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小型家電リサイクルの報道 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2015/10/19(月) 06:03


土曜日の朝だったと思いますが、NHKの番組で「小型家電リサイクル」についての報道がありました。





主な内容としては、昨今の金属価格下落により、小型家電リサイクルに暗雲が立ち込めている・・・というものでしたが、ご覧になった方も多いのではないかと思います。



関東地方某市の例でしたが、2014年の小型家電スクラップの払い下げ価格は1kgあたり48.5円程度で年間約300万円の売却益があったものの、2015年度の払い下げ価格は1kgあたり20円強にまで落ち込んだとの事でした。





金属相場というものは常に変動するものですから、払い下げ価格がそれに合わせて変動するのは当たり前のことではあります。


払い下げ価格(われわれ業者にとっては取得価格)が、1kgあたり48.5円というのが少々高すぎるような気がしますね。


それがたとえ2014年の金属相場であってもです。





小型家電スクラップから貴金属やレアメタルを抽出するという大義名分のもとで始まった「小型家電リサイクル法」ですが、すでに以前から市場原理に基づいて行われていた事業に対して、「官の論理」が追加されると採算性が著しく悪化するというのは当然の帰結です。


国際的なルール作りの流れの中で、止むにやまれぬ大人の事情もあるのでしょうが、官が口出し(?)するようになった事業は、その時点でビジネスでは無くなるなということを改めて痛感しています。





番組の中では、払い下げ価格の下落に対する対応も紹介されていました。





資源価格が下落する中で、一定の売却益を確保する方策として、回収量を増やす試みが紹介されていました。


この方法は、我々民間事業者にとっても有力な選択肢の一つではあります。





資源価格が下落しようが何であろうが、売上高を大きく下げるわけにはいかないという大人の事情が多くの企業にはありますもんね~。


ですので、回収量を増やすことにより前年度と同等の売却益を・・・という試みは、お役所としては非常に前向きな発想であるとは思います。





確かに回収量が増えれば売上高である売却額は増大するのでしょうが、その売上高増加策は同時に費用増加を伴うものですから、果たして「売却益」増加になるかと言えば、微妙なところでしょう。


ビジネスの論理で言えば、ダメなとき(資源価格の安いとき)は、何もしないのが一番の策であることもあります。


下手に動けば、出血量を増やすだけという場面もあります。





少なくとも私は、これまでにそのような経験をして来たように思います。





ただ「何もしないのが一番の策」というような考え方は、市場原理に基づいた行動ではあるものの、第三者に説明することが中々困難な対処かと思います。


特に官製の商売では、そのような柔軟(?)な対応ができないのではないかと心配しますよ。





官に限らず大きな組織になると、人員と予算が配置された事業の中で「何もしない」という選択をすることは、たとえそれが最適な選択であっても実行するのは困難でしょうからね。


第三者あるいは上役から、「サボっているのか?」と受け取られやすい選択ですので・・・。





最後にもっと不安になったのは、収益性向上のために「機械化」を切り札とする考え方が根強いことです。


人件費を削減するために機械化・・・という考え方は、これまで広く社会において進められてきた手法ですが、リサイクルの世界においては間違いであるというのが私の持論です。


私だけでなく、リサイクル業界に身を置く人なら、肌感覚である程度分かっていただけると思うんですけどねえ。





そりゃあ人力に頼って輸送していた物品を、輸送機器を使って運ぶとか、機械化することにより効率と採算性が向上する場面は多くあります。


しかし21世紀の日本では、機械化が有効である部分はすでに機械化されています。


「そのほうが儲かる」というポイントに関しては、私たち民間事業者はとても敏感ですので、利益に直結するような機械があれば、大きな借金を抱えてでも導入します。





収益向上に繋がる新たな機械化というのは、本当に難しいと思いますよ。


小型家電で言えば、小型家電そのままの姿形で機械に放り込み、貴金属やレアメタルを多く含有する機器と、そうでない機器を自動的に分別し、プラやベースメタルを自動分別。


その上で貴金属やレアメタルを含有した部位がキレイに残っている・・・。





こんな夢のような機械が安くで発売されるようになれば、ウチも買いますわ。





でも現状で研究開発されている機械って、人間の手によりヤマに放り込むだけの状態にまで分別されたものを、金属別に機械的に仕分けするというレベルの物。


機械に異なった金属を入れると、「ほら、キレイに分別されますよ」ですって。





そんな機械が有効だと考えておられる方は、金や銀などの貴金属やレアメタルが小型家電の中に単体で入っているとでも思っているのですかね?


