だったのですが、国鉄時代にクソ偉そうな態度だった駅員たちが、民営化後は急に愛想が良くなり、挨拶までしてくれるようになった・・・と強烈な印象で記憶しています。
そんなものは氷山の一角なのですが、「国鉄」というのは、悪しき日本の組織体質の象徴のようなもの。
そんなのがゾンビのように生き残っていたら怖いですね~。
禁煙とデブと私 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2013/09/25(水) 07:10
私ホリグモンが本年より完全禁煙していることは、何度かこのブログでもご紹介していたと思います。
禁煙により相当体重が増えたのでダイエットしなければいけない・・・ということも、何度かご紹介していた記憶があります。
禁煙による体重増加は、どうやら避けて通れない道であるらしく、相当数の禁煙経験者から体験談を聞いてみると、皆、口をそろえて「相当体重が増加した」と言います。
皆さんの周りには体重が増加しなかった、変化しなかったという方がいらっしゃいますか?
少なくとも私の回りには禁煙して太らなかったという人はいません。
ほとんどいない、あるいは、めったにいないではなく、「ゼロ」、「ナッシング」です。
なんで禁煙したら太るんでしょうねえ?
「食べ物がおいしく感じるようになるから」とか、「口が寂しくてつい食べてしまうから」などの説が流れていますが、私は自信を持って、これらは間違いだと断言します。
私は決して、摂取する食べ物の量が増えていないし、むしろ摂取カロリーは減少しています。
タバコのお供にコーヒーやアルコールという習慣がなくなりましたので、総摂取カロリーは減少している・・・はず。
それでも太るんです。
これまでの研究では、禁煙すると最初の1年間で体重が平均4~5キロ増加することが明らかになっているようですが、私も約5kg体重が増加しました。
しかも・・・変な太り方でして、お腹がポコっと出ました。
ま、これは年齢のせいかもしれませんので、あまり強調しませんが。
「禁煙するとなぜ太るのか?」という問題については、未だ解明されていないことが多い・・・というか、ほとんど何も分かっていないようです。
だから、食欲が増進するからとか、間食が増えるから・・・といった、根拠の薄い俗説がまことしやかに流れているようです。
繰り返しますが、「それはウソ!」です。
何もしなくても太ります。
禁煙前後で摂取カロリーや運動量などの消費カロリーに変化が無ければ確実に太る。
これが、禁煙経験者の共通認識ではないかと思います。
私も、「なぜ禁煙したら太るのか?」色々調べてみました。
解明されていない訳ですから諸説あるのですが、多少は科学的な分析と思われるものを紹介しますね。
まずはニコチンの作用に原因があるという話です。
ニコチンは自律神経に働き掛けることから、基礎代謝を亢進(アップ)する作用があるとされています。
禁煙によりニコチンを摂取しないことで自律神経への刺激が低下、基礎代謝落ちるため太りやすくなる・・・という話。
イメージとしては頷ける話です。
とにかく、「何もしなくても勝手に太る」イメージですので、これなら勝手に太るよな~という理由ですので、共感できる訳です。
もう一つ、最近の研究論文の話をご紹介しますね。
ニュース記事になっていたので、それを引用しておきます。
スイスのチューリヒ大学病院の研究者らが発表した論文によると、体重が増加する原因は、禁煙前よりも多くの量を食べていることにはないかもしれないという。
