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ブログ 2017/5

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深夜マラソン - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2017/05/17(水) 05:45


5月16日未明・・・午前3時ごろかな?


関西にある自宅から、東京営業所へ戻ってまいりました。





実は愛知県愛西市の中部営業所に荷物を取りに行かなければならない用事がありまして、「名古屋まで戻るなら、自宅にも立ち寄ろう」ということで、土曜日の朝に東京営業所を出発していたのです。





私が常駐する場所を東京営業所へ移転したことに伴い、事務拠点も東京営業所へ移転したのですが、過去の決算資料など、普段使わないようなモノは名古屋に置きっぱなしでした。


そんな書類が必要になったものですから、取りに行ってきました。





これで大方、事務拠点の移転作業は完了したかな?





まあ私のやることですから、「アレが無い、コレが無い!」と、再び名古屋へ捜索に向かうこともあるでしょう。


火曜日に運んだ荷物に関しても、見つけられなった書類がありましたので、名古屋へ再捜索に向かうか?





いや、流石にそれは・・・。


往復数万円の経費を要する名古屋往復ですから、そう易々と出向くわけにはいきません。







そうだ。


名古屋から東京営業所へクルマで戻るには、東京インターで降りて環八通りを北上するんですが、そこでは他の街では見られないであろう、異様な光景を見ることが出来ます。





私が東京インターを降りたのは、午前2時ごろ。


「草木も眠る丑三つ時」です。





でもね、東京ってすごいんですよ~。


そんな時間でも、ジョギングをしている人を見かけることが珍しくありません。





東京インターを出てから30分ほどの間に、どんな時間でも、ジョギングをしている人を数人は見かけます。


健康のために、時間を問わずジョギングされているんですねえ。





「ソレ、健康にエエんか?」


ツッコミどころ満載だと思うのですが、そんなアホ・・・いや、そんな姿は東京でしか見られません。





皆さんも環八通りを深夜に走行する機会があれば、ぜひ周りを観察してみてください。







さて、突然ですが19日金曜日から、タイへ高飛びすることにしました。


19日出国便で、翌20日深夜の現地発で帰国しますので、一泊二日の海外出張(笑)





往復の行程が機中泊、現地ホテルで一泊というスケジュールですから、「一泊三日」ということになるのかな?


お約束の過密スケジュールです。





私もどこかの女詐欺師みたいに、タイに愛人でも作って、ゆっくりしたいですねえ・・・。





夜行高速バスの車中や、飛行機のエコノミーで寝泊まりして、経費節減。


こんな生活をいつまでも続けることには無理があるのですが、とりあえず今年一年、例年以上にケチケチで過ごしていくつもりです。





場所も事業内容も一新した今年、とりあえず徹底的なスリム経営を目指して、どれだけ利益が出せるのかを見極めたいんです。


結果が出なかったら、色んなモノを投げ出してやろうと思ってます。





何を投げ出すか決めていません。


でも、「投げ出せないモノ=失えないモノ」って、何だ?





おかげさまで、私には地位も名誉も財産もありません(笑)


