社長の独り言 2012/6
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頭の中が爆発中 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/06/20(水) 06:17
今朝は色々と書くべきことがあるな。
まずはG20の話、次に使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)に関して、昨日に続き第二弾を書くことにしましょう。
メキシコで開催されているG20では、欧州信用不安解消のため、金融行政をEU域内で一本化する「銀行同盟」の実現を求めることになりそう。
この「銀行同盟」ですが、ポイントは、ドイツが引き受けるか否かです。
「銀行同盟」の中身について少々解説すると、
・欧州全域にわたる銀行預金を保証する
・経営危機に陥った銀行を清算するための基金
・問題銀行への資本注入を行う救済基金
などをEU圏内で一本化して行おうというもので、さらに国債の投げ売りを終わらせるために、債務を一部相互化するユーロ圏共同債までが視野に入っている。
・・・実質的にはドイツに負担を強いることになるのでしょう。
ドイツは既にユーロ圏において多額の負担を強いられているし、銀行同盟により、他国の公的および民間債務に対し無限責任を負うような事態にもなりかねない。
銀行同盟だけではEU各国で責任だけを共有し、財政・経済政策はバラバラという状態が続くことになる。
このため、政治同盟→財政同盟→銀行同盟という順序で、権限を統一してから責任を統一する順序を望んでいるのがドイツのスタンスのようです。
ユーロ危機解決の道のりは遠いな~。
順番はともかくとして、結局はユーロ圏全体で緩やかながらも連邦制が成立するまで、危機は終わらないんじゃないかな?
少なくとも、今月末のEU首脳会談で銀行同盟に関する進展が見られなければ、市場が大きく動揺=資源価格は大幅下落することは間違いなさそうですよ。
さて、使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)の件ですが、昨日は・・・ビックリするほど多くの方がブログを閲覧していただいたようで。
基本的には私の気軽な日記帳なのですが、これだけ多くの方に閲覧いただくと、少々真面目に書かざるを得ません。
実は昨日も色々と質問を頂いておりまして、全体像に関する話から具体的な話まで、実に様々なものがあったのですが、時間の都合上、今日は1点だけお話させていただきます。
「アンタはどういう動きをしているの?」「オレは何をすればいいの?」という、「動き」に関する話です。
まず私ですが、現在はこの(案)に対して、広く国民の意見を求める(パブリックコメント)の段階にあります。
したがって、本案が非現実的で矛盾に満ちたものであることを意見する準備を行っております。
もちろん、国民の一人として意見するつもりですし、これをお読みの皆様にも、是非意見提出していただきたいと考えています。
こちらに意見提出の方法などが書かれています。
また、国民の代弁者として「代議士」という存在があるわけですので、彼らに積極的に働きかけて、本案に対する慎重な議論を要請するつもりです。
代議士を通じての意見具申については、いくつか効果が高いと思われる腹案がありますので、準備を急いでいます。
現在、日本最大級の中古家電輸出業者が密接に連絡を取り合い、共調して阻止するための行動を行っていますが、重要なポイントとして、「一つ二つの業者が異議を唱えているのではなく、個人業者を含めると国内数十万人の人間が反対している」ことを明らかにしないとダメなんですわ。
ちなみに、現在の具体的な行動方針は次のとおりです。
1..使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)に反対する「有志の会」結成
2.「有志の会」として、有力国会議員への働きかけ
3.有志の会に対する、与党国会議員からの賛意取り付け
ひとまず、こんな順序か?