禁煙後にカロリー摂取量を減らした人でも太る傾向があると指摘するゲルハルト・ログラー 教授は、たばこをやめた人の腸内細菌叢(そう)の組成に生じる変化が体重増加の原因かもしれないことを、他の研究者らと共に突き止めたと話している。禁煙 すると腸内の細菌株の多様性が変化し、肥満症患者の腸内に多くみられるプロテオバクテリアとバクテロイデスという2種類の細菌が増えることが明らかになっ たという。
これらの細菌は、エネルギーを非常に効率良く使用し、消化されにくい食物繊維を分解すると考えられている。結果として、食べ物が排せつ物として体外に排出されずに、通常よりも多く脂肪に変換されることになる。
スイス国立科学財団の支援を受けて行われた今回の研究では、ボランティア20人が9週間にわたって提供した便のサンプルに含まれる腸内細菌の遺伝子的特徴を調査した。ボランティアの構成は、非喫煙者5人、喫煙者5人、調査開始後1週間で禁煙した人が10人だった。
喫煙を続けた人と非喫煙者との間で、腸内細菌の構成にほとんど差は見られなかった。だが、禁煙したばかりの人では、プロテオバクテリアとバクテロイデスの数が増加に向かうという明らかな変化が見られることが調査でわかった。
この調査で禁煙した人は、飲食習慣は禁煙前と変わらなかったと話したが、体重は調査期間中に平均2.2キロ増加していた。
研究者らは体重増加と細菌叢の構成の変化の間の明白な関連性を証明していないが、ログラー教授は、その可能性を示唆する研究は他にも多数あると指摘。これらの発見によって生じる多くの疑問に答えるには、さらなる研究が必要だという。
だがログラー教授は、環境が消化管機能にどのような影響を及ぼすかにさらなる注意を払うべきなのは明らかだと述べている。「禁煙した人が前より多く食べ ていないのに太るという話を真に受ける人は誰もいなかった。おそらくわれわれはただ単に、人の話をもっと前向きに信じようとするべきなのだろう」
簡単に言いますと、
・禁煙した人は、腸内に特定の細菌が増えていた。
・この細菌は肥満症患者に多く見られ、食べ物を脂肪に変換する働きがあるものである。
・禁煙したばかりの人だけに、この細菌は増加する傾向にある
ということのようです。
禁煙したばかりの人に限って言えば、非常に脂肪を貯め込みやすい体になっているということですね。
この研究、禁煙後むしろ摂取カロリーは減少したはずなのに、お腹が「ポコッ」と出てしまった私としては、全面的に支持したい話です。
長々と禁煙と肥満の話を書きました。
食事制限によってようやく体重増加は止まりましたが、一向に減少に向かわないため、私は節酒と運動を追加することにしました。
これまでも、「酒も女も二合(二号)まで」という我が家に伝わる家訓を常に意識しておりますので、ビールなら一日に中瓶2本程度まで・・・としておりましたが、最近では「一号」・・・いや、一合までに控えております。
そして、消費カロリーを増やすべく、毎日軽いジョギングまたはウォーキングに出掛けています。
結構頑張っているんですが・・・痩せますかねえ?
禁煙により相当体重が増えたのでダイエットしなければいけない・・・ということも、何度かご紹介していた記憶があります。
禁煙による体重増加は、どうやら避けて通れない道であるらしく、相当数の禁煙経験者から体験談を聞いてみると、皆、口をそろえて「相当体重が増加した」と言います。
皆さんの周りには体重が増加しなかった、変化しなかったという方がいらっしゃいますか?
少なくとも私の回りには禁煙して太らなかったという人はいません。
ほとんどいない、あるいは、めったにいないではなく、「ゼロ」、「ナッシング」です。
なんで禁煙したら太るんでしょうねえ?
