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ブログ 2016/3
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熊本の皆さんへお詫び - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2016/03/16(水) 05:17
「週明け早々」ということになるのでしょう。
日曜日は、九州熊本へ出張しておりました。
もちろん仕事です。
どうしても現地を訪問して決めなければならない仕事がありましたので、無理をお願いして日曜日に対応していただきました。
日曜日に押し掛けるのが迷惑であることは重々承知なのですが、「ここぞ」というタイミングを逃さないためには、休日も盆も正月も関係なく対応することが必要です。
「日曜日だから」という理由で、好機を逃すようなことは出来ません。
外国人からよく言われることで、「日本人は日曜日に休むからなあ・・・」というものがあります。
日本人は日曜日に仕事を休んでしまうので、それがネックになる・・・というような感覚を持っている外国人も多いようですよ。
「日曜日くらいは休みたい」という、多くの日本人の感覚も分かるのですが、日曜日の仕事で大きなチャンスを掴めるなら、他の日に休めば良いじゃない・・・と私なんかは考えます。
どうせ零細企業のオッサンには、365日休みなんて無いんですけどね。
しかし官公庁や大企業などの大きな組織が日曜日に休んでくれているおかげで、ずいぶんと仕事の面では助かっている面があります。
おかげでゆっくりと事務仕事に打ち込んだり、考え事にアタマを使う時間を作ることが出来ていますので。
社会全体が休みなしになってしまうと、365日雑多な業務に追われることになりますから、日曜日は一部のサービス業を除いてお休みというほうが、うまく世の中が回っていくとは思います。
決して、「日曜日も休まず働け!」という趣旨ではありませんので、お間違いのないよう。
メリハリをつけて、キッチリとONとOFFの切り替えをするのが宜しいかと思います。
あ、少しだけ旅の記録を。

熊本は食べ物がとても美味しいところです。
肉も魚も野菜も、全国屈指のハイレベルなところ。
今回は昼食に魚を食べたのですが、画像は鯛やカンパチなどの切り身です。
食べ物を食べに来るだけでも十分に価値があるのですが、仕事で来ることが出来るのなら一石二鳥。
「こんなところに住みたいな」とも思うのですが、おそらく大都会の便利さに慣れてしまっている自分には、難しい問題も出てくるものと予想されます。
同様に食べ物が美味しい北海道なんかでも思うのですが、
「よく仕事で来るんです」
それくらいがちょうど良いのかな・・・と思います。
もう一つ紹介しておきましょう。
この季節、お土産で買って帰るのに適した名産品です。

熊本県名産の「デコポン」です。
と、言いたいところですが、画像の品は正確に言うとデコポンではありません。
「シラヌヒ(不知火)」と呼ぶのが正確です。
実は今日の本題(?)は、デコポンについてであります。
「シラヌヒ(不知火)」というのは品種のことでして、デコポンも不知火であることには変わりがありません。
「デコポン」というのは、熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標でして、全国の柑橘関係農協を通じて出荷される不知火のうち、一定基準をクリアしたものだけが「デコポン」の名前を使用することが出来ます。
私が購入するのは、農家が庭先で直接販売しているものであったり、農協とは関係のない農産物直売所だったりしますので、品質には関係なく「デコポン」の名前を使用できないのです。
だから、「正確に言うとデコポンではない」ということになるのです。
さすがに地元熊本県では、使用基準が徹底されているように感じます。
直売所みたいなところでは、どこへ行っても「不知火」と表示されていて、デコポンの名称は使用されていません。
ところが、昨日(3月15日)私が大阪府高槻市を所用で訪れた時のことです。
