社長の独り言 2014/6/4
警察官の買収に成功 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2014/06/04(水) 07:04
とても刺激的なタイトルですが、残念ながら日本でのお話ではなく、東南アジア某国でのお話です。
日本国内で警察官を買収すると、贈賄罪に問われます。
公務員を買収すると、3年以下の懲役又は250万円以下の罰金に処されることになるかと思います。(刑法第198条)
「買収をしたり、されてはいけない」というルールは、日本においては常識的なルールとして認知されていると思います。
しかし、贈収賄などを禁止した「賄賂罪」のうち、賄賂の送り側への刑罰は、意外と軽いんですね。
これは知らなかったな~。
賄賂の受け取り側である、「収賄」のほうは、結構重い刑罰が下されるのですけどね・・・。、
東南アジア某国の法律は知りませんが、多分買収してはいけないんだと思います。
たぶん・・・。
堂々と、「海外で国内法に違反する行為をしました」というタイトルになっているので、一応解説をしておきます。
警察官を買収するという、日本国内法に違反する行為を海外でした場合でも、国内法が適用される場合があります。
外国で犯した罪を、日本帰国後に問われる場合もあるということです。
たとえば、海外において、日本国の公務員が職務に関し賄賂を収受した場合は、国内法が適用されます。
今回の話が、仮に、「某国で、日本大使館員を買収した」というような話であれば、少なくとも公務員である大使館員は犯罪に問われますので、ネットで公開できる話ではなくなります。
私が海外某国の警察官を買収しても、日本で犯罪には問われないだろうと判断していますが、今回の買収に関して、私は実行犯ではなく、ただ黙って横に座っていただけ・・・ということでお願いします。念のため。

収賄事件(?)が発生したのは、画像の現場からほんの100mほど進んだところです。
ここは東南アジアはカンボジア王国の首都、プノンペン中心部です。
しかも、この国最大のビジネス街 兼 商業地です。
東京で言えば、丸の内と銀座を足したようなものです。
規模的には、それを一万分の1にしたものとご理解いただければ良いでしょう。
画像をよく見るとわかるのですが、50mほど先に、この国には数少ない信号機が見えます。
この場所で写真を撮って先に進んだのですが、あいにく信号が赤に変わりました。
日本の赤信号は「止まれ」ですが、カンボジアの赤信号は「止まらないと危ない」という意味です。
ドライバーが危なくないと判断すれば、赤信号でも「ゴー」です。
ドライバーは危なくないと判断したので、赤信号だけど右折をしました。
この国は右側通行なので、日本で言えば「常時左折可」の交差点で左折をしたという感覚です。
右折すると、
「POLICE」と大きく書かれたゼッケンをつけた2人組が、車の停止を命じるではありませんか!!
最初に疑ったのは、「本物のポリスか?」ということです。
かつては、偽ポリスが珍しくなかったカンボジアですが、どうやら本物のよう。
ポリスはどうやら、「お前は信号無視をした」と言っているようです。
私はカンボジアがわからないけど、多分間違いないでしょう。
ドライバーも信号無視を自覚していましたので、観念したのか財布の中を免許証か何かを探し初めました。
お約束ではありますが・・・
次の瞬間、財布から出てきたのは免許証ではなく、米ドル札。
あとは、お互いニヤニヤしながら一件落着であります。
後で聞いてみると、この国の警察官の月給は、日本円にして月に1万円ほどだそうです。
現在のような経済発展をする以前から、カンボジア公務員の給料は激安でした。
治安が悪かった時代は、強盗みたいなポリスが多かったので、特に夜間にポリスの制服を見ると、「撃ち殺すか、逃げるか?」と考えたものです。
これだけ治安が改善し、経済発展しても、警察官の給料が激安なのは変わらないんですね。
ちなみに、いくら物価の安いカンボジアといえども、一ヶ月1万円では生活することは出来ません。
一人暮らしでも一ヶ月3万円、家族持ちなら一ヶ月5万円くらいの給料がないと、生活していくことは無理だそうです。
ここでは賄賂も必要悪ですね。
警察官は交通ルールの徹底という任務を果たし、違反者は取り締まりによって遵法意識を高める。
そして、報酬的に恵まれない警察官に対して、多少の心付けをするわけです。
さて、最後のお楽しみです。
交通違反(信号無視)を見逃してもらうための賄賂の金額、いくらだと思いますか?
皆さんならいくら払います?
ちなみに日本で信号無視をした場合、反則金は1万円程度だったと思います。
ということは、日本なら1万円くらいが賄賂の相場ですかね?
点数を減らされるのが嫌なので、「もっと払っても良い」という方もおられるでしょうが・・・。
カンボジアなら、物価の違いもありますから、半分の5千円程度が適正でしょうか?
いや、もっと少なくても良いかな?