そんな機械、誰が買う?


それは大学の研究室内での玩具であって、商業ベースに乗る機械では無いのですよ・・・。






現実問題として、効率的なリサイクルを行うためには機械化よりもむしろ、人間の手によるキメ細かい分別・仕分けを増やして採算性は向上するかと思います。





「人間の価格」は、日本国内においても頭打ちですし、ドルベースでは3年前の2/3のコストに下がっています。


それでも高けりゃ、製造業などと同じように海外の安い人件費でやれば良いだけの話。





製造業は海外へ安い人件費を求めて行っても良いけれど、お前らはダメ・・・というのが前提だから、矛盾やひずみが出てくるんですよ。


製品を作る、モノ作りという局面においては、一定量の単一商品を作り上げるので機械化も比較的容易でしょうが、リサイクルの場面では、一品一品が、素材も形も何もかもが異なる商品を扱わなければならないわけです。


一品だけの試作品製作のような場面と同じですわ。


人間がやらなきゃ、しょうがない。





貴金属やレアメタルのリサイクルは、試作品製作と同じだと認識すれば、あまり的外れな考え方はしないと思うんですけどね。





そういう場面で、同時・大量処理を得意とする機械化は不向き。


鉄に代表されるようなベースメタルを大量にリサイクルする場面で、多少のロス(ダストになってしまう)が出てもしょうがないという考え方でやるなら、機械化も結構ですけど・・・。





しかも必要とされる機械の数が多いわけじゃないし、機械自体の価格も高くなります。


高額な設備投資をすることになりますから、それを回収しようとすると仕入れ価格を下げるしかありませんわな。


結局、誰もが得をする話ではありません。


あ、機械メーカーは儲かるか。





最後に・・・


本日のブログは誰かを貶めたり、批判することが目的ではありません。


確かに、「的外れだな~」という趣旨のことを申し上げているのですが、世の中には「分かっていても、そうせざるを得ない」ことが多くあります。





小型家電リサイクルの話も、その類の話であると思っておりますので、そんな現状をボヤいているだけだとご理解くださいね。








コードシェア便には要注意ということです - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2015/10/16(金) 05:43


前回のブログでは、JALに対する不満をタラタラと述べてしまい、話の本筋が見えなくなってしまいました。




いかなる事情があるにせよ、他人様を非難するのは見苦しいし、宜しくありません。


他人様を非難する前に、「テメエ(自分)はどうなんだ?」という謙虚さを常に持ち合わせていなければならないですね。


少々、非難めいた表現があったなと、前回ブログの表現を反省しています。はい。





私が本来書きたかったのは、皆さんに対する情報提供的なお話ですので、もう一度話を整理します。





・ミャンマーのヤンゴンから、日本航空の「コードシェア便」に乗ってタイのバンコクに向かう予定だった。



・その便が遅延したため、バンコクから羽田行きの日本航空便に乗ることが出来なかった。



・私の最終目的地は羽田ではなく、函館だった。



・迅速に関西空港や中部空港経由で函館へ向かうフライトに振り替えてくれれば、最小限の遅れで函館に到着できたのに、バンコクで一泊して翌朝の羽田行きに変更された。



・その結果、バンコクで一泊、さらに羽田に一泊してから函館へ向かうスケジュールになった。





手短にまとめると、このような経緯があって日本航空に対する不満を書いておりました。はい。





バンコクでの宿泊は、遅延を引き起こした会社である、バンコク・エアウェイズが手配してくれました。


空港隣接の、「ノボテル」という世界展開しているチェーンのホテルでした。


日本円で一泊2万円近く取られる星4つクラスのホテルですので、日頃自費では泊まることがないグレードのホテルです。





私が自費で泊まるホテルなんて、星2つか、せいぜい3つの一泊5千円程度のホテルです。


ビジネス出張なんて、どうせほとんどの時間は外出しており、ホテルは帰って寝るための場所という位置づけですから、多量の虫が出ない程度に清潔であればそれでよし・・・と考えております。


