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社長の独り言

中古自転車の買取を一時停止 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/10/26(水) 07:16


当社では中古自転車の新規買取を、一時停止します。


「中古自転車の買取を停止」と言うと、中古自転車の事業を辞めるのか?・・・と言われそうですが、そういう訳ではありません。





現在、中古自転車に関しては、需要に対して供給が過剰という傾向があります。


弊社におきましても、取扱量は急激に増加する傾向にありまして、現状では対前年比で3倍程度の数量を取り扱うようになりました。





取扱量の増加は好ましい事ですから、会社としては良い方向だと喜んでいるのが率直なところです。


にもかかわらず、なぜ中古自転車の新規買取を停止するのか?





あれこれと説明するのは難しいので、ぶっちゃけ一言で申し上げます。





海外輸出用の中古自転車は欲しいけど、高いカネを払ってまでは要らない。


そういうことです。





現在、当社の中古自転車取扱量が対前年比3倍であると書きましてが、それらは全てそんなに高い金額で仕入れているものではありません。


薄利でこそありますが、利益がゼロであったり、現地相場や為替などの変動で赤字が出たりすることもない。





雀の涙ほどではありますが、安定した利益を生み、安定した供給があるものばかりです。


十分な供給量があり、しかも利益を出せる状況にあるのに、わざわざ損失を出す危険性があるほどの価格で買うこともない。





「ぶっちゃけた」話、そういうことなんです。





だから、高い代金を払ってまで要らない。


それを文字で表現すると、「中古自転車の買取を一時停止します」となる訳です。





普通の状況なら、たとえわずかな利益でも、無いよりはマシ・・・という考えで、買取を一時停止するようなことはありません。


しかし同業他社の多くが販売に悪戦苦闘している状況の中、いつ当社も同じような状況に陥るか分かりません。





何度かブログでも書かせていただいた通り、同業他社に比べて販売力には自信があります。


しかしすでに対前年比で3倍以上もの数量を取り扱っているものですから、何か急激な情勢変化が起こると、既存の販売網がパンクする可能性もあります。






ここは安全策を採って、高価格帯での仕入を停止してリスクを減らしておこう。


それで取扱数量が減る訳でもなく、すでに対前年比で3倍になるほど膨大な数量の安定的な供給源を確保しているのだから。





まあ、そういうことです。








最初はね、「買取価格の改定(引き下げ)」という形で対応しようと思っていたんです。


それで仮に一台100円の利益を上乗せするにしても、リスクの割に合わないなあ・・・と考える次第です。





それで、「定期的かつ輸送コストに見合う数量があり、海外向け中古自転車としての品質基準に達するものは、買い取ることが出来ます」という程度にしようと思い至った次第です。



平たく言えば、大口・高品質の自転車を、低価格でなら取引するけれども、それ以外は要りません・・・ということになります。







自分で言うのもなんですが、ウチの動向は結構業界に影響を与えます。


同調する動きも出るでしょうし、逆に「ここがチャンス」と積極的に買い手に回る業者も出てくるかもしれません。





そこは同業者の好きにしてもらえばいい。


私としては、中古自転車に関する商取引について、時計の針を巻き戻す必要があると考えています。





自転車とは、少し厄介な鉄クズ。


タイヤを取って鉄屋に出しても、ダストを大きく引かれてロクな金にならない。


しかしキレイな自転車なら、鉄くずにするより自転車貿易屋に出したほうが、多少は多くのカネになる。





そんな状況まで、時計の針を巻き戻そうと考える次第です。







今の状況が悪い・・・と騒ぎ立てるほどの状況ではないと思います。


少なくとも、10年前の状況よりは今のほうが良い。





高値で売買しようと目論むと、「昨年や一昨年より悪い」となります。





今はそのような時期ではない。


再び価格高騰の時期が来るかもしれませんが、その時はその時。





我々輸出業者の使命としては、「価格に関わらず、安定的に海外へ自転車を送り続ける必要がある」というクライアントのニーズに応じることが最優先です。





そんなクライアントがいるの?


もちろん、おられます。





リユース促進という社会的使命であったり、廃棄物としての処理費が浮けばよいというコストの問題であったり、「高価で売りたい」とまで高望みはしないが、海外輸出ルートに乗せたい・・・というクライアントが。





これからしばらくの間、当社はそういう土俵でビジネスを展開したいと思っています。


「あそこが高く買ってくれる」とか、そういう世界とはサヨナラです。

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