何でも投げ出せる。





まあ結果が出なければ、社長職を投げ出そうかなと思っています。


社会的には、「社長」という立場が地位や名誉だと思われがちなので、それなら誰かに社長をやらせよう。





社長なんて、面倒なだけで責任ばかり押し付けられます。


そのくせ安月給で、夜行バスや夜行便での移動を強いられ、事務所にベッドを置いて寝泊まりするような生活を強いられる。





そう。


環八通りで深夜二時にジョギングしているようなものなんです。





他人の目から見れば、「バカじゃね?」と。





深夜にジョギングをしている諸氏、大変失礼しました。


アンタらの姿は、実は私の姿そのものなのです。

ケツ拭き紙 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2017/05/15(月) 05:52


今日は小ネタを二つです。


金曜日から週末にかけて流れたニュースの中から、思うところがある話題をご紹介しますね。






13日の土曜日、仙台港近くのご同業・・・いや、今は同業でなくなりましたが、スクラップ屋さんのヤードで火事が発生したようです。


ニュースでは「スクラップの鉄くず燃える」というタイトルになっていましたが、鉄は燃えません(笑)ので、「金属くずに付着していた可燃物が燃えた」のでしょう。





金属くずを扱う仕事というのは、実は火災のリスクも小さくないのです。


外国人の中には、故意に火災を起こす連中もいると噂されますが、それくらい火災が発生するのが珍しくないのです。





私の経験の中でも、「危ない!」と感じたことが何度かあるのですが、やはり一番警戒すべきは「バッテリー」の類でしょうか。


金属くずの仕事に関わっている方なら常識ともいえることなんですが、バッテリーが発火することにより火災が発生するんです。





特に大きなリチウムイオン電池。





アレは本当に危ないね。


リチウムイオン電池が発火するのをはじめて見たときの感想ですが、まさに「爆発」という表現がピッタリでした。





「ボンッ!!」


爆発音とともに一瞬だけ炎が舞い上がって、「爆弾でも落ちてきたか!?」と思うほどです。





私は子供の頃、プラモデル用のシンナーが入った瓶を火炎瓶にして投げつけて遊んだことがあります。


シンナーじゃ爆発しないので、ガソリンを少量入れて試したところ、想像以上の大きな爆発になったのでビビった経験があります。





リチウムイオン電池が爆発するのを見たとき、まさに同じ衝撃を受けました。


自分の想像を超える、大きな爆発です。





意外と簡単に爆発するんですよ。


ユンボやフォークリフトなんかで、強い衝撃が加わっただけで爆発します。





一般社会では「ユンボやフォークリフトで衝撃が加わる」ことなんて滅多にないでしょうが、スクラップ屋さんでは当たり前ですからね。





扱っているのは金属くずですから、周りに可燃物が無ければ「ビックリした!」で済みます。


しかし可燃物が付着した金属くずが近くにあると、大変なことになるんです。





「可燃物が付着した金属くず」って何だ?





例えば、ガソリンが少量残存している草刈り機のスクラップ。


怖いね~。





中華料理屋を解体した際に出る金属くずなんかも、大量の油が付着してますよ。


何となく分かるでしょ?





「金属くず」と言っても、ダストとして可燃物が付着していることは珍しくないのです。


そのような金属くずと、リチウムイオン電池の組み合わせは最悪・・・ということです。







火災が発生するとスクラップ屋さんが叩かれます。


しかしどんなに注意していても、「100%」は無理なんです。





金属スクラップ屋さんにスクラップを持ち込む人は、「バッテリー・電池」の危険性を十分に理解して、決して金属くずに混ぜないようにしてくださいね。


少しでも火災のリスクを減らすには、それしか方法が無いんで。







さて、もう一つの小ネタです。





プロ野球の広島東洋カープに所属する、ブラッド・エルドレッド外野手に関するニュースが出ていました。


彼がママチャリに乗って広島市内を走り回っているのは有名で、5月12日金曜日、雨のために試合中止になった日も、「ママチャリに雨合羽」というスタイルで球場を後にしたとのこと。





ちなみにエルドレッド選手が乗っている自転車は、画像のようなタイプでした。





前後に子供を2人乗せることが出来る、電動アシスト付きの自転車です。


われわれ業界人(?)は、画像のような自転車を「ママチャリ」と呼びません。





業界的に「ママチャリ」と呼ぶのは、子供を2人乗せることが出来ず、電動アシストも付いていない自転車のことを指します。





こういうオーソドックスなタイプね。


まあ「ママが乗る」という意味では間違いじゃないし、呼び方なんてどうでもいいですね。





とにかく、電動アシスト付きの子供を前後に2人乗せることが出来る自転車を、エルドレッド選手は愛用しているようです。


この自転車、本当に素晴らしいものが多いです。





普通の自転車と違って、電動アシスト付きだからとても楽だし、子供を乗せても安定的に走れるよう、本当に良く計算されている。


ほとんどが日本の一流メーカー製でとても高価なのですが、使用されている部品も素晴らしい。





だから電動アシストを使わなくても、安物の中国製の普通のママチャリより、はるかに軽快かつ安全に走ることが出来ます。







なぜこんなことを書いているかといいますと、最近は電動アシスト自転車においても、中国製の安かろう、悪かろうの自転車が通販で売られているのです。


自転車を扱う会社ではなく、単なる貿易屋が中国からクソ自転車を輸入して、それを通販で売っているものです。





電動アシスト付き自転車でも、39,800円くらいから売っていますから、日本メーカー製の半値以下のこともありますね。





まあ今のところ、「安かろう悪かろう」の典型例。



より正確に言えば、「安物買いの銭失い」の典型例。





何が違うかって?


