社長の独り言 2014/3/7
出張記のオマケ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2014/03/07(金) 06:21
まずは、前回3月5日に更新したブログから今までの出来事。
3月5日のブログ記事は、3月4日の夕方から夜にかけて、帰国便に乗り込む前のホテルで記事を書きました。
4日の朝10時頃到着の飛行機で、出張先某所からベトナムのホーチミンシティまで戻ってきていたのですが、私の帰国便は現地時間の深夜0時40分発、日本時間ですと午前2時40分出発です。
そんな長時間を空港で過ごすような元気はないし、遊びにも行きたい(こちらが本音)ので、ホーチミン市内に出発時間までの休憩所としてホテルを確保していたのでした。

ホテルの部屋からの画像です。目の前が大きな公園になっています。
このあたりはファングーラオ通りという、外国人バックパッカーなんかも多い地域で、安ホテルがたくさんあります。
私はその中では非常に高級なホテルの部類に入る、一泊4,000円ほどの部屋をキープしていました。
ちなみにこの地域でこのクラスのホテルには、必ずと言ってよいほどホテルにサウナやマッサージが併設されています。
聞くところによると、なぜかボディラインを強調するピチピチの服を着たキレイなオネーチャンが、決して上手いとは言えないマッサージをしてくれるそうです。
でも、普通のマッサージは下手糞なのですが、あんなトコロをやさしく撫でるマッサージに関してはとても上手だという、現地では知る人ぞ知るマッサージらしいです。
私は行ったことがないから、知りませんけどね!
聞いただけです。これホント。
さて、ベトナムから日本への帰国便の時間が近づくと、私はとても憂鬱な気分になります。
まず、時間がゆったりと流れる常夏の国から、慌ただしい寒風吹く北国へと帰らなければいけない現実に直面するわけですから、なにか後ろ髪を引かれる思いがします。
そして何より、帰国便が出る空港から、名古屋へ到着するまでの道程に、数多くの困難が待ち構えていることが、私を憂鬱にさせるのです・・・。
主な困難は、空港に到着してから飛行機に乗り込むまでの問題です。
通常、海外便の場合は出発の2時間前までに空港へ到着することが推奨されています。
誰が推奨しているのか知りませんが、それが当たり前になっていますねえ。
日本なら、ゴールデンウィークや年末年始などの特別な時であっても、2時間もあれば余裕で発券、入出国、セキュリティチェックといった手続きを済ますことが出来ます。
これが、ベトナムでは少々事情が異なります。
まず、航空券を発券してくれるチェックインカウンターに長時間並ばなければなりません。
日本のチェックインカウンターでも、ある程度長時間並ばなければいけないのは事実です。
ただ日本の場合、とりあえず統合的に並んで、順番が来たら空いた窓口に行く・・・というスタイルです。
このスタイルだと、必ず並んだ順にチェックインの順番がやってきます。
一方、ベトナムでは窓口ごとに列を作ります。
ということは、進行の早い列と遅い列が発生することになるのですが、これがとんでもない大きな差になります。
一番チェックインに時間を要する最悪の列は、大きな荷物を抱えたベトナム人が多く並んでいる列です。
どこの航空会社でも、当たり前ですが手荷物の大きさや重量に決まりごとがあります。
ただし、奴らはそんなルールを知っているのか知らないのか、とにかく無視した巨大手荷物を載せようとします。
カウンターで航空会社職員に拒否されても、執拗に食い下がって時間を消費します。
長時間の押し問答の末、結局手荷物預かりを拒否されると、その場で荷物の小分けや入れ替えをはじめます。
後ろに並んでいる人間のことなんて、基本的にお構いなしです。
航空会社の職員も、客よりは多少マシなのですが、日本人の感覚からすると、他の客への迷惑やスムーズな処理というものに無関心なので、相当イライラさせてくれます。
10人ほどのベトナム人が並んでいれば、発券には一時間を要する・・・と覚悟しましょう。
今回の私の場合、大きな荷物のベトナム人の列はを避けたつもりでしたが、やはり一時間くらい並ぶことになりました。
実は、搭乗日を間違えた韓国人(韓国パスポートが見えた)のオバハンと同じ列になってしまいましいた。
私は3月5日午前0時40分発の便に搭乗するために、3月4日の22時半ごろに空港へやってきました。
その韓国のオバハンは、3月4日の午前0時過ぎの便に搭乗するために、3月4日の22時半ごろに空港へやってきたようです。
実は不思議なことがありまして、そのオバハン、手にしているのは間違いなく韓国のパスポートなのですが、なぜか日本語を話せる職員を呼ばせて、日本語で長時間ギャーギャークレーム(?)を言っていました。
オバハンはペラペラの日本語を話すのですが、日本人の私には、韓国人独特の訛りがある日本語であることが分かります。
日本で幼年期を過ごしていない人間であることは間違いないのですが、一体なぜ日本語で難癖をつけていたのでしょうねえ?
