社長の独り言 2013/6/12
携帯電話基板 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2013/06/12(水) 07:15
昨日は名古屋営業所での店番(?)をやりながら、商品のチェックおよび仕上げ作業という、地味ではありますが重要な作業を行っておりました。
情報を垂れ流すのは嫌なのですが、たまには勉強になる話でも書きましょうか。
弊社において主力商品となった感がある、「基板」の話です。
基板スクラップが他の非鉄金属スクラップと比べて、一番大きく異なる点は、「品位が目に見えない」という点です。
ICの中に入っている貴金属の量や、メッキの厚さによって含有する貴金属の量、すなわち品位が大きく変わってきます。
いわゆる素人目には、表面上は全く同じに見える商品であっても、実際の価値は100倍異なる・・・なんてことも珍しくありません。
良くある例ですが、「パソコンのマザーボード」と言われる商品の中でも、実際の品位はモノによって5倍ほどの差があります。
モノによって大きく価値に差がある、基板スクラップですが、少し分かりやすい例もご紹介しておきますね。
今日の例は、「携帯電話基板」です。
この携帯電話基板も、モノにより大きく価値が変わってきます。
最近は少なくなってきましたが、携帯基板の品質の良いモノを集めて、キッチリと仕上げを行っていただければ、キロあたり5,000円ほどの価値にもなります。
品質の悪い基板が混じり、仕上げも不十分な携帯電話基板なら、キロあたり1,500円ほどの価値でしょうか・・・。
その価格差は実に3倍以上ですので、結構大きな差があるでしょ!?
全ては、「重量あたりの貴金属量」で価値が決定しますので、このくらいの差が出てしまうんですね~。
今「携帯電話の基板を持っている!」という方、キロ5,000円の評価が出る可能性は、残念ながら低いです。
アナタが悪い訳ではなく、年々貴金属の使用量が少ない基板が主流となってきていますので、高い評価が出にくくなってきているのです・・・。
さて、昨日私が行っていたのは、「仕上げ」の部分です。
企業秘密の部分も大きいのですが、サッカー日本代表チーム勝利を記念して、特別に一部公開しますね。
重さ32gの携帯電話基板です。
この携帯電話基板、結構高い品質の基板ですが、仕上げが不十分ですね~。
これでは高価買取できませんわ。
で、キレイに仕上げしてみました。
どこが変わったか、わかりますか?
・・・まあ、重さが32gから24gに変化しているのは、お分かりいただけるかと思います。
仕上げ作業によって、鉄・アルミなどのダストを除去しましたので、重量が軽くなりました。
仮に、仕上げ後の24gのモノがキロ5,000円だとしましょう。
そうすると、仕上げ前の32gのモノは、5,000×24/32=3,750円の価値だということになります。
で、3,750円から、さらに作業工賃をマイナスする訳です。
作業工賃・・・いくらかかると思います?
32gを24gに仕上げの作業を、1分で行ったとしましょう。
1分で8gの処理ということは、60分で480g。
60分間の工賃を1,500円で計算すると、480gあたり1,500円=キロあたり3,125円が工賃ですわ・・・。
キロあたり3,750円の価値のものを、キロあたり3,125円の工賃を要して仕上げするなら、買取価格はキロ625円になりますな。
実際には、全ての基板を一分かけて仕上げる訳ではなく、仕上げしないモノ、もっと短期間で済ますモノなどが存在しますので、キロ1,000円程度の工賃になるでしょうか?