とりあえずは、「有志の会」の結成を急がないといけませんね。
時間がないので、集められるメンバーにも限りがありますな~。
みなさん、力を貸して下さいな。
「心の中で応援してるで」は、要りませんで~。
決定事項などが固まり次第、ブログかホームページ上でお知らせしますね~。
まずはG20の話、次に使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)に関して、昨日に続き第二弾を書くことにしましょう。
メキシコで開催されているG20では、欧州信用不安解消のため、金融行政をEU域内で一本化する「銀行同盟」の実現を求めることになりそう。
この「銀行同盟」ですが、ポイントは、ドイツが引き受けるか否かです。
「銀行同盟」の中身について少々解説すると、
・欧州全域にわたる銀行預金を保証する
・経営危機に陥った銀行を清算するための基金
・問題銀行への資本注入を行う救済基金
などをEU圏内で一本化して行おうというもので、さらに国債の投げ売りを終わらせるために、債務を一部相互化するユーロ圏共同債までが視野に入っている。
・・・実質的にはドイツに負担を強いることになるのでしょう。
ドイツは既にユーロ圏において多額の負担を強いられているし、銀行同盟により、他国の公的および民間債務に対し無限責任を負うような事態にもなりかねない。
銀行同盟だけではEU各国で責任だけを共有し、財政・経済政策はバラバラという状態が続くことになる。
このため、政治同盟→財政同盟→銀行同盟という順序で、権限を統一してから責任を統一する順序を望んでいるのがドイツのスタンスのようです。
ユーロ危機解決の道のりは遠いな~。
順番はともかくとして、結局はユーロ圏全体で緩やかながらも連邦制が成立するまで、危機は終わらないんじゃないかな?
少なくとも、今月末のEU首脳会談で銀行同盟に関する進展が見られなければ、市場が大きく動揺=資源価格は大幅下落することは間違いなさそうですよ。
さて、使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)の件ですが、昨日は・・・ビックリするほど多くの方がブログを閲覧していただいたようで。
基本的には私の気軽な日記帳なのですが、これだけ多くの方に閲覧いただくと、少々真面目に書かざるを得ません。
実は昨日も色々と質問を頂いておりまして、全体像に関する話から具体的な話まで、実に様々なものがあったのですが、時間の都合上、今日は1点だけお話させていただきます。
「アンタはどういう動きをしているの?」「オレは何をすればいいの?」という、「動き」に関する話です。
まず私ですが、現在はこの(案)に対して、広く国民の意見を求める(パブリックコメント)の段階にあります。
したがって、本案が非現実的で矛盾に満ちたものであることを意見する準備を行っております。
もちろん、国民の一人として意見するつもりですし、これをお読みの皆様にも、是非意見提出していただきたいと考えています。
こちらに意見提出の方法などが書かれています。
また、国民の代弁者として「代議士」という存在があるわけですので、彼らに積極的に働きかけて、本案に対する慎重な議論を要請するつもりです。
代議士を通じての意見具申については、いくつか効果が高いと思われる腹案がありますので、準備を急いでいます。
現在、日本最大級の中古家電輸出業者が密接に連絡を取り合い、共調して阻止するための行動を行っていますが、重要なポイントとして、「一つ二つの業者が異議を唱えているのではなく、個人業者を含めると国内数十万人の人間が反対している」ことを明らかにしないとダメなんですわ。
ちなみに、現在の具体的な行動方針は次のとおりです。
1..使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)に反対する「有志の会」結成
2.「有志の会」として、有力国会議員への働きかけ
3.有志の会に対する、与党国会議員からの賛意取り付け
ひとまず、こんな順序か?
とりあえずは、「有志の会」の結成を急がないといけませんね。
時間がないので、集められるメンバーにも限りがありますな~。
みなさん、力を貸して下さいな。
「心の中で応援してるで」は、要りませんで~。
決定事項などが固まり次第、ブログかホームページ上でお知らせしますね~。
長文です。ごゆっくりとお読みください - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/06/19(火) 12:40
こちら愛知県愛西市、午後0時30分ごろです。
風雨が目に見えて強くなってきましたね~。
今朝は早朝に大阪を出発して名古屋入りしたのですが、途中鈴鹿山脈越えの時はバケツをひっくり返したような豪雨にも遭遇。
こういう天気のときの峠越えは危ないですね。
日本人特有の仕事に対する意識から、どうしても皆無理をしすぎる傾向にあるかと思います。
皆さん、無理をなされずに安全第一で荒天を乗り切ってくださいね。
以下の内容については、今後の流れ次第で削除するかもしれません。
権力者である行政に対して、批判的な文章は書きたくないのが本音。
しかも、自腹、手弁当で、自分の会社のためじゃなく、業界全体のために動くなんてことをやってられまっか?
