社長の独り言 2012/5/15
5月15日の日記と商品状況 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/05/15(火) 07:18
5月15日、名古屋は雨ですわ。
全国的に雨模様のようですが、九州や中国地方といった西日本では、場所によって午後には雨が上がるところもあるようで。
残念ながら愛知県は終日の雨ということです。
今日は少々時間もあるので、若干マトモなことを書きましょう。
ここのところ、消費税引き上げのニュースを見ることが多くなっています。
そして、税率引き上げに対して理解を示す方が増えてきているように感じます。
「このままでは国が立ち行かない。負担増もやむなし」という、いたって健全な発想かと思います。
貿易屋、スクラップ屋という立場の私が言うのも僭越ですが、今の増税案については否定的な見解を持っております。
「5%上げても焼け石に水。明確なビジョンを設計した上で税制を考えないと無意味」だからです。
社会保障制度を「現行制度」のままで行くと仮定しましょう。
昨年(2011年)の社会保障給付費は、総額で約108兆円。
これが2050年には約250兆円になります。
250兆円ですよ?
今から38年後の話ですから、何か大変な出来事が発生して国民の数十パーセントが死亡するような事態が発生しない限り、出生率等にほぼ関係なく、確実にやって来る現実です。
現在の2.5倍の社会保障費。こんな金額の支出、国家財政が持つわけありませんがな。
ちなみに、これを賄おうとすると、まずは収入の半分を年金保険料や健康保険料で徴収する。
さらに残った半分の収入に対して、消費税30~40%を課税する。
これで250兆円の社会保障費が捻出できます。
今より豪勢な社会保障をしようというのではありません。
あくまで、現行の社会保障制度を継続しようとすれば、こうなるという話です。
次世代を育成する教育や、警察、防衛の予算は一切増やさない前提で、ある意味後ろ向きの社会保障だけで、これだけの負担が必要となるんです。
国家として、終わっていると思いません?
将来的に、完全に破綻した制度、論理なんですわ。
残念ながら、「このままでは終わる」という話では無く、現状でも、完全に破綻しとります。
公的年金を例に挙げましょう。
公的年金の「債務総額」とでも言おうか?責任準備金という言い方になるか?
要は、全員に一括して払うとすればいくらか? という額が計算されています。
その額およそ950兆円。
一方で、現在の積立金は約150兆円。
800兆円の債務超過ですな。
これ、どうしますの?
多くの方は、自分が積み立てた年金をもらっているように考えておられますが、積み立てた分を受け取るなら、現在の六分の一にしてもらわないと計算が合いません。
結局、国の財布に皆が群がって、「タカリ」を行っているのが現状ですねえ。
このタカリ制度を何ら変えることなく、「社会保障制度の維持のために5%上げを!」なんて言われても、「嘘つけ!」と言いたくなるのが本音ですな。
維持なんて、出来やしません。
この現実を見て、どうするのか考えないといけませんわなあ。
政治家なら、「国民の皆様に考えていただいて・・・」と言うでしょうが、こちらは市井のオッサンなのでハッキリ言いましょう。
現在の社会保障制度は、この国の背丈に合っていない。
日本は、地面を掘ったら金や石油が出てくる国でなく、種をまくだけで米が取れる国でもない。
また、過去長きにわたって植民地から富を収奪し、十分な蓄えを持った国でもない。
今の社会保障は無理です~。
昭和30年代か40年代程度をイメージして下さいな。
懸命に働けば、何とか食っては行けるけど、必死で働かないとメシを食えない。
服や自転車などは、「お古」「お下がり」が当たり前。
無駄遣いは出来ないし、医者に行くのも「迷った挙句」という感じか?