「食べ物がおいしく感じるようになるから」とか、「口が寂しくてつい食べてしまうから」などの説が流れていますが、私は自信を持って、これらは間違いだと断言します。
私は決して、摂取する食べ物の量が増えていないし、むしろ摂取カロリーは減少しています。
タバコのお供にコーヒーやアルコールという習慣がなくなりましたので、総摂取カロリーは減少している・・・はず。
それでも太るんです。
これまでの研究では、禁煙すると最初の1年間で体重が平均4~5キロ増加することが明らかになっているようですが、私も約5kg体重が増加しました。
しかも・・・変な太り方でして、お腹がポコっと出ました。
ま、これは年齢のせいかもしれませんので、あまり強調しませんが。
「禁煙するとなぜ太るのか?」という問題については、未だ解明されていないことが多い・・・というか、ほとんど何も分かっていないようです。
だから、食欲が増進するからとか、間食が増えるから・・・といった、根拠の薄い俗説がまことしやかに流れているようです。
繰り返しますが、「それはウソ!」です。
何もしなくても太ります。
禁煙前後で摂取カロリーや運動量などの消費カロリーに変化が無ければ確実に太る。
これが、禁煙経験者の共通認識ではないかと思います。
私も、「なぜ禁煙したら太るのか?」色々調べてみました。
解明されていない訳ですから諸説あるのですが、多少は科学的な分析と思われるものを紹介しますね。
まずはニコチンの作用に原因があるという話です。
ニコチンは自律神経に働き掛けることから、基礎代謝を亢進(アップ)する作用があるとされています。
禁煙によりニコチンを摂取しないことで自律神経への刺激が低下、基礎代謝落ちるため太りやすくなる・・・という話。
イメージとしては頷ける話です。
とにかく、「何もしなくても勝手に太る」イメージですので、これなら勝手に太るよな~という理由ですので、共感できる訳です。
もう一つ、最近の研究論文の話をご紹介しますね。
ニュース記事になっていたので、それを引用しておきます。
スイスのチューリヒ大学病院の研究者らが発表した論文によると、体重が増加する原因は、禁煙前よりも多くの量を食べていることにはないかもしれないという。
禁煙後にカロリー摂取量を減らした人でも太る傾向があると指摘するゲルハルト・ログラー 教授は、たばこをやめた人の腸内細菌叢(そう)の組成に生じる変化が体重増加の原因かもしれないことを、他の研究者らと共に突き止めたと話している。禁煙 すると腸内の細菌株の多様性が変化し、肥満症患者の腸内に多くみられるプロテオバクテリアとバクテロイデスという2種類の細菌が増えることが明らかになっ たという。
これらの細菌は、エネルギーを非常に効率良く使用し、消化されにくい食物繊維を分解すると考えられている。結果として、食べ物が排せつ物として体外に排出されずに、通常よりも多く脂肪に変換されることになる。
スイス国立科学財団の支援を受けて行われた今回の研究では、ボランティア20人が9週間にわたって提供した便のサンプルに含まれる腸内細菌の遺伝子的特徴を調査した。ボランティアの構成は、非喫煙者5人、喫煙者5人、調査開始後1週間で禁煙した人が10人だった。
喫煙を続けた人と非喫煙者との間で、腸内細菌の構成にほとんど差は見られなかった。だが、禁煙したばかりの人では、プロテオバクテリアとバクテロイデスの数が増加に向かうという明らかな変化が見られることが調査でわかった。
この調査で禁煙した人は、飲食習慣は禁煙前と変わらなかったと話したが、体重は調査期間中に平均2.2キロ増加していた。
研究者らは体重増加と細菌叢の構成の変化の間の明白な関連性を証明していないが、ログラー教授は、その可能性を示唆する研究は他にも多数あると指摘。これらの発見によって生じる多くの疑問に答えるには、さらなる研究が必要だという。
だがログラー教授は、環境が消化管機能にどのような影響を及ぼすかにさらなる注意を払うべきなのは明らかだと述べている。「禁煙した人が前より多く食べ ていないのに太るという話を真に受ける人は誰もいなかった。おそらくわれわれはただ単に、人の話をもっと前向きに信じようとするべきなのだろう」
簡単に言いますと、
・禁煙した人は、腸内に特定の細菌が増えていた。
・この細菌は肥満症患者に多く見られ、食べ物を脂肪に変換する働きがあるものである。
・禁煙したばかりの人だけに、この細菌は増加する傾向にある
ということのようです。
禁煙したばかりの人に限って言えば、非常に脂肪を貯め込みやすい体になっているということですね。
この研究、禁煙後むしろ摂取カロリーは減少したはずなのに、お腹が「ポコッ」と出てしまった私としては、全面的に支持したい話です。
長々と禁煙と肥満の話を書きました。
食事制限によってようやく体重増加は止まりましたが、一向に減少に向かわないため、私は節酒と運動を追加することにしました。
これまでも、「酒も女も二合(二号)まで」という我が家に伝わる家訓を常に意識しておりますので、ビールなら一日に中瓶2本程度まで・・・としておりましたが、最近では「一号」・・・いや、一合までに控えております。
そして、消費カロリーを増やすべく、毎日軽いジョギングまたはウォーキングに出掛けています。
結構頑張っているんですが・・・痩せますかねえ?