本当に・・・もう。
え~と、環境省の「使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準策定案」についての話題です。
現在、この案については「広く国民の意見を募集する」という段階です。
プレスリリースについてはコチラ、内容についてはコチラをお読みくださいね
国民から反対の意見がなければ、この案のとおり実施されるのが当然の流れでしょう。
この案の最大の問題点は、
「正常に動作しない中古の電器、電子機器を輸出することはバーゼルに抵触する」
という論理がまかり通る点です。
「オレには関係ないよ」と考えている方がおられましたら、「正常に動作しない中古の電器、電子機器」とはどういうものかを良く考えてください。
わかるでしょ?
リユース目的の中古家電輸出行為が事実上ストップするだけでなく、そういうことなんです。
参考までに、(案)の内容を転載して、検証していきましょう。
使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)
1.目的
使用済み電気・電子機器を直接再利用(以下、「リユース」という。)目的で輸出す
る場合には、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」(平成4年法律第1
08号。以下、「バーゼル法」という。)第2条に規定する「有害廃棄物の国境を越え
る移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(以下、「バーゼル条約」という。)
附属書?に掲げる処分作業を行うための輸出でないことから、バーゼル法に基づく輸
出の承認を得る必要はありません。
長々と書いてありますが、要は、
「中古電気機器をリユース目的で輸出するなら、廃棄物じゃないからバーゼル法に基づく輸出承認は必要ない」と書いてあります。
そんなこと、いちいち言わなくとも当たり前ですね?
そこまで言う必要があるなら、新品の電気機器や自動車でも、「これは廃棄物じゃなく、新品で販売目的だからバーゼル法に基づく輸出承認は必要ない」となりますがな。
「新品だから必要ないんだ」って?
新品でも不良在庫だったらどうするのよ?あるいは規格外品(B級品)だったらどうよ?
新品も中古も時と場合によって、価値ある商品であったり、価値のない商品であったりと、区別はつかないものです。
まあ、次に進みましょう。
しかし、リユースに適さない使用済み電気・電子機器が輸出された場合、それらは、
輸出の相手国において、バーゼル条約附属書?に掲げる処分作業(最終処分やリサイ
クル作業)が行われることが想定され、それらに含有する有害物質の含有量等によっ
ては、バーゼル条約の適用を受ける物となる懸念があります。仮に、この適用を受け
る物である場合、バーゼル法の違反となるだけでなく、バーゼル条約上の不法輸出と
して国際問題に発展するおそれがあります。
「こうかもしれない。そうだとしたら、こんな心配がある、仮に心配どおりだったら、こんな恐れがある」という話が書かれているようですね。
慎重に仮定の条件を何段も重ねて想定するのは結構ですが、最初の想定の段階で、現実から乖離した想定になっているのでは?と思われます。
最初の想定は、「リユースに適さない使用済み機器が輸出された場合」です。
「リユースの適否」は誰が決めるんでしょう?
輸出業者でしょうか?それとも役所でしょうか?
正解は、「お客さん(買い手)」が決めることです。
売り手にとって不要な物でも、買い手にとっての価値は別物です。
だからこそ、バザーやオークションなどの市場が成立しているわけですね?
日本国内では不要な品でも、海外では価値ある商品というものが存在します。
それが古着であったり、中古電気製品であったりと、様々なジャンルのものがあり、その商品価値と引き換えに、対価が支払われるわけです。
「対価が支払われるか否か」が、商品価値の有無、すなわち、リユースに適するか否かを見極める、決定的なポイントではないでしょうか?
輸出される中古電気機器は、代金をもらって有価で売却しているのですから、相手にとってゴミになるようなものを送ったらクレームになりますし、継続的な取引は望めません。
ということは、現行でもゴミになるようなものは送っていないと解釈することが自然です。
したがって、「ゴミを送っているんじゃないか?」から始まる想定は、そこから更に仮定を重ねるべき事案とは考えられません。
さあ次!
