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社長の独り言

米国目線での安倍首相による靖国参拝 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2014/01/20(月) 05:08


「ケヴィン・メア」という人物をご存知でしょうか?

2009年8月から2011年3月まで、米国務省東アジア・太平洋局日本部長を務めた人物です。



日本研究者であり、弁護士であり、外交官であるという優秀な人物なのですが、「沖縄は、日本政府に対するごまかしとゆすりの名人でゴーヤーも栽培できないほど怠惰」と発言したとされる(本人は否定)事件により解任され、依願退官したことで有名なオッサンです。


こんなオッサンです。見たことあります?



今日のブログは、このオッサンによる論文というか、意見をご紹介しますね。

テーマは、「安倍首相による靖国神社参拝」です。



このオッサンの見解が私と同じだから・・・という訳ではありません。

やはり、このオッサンは「アメ公」ですから、彼らの価値観に沿った物の見方を行います。

それは日本人である私とは立場が違いますので、ある意味当然のことです。



ただ、中国や韓国のような「やから」(理不尽なことを言ってくるような、たちの悪い人。ヤクザを指すこともある)は、靖国神社参拝に対して、様々な形で批判してきます。

また、米国(正確に言えばオバマ政権)も、「失望」という表現で「面倒くさいことを起こすな」と文句をつけて来る訳です。



そのような状況の中では、「ケヴィン・メア」の述べている内容あたりが、世界に向けて発信し理解を得るには適しているのだろうと考えた次第でして、その内容を簡単に紹介させていただきますね。





安倍非難のコメントを寄せたほとんどの人たちは安倍首相自身が参拝について説明した声明を読んでいないようだ。

この人たちは安倍首相が靖国神社と同時に鎮霊社をも参拝し、『戦争で亡くなられ、靖国神社に合祀されない国内、および諸外国の人々の霊をも悼んだ』ことを無視している。

安倍首相はこの声明でさらに『日本は二度と戦争を起こしてはならない。私は過去への痛切な反省の上に立って、そう考えています』と述べているのだ。



この人たちが完全に無視した、もう1つの極めて重要なポイントは、安倍首相が『ある人たちは、私の靖国参拝が戦犯を崇拝するためだと批判しますが、私が安倍政権の発足した今日この日に参拝したのは、政権1年の歩みと、二度と再び戦争の惨禍に人々が苦しむことのない時代を創るとの決意を英霊にお伝えするためです』と述べていることだ。



この点はなぜ伝えられないのか。

たぶん批判者たちにとっては、安倍氏を右翼の軍国主義者だとする決めつけにこの言明は合致しないからだろう。

戦争で命を亡くしたすべての人に祈る。過去を反省する。不戦の誓いを新たにする。

この種の特徴は極右の軍国主義者ではない。

だから批判者たちはその安倍氏の言明を無視するのだろう。



安倍首相の参拝への反対論のほとんどは、『米側のわれわれが参拝するなと告げていたのに、安倍首相が参拝した』ために怒ってしまった、ということ のようだ。

自分たちの命令に服従しない行動だからけしからんというのだろう。

しかしこれはなんと傲慢な態度だろう。

傲慢というのは、もちろんワシントンで 安倍参拝に憤慨したり失望したと言う人たちの態度を指す。



もちろん靖国神社の境内にある施設が、日本の戦争を客観的に見る立場からすれば不当だと言える面もある。

特に遊就館の戦史展示が示す認識は、外部の観察 者たちにとっては不快なだけでなく、滑稽ですらある。

日本は第2次世界大戦では敗北した以外には間違ったことは何もしていないというふうに映る。

だが、す べての戦死者の霊を悼み、不戦を誓い、戦争を反省するための靖国参拝が、遊就館の歴史観を自動的に受け入れているととらえるべきではない。



この参拝を憤慨する人たちへの私の提言は『もう忘れなさい』ということだ。

この参拝は日本が挑発的とか軍国主義的になることを意味しない。

安倍首相が第 2次大戦やその以前の時代の歴史を修正しようとしているわけでもない。

日本がアジアで緊張を高めているわけでもないのだ。



アジアの本当の緊張は、東シナ海や南シナ海での中国の軍事拡張や覇権的意図を伴った挑発によって起きているのだ。

常軌を逸した国である北朝鮮の軍事挑発も緊張の高まりの原因だ。

北朝鮮はまもなく弾道ミサイルに核弾頭を搭載する能力を獲得するだろう。



米側の私たちが焦点を合わせて把握すべきなのは、神社への単なる参拝ではなく、安倍首相が就任からこの1年間に実際に成し遂げたことである。

安倍首相は 米国の歴代政権が長年の間、期待してきたことを現実に達成しつつある。

日本の防衛費を増額し、平和と安全の維持に重要な役割を果たす日米安全保障条約にお ける米国側の負担を減らしている。

安倍首相のリーダーシップの下で、日本はアジア地域の脅威に対してこれまでよりも現実的な認識を抱き、その認識に沿った 対応を実際に始めたのである。





とまあ、こんな感じです。

結局のところ、クールな状況分析と、最終的には米国の国益を論じているところがすごいですね。

オマエらの国益なんか知ったことじゃないが、勉強になるわ・・・・。

このオッサンは、「日本はこういう説明をしろ」と、教えてくれているんでしょうね。




また、中国に対する論評もしているので、ついでに載せておきますね。




もちろん中国は日本が防衛面でより堅固になることは好まない。

なぜなら、より強い日本は東シナ海と南シナ海の全域を制覇しようという中国の野望の妨げとなるからだ。

尖閣諸島近くでは、武装艦艇を動員して日本側を威嚇しているのは中国なのである。

最近とくに新たな防空識別圏(ADIZ)を一方的に宣言し、 東シナ海の広大な空域をコントロールしようとしているのも中国である。



安倍首相の靖国参拝で失敗した部分があるとすれば、それは中国のヒステリー増大に弾薬を与え、中国側の手中に陥りかねなくなったことだろう。

このヒステリーというのは、『日本が軍国主義化して、アジア地域での緊張を高めている』という叫びであり、残念ながらワシントンの安倍批判者たちもそれに同調しているのだ。



日本が再び軍国主義になっている? 真面目に事実を見てみよう。

日本政府が最近、発表した中期防衛計画が洩れなく実行され、防衛費の5年連続増加がなさ れたとしても、日本の5年後の防衛予算は単に2002年の水準へと戻るだけなのだ。

それはここ11年間も日本の防衛費は削減されてきたからである。

安倍首相は好ましいことに、その流れを今年の予算で逆行させたのだ。



だが安倍首相は日本を軍事的、挑発的な国家にしようとしているわけではない。

歴史を修正しようとするわけでもない。

安倍首相は、祖先を尊敬し、同時に過去の過ちを認め、反省を表明する正常な国家への方向へと、日本を動かしているだけなのだ。

中国についてはそんな方向性を見出すことはできない。

だからこそ、もう靖国参拝は放念し、アジアでの米国の真の利害について考えようではないか。





どこまでもアメリカ中心の考え方で、結構なことでござる。

でも、議論で必要なことは、自分が納得することではなく、多くの人を納得させることですから。

彼らの考え方から学ぶことは多いですね。

それでは!


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