全てが違います。





「とりあえず、見よう見まねで作ってみました・・・」というレベルの自転車。


ウチは中古自転車の貿易屋ですから、自転車の新車販売店とは少し違う目線で自転車を見ます。





私が最重視することは、「良い工業製品であるか?」です。


色やデザインなんてどうでも良い。





「これが日本の工業製品(中古)じゃあ!」と、胸を張って売れる自転車が、当社にとっての良い自転車。


その目線で「アレだけは買わない方が良い」と思うのが、「チャイナの格安電動アシスト付き自転車」。





ちなみに通販だけで売っているやつのことです。


自転車屋さんで売っているものなら、多分大丈夫。





昔と違って、今は価格競争も激しいですから、世の中のほとんどの製品は価格相応か、モヤシや豆腐のように「安すぎる」かのどちらかです。


自転車のような工業製品の場合、価格の差が「性能、耐久性、安全性」などの差になっているように感じます。





よく考えてみなさいよ。





いくら安いからって、チャイナのクルマ(自動車)を買いますか?


怖いから買わないでしょ?





一応は鉄板で四方を囲まれた自動車でも買わないのに、生身の体をむき出しで走る自転車を買いますか。


そりゃあ勇気がありますなあ。





子供を前後に乗せることが出来る電動アシスト自転車なら、もっと怖い。


一家心中でもするつもりですか?





そんな風に思ってますよ。







今日は小ネタの二連発でしたが、実は週末に一番気になっていたニュースは、本日の文中でも触れましたが、「モヤシや豆腐が安すぎる」というニュースでした。


確かにモヤシや豆腐は安すぎますよね。





モヤシ一袋10円とか、豆腐一丁30円とか、広告の品とか赤字覚悟の目玉商品であっても安すぎる。

こんな価格じゃ生産業者は事業として存続できないですよね。





で、業界が足並みをそろえて安売りをしないようにしようとすると、公正取引委員会に「カルテル」でやられる。


「そんなアホな」と言いたくなりますが、それが現実です。





そんなニュースを見ていると、「じゃあ我々の業界は?」と思うのです。


当社のような会社は「ケツ拭き紙」と同じでして、重要視されることはないのですが、今の日本社会にとって無いと困る。





「ケツ拭き紙」が無くならないように、ちょっと考えてみたい。


中古自転車の輸出商という仕事は、各種法令を順守した水準で成り立つのか?





つまるところ、そういう話になると思います。


近いうちに検証しようっと。

鉄スクラップ相場を心配 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2017/05/12(金) 06:38


鉄が安いね。


あ、「鉄」と言っても、鉄スクラップの売買価格のことですよ。


最近あまり話題にしませんが、一応金属スクラップの取扱もゼロではありませんので。





金属スクラップに関わる業界に身を置いて、10年・・・まもなく11年か。


まだまだ若造なのか、それなりの経験があるのかは分かりません。





金属スクラップを専門にやって来た訳では無いので、商品知識は浅い。


しかしリーマンショックをはじめとする激動の時代を生き抜いて来ましたから、時代の変化と金属くずの関係については、骨身に染みています。







何と説明すれば良いのかな?





金属くず業界に身を置くほとんどの人間は、時代の荒波に小舟で漕ぎ出しているようなもの。


荒波に翻弄されて沈没する船も多いし、突然の豊漁に沸き返ることもある。





この10年間ほどの間には、リーマンショックや東日本大震災のように、金属くず業界の歴史に残るような大事件も多くありました。


その荒波を乗り越えたという自負はあるのですが、「中国」をキーワードとする次の大嵐の天気予報を見て、小舟を漕ぎ出すことを断念した。





デラざっぴん株式会社の置かれた状況を漁に例えると、そんな感じかな?