使用済み電気・電子機器をリユース目的で輸出しようとする者は、自ら、バーゼル
法に基づく輸出の承認を要しないことを確認し、税関に申告時等に証明することが求
められます。
いきなり核心に話が飛びましたね・・・。
冒頭で、「リユース目的で輸出しようとする場合には、輸出の承認を得る必要はありません」と書いておきながら、「税関に申告時等に証明することが求められます」とは、一体どういうこと?
つまり、「リユース目的で無い、ゴミを送ろうとしているだろう?」と、決めてかかっている訳ですね。
ゴミでは無いと言うなら、それを証明せよということですな。
「代金を貰って有価で販売している」中古商品を、「ゴミだろう?」と疑う根拠は、一体何ですかな?
ゴミは売れません。ゴミにはお金がかかります。
小学生でも知ってるで?
次で最後です。
本基準は、実際にはリユースに適さない使用済み電気・電子機器がリユ
ースの名目で輸出されることのないよう、リユース目的での輸出と客観的に判断され
る基準を示すことにより、輸出者による、これら証明を容易にすることを目的とした
ものです。
・・・そうですか。
「輸出者による証明を容易にすることを目的としたものです。」と来ましたか。
訳がわからんけど、「お前らのために基準を作ってやったぞ」ということで話が終わりました。
以下、時代劇風に話をまとめてみましょう・・・
役所:「おい貴様。ゴミを商品と偽って、外国で処分しているな?」
民:「この品がゴミであろうはずがございません。その証拠に、キチンと代金を貰っております」
役所:「い~や、お前たちのような怪しげな貿易屋は信用できん!」
民:「では、どうすればよろしいので?」
役所:「よし。では役所で基準を作ってやろう。その基準に合うものならば、ゴミでないと認めてやる」
民:「「へ?お待ちください!お代官様!100円の商品に、150円の経費をかけて基準を満たすようなことは到底不可能です!」
役所:「ならば、諦めるのだな。」
民:「お、お待ちください。お代官様!そもそも、私どもが何か悪いことをしましたので?」
役所:「お前たちの肩を持っても、何も良いことが無いからのう・・・」
今日の天気と同様に、荒れ模様の文章になりましたが、大体お分かりいただけましたか?
一言で言えば、「黙っていたら茶碗を取り上げられますよ?」ということです。
何とかアタシも自腹・手弁当で動かさせて頂きますが、これをお読みの皆様も、申し訳ないけど、ちょいと力を貸しておくんなさい。
ご意見等々は
FAX 050-1222-3382
メール dx.mixmetal@gmail.com
まで
風雨が目に見えて強くなってきましたね~。
今朝は早朝に大阪を出発して名古屋入りしたのですが、途中鈴鹿山脈越えの時はバケツをひっくり返したような豪雨にも遭遇。
こういう天気のときの峠越えは危ないですね。
日本人特有の仕事に対する意識から、どうしても皆無理をしすぎる傾向にあるかと思います。
皆さん、無理をなされずに安全第一で荒天を乗り切ってくださいね。
以下の内容については、今後の流れ次第で削除するかもしれません。
権力者である行政に対して、批判的な文章は書きたくないのが本音。
しかも、自腹、手弁当で、自分の会社のためじゃなく、業界全体のために動くなんてことをやってられまっか?
本当に・・・もう。
え~と、環境省の「使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準策定案」についての話題です。
現在、この案については「広く国民の意見を募集する」という段階です。
プレスリリースについてはコチラ、内容についてはコチラをお読みくださいね
国民から反対の意見がなければ、この案のとおり実施されるのが当然の流れでしょう。
この案の最大の問題点は、
「正常に動作しない中古の電器、電子機器を輸出することはバーゼルに抵触する」
という論理がまかり通る点です。
「オレには関係ないよ」と考えている方がおられましたら、「正常に動作しない中古の電器、電子機器」とはどういうものかを良く考えてください。
わかるでしょ?