部屋で少々アリさんが這っていたり、ヤモリがいる程度までは辛うじて許容範囲です。





良いホテルに泊めてもらった・・・という理由で、遅延を引き起こした会社に対する怒りが軽減されるのは、貧乏性なのか人情なのか分かりませんが現実ですね。





さて、前夜に振り替えられた日本航空羽田行きのフライトは、午前10時前に出発する便だったと思います。


前夜の事があったので、「少しでも早く、最終目的地である函館に行かせてくれ」という交渉を行うために、出発の3時間以上前に空港のチェックインカウンターへ向かいました。




何度か申し上げた記憶がありますが、私の英語力は中学一年生レベルですので、まずは日本語を話すことが出来るスタッフを探すことにしました。


幸いにも、日本語を話すことが出来るスタッフはすぐに見つかりました。(最後に知ったのですが、実は日本人スタッフでした)





昨夜の経緯を話し、最速で最終目的地へ行かせてほしいと交渉したのですが、今となっては昨夜に提案された、羽田でもう一泊して翌朝の国内線に乗るのが最速だとのこと。




そして悪い予感が当たったというか何というか、羽田での宿泊は「自腹」とのこと。





これに対して、ちょっと頭に来たのは事実です。





・最速で最終目的地へ到着したいという希望は叶えられず



・函館から戻るフライトの予約(全日空)は、JAL便が函館に到着してから、わずか数時間後(函館に滞在できるのは数時間。オレは飛行機に乗りに行くのか?)



・三連休の初日という悪条件の下、羽田での宿泊は自費





このような状況でしたから、少々頭にくるのもやむを得なかった・・・と思います。はい。





余分な金銭的出費と時間の浪費。


しかも函館での滞在がわすか数時間では、オネーチャンと戯れる時間も無い。





「オマエの会社は、一体どないなっとるんじゃ!?」「こういう事になるのが嫌だから、あえて日本航空を選んだのに!」


という意味のことを、丁寧な言葉で申し上げました。はい。





すると日本航空の責任者の方が言うには、


「コードシェア便というのは完全に他社便。コードシェア便が遅延したからと言って、これに対する補償は一切行いません」


とのこと。





へ~そうなんだ。


無知な私は全く知りませんでした。


インターネットで日本航空のサイトからチケットを購入しても、「コードシェア便」は日本航空とは無関係なんですね。


勉強になりました。





しかし、私の腹の虫は収まりません。


それほど怒りっぽくない(自称)私ですが、珍しく食い下がります。





「アンタの会社の規則もコードシェア便の意味も分かった。でもね、アンタ日本企業の一員として、この対応をどう考えるわけ?」





会社員という組織の一員として、会社の定めるルール通りに対応しなければならないのは理解できます。


でも昨夜からの彼らの対応は、中途半端というか杓子定規というか役所的というか、人を舐めてるとしか思えなかったので・・・。





食い下がる私に対して、対応してくれた日本航空職員は、とうとう本当のことを言ってくれました。


「あなたの持っているチケットは、本来フライトの変更が出来ないチケットです。」


「コードシェア便の遅れは日本航空の責任ではない。」


「にもかかわらず、無料でフライトの変更をしてやっただけでも、ありがたく思え」


・・・という意味のことを、丁寧に説明してくれました。





結論。


日本航空のサイトでチケットを買おうが、日本航空●●便という名前が付いていようが、「コードシェア便」という名で他社が運航するフライトだと、遅延その他の問題が起きても何の補償もありません。


注意が必要ですね。





たったこれだけの話なのですが、2回にわたる長編(?)になってしまいました。





ええ。


本来はフライトの変更が出来ないチケットを持っていた私に対して、無料でフライトを変更していただいたことに対して、とても感謝しております。はい。


ありがとうございました。日本航空さん。





これで・・・エエか?