高槻市の中心市街地に、農産物を直売することをセールスポイントにしている店舗があるのですが、そこで「デコポン」と手書きで書かれた商品が並んでいました。
ところが、価格が一個100円ほどと、あまりにも安すぎる。
熊本県の産地で、地元の人が買い物に行くような店でも一個200円ほどの値段ですから、どう考えても安すぎる。
私がジッと眺めているので、店の人が声をかけてきました。
店員 「いらっしゃい。デコポン美味しいですよ」
私 「デコポン、安いですね」
店員 「ええ。ちょっと見栄えの良くないものを、和歌山の農家から直接仕入れているんで」
私 「あ、そうなのね・・・。」
果物屋に登録商標の話をしてもしょうがないので黙っていましたが、果物を売っているなら登録商標のことくらい知っていてもらわないと困ります。
登録商標を無視するなら、産地すら本当かどうか、怪しく感じてしまいます。
「デコポン」と手書きで書かれた不知火の写真も撮っていたのですが、店舗が特定される恐れがありますし、地元(?)で波風を立たせたくないので、掲載は控えました。
熊本の皆さん、すいませんね~。
せめて罪滅ぼしに、
「高槻で売っているアレは、デコポンでは無い!」
このことを周知させていただきます。
備えあれば憂いなし - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2016/03/14(月) 05:47
先週木曜日の夜、海外出張より帰国しました。
今回は2グループ・計6人の方がカンボジア視察へと来られましたので、そのアテンドが主たる仕事でした。
元々は2グループ別々の日程で来られる予定だったのですが、諸事情により同一日に2グループが来られることになったので、決まった仕事がないフリーの日と、超多忙な日に別れることになりました。
結論から申しますと、集中してお越しいただいたおかげで、私としてはONとOFFがハッキリしていて、過ごしやすかったです。
最初の3日間は、息をつく暇も無く走り回っていましたが、残り2日間は全てフリーに自分の時間が使えましたので。
しかし私の身体は一つですから、やはり肝心の案内が多少おろそかになったような気がします。
一通りのことはご案内できましたが、もっと深~いカンボジアを案内できれば良かったなとも思っております。
次回どうするか、難しいところです。
さて、海外出張からの帰りのことです。
今回、初めて「キャセイパシフィック航空」という航空会社を利用して、カンボジアへ行っておりました。
キャセイは香港が本拠の有名な航空会社です。
今のところ日本からプノンペンへの直行便はありませんので、必ずどこかの都市で乗り換えることになります。
香港なら、日本からプノンペンへ向かう中間地点ですから距離のロスが少ないことに加え、乗り継ぎが非常に良くて、短時間で目的地に到着できるということが分かったのです。
往路は、移動時間の合計が9時間40分、うち乗換時間が2時間35分です。
9時間40分というと少々長く感じるかもしれませんが、乗換時間は2時間くらいが相場ですから、ほぼジャストタイミングでの乗換が出来ると言えると思います。
復路は、移動時間の合計が7時間30分、うち乗換時間が1時間25分です。
偏西風の影響で、日本から東南アジアへ向かうときは強い逆風で時間がかかり、東南アジアから日本へ向かうときは、強い順風なので、相当早く着きます。
それにしても、7時間30分というのはビックリです。
これまでの最短記録を、一時間以上は上回る早さです。
何でこんなに早いかと言えば、最大の原因は乗換時間の短さ。
乗換時間「1時間25分」だって。
よくこんなチケットを売り出したもんです。

通常、旅行会社や航空会社は2時間程度の乗換時間が無いと、チケットを販売しない(と思う)のですが、乗換時間1時間25分とは、ずいぶんと思い切ったチケットを販売するものです。
30分程度の遅延が出ると、乗換出来なくなる可能性が出てくるし、1時間遅延すれば確実にアウトですな。
「まあ、何とかなるだろう」
そんな気持ちでチケットを取ったのですが、やはり遅延に対する恐れを抱いたまま、帰国日を迎えたのでした。
心配事は現実になるものです。