リユース目的の中古家電輸出行為が事実上ストップするだけでなく、そういうことなんです。
参考までに、(案)の内容を転載して、検証していきましょう。
使用済み電気・電子機器の輸出時における中古品判断基準(案)
1.目的
使用済み電気・電子機器を直接再利用(以下、「リユース」という。)目的で輸出す
る場合には、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」(平成4年法律第1
08号。以下、「バーゼル法」という。)第2条に規定する「有害廃棄物の国境を越え
る移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(以下、「バーゼル条約」という。)
附属書?に掲げる処分作業を行うための輸出でないことから、バーゼル法に基づく輸
出の承認を得る必要はありません。
長々と書いてありますが、要は、
「中古電気機器をリユース目的で輸出するなら、廃棄物じゃないからバーゼル法に基づく輸出承認は必要ない」と書いてあります。
そんなこと、いちいち言わなくとも当たり前ですね?
そこまで言う必要があるなら、新品の電気機器や自動車でも、「これは廃棄物じゃなく、新品で販売目的だからバーゼル法に基づく輸出承認は必要ない」となりますがな。
「新品だから必要ないんだ」って?
新品でも不良在庫だったらどうするのよ?あるいは規格外品(B級品)だったらどうよ?
新品も中古も時と場合によって、価値ある商品であったり、価値のない商品であったりと、区別はつかないものです。
まあ、次に進みましょう。
しかし、リユースに適さない使用済み電気・電子機器が輸出された場合、それらは、
輸出の相手国において、バーゼル条約附属書?に掲げる処分作業(最終処分やリサイ
クル作業)が行われることが想定され、それらに含有する有害物質の含有量等によっ
ては、バーゼル条約の適用を受ける物となる懸念があります。仮に、この適用を受け
る物である場合、バーゼル法の違反となるだけでなく、バーゼル条約上の不法輸出と
して国際問題に発展するおそれがあります。
「こうかもしれない。そうだとしたら、こんな心配がある、仮に心配どおりだったら、こんな恐れがある」という話が書かれているようですね。
慎重に仮定の条件を何段も重ねて想定するのは結構ですが、最初の想定の段階で、現実から乖離した想定になっているのでは?と思われます。
最初の想定は、「リユースに適さない使用済み機器が輸出された場合」です。
「リユースの適否」は誰が決めるんでしょう?
輸出業者でしょうか?それとも役所でしょうか?
正解は、「お客さん(買い手)」が決めることです。
売り手にとって不要な物でも、買い手にとっての価値は別物です。
だからこそ、バザーやオークションなどの市場が成立しているわけですね?
日本国内では不要な品でも、海外では価値ある商品というものが存在します。
それが古着であったり、中古電気製品であったりと、様々なジャンルのものがあり、その商品価値と引き換えに、対価が支払われるわけです。
「対価が支払われるか否か」が、商品価値の有無、すなわち、リユースに適するか否かを見極める、決定的なポイントではないでしょうか?
輸出される中古電気機器は、代金をもらって有価で売却しているのですから、相手にとってゴミになるようなものを送ったらクレームになりますし、継続的な取引は望めません。
ということは、現行でもゴミになるようなものは送っていないと解釈することが自然です。
したがって、「ゴミを送っているんじゃないか?」から始まる想定は、そこから更に仮定を重ねるべき事案とは考えられません。
さあ次!
使用済み電気・電子機器をリユース目的で輸出しようとする者は、自ら、バーゼル
法に基づく輸出の承認を要しないことを確認し、税関に申告時等に証明することが求
められます。
いきなり核心に話が飛びましたね・・・。
冒頭で、「リユース目的で輸出しようとする場合には、輸出の承認を得る必要はありません」と書いておきながら、「税関に申告時等に証明することが求められます」とは、一体どういうこと?