コラ! 日本航空 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2015/10/14(水) 06:44


10月9日夕方にミャンマーの首都ヤンゴンを出発し、タイのバンコク経由で帰国しました。


飛行機の遅れが原因で、結局24時間遅れでの帰国になったのですが、その際に非常に勉強になったことがありましたので、皆さんにもお知らせしたいと思います。





まず、当初の私の帰国スケジュールです。



・10月9日6:20PM出発の日本航空JL5952便で、ヤンゴンからバンコクへ。


・8:15PMバンコク到着。
 9:55PM出発の日本航空JL034便に乗り換え、東京羽田へ。


・6:05AM羽田到着。
 7:55AM出発の日本航空585便に乗り換え、函館へ。








10月9日、私は午後6時20分出発の飛行機に乗り遅れないよう、3時間以上前の午後3時に、ヤンゴンの宿泊先を出発しました。


ミャンマーのヤンゴンという街は、慢性的な渋滞が名物になっています。


宿泊先から空港までは7~8kmの距離ですので、渋滞が無ければ20~30分もあれば十分なのですが、渋滞すると2時間以上の時間を要しますので。



(ヤンゴン市内にて)


案の定、空港まで約2時間を要し、午後5時過ぎに空港へ到着しました。


出発までは1時間以上ありますので、ヤンゴンのように乗客の少ない田舎空港なら出発手続きでに十分な時間があります。





さ、本題です。




午後6時20分に私が搭乗する予定の「日本航空JL5952便」ですが、これは「コードシェア便(共同運航便)」という奴でした。



日本航空のフライトとしてチケットを購入しても、共同運航便という名の下に、実際は他社の飛行機に乗る形になります。



日本航空JL5952便は、「バンコク・エアウェイズ」というタイの航空会社が運行するフライトでした。





チェックインカウンターで荷物を預け、搭乗券を受け取ろうとすると、私が搭乗する予定のフライト(日本航空JL5952便)は、約3時間遅延していることが判明。


バンコクでの乗り換え時間が約1時間40分ですから、3時間も出発が遅れたら、日本行きの飛行機に間に合わなくなってしまいます。





運行会社であるバンコクエアウェイズの対応は、直近のバンコク行きである、午後7:45分出発のタイ国際航空のフライトに変更してくれるというものでした。


バンコクで羽田行きへの乗り換えに間に合うよう、グループでも何でもない完全他社便に振り替えてくれるのですから、バンコクエアウェイズの対応は良好なんじゃないでしょうか。





ただ、タイ国際航空のバンコクへの到着予定時刻は午後9時40分。


到着予定時刻の15分後には羽田行きが出発する予定なので、スケジュール的には相当厳しいはず。


本当にバンコクで乗り換え出来るのか?





バンコクの国際空港は非常に広大で、しかも空港内の移動は徒歩移動。


本当に乗り換え出来るのか強い不安を抱きましたので、何度も「大丈夫か?」と確認し、「無理なら自分でヤンゴン発成田行きのANA便を買うから・・・」とまで言っておりました。