三連休明け - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2013/09/24(火) 05:43
世間様では2週連続の三連休でしたが、みなさんはいかがでしたか?
人並みに三連休だった方もおられるでしょうし、逆にそんなもの関係ねえよと言われる方もいらっしゃることでしょう。
弊社は「三連休?は?」という部類の会社ではあるのですが、昨日はブログ更新をお休みさせていただきました。
これまで、ネタ切れ、意欲切れ防止のための土日のブログ更新ををお休みさせていただいておりました。
ところが、ブログへのアクセス数を分析してみると、祝日のアクセス数というのは日曜とほぼ同じでした。土曜に関しては、日祝日よりもやや多いです。
当ブログ読者の皆さんは、平日にどこかで読んで頂いている方が多数のようです。
んじゃ祝日も休みするべ・・・ということで休みました。
ま、私の出張の都合なんかで、ただでさえ不定休なのですが、週に4~5日根気強く更新していく・・・そんなことを目指して生きたいと思います。
さて、この三連休、私もどこかへ遊びに出かけた・・・と言いたいところですが、残念ながらそんな暇も金もありません。
この三連休の間にどうしても行きたかったのは、現在入院中の実父の見舞いです。
現在特養に入所中の実父ですが、最近体調を崩すことが増えました。
確か7月中旬からだったと思いますが、約一ヶ月間肺炎で入院していました。
ようやく退院した・・・と思ったら、2週間ほどで再発して再入院し、現在に至るという感じです。
9月の上旬、確か東南アジアへの出張前日に見舞いに行きました。
数日前に再入院したと聞いていたので、「さすがにこれまでか?」と思っていました。
出張中に死去して、臨終に立ち会えない、ひょっとしたら葬式に出れない・・・ということも考えられますので、見舞いを口実に様子を伺い、実母や兄に不在の断りを入れに行ったのでした。
その時点では、食事を採ることはできずに点滴のみでしたが、比較的元気だったように思います。
「あ、まだ大丈夫かな?」というのが、二週間前の感想でした。
で、今週見舞いに行った感想ですが・・・。
7月中旬から断続的な入院生活をしている訳ですが、急激にいろいろな事が悪化してきたように感じます。
元々、認知症やパーキンソン病などの持病があるわけですが、間違いなくこれらは悪化。
私が見舞いに行ったときで、普段の二割位しかマトモな時間が無い印象です。
人間って体を動かさないとダメな生き物なんだなと感じましたね。
よく、「寝たきりになると急激に悪化する」と聞いていましたが、アレは本当ですよ~。
それを実感させてくれてありがとう。父さん・・・と褒めてあげたい。
言語を発することも非常に大変で、体に力も入らなかった様子です。
あれは点滴生活が長く続き、食事を食べていないことが原因なのか、それとも本当に弱っているのか・・・?
