社長の独り言 2012/7/9
7月9日 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/07/09(月) 08:52
7月9日早朝に中部ヤードへと移動してきました。
いきなり私事ですが、先週3日が長男の誕生日だったのを、今思い出しました。
ついでに言えば、昨日8日は私の父親の誕生日ですね・・・。
父親はともかくとして、長男の誕生日は忘れてやってはいけないなあ。
何歳になったんだっけ?
平成10年生まれだから、14歳か。
長男は残念なことに、生まれつきの障害を持っており、現在は養護学校通いです。
知的障害を持っておりますので、自分の誕生日を積極的にアピールし、モノをねだるようなことがありません。
それで、ついつい忘れてしまうのです。
5月には、嫁・二男・三男と、一週間おきに3人の誕生日を迎えます。
このため、緊張感(?)を持って5月を迎えるので忘れることが少ない。最初に迎える嫁の誕生日を除いては。
私の家庭では、クリスマスだ何だの世間一般的なイベントに無関心ですので、年一回の誕生日だけはケーキを食べさせたり、遊びに連れて行ってやったりと、少しだけ家族サービスに気を使います。
昨日は近場に遊びに連れて行ってやり、帰りにケーキでも買って来るくらいの配慮が必要でしたねえ・・・。
ちょいと反省。
せっかくだから、今日は長男の病気と社会保障制度(?)について紹介しましょう。
まず、長男の障害についてですが、病名で言えば「スタージ・ウェーバー症候群」という病気です。
顔の片側にアザがある状態で生まれる病気といえば、イメージできる方も増えるかな?
本来なら出生までに消えてしまう毛細血管が消えずに残り、それがアザとなって残ると聞いています。
男ですので顔のアザだけなら良いのですが、アタマ中の半分も毛細血管が消えずに残り、それが脳を圧迫して機能に障害が出て知的障害という形になっているようです。
可愛そうにねえ・・。
でも、本人はいつも幸せそうですので、本当に可哀想なのは面倒を見る親のほう。
かわいそうというと語弊がありますが、家族の誰かが痴呆症になったとして、大変なのは本人よりも介護する家族・・・。
これと同じですわな。
自分のことを「大変だ」とアピールするつもりはありませんが、健常者である二男・三男を育てた経験から言っても、やはり障害を持つ子を育てるには、数倍の手間がかかります。
何より大変なのは、ボケ老人(失礼!)なら、たぶん自分より先に死んでくれるでしょうし、その後はホッと一息という未来に向けての希望がありますが、子供が障害者の場合は、面倒を見る親より長生きすることが予想されること。
子供が障害を持つ親の悩みは、「自分が死んでからの不安」という点が最大の共通点かもしれません。
まあ、今の日本の社会保障制度の下では、野垂れ死にすることは無いようになっています。
公的年金をはじめ、様々な社会保障制度の中で保護されますので、野垂れ死にを心配する必要はないのですが、やはり心配しておられる親御さんが多いですね。
ちなみに、長男は今年1年間は学校に併設の寄宿舎に入っています。
月曜日から金曜日は寄宿舎で生活して学校へ通い、土・日の2日間だけ自宅へ帰ってくるという仕組みです。
大変ありがたい制度なのですが、この寄宿舎が併設されている学校は、私の知る限りとても少ないハズ。
高齢者の社会福祉と障害者の社会福祉を比べれば、大差で高齢者の社会福祉のほうが充実しているのは間違いありません。
私の父親も、パーキンソン病だ、レビー小体病だと多くの病気もちで、要介護認定を受けていますので、デイサービスだ、ショートステイだと、様々な介護保険のサービスを受けています。
それでも、年寄りですから、あれこれと文句が多いんですわ。
私は、「贅沢は敵だ」などと、子供のころ父親に言われたようなセリフを浴びせかけているのですが、このような社会保障を継続することは国の財政が持たないであろうことや、障害者の社会保障に比べれば遥かに恵まれていることなどを一応説明しています。
精神的には負担になってるなあ。
現行の社会保障を継続しようと思えば、所得の半分を税の形で支払わないと継続不能との知識は持っています。
そんな恩恵を受けるのはマズイと思いつつ、子や親に使用されている社会保障費の全額を自己負担するには無理があるという現実・・・。
がんばって、全額自己負担できるようにならないとね。
最後に。
ごく身近に、将来普通の社会人として働ける見込みの無い人間を抱えている事情もあり、そういう人たちが働ける仕事を作りたいとは常々考えています。
比較的単純作業が多い業界であることや、確実に決められた作業をこなすという意味では一般人よりも高い能力を発揮することも多い人たちですので、何か雇用を生むことも可能ではないかと考えているわけです。
今すぐではありませんが、近い将来に皆さんの知恵や力をお借りできればと考えています。
さて、今日の名古屋は暑くなりそうです。
全国の皆さんにお読みいただいておりますので、「今日は雨」という方もおられるでしょうが、これから数ヶ月間、肉体労働は厳しい季節。
事故や病気の無いようにがんばりましょ!