つまり、「リユース目的で無い、ゴミを送ろうとしているだろう?」と、決めてかかっている訳ですね。
ゴミでは無いと言うなら、それを証明せよということですな。
「代金を貰って有価で販売している」中古商品を、「ゴミだろう?」と疑う根拠は、一体何ですかな?
ゴミは売れません。ゴミにはお金がかかります。
小学生でも知ってるで?
次で最後です。
本基準は、実際にはリユースに適さない使用済み電気・電子機器がリユ
ースの名目で輸出されることのないよう、リユース目的での輸出と客観的に判断され
る基準を示すことにより、輸出者による、これら証明を容易にすることを目的とした
ものです。
・・・そうですか。
「輸出者による証明を容易にすることを目的としたものです。」と来ましたか。
訳がわからんけど、「お前らのために基準を作ってやったぞ」ということで話が終わりました。
以下、時代劇風に話をまとめてみましょう・・・
役所:「おい貴様。ゴミを商品と偽って、外国で処分しているな?」
民:「この品がゴミであろうはずがございません。その証拠に、キチンと代金を貰っております」
役所:「い~や、お前たちのような怪しげな貿易屋は信用できん!」
民:「では、どうすればよろしいので?」
役所:「よし。では役所で基準を作ってやろう。その基準に合うものならば、ゴミでないと認めてやる」
民:「「へ?お待ちください!お代官様!100円の商品に、150円の経費をかけて基準を満たすようなことは到底不可能です!」
役所:「ならば、諦めるのだな。」
民:「お、お待ちください。お代官様!そもそも、私どもが何か悪いことをしましたので?」
役所:「お前たちの肩を持っても、何も良いことが無いからのう・・・」
今日の天気と同様に、荒れ模様の文章になりましたが、大体お分かりいただけましたか?
一言で言えば、「黙っていたら茶碗を取り上げられますよ?」ということです。
何とかアタシも自腹・手弁当で動かさせて頂きますが、これをお読みの皆様も、申し訳ないけど、ちょいと力を貸しておくんなさい。
ご意見等々は
FAX 050-1222-3382
メール dx.mixmetal@gmail.com
まで
今週の相場は期待 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/06/18(月) 07:15
昨日17日(日)は、世界が注目する二つの選挙が実施されました。
一つは、フランスの国民議会(下院)の決選投票が行われ、即日開票の結果、オランド政権を支える左派与党が過半数を獲得した。
もう一つは、ギリシャの再選挙。こちらは緊縮財政派が勝利を収め、ユーロ圏離脱というような危機はひとまず脱したといえるのでしょう。
ユーロ圏の大国フランスと、火種が燻っていたギリシャで、一定の政治の安定が確保されたことにより、ユーロ圏はずいぶんと落ち着きを取り戻し、世界経済に好影響を与える模様。
ということは・・・世界の株価や商品先物価格なども多少は落ち着き、価格上昇の期待も持てると考えます。
さて、ギリシャ再選挙に関する私の予想は・・・
急進左派連合が政権を握るという、一番大きなファクターはハズレ。
あらかじめ、「競馬の予想誌並み」とお断りしていたので、そこはご勘弁を。
でも、議席を伸ばすという点はアタリ。
予想誌的に結果分析してみると、「予想通り鋭い末足で追い込んだが、ハナ差で届かずに2着・・・」というところでしょう。
負け惜しみをするつもりは全くありませんが、急進左派連合が政権を握るという、トンデモナイ予想をしながらも、当社のスクラップ買取価格を、この10日ほど全く変えなかったというのが、私の本音ですわ。
選挙の結果に関わらず、世界恐慌的な大変動は起きないというのが、私の考えの本質。
なぜなら、EUでの経済危機は大きな問題ではあるのですが、その影響が及ぶ国々を含めて、「飢えていない」という点に、過去や最貧国との違いがあります。
飢えていない人々は、程度の違いこそあれ、基本的に保守的で現状維持を好むものです。
「衣食住」が満ち足りていれば、不満は爆発するほどには大きくならない・・・
これを一つの理論と仮定して、現実に当てはめてみましょう。
世間一般の会社でも、安い報酬で満足度を高める工夫の一つとして、一定の「衣食住」を支給しているんじゃないかな?