医者や看護師なんかは経験豊富だから、患者が「あ、もうじきお隠れになるな~」とか、「まだ持ちそうだな~」とか、わかると思うんです。
でも、私にとっては老人が弱っていくさまを身近で見るのは初めてなんで、さっぱりわかりません。
お隠れになるまで、しっかりと観察をして、自分の経験として積み増して行きたいですね。
でも、こんな中途半端な状態がいつまでも続くと困りますねえ。
白黒はっきりさせてもらわないと。
生きてるなら元気に過ごし、逝くのならさっさとコロッと逝ってもらいたいものです。
若者はそんなこと考えていないでしょうが、コロッと逝くのがみんなの願いですね・・・。
人並みに三連休だった方もおられるでしょうし、逆にそんなもの関係ねえよと言われる方もいらっしゃることでしょう。
弊社は「三連休?は?」という部類の会社ではあるのですが、昨日はブログ更新をお休みさせていただきました。
これまで、ネタ切れ、意欲切れ防止のための土日のブログ更新ををお休みさせていただいておりました。
ところが、ブログへのアクセス数を分析してみると、祝日のアクセス数というのは日曜とほぼ同じでした。土曜に関しては、日祝日よりもやや多いです。
当ブログ読者の皆さんは、平日にどこかで読んで頂いている方が多数のようです。
んじゃ祝日も休みするべ・・・ということで休みました。
ま、私の出張の都合なんかで、ただでさえ不定休なのですが、週に4~5日根気強く更新していく・・・そんなことを目指して生きたいと思います。
さて、この三連休、私もどこかへ遊びに出かけた・・・と言いたいところですが、残念ながらそんな暇も金もありません。
この三連休の間にどうしても行きたかったのは、現在入院中の実父の見舞いです。
現在特養に入所中の実父ですが、最近体調を崩すことが増えました。
確か7月中旬からだったと思いますが、約一ヶ月間肺炎で入院していました。
ようやく退院した・・・と思ったら、2週間ほどで再発して再入院し、現在に至るという感じです。
9月の上旬、確か東南アジアへの出張前日に見舞いに行きました。
数日前に再入院したと聞いていたので、「さすがにこれまでか?」と思っていました。
出張中に死去して、臨終に立ち会えない、ひょっとしたら葬式に出れない・・・ということも考えられますので、見舞いを口実に様子を伺い、実母や兄に不在の断りを入れに行ったのでした。
その時点では、食事を採ることはできずに点滴のみでしたが、比較的元気だったように思います。
「あ、まだ大丈夫かな?」というのが、二週間前の感想でした。
で、今週見舞いに行った感想ですが・・・。
7月中旬から断続的な入院生活をしている訳ですが、急激にいろいろな事が悪化してきたように感じます。
元々、認知症やパーキンソン病などの持病があるわけですが、間違いなくこれらは悪化。
私が見舞いに行ったときで、普段の二割位しかマトモな時間が無い印象です。
人間って体を動かさないとダメな生き物なんだなと感じましたね。
よく、「寝たきりになると急激に悪化する」と聞いていましたが、アレは本当ですよ~。
それを実感させてくれてありがとう。父さん・・・と褒めてあげたい。
言語を発することも非常に大変で、体に力も入らなかった様子です。
あれは点滴生活が長く続き、食事を食べていないことが原因なのか、それとも本当に弱っているのか・・・?
医者や看護師なんかは経験豊富だから、患者が「あ、もうじきお隠れになるな~」とか、「まだ持ちそうだな~」とか、わかると思うんです。
でも、私にとっては老人が弱っていくさまを身近で見るのは初めてなんで、さっぱりわかりません。
お隠れになるまで、しっかりと観察をして、自分の経験として積み増して行きたいですね。
でも、こんな中途半端な状態がいつまでも続くと困りますねえ。
白黒はっきりさせてもらわないと。
生きてるなら元気に過ごし、逝くのならさっさとコロッと逝ってもらいたいものです。
若者はそんなこと考えていないでしょうが、コロッと逝くのがみんなの願いですね・・・。
アンコ事件 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2013/09/20(金) 07:14
昨日は、実に久しぶりに名古屋へ戻りました。
東南アジアへの出張前からですから、実に約10日ぶりに戻ったことになります。
日頃留守がちな私ですが、さすがに約10日間も名古屋を離れる事は珍しい。
長く会社を離れていると、良いことも悪いことも沢山溜まっているもので、戻ると様々なことを自分の目で確認したり、報告を受けたりするものです。
今日は、その中でも最悪の出来事をご紹介したいと思います・・・。
「アンコを入れられる」という言葉があります。
業界用語かな?
よく和菓子なんかで、外は衣がついていて、中身はアンコであることが食べ物があります。
大福もちなら、外側が餅で中身はアンコ。
ドラ焼きなら、外側はスポンジケーキ(?)で中身はアンコです。
本物のアンコが入っていたという話ではないのですが、外側と内側が違う商品を買ってしまった・・・ということです。
例えば、空調などの配管である銅パイプ。
業者間の取引では、フレコンバッグ(約1.5~2立米の袋)に入った状態で取引されます。
外から中身を確認しようとすると、上部の開口部からしか見れません。
上から見たら銅パイプが入っていたので、銅パイプとして取り引きをしてみたところ、銅パイプは上部だけで、下部は約30分の1の価値しかない「鉄パイプ」が入っていた・・・。
こんなことも、現実にあります。
これが、「アンコを入れられた」という話です。
詐欺みたいでしょ?
