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社長の独り言

時代の波に乗って… - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2017/06/14(水) 05:52


週明け月曜日、大阪(一応本社)で来客対応の後、東京営業所に戻りました。


実はこれからしばらくの間、大阪での所用が多い時期に入ります。





今年の2月から3月にかけても大阪での所用が多かったのですが、同様にこれから約一か月間程度、大阪での所用が増えます。





大阪が本社所在地だから、しょうがないんですけどねえ…。


2月から3月にかけては、あまりに東京・大阪間の行き来が多いものだから、半ばキレ気味に「本社を移転する」なんてことも言っておりました。





今回も同じような状態になるかもしれませんねえ。





新幹線で東京・大阪を往復すると、約3万円の無駄(?)な経費が発生します。


高速バスなら往復1万円強ですが、やはり疲労が溜まり気味になります。





月曜日も夜行バスで帰って来たのですが、バス車中泊だとどうしても睡眠不足気味になります。


何となくアタマの中がクリアな感じではない一日を過ごすことになり、到着日にアタマをフル回転させなければならないような仕事は、いつも以上に難しくなる。


そんな感じです。







さて、実は11日日曜日は私は完全休暇でして、高校時代に仲の良かった仲間達とのバーベキューパーティーに参加していました。





40歳代のオッサンが奈良県の山中に10人近く集まったのですが、振り返ってみると主な話題がいかにもオッサンの話題になったことを痛感します。





自分の家族のこと、自分の健康のこと、そして仕事のこと。


大体こんなものでしょうか?





30歳台の頃とは明らかに話題が変化しています。


自分の健康に関する話題なんて、30歳代の頃は無かったですからねえ。





自分自身の話で言えば、長年マトモな健康診断を受けていないものだから、人間ドックを受けることを勧められました。





実は画像の友人の中には、医師もいます。


信頼できる仲間に勧められると、これまで及び腰だった健康診断や人間ドックにも、行かなきゃなあ…という気持ちになります。





あ、ちなみに医師の友人は二代目でも何でもなく、自分の意思と努力で医師の道へ進みました。


心臓外科医です(だと思う)。





現在は医師として活躍する友人も、高校時代は品行方正でも、学力が抜きん出ていた訳では無かったと思います。


高校に入学した当初、何を隠そう私も彼も、英語のような学力別にクラス編成される授業では、仲良く一番下位グループのクラスに所属していたと記憶しています。





私の英語力は中学生レベルにも満たないと言う根拠でもあります。(笑)


高校生時点での学力なんて、その後どう変わるか分からない…ということです。







そんな仲間内で仕事の話をしていた時のこと。


大手ゼネコンに勤務する友人と、当社の自転車事業とも関係する大手小売業の会社の話になりました。





大手小売業の商業施設を建設するにあたっては、単価や工期が非常に厳しい…なんて話を聞いていたのですが、いくつか考えさせられる話もありました。







今のご時世、最近話題の労働時間の問題をはじめとして、各種法令順守が求められる時代です。


もちろん下請けの中小零細企業に対しても同様の対処を求める必要があり、よく分からないけど、二次下請けまで各種法令の完全順守を求めているそうです。





結局のところ、法令を完全に順守した体制にしようとすると、コストアップが避けられません。


細かい話はさておき、法令を遵守するということは、より多くのコストがかかるということなんです。





低賃金あるいは労働法制が整っていない諸外国と、コスト競争を繰り広げる訳ですから、日本の厳しい労働法制を遵守していたのでは、国際競争に勝てない。


今まではそんな論理で日本社会が回っていた訳です。





それが変化しつつある…のかな?





「法令を遵守すると、これだけコストがアップしますよ。」


その言葉で、コストアップを飲まざるを得ない状況に変わりつつあるようです。







そんな世相に便乗するつもりはありませんが、当社も社会が変化しているということを、従来以上に強く意識しないといけません。


ハッキリ言えば、(最低賃金以下の)低賃金、長時間労働、コンプラ大丈夫?といった体制に乗っかっての中古自転車輸出ビジネスは、そう長く続かないと考えておくべきなのでしょう。





中古自転車の輸出ビジネスって、重いものだと一台20kgを超す自転車を、一日に何百台も手作業で扱わなければならない重労働ですから、皆に敬遠される業種です。


慢性的な人手不足の業界。





どうしても外国人に頼らざるを得ない業界で、会社運営も労働者も外国人であるケースが圧倒的に多いのが実態です。


外国人経営の小規模企業の場合、「コンプライアンスって何?」というケースが圧倒的に多いのはご想像頂けるでしょうか。





社会の最末端、ほんの小さな隙間ビジネスですから、そういうことになるのが現実です。







しかしいずれは、時代の波が小さな隙間ビジネスにも押し寄せてくるでしょう。


法令順守を徹底する企業しか、プレーヤーとして中古自転車ビジネスに関わることが出来ない時代がやって来る…。







他業界を見ていても、いつかはそんな時代が来るのは間違いないでしょう。


当社としては、立ち回りが難しいところです。







自転車をリユースしようとすると、人間の手作業による重労働が不可欠。


リユース品の販売価格は、販売先が海外であること、新車価格との関係で決まってくることなどから、コストアップ分を反映させることが出来ない。


となると、調達価格を抑えるしか方法が無い。





放置自転車なんかの場合、多くは入札で払い下げ価格が決定し、高値で落札した業者が勝ち…という状況ですので、法令順守企業はコストの問題から落札ができない。


中古自転車ごときの入札に、そんな事まで問われませんからねえ。







結果、例えば当社なんかは、行政による入札案件からの自転車仕入れはゼロ。


落札価格が高すぎて、各種法令を遵守しているようなマトモな会社では、落札が非常に難しいんです。





現在、行政からの競売案件で放置自転車を高値で落札しているような業者の多くは、多額のコストを要する法令順守なんて無理…ということになります。


言い過ぎてもロクなことがないから、このくらいの表現にしておこう。







いずれにせよ、こんな現状認識の下で、社会の移り変わりを感じております。


じゃあどうするか?







私なりの答はシンプルです。





時代の変化、社会の要請に応えられる最低限のコンプラ体制を構築することにより、中古自転車ビジネスにおけるプレーヤーとしての参加資格を確保。


法令の範囲内ではあるが、低賃金かつ重労働のビジネスなので、大手企業(当社と比べて)が参入して来ない。





こんな隙間ビジネスにしていくしかないですね。








ややこしい話を、朝の短時間で適当に書きましたから、分かりにくい話になったかと思います。


何となく、言いたいことが分かって頂けますかね?







時代の変化に応じて自分も変化しつつ、どうせなら自分にとって都合の良いルールも作っちゃおう。


平たく言えば、そういうことなのかな?
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