今は中古自転車の集荷・輸出と、金属くず部門では貴金属・レアメタル含有スクラップを取り扱っているだけです。


漁には出ずに、中古の小舟を売買したり、天気の良い日にマグロを釣りに出掛けるだけ(笑)






訳が分からない話ですいません。







「鉄が安いね」が本題ですね。


鉄が安かろうが高かろうが、今の当社にとってあまり影響のない話なのですが、それでも無関係ではありません。





鉄スクラップ価格が下がると、鉄スクラップとされていた廃棄自転車を、何とか中古自転車として取り扱おうとする動きが出てきます。


中古自転車の流通量が増加傾向になるという点において、直接的な影響があります。





あと、中古自転車を扱っていると、どうしても鉄スクラップにせざるを得ない自転車や部材などが発生してきます。


それらの処理についても影響があります。





今日の本題みたいなものですが、自転車から発生する鉄スクラップの扱いって、地域によって大きな差があるんです。


一番分かり易いのは、「自転車は鉄スクラップとして売れるか」という話でしょう。





自転車(そのまま)をスクラップ屋に持って行って、金属くずとして有価で買ってもらえるか?


実はコレ、地域によっても大きな差があります。





当社東京営業所に近いエリアでは、「タイヤ付き」だと持ち込んだ側がお金を払わないとダメですね。


タイヤをはじめとしたダストを取り除けば、一番低品位な鉄屑として買ってもらえる。


これは鉄スクラップの取引価格がキロ22~23円あたりの状況でも同様です。





名古屋あたりだと、一番低品位のくず鉄価格マイナス10円に加えて、ダスト50%評価くらいが一般的かな?


くず鉄価格がキロ20円だとすると、10円評価になった上、ダスト50%で実質5円。


そんな感じです。





実は地域によっては、タイヤ付きの自転車を普通に鉄くずとして扱える地域もあります。


どことは申しませんが、「当たり前でしょ?」と思った方がいれば、あなたはとてもラッキー。


日本では数少ない地域です。





いずれにせよ、首都圏に近い地域ではタイヤ付きの自転車は、逆有償が基本なのかな?


当地で本格的に仕事をはじめて歴史が浅いので、無知なだけかもしれません。





関東地方での当社は、ユンボも置いてない貿易屋ですから、一段下の仕事しか出来ていないのが理由かもしれません。


多少「プライドが許さない」と思うところもあるのですが、当地で鉄スクラップの仕事をやるつもりはないので、別にいいけど・・・。







ただ何度も申しますが、鉄スクラップ価格が下がって、中古自転車業界にとって良いことは何ひとつありません。


悪いことばかりです。





先述のとおり、中古自転車の流通量が増えて相場を押し下げる要因になります。


また、中古自転車のライバルである中国製新品自転車の原材料価格が下がるなど、好ましくない状況も生まれやすい。





良いことは何もない。


そういう意味で、我が社も鉄スクラップ価格が下落している現状を心配しております。





まあ「心配」で済むだけマシなんですが・・・。

集荷数を増やそう - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2017/05/10(水) 06:05


5月10日の朝、東京営業所は雨模様です。


5日から7日まで、構内作業スタッフを中心にGW3連休を取ったのですが、集荷スタッフは通常営業になった結果、東京営業所は自転車で溢れかえりました。








こんな感じになりました。


倉庫の中も外も、自転車で溢れかえっています。







今までの当社なら、「どうしよう?」となるところなのですが、新座市へ移転して来て約5カ月が経ち、多くのスタッフを抱えることが出来た今では恐れることはありません。


一日あれば、キレイさっぱり片付いてしまうのです。





同じ角度からの画像が無くて分かりにくいかもしれませんが、夕方には全てきれいサッパリ片付きました。


「月間1万台」の取扱を目標にしているのですが、現状でも一日700台~800台の処理能力がある訳ですので少し安心です。





いくら大きな目標を掲げても、実態が伴っていなければ意味がありませんからねえ。







8日に1日でGW中の片づけを終わらせ、9日はコンテナへの積み込みを行いました。


片付け=コンテナ積み込み用の下準備が完了しても、出荷しないと溢れかえりますので。








コンテナ出荷後、今朝の様子です。


コンテナ積み込み日は下準備作業が事実上ストップしますので、コンテナが出て行った後はあまり片付いていない状態です。


午前中にはキレイさっぱり片付きますが。







何とか会社としての形が出来たなと思います。


例えば、月・水・金がコンテナ積み込み日、火・木・土が下準備というスケジュールで回せますから、現在の1.5倍~2倍程度の物量に対応可能な訳です。





これまで「月間1万台の取扱が目標」と言いながらも、実際に対応できるか不安視しておりましたので、少々腰が引けていたのが正直なところ。


今春のピークシーズンを乗り切ってみて、「イケル!」と自信が持てました。





集荷数アップのための対応を考えなければ。

連休明け - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2017/05/08(月) 05:47


長かったゴールデンウィークもようやく明けましたが、みなさんいかがお過ごしだったでしょうか?