そう。詐欺なんですが、基本的に世界標準では「騙されるほうが悪い」って話なんで、外国人相手に仕事をしていると、そんなに珍しい話では無くなります。
そのため、厳重にチェックしないといけないのですが、今回はそのチェックをすり抜けて来たんですね・・・。
なんと、私ホリグモンがチェックした商品ですので、言い訳のしようもありませんし、怒りのぶつけどころも無い。
金額的には大した損害ではありません。
せいぜい数万円の話なのですが、信用の問題、今後のチェック体制の見直し等、間接的な面での被害が大きいですね。
情報提供的な意味合いで、弊社で起こった出来事をご紹介しておきましょう。
まず、アンコされていた商品ですが、外国人問屋が、外国人小売業者から買った基板です。
弊社は、外国人問屋から買ってきた訳です。
外国人問屋は、長いお付き合いで、信用ある相手です。
外国人問屋も、外国人小売業者から騙されていたと考えられる状況です。
外国人問屋については、疑う必要がないかと思います。
アンコを入れたものを私に売りつけても、不利益になるだけですから、動機が無い。
僅か数万円のために、取引停止になって大損害を受けるなんてことをするバカはいませんので、大丈夫でしょう。
やはり外国人小売業者が行ったアンコを、外国人問屋も私も見抜けなかった・・・という点に問題があると思います。
ちなみに、私がチェックを行った取り引きですので、当時の取引の様子を鮮明に覚えています。
商品確認のために現場へ行った際、フレコンバッグが60個ほど並んでいました。
一定の信用と実績のある外国人問屋が取引相手ということで、全量検査は行いませんでした。
全量検査とは、フレコンバッグ60個全ての中身を一旦放り出し、外見だけでなく、中身までその全てを確認するということです。
信用の度合いにもよりますが、私が行ったのは無作為抽出検査。
総量の約1/3にあたる20フレコンバッグの中身を精査し、問題がなければ全量をOKとする方法です。
「そんないい加減なチェックをするから、アンコをやられるんだ!」と言われれば、反論のしようが有りません。
そのとおりです。
全量チェックを行っていれば、未然に防げたトラブルです。
でもねえ・・・
「いかなる時も全量チェック」なんて、あまり現実的ではないんですよ。
過ぎたるは及ばざるが如し・・・ですわ。
取引金額や取引相手の信用度、チェックに要する時間と費用などを総合的に勘案し、どの程度のチェックを行うかを決めるのが現実的です。
その点では、決して判断を誤ったとは思っていませんでした。
でも、結果としては判断ミスですね。
全量チェックすべきでした。
全量検査を行わないことによって、多少リスクは高まる訳です。
そのために今回のアンコ事件のような問題が発生したとして、弊社内だけの問題で済めば極端な話、笑い話で済ませても良い訳です。
ところが、このアンコのものを、弊社がだれかに販売するならば話が違ってきます。
弊社がアンコものを売りつけようとした・・・という重大な信用問題になってくる訳です。
「どの程度のチェックを行うか」という単純な判断基準ですが、直接的な費用対効果だけでなく、間接的なリスクまで想定して判断しなくてはならないようです。
本当に、私はまだまだ未熟ですね~。
ご迷惑をかけた皆さん、申し訳ありませんでした。
東南アジアへの出張前からですから、実に約10日ぶりに戻ったことになります。
日頃留守がちな私ですが、さすがに約10日間も名古屋を離れる事は珍しい。
長く会社を離れていると、良いことも悪いことも沢山溜まっているもので、戻ると様々なことを自分の目で確認したり、報告を受けたりするものです。
今日は、その中でも最悪の出来事をご紹介したいと思います・・・。
「アンコを入れられる」という言葉があります。
業界用語かな?