しかし、「ノー・プロブレム」、「心配するな」という、東南アジア人得意(?)の言葉しか返ってきません。





彼らが発するこの手の言葉には、根拠が無いのが特徴です。


正確に言えば、「ノー・プロブレムだと思う」、「心配してもしょうがないよ」と言うべき状況の時に、根拠は無いけど断定して話してくれます。


文化の違いですね・・・。






結局、チェックインカウンターでヤンゴンからバンコク行き タイ国際航空チケットと、バンコクから羽田行きの日本航空チケットを発行してもらいました。


その後、セキュリティチェック、イミグレなどの手続きを終えて搭乗口へ到着。





写真を撮るのも忘れましたが、ヤンゴンの空港内にはレストランや売店の類がほとんどありません。


お土産屋さんは結構あるのですが、飲食を出来るところがほとんど無い。


ミャンマー最大都市の国際空港ですが、茨城空港や県営名古屋空港以下だと思って間違いありません。





本当はビールでも飲みながら出発を待ちたいところですが、何も無いので読書をして出発を待っていると、館内放送で私の名前を呼んでいることに気づきました。


私の名前と搭乗口のカウンターへ来い・・・という事を言っているのは何とか聞き取れましたので、搭乗口のカウンターへ行ってみました。





カウンターでは、「パスポートとチケットを」、「手荷物のタグを」と言われました。


航空会社スタッフから、パスポートやチケットなどの提示を求められることは普通ですから、素直に応じます。





「あちらで座ってお待ちください」


当然、これにも素直に応じます。





数分後、カウンターのスタッフが私のもとへやって来ました。


チケットを確認すると、これから搭乗する予定の、タイ国際航空の座席が変更されていました。


当初は後部の座席と思われる番号だったのですが、前方座席に変更されたようです。





バンコクでの乗り換えを急がなければならないので、早く降機できる前方座席に変更してくれたのかな?





あれ?


でも、バンコクから羽田の航空券が無くなっているよ?


スタッフに質すと、


「航空券はバンコクで渡す」、「何も心配要らない。ノープロブレムだ。」





・・・とても信用できない言葉を並べ立てられたのですが、自分が何かを出来るわけでもなく、結局言われるがままに従わざるを得ないですね。





バンコクへ到着してみると、バンコク・エアウェイズのスタッフがお出迎え。


「羽田行きの飛行機はもう出発しました。今夜はホテルに泊まって頂きます。」





相当頭に来ていたのですが、可愛らしいオネーチャンだったので、こちらも比較的紳士的に抗議することに。


「オネーチャン。 ヤンゴンで大丈夫だって言われて来たわけよ。それでバンコクに着いたらアカンってどういう事よ?」





オネーチャンは、適当な言い訳と「ソーリー」を繰り返すばかり。


ま、何を言ってもダメなものはダメ。無理なものは無理。





ここまでの経緯について推理してみました。





・ ヤンゴンのバンコクエアウェイズとしては、タイ国際航空に振り替えることにより、何とか羽田行きに乗せようとした。


・ 一旦はバンコクから羽田のチケットも発券したが、バンコクから「乗り換えは無理」と連絡が来た。


・ 放送で呼び出して、バンコクから羽田の航空券を回収し、あとのケツ拭きはバンコクの地上スタッフに任せた・・・。


おそらくそんな所でしょう。





「乗り換え無理」と判断し、羽田行きの航空券を取り上げさせたのは誰か?


私は、日本航空スタッフだと睨んでおります。





あ、実は私のスケジュールが狂ったことについて、遅延を引き起こしたバンコク・エアウェイズに対してでなく、日本航空の対応に対して非常に腹が立っています。


日本航空の対応には法的問題も契約違反も無いのですが、田舎の役場で小役人と問答するような不快感を感じさせてくれました。


さすがに経営破綻する会社です。


そして、破綻後も何も変わっていないと感じさせてくれました。


コレ、最大級の侮辱ですな。





え~と。


バンコクに到着して、本来乗り継ぐべき羽田行きを諦めてからは、JALの出番です。





空港最上階にあるJALの小さなオフィスで、説明が二転三転して結局バンコクで羽田行きに乗れなかったことに抗議。


その上で、以後のスケジュールについて相談します。





色々と話してみるのですが、その日本航空のスタッフさん、日本語はおろか、英語も少し怪しいので、あまり話になりません。





とりあえず、翌朝の羽田行きに乗れと言われていることは理解できます。


午前9:45にバンコクを出発して、夕方17:55に羽田へ到着するフライトのようです。





ただし、夕方17:55に羽田へ到着しても、最終目的地である函館行きのフライトが無い。


彼の提案では、羽田でさらに一泊して、翌朝の函館行きに乗るしかない。





俺の最終目的地は羽田じゃない。函館だ。


可能な限り、早く函館へ到着できるようにしてくれ。





日本航空という会社は、そんな私の願いなど一切無視。





羽田行きは21:55分バンコク発でも、関西行きは23時発、成田行きは23:30発、中部行きは0:25発です。


ヤル気(?)さえあれば、私を最終目的地へ送り届ける方法はいくらでもあります。





しかし最終目的地へ早く送り届けようという気が無いので、バンコクで一泊、さらに羽田で一泊しろ・・・


日本航空という会社は、こういう会社ですよ。





今日はここまでですが、次回へ続きます。

ようやくネット接続 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2015/10/09(金) 05:41