当社は5月4日まではカレンダー通り・・・と言うか、休みなく営業しておりましたが、5日(金)から7日(日)までの3日間、集荷チームは通常通り営業していたものの、構内作業スタッフ達は3連休としました。


私は、5日午前の新幹線で東京から自宅へと戻り、ゆっくりと自宅で時間を過ごしました。


さすがにGW中は仕事の電話が鳴ることも皆無ですから、「休んだ」という感じがしますね。





月に数回、夜行バス、新幹線に乗ってまで自宅へ戻るのは、やはり家族がいるから。





末っ子は小学校6年生になりましたが、少し母親を舐め始めているので、たまにはオヤジがガツンとやる必要があります。


あと18歳の長男が4月から家を出ているのですが、今のところ毎週末に帰宅して来ます。


その対応が結構厄介なのです。







今日は話のネタに、ウチの長男君(18歳)をご紹介しますね。





ウチの長男は現在18歳ですが、残念なことに障害持ちでして、知能レベルは2~3歳です。


この春、高校卒業と同時に施設(グループホーム)に入ることが出来ました。





さて、知能レベルが2~3歳の知的障害者とは、どういうものか?


実はそんなに難しく考える必要が無く、「図体は大人だが、心もアタマも2~3歳」だと考えれば、理解しやすいというか、納得できると思います。





子育てをした経験のある方なら、2~3歳の子供がどんなものか、大体イメージできると思います。





食事をすればポロポロと食べ物をこぼします。


服を着替えたり入浴するのも一人では難しく、まだまだ手助けが必要。





外へ出ると、飛び出しなどしないように注意が必要。


電車に乗ると運転席付近に行きたがるし、何か嬉しいことがあれば飛び跳ねて喜ぶ。





2~3歳の子供がやることを、18歳になってもやる。


小さい子供がやると可愛いが、18歳がやっているとキモイです(笑)。





「キモイ」


「頭がオカシイ」





私も同感なんですが、「大人の姿形」という外見に惑わされず、「アレは2~3歳の子供だ」と思って観察すると、違った見方が出来ます。


今まで見えていなかったものが見えますよ。


「怖い」「理解不能」などと心のシャッターを閉ざさず、外見から来る先入観を捨てて観察すると、「なるほど!」と感じることが出来るかも?





障害者である長男の存在は、多大な迷惑を被って来たのが現実です。


しかしまあ、クソの役にも立たない・・・という事でもなく、何かと親や兄弟の人生にとっての「肥やし」になります。







さて、障害を持つ子の親たちは、「身体が成長しなければ良いのに・・・」と思っている人が少なくありません。





ウチの場合なら、外見が18歳の青年なのに、喜びを表現するために飛び跳ねたりするからキモイけど、外見が2~3歳の子供なら、誰も不思議に思いません。


「可愛い」という気持ちにもなるでしょう。


愛玩動物と同じで、可愛けりゃあトクをすることも多いんですがね。





肢体不自由などの障害の子を持つ親なんかも、子供が小さいうちは良いけれど、大きくなると本当に大変そうですからねえ。


色んな意味で、「体が小さいままなら良いのに・・・」と考える障害者の親は少なくありません。





肉体的な負担は介護の必要な年寄りを抱えているのと同じ・・・と考えて頂ければ宜しいかと思います。







障害者も年寄りの介護も共通ですが、「大変なのは本人ではなく、介護する人」


介護される側は気楽なモノ。


大変なのは、面倒を見なければならない家族。





私はそんな風に感じておりますよ。


月に数回自宅へ戻らなければならないのも、介護の必要な人間が自宅にいるから。





これを「大変だ。面倒だ。」と考えるのが自然ではあるのですが、そのおかげで定期的に自宅へ戻り、家庭円満の一助となっていると考えることも出来ます。


何がどう影響するか分かりませんから、人生は面白い。




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