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社長の独り言

出張報告です - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2013/09/12(木) 09:40

私が海外出張へ出る理由は、

1.商品を売りに行く

2.商品を仕入れに行く

このどちらかの理由になります。


基本的には、相手国に「商品を売りに行くための出張」というのが、弊社・・・というか、我々の業界の通例でしょう。

日本の中古機器なんかを、発展途上国に対して売りに行く ということですね~。


たびたびご紹介しておりますが、最近では色々な事情がありまして、「相手国に商品を仕入れに行く」ための仕事が増えております。

売るのも買うのも同じといえば同じなのですが、多少の違いがあることも事実です。

一番の違いは、交渉相手の事業規模でしょうか?

我々が商品を売る相手というのは、最低でもコンテナ一本単位、金額で言えば数百万円以上の商品を一括して購入することが出来る相手ということになります。

相手国の状況にもよるでしょうが、一度に数百万円から数千万円単位の取引が出来る事業者というのは、日本の小規模事業者でも結構な規模になります。

ということは、「売る」仕事なら、大きな会社だけを相手にしていれば済む・・・ということなんです。


「買う」仕事のほうは、多少事情が異なります。

資本や設備など、全てが整った大規模な事業者のところへ「買い」に行くなら、売りと同じく大きな会社だけを相手にしていれば良いのですが、それでは面白くない。

ある程度の利幅を確保しようと思えば、生産者に近いところまで赴いていかないと駄目。

この理屈はお分かりいただけるかと思います。


でも・・・発展途上国における我々の業務で言うところの生産者、すなわちスクラップ事業者のところへ行くのは、多少勇気が必要です。

日本でも、スクラップ事業者といえば多少「荒くれ者」のイメージがあります。

未開の地で、そんな事業者のところへ行って大丈夫かいな?

いつも一定の不安は抱えているのですが、子供のミルク代のためには多少の無理もしなければなりません。

私がどんなところを訪問しているのか、海外出張という名の探検を、簡単にご紹介しておきますね。




東南アジアのどこの国でもそうですが、市街地を抜けて郊外へ出ると、道路は未舗装、雨でも降ると泥沼になるのが当たり前。

画像のような道路を延々と突き進んでいくことになります。

日本でも海外でも、スクラップ屋が中心市街地に存在するはずがありませんので、当然のように人里離れた郊外へ出向くことになります。


このゲートの先は、反政府ゲリラの勢力圏。

命の保証はありません。


・・・冗談ですよ!





先へ進むと、自動車が通れない道路になります。

このあたりだと、オートバイや自転車なら走れますが、自動車を降りた私は徒歩になります。

ジャングルの行軍ですね。







さらに先へ進むと、本当に未開の地へ来た気分が味わえます。

そろそろ「ホールドアップ!」と言われるかな?

パスポートはホテルに預けてきたし、現金は奪われても諦められる金額しか持参していません。

それとも、オレのマグナム・・・いや、豆鉄砲で応戦するか?







アホなことを考えながら歩いていると、ようやく目的地が見えてきます。

何でこんな奥地にあるんだ?

まあ、そこは深く追求しないことにしよう。






何だか、麻薬取引にでも来たような場所ですが、私は「金」、ゴールドのスクラップを求めてきたんだよ~。

「ブツを見せろ!」と要求すると、中々上質のモノが出てきました。



おう。コレだよ。コレ。

これだけの仕事がしてあれば、こちらも「OKだ!」ということで商談成立。




基本的には、こんな事を繰り返すのが海外出張です。

色んな所へ出向いて、色んなモノを仕入れてきたり、逆に売りに行ってきます。


宣伝させていただきますと、通常では考えられないような所まで行って商品を仕入れてきますし、商品を売りに行ってきます。

今回訪問したような地域であれば、現在でも牛が畑を耕しているような地域です。

日本から中古の耕耘機やトラクターを売りに行って、その売上で今回のような貴金属やレアメタル含有屑を買ってくる・・・。

これが、弊社のビジネスモデルです。


これにより、日本に貴重な資源が再還流してきますし、願わくば再び製品となって出て行って欲しいものです。

あ、相手国にも貢献していますよ。

今回仕入れた屑を例に挙げると、手作業を委託している部分で、現金収入に乏しい農村部における貴重な収入源になっています。

我々が持っていく、日本製の中古草刈機を安価で提供すれば、子供たちの農作業負担を軽減できますしね。


そんな訳でして、弊社の経済活動=金儲けではあるのですが、企業活動というものは社会貢献と紙一重なものでして、改めて宣伝するほどのことではないのです。


今回も、そんなちっぽけな誇りを抱きつつ、明日日本に帰国予定です。
















ああ、今日はエエ話になったかなあ?

仕事を成し遂げた後は、やっぱりコレですわ!






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