一発カマシてやろうかと思いましたが、余計に時間を消費することになると思いましたので、やめておきました・・・。
あ、私の順番が来たとき、私は間違いなく一分以内で全ての手続きが終わりました。
旅慣れた人ならこんなものです・・・。
さて、余計なストレスを貯め込んで航空券を発券してもらうと、次にパスポートコントロール(入出国管理)の長蛇の列に並ぶことになります。
ベトナムという国は社会主義国家ですので、役人の仕事ぶりは極めて宜しくありません。
役人の仕事ぶりが宜しくない点については、日本では空港や役場の窓口など不特定多数の国民の目に触れる場所では改善されましたが、それ以外の場所では、現在でもいわゆる「お役所仕事」が多く残っていますので、あまりベトナム流を批判できません。
ただ、クソ偉そうに、スローな仕事をしますので、いつでも出国手続きには時間を要します。
出国手続きをお急ぎなら、誰もが手続き可能な「Alll Passport」の列に並ばずに、「Asean Citizen(アセアン市民)」と書かれた列に並ぶと、比較的空いています。
どうやら東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国では、加盟国民相互の入出国に便宜を図る取り決めがあるようで、どこの国でも専用レーンが設けられています。
もちろん、日本人はアセアン市民ではありませんが、役人といえど東南アジア人はアバウトで厳格さに欠けるので、何も言わずにハンコを押してくれるでしょう。
もし、ダメだと言われたら、日本とアセアンがいかに有効的な関係であるかを説明すると、「OK」となることが多いでしょう。
説明は日本語でOK。向こうは理解できないだろうけど、それでOK。
最悪ダメでも、並びなおすだけですから、失うものは小さい・・・。
さて、パスポートコントロールを無事にクリアすると、最後の難関はセキュリティチェックです。
危険物を持っていないかのチェックなのですが、パスポートコントロールと同じく、お役所仕事で進行が非常に遅いのです。
ここの裏ワザは一つだけ。
多くの乗客が予想以上の時間を要してここまで来ていますから、当然出発間近の乗客が多くいることになります。
となると、各航空会社の職員が、出発間近の便の乗客を探しに来ています。
出発時間が押し迫った乗客は、航空会社職員の誘導で列を離れ、キャビンクルーなど専用のセキュリティチェックの列でチェックを受けることが出来ます。
上手にこの人たちに紛れ込むことが出来ると、大幅に時間を短縮することが可能です。
ただし、ここでは紛れ込む行為自体に少々テクニックを要す上、航空券チェックもありますから、成功率は50%程度でしょうか?
失敗すると一般列に戻ることになりますので、チャレンジするなら一般列に並ぶ前にさっさと勝負に出て、ダメならすんなり一般列に並ぶことをおすすめします。
なんだか、裏技紹介みたいになってきたな・・・。
え~と、時には汚い技を使いながらも、全ての手続きが完了すると、あとは機上の人となるまでビールでも飲みながら、ゆっくりと過ごすことが出来ます。

普通に手続きすると、全ての手続き終了までに本当に約2時間を要してしまうのですが、要領よく事を進めれば、ビールを飲む時間ぐらいは節約できる・・・ということです。
こんな苦労を重ねて、飛行機が出発するのは現地時間の午前0時40分、日本時間の午前2時40分です。
眠たいわ・・・。
あ、そうだ。
今回は旅行代理店を通さずに、航空会社に直接予約したせいか、行き便では良い席に座ることができた・・・と、前々回のブログで書いた記憶があります。
帰り便も、非常口近くの良い席でしたよ。
旅慣れた方は良くご存知なのかもしれませんが、やはり旅行代理店経由より航空会社に直接予約した客の方が、「上客」として扱われる可能性が高いように感じました。
さて、飛行機に乗り込んだ私ですが、残念ながら中部国際空港までゆっくり眠れるという訳ではありません。
離陸直後は、オシボリ、飲み物、税関への申告書などを絶え間なく配ってくれますし、日本時間朝6時頃になれば、朝食も配ってくれます。
もちろん、全てを無視することは可能なのですが、周囲はザワつきますし、ワゴンはガンガン座席にぶつかるし・・・で、目が覚めずに眠り続けることは至難の業です。
そして中部国際空港へは日本時間午前8時前に到着。
マトモに寝ていない状態で、次の日の仕事がスタートです。
体力があれば、無駄なく時間を使うことができる・・・という言い方もできますかね?
あ~、今日こそは違うネタにしようと思っていたのに、結局このネタだけで終わってしまったな・・・。
私にとっては、ネタの蓄積が出来て良いのですが、ブログには一定のクオリティも必要だし、困ったもんです。
ま、本当に少しだけですが、役に立つ話でもあったと思いますので、今日はこのへんでご勘弁を!