いきなり私事ですが、先週3日が長男の誕生日だったのを、今思い出しました。
ついでに言えば、昨日8日は私の父親の誕生日ですね・・・。
父親はともかくとして、長男の誕生日は忘れてやってはいけないなあ。
何歳になったんだっけ?
平成10年生まれだから、14歳か。
長男は残念なことに、生まれつきの障害を持っており、現在は養護学校通いです。
知的障害を持っておりますので、自分の誕生日を積極的にアピールし、モノをねだるようなことがありません。
それで、ついつい忘れてしまうのです。
5月には、嫁・二男・三男と、一週間おきに3人の誕生日を迎えます。
このため、緊張感(?)を持って5月を迎えるので忘れることが少ない。最初に迎える嫁の誕生日を除いては。
私の家庭では、クリスマスだ何だの世間一般的なイベントに無関心ですので、年一回の誕生日だけはケーキを食べさせたり、遊びに連れて行ってやったりと、少しだけ家族サービスに気を使います。
昨日は近場に遊びに連れて行ってやり、帰りにケーキでも買って来るくらいの配慮が必要でしたねえ・・・。
ちょいと反省。
せっかくだから、今日は長男の病気と社会保障制度(?)について紹介しましょう。
まず、長男の障害についてですが、病名で言えば「スタージ・ウェーバー症候群」という病気です。
顔の片側にアザがある状態で生まれる病気といえば、イメージできる方も増えるかな?
本来なら出生までに消えてしまう毛細血管が消えずに残り、それがアザとなって残ると聞いています。
男ですので顔のアザだけなら良いのですが、アタマ中の半分も毛細血管が消えずに残り、それが脳を圧迫して機能に障害が出て知的障害という形になっているようです。
可愛そうにねえ・・。
でも、本人はいつも幸せそうですので、本当に可哀想なのは面倒を見る親のほう。
かわいそうというと語弊がありますが、家族の誰かが痴呆症になったとして、大変なのは本人よりも介護する家族・・・。
これと同じですわな。
自分のことを「大変だ」とアピールするつもりはありませんが、健常者である二男・三男を育てた経験から言っても、やはり障害を持つ子を育てるには、数倍の手間がかかります。
何より大変なのは、ボケ老人(失礼!)なら、たぶん自分より先に死んでくれるでしょうし、その後はホッと一息という未来に向けての希望がありますが、子供が障害者の場合は、面倒を見る親より長生きすることが予想されること。
子供が障害を持つ親の悩みは、「自分が死んでからの不安」という点が最大の共通点かもしれません。
まあ、今の日本の社会保障制度の下では、野垂れ死にすることは無いようになっています。
公的年金をはじめ、様々な社会保障制度の中で保護されますので、野垂れ死にを心配する必要はないのですが、やはり心配しておられる親御さんが多いですね。
ちなみに、長男は今年1年間は学校に併設の寄宿舎に入っています。
月曜日から金曜日は寄宿舎で生活して学校へ通い、土・日の2日間だけ自宅へ帰ってくるという仕組みです。
大変ありがたい制度なのですが、この寄宿舎が併設されている学校は、私の知る限りとても少ないハズ。
高齢者の社会福祉と障害者の社会福祉を比べれば、大差で高齢者の社会福祉のほうが充実しているのは間違いありません。
私の父親も、パーキンソン病だ、レビー小体病だと多くの病気もちで、要介護認定を受けていますので、デイサービスだ、ショートステイだと、様々な介護保険のサービスを受けています。
それでも、年寄りですから、あれこれと文句が多いんですわ。
私は、「贅沢は敵だ」などと、子供のころ父親に言われたようなセリフを浴びせかけているのですが、このような社会保障を継続することは国の財政が持たないであろうことや、障害者の社会保障に比べれば遥かに恵まれていることなどを一応説明しています。
精神的には負担になってるなあ。
現行の社会保障を継続しようと思えば、所得の半分を税の形で支払わないと継続不能との知識は持っています。
そんな恩恵を受けるのはマズイと思いつつ、子や親に使用されている社会保障費の全額を自己負担するには無理があるという現実・・・。
がんばって、全額自己負担できるようにならないとね。
最後に。
ごく身近に、将来普通の社会人として働ける見込みの無い人間を抱えている事情もあり、そういう人たちが働ける仕事を作りたいとは常々考えています。
比較的単純作業が多い業界であることや、確実に決められた作業をこなすという意味では一般人よりも高い能力を発揮することも多い人たちですので、何か雇用を生むことも可能ではないかと考えているわけです。
今すぐではありませんが、近い将来に皆さんの知恵や力をお借りできればと考えています。
さて、今日の名古屋は暑くなりそうです。
全国の皆さんにお読みいただいておりますので、「今日は雨」という方もおられるでしょうが、これから数ヶ月間、肉体労働は厳しい季節。
事故や病気の無いようにがんばりましょ!
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