現在、海外出張中です。


過去に何度か申し上げたことがありますが、僻地への海外出張だとネット環境が無い(使えない)可能性があります。


今回の出張がまさにそれでして、一日でWifiが使えるのは、ほんの僅かな時間。


その時間が外出中であれば、全くネットが使えないという環境でした。





昨日ようやくミャンマーの首都ヤンゴンへ到着し、何とかネット環境を手に入れました。


ipad を wifi ルーターとして使用して、ノートPCをネットに接続しています。





ipad も良くて3G通信(遅い)で不安定、いつプリペイドが切れるか分からないという状態ですので、短文とさせていただきます。





今回の海外出張の目的は、不安定な中古自転車の輸出情勢に備える・・・というか、「大丈夫かいな?」と確認するための出張です。


こればっかりは、自分の目で確認しないと何ともいえません。





現地の在庫状況や状態を見れば、およそ販売状況はつかめます。


価格が安くなったとか、高くなったという類の話は、把握することが中々難しいです。


見ただけでは分かりませんからね~。





それでも、どんな在庫が置かれているかなど、細部を見れば何となく市況は掴めます。


活気があり、お客さんの出入りも激ししく、在庫がキッチリと美しく管理されているような状態であれば、価格が下がっているなんてことは、まず無いでしょう。





一方、在庫が長期にわたっている様子が明らかであったり、工場・店に活気が無いときは、状況が芳しくない証拠。


そんなときは、価格が下がっているなどの宜しくない状況に置かれているのが明らか。





そんな細かいポイントを観察したいので、写真でもカメラでも駄目です。


自分の目で観察しないと、こればっかりは判断できません。





こちらも同じ商品を扱っているプロですから、海外の輸出先と大きな立場の変化はありません。


日本の同業他社を訪問すれば、「この会社はどういうことをやっている」と、一目見れば分かります。


同じように海外でも一目見れば大体の想像がつくんです。


同じ穴のムジナですな。





そんな状況でして、色気も何もない更新ですいません。


色っぽいオネエチャンの写真でも撮れれば良いのですが、そんな状況でもないのでお許しを!


大病院へ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2015/10/05(月) 06:21


先日、午前中いっぱいくらいの時間を使って、大きな病院へ行ってきました。



前年ながら(?)、私の病気ではありません。

現在75歳の私の母の付き添いです。



先日、近所のかかりつけ医で久しぶりに健康診断をしたところ、心臓に大きな問題がある可能性があるとの指摘を受け、大きな病院での検査を指示されたそうです。

先週の日曜日、何だか遠まわしに「来てほしい」というようなニュアンスの電話がありましたので、車を走らせて実家へ行ってみたところ、そんな話を聞きました。



4~5年前に脳卒中で倒れた経験があり、1年半前には夫を亡くしていますので、自分へのお迎えもそう遠くないという自覚(?)があるようですね。

通帳や保険証券などの保管場所やキャッシュカードの暗証番号の説明まで受けましたので、本人はそれなりの覚悟をして、私を呼んだのでしょう。





そんな話ですから、私の方もそれなりに覚悟を決めました。

1年半前に父親を亡くした時でさえ、それなりに悲しかったですから、母親を亡くす悲しみは恐らくそれ以上だろうなあ・・・なんて考えながら。



そんな状況での大きな病院での検査ですから、平日の日中にも関わらず、私も同行することにしました。

初めて行く病院で心細いでしょうし、緊急入院なんて事になったらすぐに対応しなければいけませんからねえ。





4~5年前に脳卒中で倒れた時、会社も今より大変でしたから、ロクに見舞いや看病もしていませんでした。

もちろんその反省も踏まえてますし、これが最後の親孝行になるかもしれないし・・・と様々な理由はありますが、とにかく初めて病院への付き添いをすることにしました。



決して、遺産目当て ではありません。はい。




当日の朝、早朝に自宅を出発して高速道路に乗り、実家へと到着。

母親を乗せて病院へと向かいました。





病院へ到着して最初に驚いたのは、驚くほど機械化されていることでした。



人間の手による手続って、驚くほど少ないんです。

紹介状兼予約票みたいなものだけを持って行ったのですが、人間による補足説明こそありましたが、基本的にすべてが機械だけで処理を済ませることが可能です。

受付から診察券の発行まで、全ての手続きに人間は不要でした。



とは言え、年寄りが多い病院ですから、機械から発行される用紙などをわざわざ手渡しで渡してくれます。

受診する診療科への行き方を口頭でも説明してくれましたので、放ったらかしにされる訳ではないのですが、システムとしては受付から支払いまで、病院職員が接客することは一切不要なシステムが構築されていました。