例えば、
「衣」は、会社の制服、ユニフォームですね。
「食」は、社内食堂や寮の夕食
「住」は、会社の寮
我が社においても、似たようなものですな。
安い報酬で満足度を高め、不満を抑えるには大変良い手法なのでしょうが、逆にこの程度で進歩を怠り、現状維持を好まれても困るし・・・。
難しいものです。
話が変わってしまいましたが、今週の相場には期待を持って注視して行きます!
一つは、フランスの国民議会(下院)の決選投票が行われ、即日開票の結果、オランド政権を支える左派与党が過半数を獲得した。
もう一つは、ギリシャの再選挙。こちらは緊縮財政派が勝利を収め、ユーロ圏離脱というような危機はひとまず脱したといえるのでしょう。
ユーロ圏の大国フランスと、火種が燻っていたギリシャで、一定の政治の安定が確保されたことにより、ユーロ圏はずいぶんと落ち着きを取り戻し、世界経済に好影響を与える模様。
ということは・・・世界の株価や商品先物価格なども多少は落ち着き、価格上昇の期待も持てると考えます。
さて、ギリシャ再選挙に関する私の予想は・・・
急進左派連合が政権を握るという、一番大きなファクターはハズレ。
あらかじめ、「競馬の予想誌並み」とお断りしていたので、そこはご勘弁を。
でも、議席を伸ばすという点はアタリ。
予想誌的に結果分析してみると、「予想通り鋭い末足で追い込んだが、ハナ差で届かずに2着・・・」というところでしょう。
負け惜しみをするつもりは全くありませんが、急進左派連合が政権を握るという、トンデモナイ予想をしながらも、当社のスクラップ買取価格を、この10日ほど全く変えなかったというのが、私の本音ですわ。
選挙の結果に関わらず、世界恐慌的な大変動は起きないというのが、私の考えの本質。
なぜなら、EUでの経済危機は大きな問題ではあるのですが、その影響が及ぶ国々を含めて、「飢えていない」という点に、過去や最貧国との違いがあります。
飢えていない人々は、程度の違いこそあれ、基本的に保守的で現状維持を好むものです。
「衣食住」が満ち足りていれば、不満は爆発するほどには大きくならない・・・
これを一つの理論と仮定して、現実に当てはめてみましょう。
世間一般の会社でも、安い報酬で満足度を高める工夫の一つとして、一定の「衣食住」を支給しているんじゃないかな?
例えば、
「衣」は、会社の制服、ユニフォームですね。
「食」は、社内食堂や寮の夕食
「住」は、会社の寮
我が社においても、似たようなものですな。
安い報酬で満足度を高め、不満を抑えるには大変良い手法なのでしょうが、逆にこの程度で進歩を怠り、現状維持を好まれても困るし・・・。
難しいものです。
話が変わってしまいましたが、今週の相場には期待を持って注視して行きます!
考え事に集中! - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/06/15(金) 07:44
昨日から考え事に集中しています。
悩んでいるわけではありません。 いや、悩んでいるのか?
え~と、新しい事業展開のアイディアを搾り出しているわけでして、とっても前向きな悩みというか、知恵を搾り出すのに苦労しているわけであります。
私が「何か」を考えるとき、10個新しいことを考えて一つでも当たれば上出来という、情けない状況ではあります。
「当たり」が出たとしても、せいぜい内野安打といったところか?