出発日の朝、一本のメールが届きました。

「プノンペンの出発が35分遅れまっせ。すんまへんな。」
そんな内容のメールが私に届きました。
ただでさえ1時間25分の乗換時間なのに、35分遅れると乗換時間はわずか50分。
これはかなりヤバイ時間です。
エコノミーの後方座席から、それなりの時間をかけて飛行機を降り、広い香港空港を移動して乗換口まで移動。
乗換口でセキュリティチャックを受け、日本(大阪)行きの搭乗口を探して、再び広い空港内を搭乗口まで移動する。
この動きを出発の10分前、およそ40分以内で行わなければ、私は乗り遅れることになります。
出発時間っていうのは、飛行機が動き始める時間ですから、出発時間ちょうどに搭乗口へ到着しても、すでに扉が閉まって乗れない可能性が高い。
旅慣れている方ならお分かり頂けると思いますが、セキュリティチェックに時間がかかったり、搭乗口が端から端だったりという不運が重なると、40分では無理です。
談笑しながらゆっくりと歩く女の子グループや、動く歩道で立ち止まっている老人などを心の中で罵倒するという、了見の狭さを露呈しながら人々をかき分けて進み、何とか搭乗ゲートにたどり着きました。
乗り遅れに期待した方には申し訳ありませんが、ちょうど私が搭乗口にたどり着いたときが搭乗中で、ギリギリ間に合いました♪
飛行機は順調に飛行し、定刻より15分ほど早く、20:45ごろに関西空港へ到着。
自宅までは約2時間かかるため、さっさと自宅へ戻らないと日付が変わってしまうので、さっさと帰りたいところです。
しかし関西空港を出発する電車は、夜は大幅に本数が減ります。
私が使いたいJR特急は、9時半ごろに出発する電車があり、それを逃すと次の電車は約一時間後の最終電車。
急いでイミグレを通過し、荷物をさっさと引き上げて税関を通れば、何とか9時半の電車に乗れそうなタイミングでした。
早足で空港内を移動し、イミグレもほとんど待ちなしで通過できたのですが、手荷物受取場所で、いつまで経っても私のバッグが出てこない・・・。
15分ほど経ったでしょうか?
9時半の電車に乗るのをあきらめかけていた頃、空港職員が私の名前を呼びながら、探していることに気付きました。
「はい。私ですが。」
空港職員の呼びかけに応じると、恐れていたことというか、「やっぱりね」という内容の説明がありました。
香港で、荷物の積み替えが間に合わず、私のスーツケースは明日の朝の便で大阪に着くとのこと。
明日宅急便で自宅に送るから、「今日はこのまま帰れ・・・」だって。
私にとっての問題点は二点でした。
まず一つ目は、帰りの切符がスーツケースの中だということ。
自宅と関西空港間の割引往復チケットを買っていたのですが、帰りの切符がスーツケースに入ったままでした。
おかげで自宅までの片道切符を買いなおす羽目になりました。
そして2つ目が最大の問題だったのです。
午前中まで滞在していたカンボジアは、日中の最高気温が35℃。
経由地の香港も暖かいところです。
そう。
私は、ほぼ夏の格好をしたまま関西空港に到着し、スーツケースの中に入っている、ダウンジャケットなど一切の防寒具を手に入れることが出来なくなったのです。
幸いにも、Tシャツの上に長袖のシャツ(麻だけど・・・)を着ているという、真夏にしては、やや厚着のスタイルでした。
「まあ何とかなるべ」
切符が手元にないので、JRに乗るのをやめて、まずは高速バスで京都駅を目指す。
幸いにもバスはすでに到着していたので、寒い思いをすることなくバスに乗れました。
京都駅からJR東海道線に乗り換え。
夜の遅い時間帯、上り列車は20分に1本しか走っていないのですが、あいにく私がホームに到着したとき、電車は発車したばかり。
通常でも次の電車を20分待たなければいけないのに、「7分遅れ」との表示があります。
真冬並みの気温のホームで、27分間も真夏並みの格好で待たなければならない。
何かの罰ゲームみたいですね。
さすがにホームで待ち続けることは不可能だったので、トイレに行ったり、店を覗いたりと、可能な限り寒さを避けようとしたのですが、寒いものは寒い。
何とか電車に乗って、最寄り駅についてから自宅までの徒歩の道のりが最後の山場。