凄いですねえ。





さて、心臓内科の受付の前で待つよう案内されました。

モニターで予約者の一覧や時間、診察の進行状況が一目瞭然になっています。



ま、いくらそんな表示をしても、予定通りに事が運ばないのが病院というものです。

待合で待つこと約45分。

予約時間を30分ほど過ぎたあたりで看護師が出て来て、レントゲン、心電図、エコーの検査を受けてくるように書類を渡されました。



これより検査の旅へと出発です。



まずエレベーターで地下へ降り、レントゲン撮影。

書類に付いているバーコードをスキャナーに通すと、これまた予約番号が発行される仕組みです。

ここでもレントゲン技師以外の人間は不要ですね。



レントゲン撮影が終わると、一階へ上がって心電図とエコーの撮影。

同じようにスキャナーに読ませると、流れ作業で検査が進んでいきます。



検査に要した時間は、待ち時間を含めて1時間15分ほど。

この時点で病院へ到着してから2時間以上が経過していますが、機械化により相当効率化されていて、素早く検査が終わった印象ですね。



時間がかかるのは、「検査を指示する」という人間が対応する部分だけです。

「スピード」だけで見ると、機械は人間よりはるかに優れています。



ただ、人間は機械には出来ない「判断」や「創造」を行うことが可能です。

という事は、判断や創造が出来ない人間なんて、本当に不用品だなあ・・・と改めて認識させられました。





さて、検査が終わって心臓内科の前の待合に戻って来て、呼ばれるのを待つこと約30分。

名前が呼ばれて、ようやく医師と初対面です。



検査時間は待ち時間に含めるべきではないのでしょうが、患者の立場からすると、病院へ来てから2時間半が経過しての初対面。

私は病院へ来た経験が非常に少ないので、噂どおりの長い待ち時間であることに少し感動(?)です。





診察室へ入ると、先ほど行われたレントゲン写真やエコー、心電図の画像を見ながら、「う~ん。」と医師が首をかしげています。



おそらく、「どのような治療が必要か?」という検討をしているのでしょう。

手術か? 入院か? 手遅れか?

患者にとってはドキドキする瞬間です。





長い沈黙ののち、ようやく医師が口を開きました。







「どこも悪いように見えないですねえ・・・」




「は?」




「レントゲン、エコー、心電図の検査結果からは、異状が見当たりません」




「はあ・・・」




「一応、CTの検査をしておきますか。折角かかりつけ医の先生が心配して紹介してるんだし。」




「んじゃ、お願いします。」




「それじゃ、来週の2時に来てください。」




こんな流れでした。




街医者に大きな病院へ行けと言われて、大きな病院で検査したら「何もなかった」というようなことは、よくある出来事なんでしょうかねえ?

まあ、何もないのは喜ぶべきことなんでしょうが、あまりにも拍子抜けしましたわ・・・。





あまりにも拍子抜けしたからでしょうか?



私に大きな油断(?)が生じました。

病院にいた間に鳴っていた電話や受信していたメールに対して、「すいません。病院にいたので出れなくて・・・」とやってしまいました。



コレ、経営者としては言ってはいけないセリフです。

中小零細企業の経営者にとって、「経営者の健康不安=信用不安」も同然なのが、世の常識です。



「病院にいた=病気」と、世間は勝手に想像を膨らませますから。

現に、「お大事にしてください」なんてメールを受け取ったりしてね。





そんなオチなのですが、自分の母親が何事も無かったことは素直に喜んでいます。



ちなみに来週のCT検査なのですが、母親には「健康のためにバスに乗って、歩いて行け!」と言っておきました。




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