また、携帯電話基板というのは、もっとも小さくて軽い部類の基板ですので、キロあたりの工賃も最も高い部類になります。
パソコン基板のように、大きくて重い基板になると、キロあたり工賃も1/10ほどになりますので、念のために申しておきます。
・・・何にせよ、基板っていうのは現物を確認して、品位と経費を推測しないと、現状価値である買取価格が出せないのです。
メールで画像を添付していただければ、写真に写っているモノの価格は出せます。
最終的な価格決定は、全ての中身を確認した後になりますが、何でもお問い合わせくださいね。
情報を垂れ流すのは嫌なのですが、たまには勉強になる話でも書きましょうか。
弊社において主力商品となった感がある、「基板」の話です。
基板スクラップが他の非鉄金属スクラップと比べて、一番大きく異なる点は、「品位が目に見えない」という点です。
ICの中に入っている貴金属の量や、メッキの厚さによって含有する貴金属の量、すなわち品位が大きく変わってきます。
いわゆる素人目には、表面上は全く同じに見える商品であっても、実際の価値は100倍異なる・・・なんてことも珍しくありません。
良くある例ですが、「パソコンのマザーボード」と言われる商品の中でも、実際の品位はモノによって5倍ほどの差があります。
モノによって大きく価値に差がある、基板スクラップですが、少し分かりやすい例もご紹介しておきますね。
今日の例は、「携帯電話基板」です。
この携帯電話基板も、モノにより大きく価値が変わってきます。
最近は少なくなってきましたが、携帯基板の品質の良いモノを集めて、キッチリと仕上げを行っていただければ、キロあたり5,000円ほどの価値にもなります。
品質の悪い基板が混じり、仕上げも不十分な携帯電話基板なら、キロあたり1,500円ほどの価値でしょうか・・・。
その価格差は実に3倍以上ですので、結構大きな差があるでしょ!?
全ては、「重量あたりの貴金属量」で価値が決定しますので、このくらいの差が出てしまうんですね~。
今「携帯電話の基板を持っている!」という方、キロ5,000円の評価が出る可能性は、残念ながら低いです。
アナタが悪い訳ではなく、年々貴金属の使用量が少ない基板が主流となってきていますので、高い評価が出にくくなってきているのです・・・。
さて、昨日私が行っていたのは、「仕上げ」の部分です。
企業秘密の部分も大きいのですが、サッカー日本代表チーム勝利を記念して、特別に一部公開しますね。
重さ32gの携帯電話基板です。
この携帯電話基板、結構高い品質の基板ですが、仕上げが不十分ですね~。
これでは高価買取できませんわ。
で、キレイに仕上げしてみました。
どこが変わったか、わかりますか?
・・・まあ、重さが32gから24gに変化しているのは、お分かりいただけるかと思います。
仕上げ作業によって、鉄・アルミなどのダストを除去しましたので、重量が軽くなりました。
仮に、仕上げ後の24gのモノがキロ5,000円だとしましょう。
そうすると、仕上げ前の32gのモノは、5,000×24/32=3,750円の価値だということになります。
で、3,750円から、さらに作業工賃をマイナスする訳です。
作業工賃・・・いくらかかると思います?
32gを24gに仕上げの作業を、1分で行ったとしましょう。
1分で8gの処理ということは、60分で480g。
60分間の工賃を1,500円で計算すると、480gあたり1,500円=キロあたり3,125円が工賃ですわ・・・。
キロあたり3,750円の価値のものを、キロあたり3,125円の工賃を要して仕上げするなら、買取価格はキロ625円になりますな。
実際には、全ての基板を一分かけて仕上げる訳ではなく、仕上げしないモノ、もっと短期間で済ますモノなどが存在しますので、キロ1,000円程度の工賃になるでしょうか?
また、携帯電話基板というのは、もっとも小さくて軽い部類の基板ですので、キロあたりの工賃も最も高い部類になります。
パソコン基板のように、大きくて重い基板になると、キロあたり工賃も1/10ほどになりますので、念のために申しておきます。
・・・何にせよ、基板っていうのは現物を確認して、品位と経費を推測しないと、現状価値である買取価格が出せないのです。
メールで画像を添付していただければ、写真に写っているモノの価格は出せます。
最終的な価格決定は、全ての中身を確認した後になりますが、何でもお問い合わせくださいね。