駅から5~6分の距離なのですが、あれほど遠く感じたのは初めてでした。
吐く息は白い。
手は冷たく、手袋がほしいところ。
でも、自分は夏物のイージーパンツを履き、冬場にはまぶしく目立つ、白色のフレンチリネンシャツ。
ほぼ変態ですね。
多くの視線を浴びながら、何とか家までたどり着きました。
さすがに風邪を引くかと思わせるほどでしたね。
だって、日本の皆さんは寒さに慣れているでしょうが、こちらは一週間近く最高気温35℃の国から帰ってきたばかり。
防寒具もなく、夏の格好のままで放り出されると、ちょっと危険な感じがしましたね。
いつもは機内持ち込み手荷物に、ダウンジャケットを入れていたのですが、ちょっとズボラするとこの有様です。
どんな時も、様々な事態を想定し、それに備えなければならない。
あたりまえの事ですが、徹底するのは難しいものです。
インフラに問題はあるなあ・・・ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2016/03/08(火) 20:30
オリンピックのアジア予選で、サッカー日本女子代表が敗退した。
そんなニュースはかろうじてCNNで報道されている、カンボジアに来ています。
CNNの放送を見ていると、内容は大統領選挙一色ですね。
他のことにはあまり関心がないのか?
まあ他人の国のことですが・・・。
ここ数か月、ホテルのインターネットの調子が悪いので、wifiルーター持参でやって来たのですが、それでもネット接続が困難ですから、更新もおぼつきません。
日本へ帰国するのは10日深夜ですので、それ以後に更新とさせていただきます。
一日中、パソコンに噛り付いていれば、通信の早い時間帯もありますので、何とかならないことはないと思います。
しかし今回は忙しい。
今も夕食までのわずかな空き時間を利用して、とりあえず「生きてるよ」ということをお知らせしようと更新しました。
それでは!
機械は資産で、人間は・・・ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2016/03/04(金) 05:45
今日は雇用に関する愚痴みたいな話です。
いわゆる「労働問題」に関連する話題って、本当に多いですね。
報道の見出しになりそうな単語をいくつか挙げてみると、「同一労働・同一賃金」、「非正規雇用」等々、キーワードだけでもかなりの数に上がります。
平たく言えば、皆カネが欲しい。
「オレにカネを寄越せ」、「もっとカネを寄越せ」、そんな怨嗟の声が聞こえてきそうです。
少々意地の悪い見方かもしれませんが、結局はそういうことじゃないかなあ?
多くの人が、「自分はもっとカネをもらえるはずだ」と考えていると思いますよ。
本当に「一応」という言い方がピッタリですが、私は経営側の人間ですから、冷めた見方をする傾向にあるかもしれません。
しかし、日本の労働者は本当に恵まれている。 労働者天国だ・・・。
そんな話をどこかで聞いたことがあるかと思います。
私は労働者天国というのは言い過ぎだけれども、経営者にとって地獄みたいなものだ・・・とは思いますよ。
どのような点が地獄なのか、一つ一つ上げていけばキリがないので、簡単に例を挙げますね。
各種労働法制等によって定められた企業の義務・・・というのは、膨大な数に上ります。
労働保険など直接的に金銭の支出を伴うものから、源泉徴収事務など間接的にコスト増などの形で支出に結びつくものまで、最終的にはすべて「カネ」が絡んできます。
「働きやすい職場」、「安定した企業」、「福利厚生」など美辞麗句は多くありますが、つまるところ、「給与」という直接的な形だけでなく、様々な形で企業が労働者に対して支出を行わなくてはならない仕組みが、ガッチリと出来上がっているわけです。
本当に、大変ですよねえ。企業経営者にとって。
何が大変かって言うと、基本的には従業員一万人の大企業も、従業員一人の零細企業も、同じ義務を負っているということです。
従業員一万人の企業で発生する、企業の義務を果たすための仕事量と、従業員一名の企業で発生する企業の義務を果たすための仕事量を比較するとどうなるか?