一般庶民の暮らし向きは、この程度じゃないと無理でしょうね。
・・・こう書いてみると、現在私の回りにいる人たちの顔が浮かんでくるなあ。
こういう暮らしをしている人が、現実に私の周りに大勢いるっていうことです。
彼らは社会保障費を食うことなく、自分の力だけで生活している。
自分たちより豊かな高齢者を養う余力も無いけど、自分の親の最低限の面倒は自分で見てたりしてね。
結局、現在の手厚い社会保障制度を享受できるのは、「労働者層」ですな。
「正社員」という言い方が正しいかもしれない。
彼らが戦後徐々に獲得してきた既得権が、この国の癌なんだな。
高負担を嫌う企業の海外移転を促進し、若者の雇用を奪い去り、子孫の世代に負担を先送りする制度の恩恵に与っているのだから、既得権者というのが正しい。
今、頑張って高齢者を支えている、現役世代の正社員でも、その一味なのです。
現行制度のうえに乗っかっている以上、近い将来さらに後世の世代から収奪する側に回るのですから。
あんたも、あの人もこの人も、ほとんどの国民が既得権者で、収奪者ですわ!
・・・悲しいことですが、これが現実です。
私は子孫から収奪する側に回ることになる、今の制度継続を前提にした、今の増税案に賛成することは出来ません。
もちろん、負担増は飲んでもいいよ。
でも、今の社会保障制度の継続を前提とした増税はダメ。
そういうことです。
こんなこと、政治家もマスコミも、世間の総スカンを喰うので、わかっていても言えないから、あえて書いておきますね~。
少数の方しか賛成いただけないかも知れませんが、賛同者募集中であります。
賛同者各位との取引求めます!
えへへ。商売人ですからすいませんね~。
最後に商売のことを書いておきます。
おそらく、国内銅建値は-40円/kg程度の改定があるかと思われます。
やはり欧州の信用不安で世界中の商品先物や株価が急下落しています。
どんな状況下でも買取を行いますが、高価で資源を買える状況ではありません。
中古商品は、パソコン関連は相変わらずお寒い状況。
要りませんわ。
その代わり、中古自転車やバイク、農機具(トラクターや耕運機、草刈機まで)、ミシン、中古ユンボやフォークリフト、中古機械類なんかは、引き続き良い状況です。
高価買取可能です。
本日は以上です。
全国的に雨模様のようですが、九州や中国地方といった西日本では、場所によって午後には雨が上がるところもあるようで。
残念ながら愛知県は終日の雨ということです。
今日は少々時間もあるので、若干マトモなことを書きましょう。
ここのところ、消費税引き上げのニュースを見ることが多くなっています。
そして、税率引き上げに対して理解を示す方が増えてきているように感じます。
「このままでは国が立ち行かない。負担増もやむなし」という、いたって健全な発想かと思います。
貿易屋、スクラップ屋という立場の私が言うのも僭越ですが、今の増税案については否定的な見解を持っております。
「5%上げても焼け石に水。明確なビジョンを設計した上で税制を考えないと無意味」だからです。
社会保障制度を「現行制度」のままで行くと仮定しましょう。
昨年(2011年)の社会保障給付費は、総額で約108兆円。
これが2050年には約250兆円になります。
250兆円ですよ?
今から38年後の話ですから、何か大変な出来事が発生して国民の数十パーセントが死亡するような事態が発生しない限り、出生率等にほぼ関係なく、確実にやって来る現実です。
現在の2.5倍の社会保障費。こんな金額の支出、国家財政が持つわけありませんがな。
ちなみに、これを賄おうとすると、まずは収入の半分を年金保険料や健康保険料で徴収する。
さらに残った半分の収入に対して、消費税30~40%を課税する。
これで250兆円の社会保障費が捻出できます。
今より豪勢な社会保障をしようというのではありません。
あくまで、現行の社会保障制度を継続しようとすれば、こうなるという話です。
次世代を育成する教育や、警察、防衛の予算は一切増やさない前提で、ある意味後ろ向きの社会保障だけで、これだけの負担が必要となるんです。
国家として、終わっていると思いません?
