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社長の独り言

オバマ大統領が再選 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2012/11/08(木) 07:25

アメリカ大統領選挙では、民主党のオバマ大統領が再選したようで。

共和党の大統領であろうが、民主党の大統領であろうが、国策にそれほど大きな違いが出る訳ではありませんが、現在でも世界のスーパーパワーであることは間違いありませんので、ほんの少しの違いが世界に及ぼす影響は大きい・・・と言えるのでしょう。


日本では民主党政権が誕生して3年か。

とにかく、最初の首相と二番目の首相があまりにも酷かったのが強烈な印象ですわ。

変化のスピードが速い現代で、しかも国難とも言える大災害も運悪く重なった時期に、優秀な宰相が不在だったのは残念です。

ただし、民主党政権を生み出したのは日本国民自身であり、責任の所在は政治家ではなく国民にあるということも自覚すべきかな。


最近気になるニュースでは、関西電力の大飯原子力発電所敷地内を走る断層が、「活断層か否か」の報道です。

関西以外の地域では、ニュースになる頻度も低いのかもしれませんが、活断層と判断されれば原発停止(おそらく廃炉)という流れになるようです。


「原発稼動の是非」を論点にすると、少々物事の本質がズレてしまいます。

まずは重要な公共インフラである「電力」の料金をどのような価格に設定すべきか?という観点で考えるべきでしょう。

電力コストは、企業に大きな影響を与えます。

現在でも、日本は世界最高クラスの高~い電力料金設定になっています。

「天然資源に恵まれないからしょうがない」というのは事実でしょうが、同じような条件のお隣韓国の電力料金は、日本の約半分。

製造コストに占める電力料金は、半分のコストで済むわけですね。


このグローバルな時代、製造業など特定の業種だけでなく、日本全体が世界との競争を行っている訳ですが、この競争には様々なハンディがあります。

日本をはじめとする先進国は、高い技術力等の利点を持つ代わりに、高コスト体質であることなどの弱点もあります。

高コストの原因は、労働者に対する手厚い保護であったり、環境に対する配慮であったりと、その成長過程において課せられて来た義務が積もりに積もった結果ですな。

景気の良い頃ならさして気にならなかった義務も、生き残りを賭ける位の差し迫った状況になると、重荷以外の何者でもないか。


一方の後進国は、技術やノウハウの蓄積はないものの、先進国に比べると背負っている重荷が格段に少ない。・・・というか無い。

ここに発展の余地が多く残されている訳です。


さて、ここで「電力料金」という重荷を、さらに増やすのか?という問題が出てくる訳です。

現状でも、日本で活動する企業が他国と比べて不利な条件を考えてみると、

為替(円高)、税金、社会保障費負担、環境関連負担など、悪材料を上げればキリがありません。


エアコンの温度設定の問題とは違いますから・・・ね。

原発を廃止するなら、それはそれで別に異論は無い。

ただし、電力料金の引き上げを行わなくて済む目処がついたのなら。の話だわ。



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