従業員数に比例して、一万分の一にならないことは、お分かりいただけるでしょう。
数字に根拠はありませんが、おそらく何百分の一かの仕事量が、従業員一名の会社に発生するわけです。
そういう煩わしい仕事を外注できる仕組み自体は存在します。
税理士や社会保険労務士などの、いわゆる士業っていうのはそういう役割です。
ただ、ここでもスケールメリットみたいな問題がありましてね。
「代行業務」をどこかに依頼するにせよ、まずは「案件一件あたりいくら」という話になるわけです。
従業員100人の会社が業務の代行を100万円で依頼したとして、従業員1人の会社が同じ依頼をすると1万円になるか?
まあ、無理でしょうね。
100人の会社で100万円なら、1人の会社でも10万円くらい請求されるのが現実というものです。
何が言いたいかというと、結局は零細企業のオッサンが、自分ですべてをやらなければならなくなるということです。
これね、相当な負担になるんですわ。
だから少々オーバーかもしれませんが、「地獄」と表現しました。
ここまでは個人的な愚痴ですね。 笑って聞き流してください。
その他にも日本の法規制や社会の風潮に対して不満タラタラなんですが、ひとつくらいはマトモな話をしたいと思います。
当社のような零細企業にとって、「人材採用」というのは大きな投資です。
なにしろ年間数百万円が直接的に給与という形で消えていくばかりでなく、間接費用を含めると千万円台の費用になる可能性も十分です。
うまく当たれば、その何倍もの利益になって帰ってくる訳ですが、これがハズレだと、帰らぬ費用となってしまいます。
たとえ「当たり」だとしても、すぐに結果が出ることは稀で、仕事を覚える、あるいは慣れるまで等の一定期間は、どうしても回収不能な投資期間ということになります。
私はいつも不思議に思うのですが、機械や車両などを購入しようとすると、「設備投資」という呼び方で社会的に歓迎されます。
金融機関なんかも積極的に支援してくれますし、企業の貸借対照表上で「固定資産」として計上されます。
では人間を雇用する、人間に投資するとどうなるか?
「人を雇うから、カネを貸してくれ」と金融機関に依頼しても、笑って軽く受け流されるのがオチ。
どこも評価してくれないし、支援もしてくれません。
当然、貸借対照表上で資産に計上されることはないし、損益計算書上で「費用」として計算されるだけ。
機械は資産ですが、人間は費用としてしか扱われないのです。
何といえば良いかな・・・? 労働者を大切にせよと、各種法制で企業の両手両足を縛るようなことはやるけれども、実際の評価というか扱いは機械以下。
何だか不思議な気がしませんか?
ややこしい話ですが、なんとなく私の言いたいこと分かりますか?
非正規雇用を正規雇用にしたり、同一労働を同一賃金にしても、企業にとっては何も良いことが無いんです。
費用が増えるだけなの。
別に補助金を寄越せというようなセコイことは言わないけれど、間接的にメリットになるような仕組みが必要じゃないですかね?
漠然としているのか具体的なのかよく分かりませんが、私の主張は次の通りです。
機械の購入が「設備投資」として企業の資産と評価され、金融支援を受けられるのなら、人材の雇用も同じような扱いであっても良いんじゃないの?
みなさん、どう思います?
いわゆる「労働問題」に関連する話題って、本当に多いですね。
報道の見出しになりそうな単語をいくつか挙げてみると、「同一労働・同一賃金」、「非正規雇用」等々、キーワードだけでもかなりの数に上がります。
平たく言えば、皆カネが欲しい。
「オレにカネを寄越せ」、「もっとカネを寄越せ」、そんな怨嗟の声が聞こえてきそうです。
少々意地の悪い見方かもしれませんが、結局はそういうことじゃないかなあ?