よく和菓子なんかで、外は衣がついていて、中身はアンコであることが食べ物があります。
大福もちなら、外側が餅で中身はアンコ。
ドラ焼きなら、外側はスポンジケーキ(?)で中身はアンコです。
本物のアンコが入っていたという話ではないのですが、外側と内側が違う商品を買ってしまった・・・ということです。
例えば、空調などの配管である銅パイプ。
業者間の取引では、フレコンバッグ(約1.5~2立米の袋)に入った状態で取引されます。
外から中身を確認しようとすると、上部の開口部からしか見れません。
上から見たら銅パイプが入っていたので、銅パイプとして取り引きをしてみたところ、銅パイプは上部だけで、下部は約30分の1の価値しかない「鉄パイプ」が入っていた・・・。
こんなことも、現実にあります。
これが、「アンコを入れられた」という話です。
詐欺みたいでしょ?
そう。詐欺なんですが、基本的に世界標準では「騙されるほうが悪い」って話なんで、外国人相手に仕事をしていると、そんなに珍しい話では無くなります。
そのため、厳重にチェックしないといけないのですが、今回はそのチェックをすり抜けて来たんですね・・・。
なんと、私ホリグモンがチェックした商品ですので、言い訳のしようもありませんし、怒りのぶつけどころも無い。
金額的には大した損害ではありません。
せいぜい数万円の話なのですが、信用の問題、今後のチェック体制の見直し等、間接的な面での被害が大きいですね。
情報提供的な意味合いで、弊社で起こった出来事をご紹介しておきましょう。
まず、アンコされていた商品ですが、外国人問屋が、外国人小売業者から買った基板です。
弊社は、外国人問屋から買ってきた訳です。
外国人問屋は、長いお付き合いで、信用ある相手です。
外国人問屋も、外国人小売業者から騙されていたと考えられる状況です。
外国人問屋については、疑う必要がないかと思います。
アンコを入れたものを私に売りつけても、不利益になるだけですから、動機が無い。
僅か数万円のために、取引停止になって大損害を受けるなんてことをするバカはいませんので、大丈夫でしょう。
やはり外国人小売業者が行ったアンコを、外国人問屋も私も見抜けなかった・・・という点に問題があると思います。
ちなみに、私がチェックを行った取り引きですので、当時の取引の様子を鮮明に覚えています。
商品確認のために現場へ行った際、フレコンバッグが60個ほど並んでいました。
一定の信用と実績のある外国人問屋が取引相手ということで、全量検査は行いませんでした。
全量検査とは、フレコンバッグ60個全ての中身を一旦放り出し、外見だけでなく、中身までその全てを確認するということです。
信用の度合いにもよりますが、私が行ったのは無作為抽出検査。
総量の約1/3にあたる20フレコンバッグの中身を精査し、問題がなければ全量をOKとする方法です。
「そんないい加減なチェックをするから、アンコをやられるんだ!」と言われれば、反論のしようが有りません。
そのとおりです。
全量チェックを行っていれば、未然に防げたトラブルです。
でもねえ・・・
「いかなる時も全量チェック」なんて、あまり現実的ではないんですよ。
過ぎたるは及ばざるが如し・・・ですわ。
取引金額や取引相手の信用度、チェックに要する時間と費用などを総合的に勘案し、どの程度のチェックを行うかを決めるのが現実的です。
その点では、決して判断を誤ったとは思っていませんでした。
でも、結果としては判断ミスですね。
全量チェックすべきでした。
全量検査を行わないことによって、多少リスクは高まる訳です。
そのために今回のアンコ事件のような問題が発生したとして、弊社内だけの問題で済めば極端な話、笑い話で済ませても良い訳です。
ところが、このアンコのものを、弊社がだれかに販売するならば話が違ってきます。
弊社がアンコものを売りつけようとした・・・という重大な信用問題になってくる訳です。
「どの程度のチェックを行うか」という単純な判断基準ですが、直接的な費用対効果だけでなく、間接的なリスクまで想定して判断しなくてはならないようです。
本当に、私はまだまだ未熟ですね~。
ご迷惑をかけた皆さん、申し訳ありませんでした。
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