将来的に、完全に破綻した制度、論理なんですわ。
残念ながら、「このままでは終わる」という話では無く、現状でも、完全に破綻しとります。
公的年金を例に挙げましょう。
公的年金の「債務総額」とでも言おうか?責任準備金という言い方になるか?
要は、全員に一括して払うとすればいくらか? という額が計算されています。
その額およそ950兆円。
一方で、現在の積立金は約150兆円。
800兆円の債務超過ですな。
これ、どうしますの?
多くの方は、自分が積み立てた年金をもらっているように考えておられますが、積み立てた分を受け取るなら、現在の六分の一にしてもらわないと計算が合いません。
結局、国の財布に皆が群がって、「タカリ」を行っているのが現状ですねえ。
このタカリ制度を何ら変えることなく、「社会保障制度の維持のために5%上げを!」なんて言われても、「嘘つけ!」と言いたくなるのが本音ですな。
維持なんて、出来やしません。
この現実を見て、どうするのか考えないといけませんわなあ。
政治家なら、「国民の皆様に考えていただいて・・・」と言うでしょうが、こちらは市井のオッサンなのでハッキリ言いましょう。
現在の社会保障制度は、この国の背丈に合っていない。
日本は、地面を掘ったら金や石油が出てくる国でなく、種をまくだけで米が取れる国でもない。
また、過去長きにわたって植民地から富を収奪し、十分な蓄えを持った国でもない。
今の社会保障は無理です~。
昭和30年代か40年代程度をイメージして下さいな。
懸命に働けば、何とか食っては行けるけど、必死で働かないとメシを食えない。
服や自転車などは、「お古」「お下がり」が当たり前。
無駄遣いは出来ないし、医者に行くのも「迷った挙句」という感じか?
一般庶民の暮らし向きは、この程度じゃないと無理でしょうね。
・・・こう書いてみると、現在私の回りにいる人たちの顔が浮かんでくるなあ。
こういう暮らしをしている人が、現実に私の周りに大勢いるっていうことです。
彼らは社会保障費を食うことなく、自分の力だけで生活している。
自分たちより豊かな高齢者を養う余力も無いけど、自分の親の最低限の面倒は自分で見てたりしてね。
結局、現在の手厚い社会保障制度を享受できるのは、「労働者層」ですな。
「正社員」という言い方が正しいかもしれない。
彼らが戦後徐々に獲得してきた既得権が、この国の癌なんだな。
高負担を嫌う企業の海外移転を促進し、若者の雇用を奪い去り、子孫の世代に負担を先送りする制度の恩恵に与っているのだから、既得権者というのが正しい。
今、頑張って高齢者を支えている、現役世代の正社員でも、その一味なのです。
現行制度のうえに乗っかっている以上、近い将来さらに後世の世代から収奪する側に回るのですから。
あんたも、あの人もこの人も、ほとんどの国民が既得権者で、収奪者ですわ!
・・・悲しいことですが、これが現実です。
私は子孫から収奪する側に回ることになる、今の制度継続を前提にした、今の増税案に賛成することは出来ません。
もちろん、負担増は飲んでもいいよ。
でも、今の社会保障制度の継続を前提とした増税はダメ。
そういうことです。
こんなこと、政治家もマスコミも、世間の総スカンを喰うので、わかっていても言えないから、あえて書いておきますね~。
少数の方しか賛成いただけないかも知れませんが、賛同者募集中であります。
賛同者各位との取引求めます!
えへへ。商売人ですからすいませんね~。
最後に商売のことを書いておきます。
おそらく、国内銅建値は-40円/kg程度の改定があるかと思われます。
やはり欧州の信用不安で世界中の商品先物や株価が急下落しています。
どんな状況下でも買取を行いますが、高価で資源を買える状況ではありません。
中古商品は、パソコン関連は相変わらずお寒い状況。
要りませんわ。
その代わり、中古自転車やバイク、農機具(トラクターや耕運機、草刈機まで)、ミシン、中古ユンボやフォークリフト、中古機械類なんかは、引き続き良い状況です。
高価買取可能です。
本日は以上です。