多くの人が、「自分はもっとカネをもらえるはずだ」と考えていると思いますよ。
本当に「一応」という言い方がピッタリですが、私は経営側の人間ですから、冷めた見方をする傾向にあるかもしれません。
しかし、日本の労働者は本当に恵まれている。 労働者天国だ・・・。
そんな話をどこかで聞いたことがあるかと思います。
私は労働者天国というのは言い過ぎだけれども、経営者にとって地獄みたいなものだ・・・とは思いますよ。
どのような点が地獄なのか、一つ一つ上げていけばキリがないので、簡単に例を挙げますね。
各種労働法制等によって定められた企業の義務・・・というのは、膨大な数に上ります。
労働保険など直接的に金銭の支出を伴うものから、源泉徴収事務など間接的にコスト増などの形で支出に結びつくものまで、最終的にはすべて「カネ」が絡んできます。
「働きやすい職場」、「安定した企業」、「福利厚生」など美辞麗句は多くありますが、つまるところ、「給与」という直接的な形だけでなく、様々な形で企業が労働者に対して支出を行わなくてはならない仕組みが、ガッチリと出来上がっているわけです。
本当に、大変ですよねえ。企業経営者にとって。
何が大変かって言うと、基本的には従業員一万人の大企業も、従業員一人の零細企業も、同じ義務を負っているということです。
従業員一万人の企業で発生する、企業の義務を果たすための仕事量と、従業員一名の企業で発生する企業の義務を果たすための仕事量を比較するとどうなるか?
従業員数に比例して、一万分の一にならないことは、お分かりいただけるでしょう。
数字に根拠はありませんが、おそらく何百分の一かの仕事量が、従業員一名の会社に発生するわけです。
そういう煩わしい仕事を外注できる仕組み自体は存在します。
税理士や社会保険労務士などの、いわゆる士業っていうのはそういう役割です。
ただ、ここでもスケールメリットみたいな問題がありましてね。
「代行業務」をどこかに依頼するにせよ、まずは「案件一件あたりいくら」という話になるわけです。
従業員100人の会社が業務の代行を100万円で依頼したとして、従業員1人の会社が同じ依頼をすると1万円になるか?
まあ、無理でしょうね。
100人の会社で100万円なら、1人の会社でも10万円くらい請求されるのが現実というものです。
何が言いたいかというと、結局は零細企業のオッサンが、自分ですべてをやらなければならなくなるということです。
これね、相当な負担になるんですわ。
だから少々オーバーかもしれませんが、「地獄」と表現しました。
ここまでは個人的な愚痴ですね。 笑って聞き流してください。
その他にも日本の法規制や社会の風潮に対して不満タラタラなんですが、ひとつくらいはマトモな話をしたいと思います。
当社のような零細企業にとって、「人材採用」というのは大きな投資です。
なにしろ年間数百万円が直接的に給与という形で消えていくばかりでなく、間接費用を含めると千万円台の費用になる可能性も十分です。
うまく当たれば、その何倍もの利益になって帰ってくる訳ですが、これがハズレだと、帰らぬ費用となってしまいます。
たとえ「当たり」だとしても、すぐに結果が出ることは稀で、仕事を覚える、あるいは慣れるまで等の一定期間は、どうしても回収不能な投資期間ということになります。
私はいつも不思議に思うのですが、機械や車両などを購入しようとすると、「設備投資」という呼び方で社会的に歓迎されます。
金融機関なんかも積極的に支援してくれますし、企業の貸借対照表上で「固定資産」として計上されます。
では人間を雇用する、人間に投資するとどうなるか?
「人を雇うから、カネを貸してくれ」と金融機関に依頼しても、笑って軽く受け流されるのがオチ。
どこも評価してくれないし、支援もしてくれません。
当然、貸借対照表上で資産に計上されることはないし、損益計算書上で「費用」として計算されるだけ。
機械は資産ですが、人間は費用としてしか扱われないのです。
何といえば良いかな・・・? 労働者を大切にせよと、各種法制で企業の両手両足を縛るようなことはやるけれども、実際の評価というか扱いは機械以下。
何だか不思議な気がしませんか?
