社長の独り言 2012/8/14
最近、基板屋さん状態の名古屋デラざっぴん - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/08/14(火) 07:30
日本ではお盆休みの最中でしょうが、世界的にはお盆なんてものは無い。
ロンドン金属取引所(LME)では、日本がお休みしている間に、相場の下げが起こっているようで。
銅相場は$3.3412/1b=¥576.91/kgとなっており、国内銅建値ではトン62万円相当の水準になります。
8月8日に改定された建値がトン64万円ですので、実勢相場は建値からマイナス2万円。
注意が必要ですなあ~。
ちなみに当社でも、名古屋営業所においては今日・明日の2日間お休みをいただいております。
日曜も休まず営業しておりますが、お盆と年末年始の数日間だけはご容赦くださいね。
今日の仕事は、電子機器や電気製品のリユース・リサイクル関連の団体業務になります。
後は登記するだけというような状況まで進んでいるのですが、色々と事情があって、登記については「待った」をかけている状況なのです。
ご承知のとおり、いわゆる電気製品関連の再生資源については、国内での再資源化を目的として、「囲い込み」の政策が取られようとしています。
私の見解としては、これを徹底しようとするとコスト的に無理があるのはもちろん、国内需要を大幅に上回る供給が発生してしまう。
これにより、現在有価物として流通しているものが、ゼロ円以下の廃棄物に転落する可能性が強い。
こんなことになったら、日本国内のどこで最終処分するのよ?
レアアースやレアメタルを抽出するなんて言ってるけど、そんなもの取れないよ~。
希少金属が取れる電子機器もあるけど、採算ベースに乗るのは、あくまで金や銀、パラジウムなどのことですから。
日本には、「循環型社会形成推進基本法」っていう法律があります。
この法律は、
・廃棄物の発生量は依然として膨大であること
・廃棄物の最終処分場の確保が年々困難になっていること
・不法投棄の増大
日本国内限定でなく、グローバルに再生資源を流通させることによってしか、この法律の理念が実現できないんですわ。
分かりやすく言いましょう。
リユースにおいては、中古機器の需要がある後進国へ、最低限の費用で安く送ってあげること。
リサイクルにおいては、製造業の盛んな(需要が大きい)国、あるいはリサイクルに要する費用(主として人件費)が安い国に、同じく最低限の費用で安く送ること。
多くの商品は、このようにして廃棄されずに済んでいるんですわ。
もちろん、現状でも日本国内でリユース・リサイクルされているものもあります。
自由経済社会ですので、誰も運賃その他諸経費を余分にかけてまで、好き好んで海外へ送っているわけでは無い。
家庭や事業所から排出される電気・電子機器が、国内最終処分に回らないような政策を取ることは大賛成。
消費者や事業所、メーカーや市町村に、そのための努力を義務付けることも賛成。
でもねえ、そのあとの絵図まで、お上が描こうとするから、ピンボケになっちゃうんですよ。
後のことはプロに任せておくが宜しい。
そんな話を、今日会談する予定なので、頭の中の整理でした!
ロンドン金属取引所(LME)では、日本がお休みしている間に、相場の下げが起こっているようで。
銅相場は$3.3412/1b=¥576.91/kgとなっており、国内銅建値ではトン62万円相当の水準になります。
8月8日に改定された建値がトン64万円ですので、実勢相場は建値からマイナス2万円。
注意が必要ですなあ~。
ちなみに当社でも、名古屋営業所においては今日・明日の2日間お休みをいただいております。
日曜も休まず営業しておりますが、お盆と年末年始の数日間だけはご容赦くださいね。
今日の仕事は、電子機器や電気製品のリユース・リサイクル関連の団体業務になります。
後は登記するだけというような状況まで進んでいるのですが、色々と事情があって、登記については「待った」をかけている状況なのです。
ご承知のとおり、いわゆる電気製品関連の再生資源については、国内での再資源化を目的として、「囲い込み」の政策が取られようとしています。
私の見解としては、これを徹底しようとするとコスト的に無理があるのはもちろん、国内需要を大幅に上回る供給が発生してしまう。
これにより、現在有価物として流通しているものが、ゼロ円以下の廃棄物に転落する可能性が強い。
こんなことになったら、日本国内のどこで最終処分するのよ?
レアアースやレアメタルを抽出するなんて言ってるけど、そんなもの取れないよ~。
希少金属が取れる電子機器もあるけど、採算ベースに乗るのは、あくまで金や銀、パラジウムなどのことですから。
日本には、「循環型社会形成推進基本法」っていう法律があります。
この法律は、
・廃棄物の発生量は依然として膨大であること
・廃棄物の最終処分場の確保が年々困難になっていること
・不法投棄の増大
のような廃棄物・リサイクル問題の解決のため、「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、環境への負荷が少ない「循環型社会」を形成することに解決策を求めることとし、循環型社会の形成を推進する基本的な枠組みとなる法律を新たに制定したものです。
廃棄物の発生量を増やして、最終処分場の寿命を縮めるような政策が実行されては困りますね~。日本国内限定でなく、グローバルに再生資源を流通させることによってしか、この法律の理念が実現できないんですわ。
分かりやすく言いましょう。
リユースにおいては、中古機器の需要がある後進国へ、最低限の費用で安く送ってあげること。
リサイクルにおいては、製造業の盛んな(需要が大きい)国、あるいはリサイクルに要する費用(主として人件費)が安い国に、同じく最低限の費用で安く送ること。
多くの商品は、このようにして廃棄されずに済んでいるんですわ。
もちろん、現状でも日本国内でリユース・リサイクルされているものもあります。
自由経済社会ですので、誰も運賃その他諸経費を余分にかけてまで、好き好んで海外へ送っているわけでは無い。
家庭や事業所から排出される電気・電子機器が、国内最終処分に回らないような政策を取ることは大賛成。
消費者や事業所、メーカーや市町村に、そのための努力を義務付けることも賛成。
でもねえ、そのあとの絵図まで、お上が描こうとするから、ピンボケになっちゃうんですよ。
後のことはプロに任せておくが宜しい。
そんな話を、今日会談する予定なので、頭の中の整理でした!