大きくする 標準 小さくする

社長の独り言

都市鉱山の抗夫たち - 突き出るブログ -

投稿日時:2012/04/05(木) 00:17

まさか、竹林に捨てられているバッテリーがお金になるなんて、考えたこともなかった。

京都と北摂(大阪府)を結ぶ旧道に西国街道、物集街道という旧道がある。

長岡京市にある小さな端の名前が「一文橋」、僕は、大手広告代理店のクライアントを失ったとき、この橋が「いちもんなし」にしか読めなかった。

まだその時は手元に100万円が残っていた。

そんなある時、京都の西山に多い「竹林」に出掛けた。

不法投棄禁止の看板の数以上に、不法投棄されていた物があった。

トラックのバッテリーである。

そのほとんどが、まるでタケノコのように、土の中に埋まっていた。

売れるという貴重な情報を得て、経済的にと言うより精神的に追い込まれていた僕たちは、一心不乱に泥まみれのバッテリーを竹林から掘り起こした。

総量1トンを超えた。

6万円くらいの利益になった。

びっくりした。

まあ、商売だから、毎日同じ量の廃バッテリーを掘り起こせるわけではないことは、足りない頭を使わなくても分かったが、とにかく嬉しかったことを、5年経った今でも覚えている。

就職できなくても、日本人なら、今は生きていけるんだ。

ゴミを、お金にして。

少年時代に、河で砂金を、一所懸命に探している合衆国の人々の映像を観たことがあった。

何が違うんだろう・・・都市で極少量の金を探すことと。

ごみをお金に。不用品に金を払うな。1円買取。

街の家電やパソコン、OA機器に眠る金・銀・銅を求める「都市鉱山」の抗夫達。

きょうは何を夢見ているのだろう。
この記事は外部ブログを参照しています。すべて見るには下のリンクをクリックしてください。

記事タイトル:都市鉱山の抗夫たち - 突き出るブログ -

(ブログタイトル:デラざっぴん株式会社の更新情報)

<< 2024年4月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

アーカイブ

ブログテーマ

ブログ最新記事