あれこれと、適正な賄賂の額を少し考えて頂けたかと思いますので、そろそろ答えを。
カンボジアの首都プノンペンで信号無視をした際に渡す賄賂の適正額は・・・
1ドルです。
・・・冗談ではありません。
さすがに私も、これには驚きました。
経済発展により物価が大きく上がっていますので、賄賂の額もハネ上がっていると思ったら、ポルポト時代の傷跡が癒えていなかった15年前と何も変わらない。
日本でも、交通違反でお巡りに止められたとき、1ドル払って解決すれば良いのにね~。
急激な経済発展により、カンボジアに多くの富裕層が生まれたことは間違いない事実ですが、それに取り残された人の生活は変わらないのですね。
賄賂1ドルの警察官、学校に行かず道端で花売りをしている少年少女が、2014年のカンボジア、プノンペンでは未だこ健在(?)です。
日本国内で警察官を買収すると、贈賄罪に問われます。
公務員を買収すると、3年以下の懲役又は250万円以下の罰金に処されることになるかと思います。(刑法第198条)
「買収をしたり、されてはいけない」というルールは、日本においては常識的なルールとして認知されていると思います。
しかし、贈収賄などを禁止した「賄賂罪」のうち、賄賂の送り側への刑罰は、意外と軽いんですね。
これは知らなかったな~。
賄賂の受け取り側である、「収賄」のほうは、結構重い刑罰が下されるのですけどね・・・。、
東南アジア某国の法律は知りませんが、多分買収してはいけないんだと思います。
たぶん・・・。
堂々と、「海外で国内法に違反する行為をしました」というタイトルになっているので、一応解説をしておきます。
警察官を買収するという、日本国内法に違反する行為を海外でした場合でも、国内法が適用される場合があります。
外国で犯した罪を、日本帰国後に問われる場合もあるということです。
たとえば、海外において、日本国の公務員が職務に関し賄賂を収受した場合は、国内法が適用されます。
今回の話が、仮に、「某国で、日本大使館員を買収した」というような話であれば、少なくとも公務員である大使館員は犯罪に問われますので、ネットで公開できる話ではなくなります。
私が海外某国の警察官を買収しても、日本で犯罪には問われないだろうと判断していますが、今回の買収に関して、私は実行犯ではなく、ただ黙って横に座っていただけ・・・ということでお願いします。念のため。

収賄事件(?)が発生したのは、画像の現場からほんの100mほど進んだところです。
ここは東南アジアはカンボジア王国の首都、プノンペン中心部です。
しかも、この国最大のビジネス街 兼 商業地です。
東京で言えば、丸の内と銀座を足したようなものです。
規模的には、それを一万分の1にしたものとご理解いただければ良いでしょう。
画像をよく見るとわかるのですが、50mほど先に、この国には数少ない信号機が見えます。
この場所で写真を撮って先に進んだのですが、あいにく信号が赤に変わりました。
日本の赤信号は「止まれ」ですが、カンボジアの赤信号は「止まらないと危ない」という意味です。
ドライバーが危なくないと判断すれば、赤信号でも「ゴー」です。
ドライバーは危なくないと判断したので、赤信号だけど右折をしました。
この国は右側通行なので、日本で言えば「常時左折可」の交差点で左折をしたという感覚です。
右折すると、
「POLICE」と大きく書かれたゼッケンをつけた2人組が、車の停止を命じるではありませんか!!
最初に疑ったのは、「本物のポリスか?」ということです。
かつては、偽ポリスが珍しくなかったカンボジアですが、どうやら本物のよう。
ポリスはどうやら、「お前は信号無視をした」と言っているようです。
私はカンボジアがわからないけど、多分間違いないでしょう。
ドライバーも信号無視を自覚していましたので、観念したのか財布の中を免許証か何かを探し初めました。
お約束ではありますが・・・
次の瞬間、財布から出てきたのは免許証ではなく、米ドル札。
あとは、お互いニヤニヤしながら一件落着であります。
後で聞いてみると、この国の警察官の月給は、日本円にして月に1万円ほどだそうです。
現在のような経済発展をする以前から、カンボジア公務員の給料は激安でした。
治安が悪かった時代は、強盗みたいなポリスが多かったので、特に夜間にポリスの制服を見ると、「撃ち殺すか、逃げるか?」と考えたものです。
これだけ治安が改善し、経済発展しても、警察官の給料が激安なのは変わらないんですね。
ちなみに、いくら物価の安いカンボジアといえども、一ヶ月1万円では生活することは出来ません。
一人暮らしでも一ヶ月3万円、家族持ちなら一ヶ月5万円くらいの給料がないと、生活していくことは無理だそうです。
ここでは賄賂も必要悪ですね。
警察官は交通ルールの徹底という任務を果たし、違反者は取り締まりによって遵法意識を高める。
そして、報酬的に恵まれない警察官に対して、多少の心付けをするわけです。
さて、最後のお楽しみです。
交通違反(信号無視)を見逃してもらうための賄賂の金額、いくらだと思いますか?
皆さんならいくら払います?
ちなみに日本で信号無視をした場合、反則金は1万円程度だったと思います。
ということは、日本なら1万円くらいが賄賂の相場ですかね?
点数を減らされるのが嫌なので、「もっと払っても良い」という方もおられるでしょうが・・・。
カンボジアなら、物価の違いもありますから、半分の5千円程度が適正でしょうか?
いや、もっと少なくても良いかな?
あれこれと、適正な賄賂の額を少し考えて頂けたかと思いますので、そろそろ答えを。
カンボジアの首都プノンペンで信号無視をした際に渡す賄賂の適正額は・・・
1ドルです。
・・・冗談ではありません。
さすがに私も、これには驚きました。
経済発展により物価が大きく上がっていますので、賄賂の額もハネ上がっていると思ったら、ポルポト時代の傷跡が癒えていなかった15年前と何も変わらない。
日本でも、交通違反でお巡りに止められたとき、1ドル払って解決すれば良いのにね~。
急激な経済発展により、カンボジアに多くの富裕層が生まれたことは間違いない事実ですが、それに取り残された人の生活は変わらないのですね。
賄賂1ドルの警察官、学校に行かず道端で花売りをしている少年少女が、2014年のカンボジア、プノンペンでは未だこ健在(?)です。
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