ややこしい話ですが、なんとなく私の言いたいこと分かりますか?
非正規雇用を正規雇用にしたり、同一労働を同一賃金にしても、企業にとっては何も良いことが無いんです。
費用が増えるだけなの。
別に補助金を寄越せというようなセコイことは言わないけれど、間接的にメリットになるような仕組みが必要じゃないですかね?
漠然としているのか具体的なのかよく分かりませんが、私の主張は次の通りです。
機械の購入が「設備投資」として企業の資産と評価され、金融支援を受けられるのなら、人材の雇用も同じような扱いであっても良いんじゃないの?
みなさん、どう思います?
人材募集中です - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]
投稿日時:2016/03/02(水) 05:29
昨日3月1日は、就職活動の解禁日だそうで。
そうか。就職活動も大変でしょうね。
多くの会社に対して、多くの時間とカネを割いて、自分を売り込まなければいけませんからねえ。
学生たちが大変なスタートを切る中、おっちゃん(私)は、日が沈む前(夕方5時前)から、東京・神田で呑んだくれておりました。
何だか、悪いことをしたような気になってきました。
別に遊んでいたわけではありません。
商談ですよ。商談。
当日の新幹線で帰る日帰り出張ですから、遅い時間からスタートでは帰れなくなるんです。
やむなく、早い時間からスタートしたということで。
就職活動の解禁が3月1日ということですが、自分の時はどうだったかなあ?
よく覚えていないのですが、同じような時期に動き始めていたんじゃないかと記憶します。
私が就職活動を行った時期は、バブル崩壊が始まって間もない時期でしたから、その後の「就職氷河期」に比べると、まだまだ楽な時代でした。
元々が舐めた性格ですから、資料集めとか会社説明会とか面倒なものは全てすっ飛ばして、直接関心のある企業の人事部に電話を入れ、面接を強要(?)した記憶があります。
そのような人間を拾ってくれた会社(元勤務先)は、懐の広い会社だった・・・ということで、感謝しなければいけません。
「自分を育ててくれた」と考えていますから、本当に感謝しています。
こんな事を書くのには少し訳がありまして。
ウチのような小さな会社でも、近年は多少新しい人材が入ってきたり、辞めて行ったりと、人間の動きがあります。
一流企業と違って、多くの人材から「これは」と思う人材を厳選して採用するわけではないのですが、人材の良し悪しを見極める、自分なりのノウハウのようなものが必要だと感じます。
人間一人を雇用するのも、大きな投資になりますからねえ。
皆さんに優秀な人材を見極めるノウハウを教えていただきたいが、どんなものでしょうか?
ま、私なりの最低限の「足切りライン」は決めました。
どんな人材でも、使ってみなければ分からないのですが、こんな人間だけは採用しないという自分なりの決め事です。
こんな人間は即不合格・・・という私なりの基準は、
「以前の職場の悪口を言う人間」です。
考えてみたら当たり前なのですが、人間は同じ事を繰り返します。
歳を取れば取るほどに。
新しい会社で新たな出発をしようという理由の中に、以前の仕事に対する悪口が入っているようではだめですね。
確実に同じことを繰り返します。
だから、次の面接で「以前の会社を辞めた理由は?」と問うてみて、悪口が帰ってくるようでは、即時「帰って良いよ」にしようと思います。
あとは、選り好みができるほど、多くの応募があるかどうかですが・・・。
とにかく、新年度の第一弾として人材を募集することにしました。
募集する人材は、事務系。
老若男女問わず。
PCを使用しての事務が主たる業務になるので、得意でなくても「私はPCはダメ・・・」という人では無理でしょう。
一日数回、検品などで屋外に出ることがあるでしょうが、それ以外は基本的に屋内業務。
フルタイムなら1名。パートタイムなら若干名を、好待遇にて募集中!
こんなんで人材が集まれば、だれも苦労しないのですが、買わなきゃ当たらない宝くじみたいなもので。
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