経営者としての評価は、どれだけ稼いだかだけがポイントになるのでしょう。
そういう意味では、自分に高得点を付けることはできないなあ・・・。
私どもが実行してきたアイディア(?)は、弊社社名の命名から始まり、一円買取という今の無料回収の先駆けみたいなことをはじめたり、唐突で恥も外聞も無く、そのぶんいくらか独創的なのですが、思い切りが足りない・・・ような反省があります。
本当は、「ウン億円」単位の大規模投資を一気に行うのが、勝利への近道なのでしょうね。
でも、そんな大企業みたいな真似は出来ないから、アイディア勝負で隙間狙いを行わざるを得ない。
「知恵を出せ。知恵が無ければ汗を出せ。汗が嫌なら金を出せ。」
私の辞書に刻まれている、大事な言葉です。
金が無けりゃあ、知恵か汗を出すしかないという結論にもなりますし、金が無いのに、知恵も汗も出さないと救いようが無い・・・という解釈もしております。
まあ、私は知恵者ではありませんので、少しの知恵を絞り出しながら、大量の汗を撒き散らして行くしかありませんな。
昨日も、考え事をしながらある時はユンボに乗り、ある時は廃棄物のバッカン(巨大ゴミ箱)に入って、手作業での分別・・・。
やはり、ゴミ箱の中に入るのが一番ですな。
ある意味本職であるはずの、弊社のバッカンの中でさえ、金目のものが入っております。
ゴミ箱の中から金属屑を見つけると、代金を支払って処分するはずのものが、代金を受け取れる有価物になるのですから。
ユンボの上からでも、僅かな銅屑を見つけまっせ。
視力に自信はありませんが、金目のものは決して見逃さない。
大量の汗を噴出しながら、アタマの中では考え事に集中し、アイディアを搾り出していたホリグモンでした。
そうだ。ここ最近の私の浅はかな知恵の結晶(?)である、弊社の新看板でもお楽しみください。

画像は名古屋市中川区にある、弊社名古屋営業所です。
何をイメージして、新看板を作ったか分かります?
分かる方は同志ですな。ははは。
看板に使用した写真は・・・私ですがな。
昔、似たような名前の本にお世話になった経験がある方、
恩返しを弊社にしておくと、ご利益がある・・・かも?
悩んでいるわけではありません。 いや、悩んでいるのか?
え~と、新しい事業展開のアイディアを搾り出しているわけでして、とっても前向きな悩みというか、知恵を搾り出すのに苦労しているわけであります。
私が「何か」を考えるとき、10個新しいことを考えて一つでも当たれば上出来という、情けない状況ではあります。
「当たり」が出たとしても、せいぜい内野安打といったところか?
経営者としての評価は、どれだけ稼いだかだけがポイントになるのでしょう。
そういう意味では、自分に高得点を付けることはできないなあ・・・。
私どもが実行してきたアイディア(?)は、弊社社名の命名から始まり、一円買取という今の無料回収の先駆けみたいなことをはじめたり、唐突で恥も外聞も無く、そのぶんいくらか独創的なのですが、思い切りが足りない・・・ような反省があります。
本当は、「ウン億円」単位の大規模投資を一気に行うのが、勝利への近道なのでしょうね。
でも、そんな大企業みたいな真似は出来ないから、アイディア勝負で隙間狙いを行わざるを得ない。
「知恵を出せ。知恵が無ければ汗を出せ。汗が嫌なら金を出せ。」
私の辞書に刻まれている、大事な言葉です。
金が無けりゃあ、知恵か汗を出すしかないという結論にもなりますし、金が無いのに、知恵も汗も出さないと救いようが無い・・・という解釈もしております。
まあ、私は知恵者ではありませんので、少しの知恵を絞り出しながら、大量の汗を撒き散らして行くしかありませんな。
昨日も、考え事をしながらある時はユンボに乗り、ある時は廃棄物のバッカン(巨大ゴミ箱)に入って、手作業での分別・・・。
やはり、ゴミ箱の中に入るのが一番ですな。
ある意味本職であるはずの、弊社のバッカンの中でさえ、金目のものが入っております。
ゴミ箱の中から金属屑を見つけると、代金を支払って処分するはずのものが、代金を受け取れる有価物になるのですから。
ユンボの上からでも、僅かな銅屑を見つけまっせ。
視力に自信はありませんが、金目のものは決して見逃さない。
大量の汗を噴出しながら、アタマの中では考え事に集中し、アイディアを搾り出していたホリグモンでした。
そうだ。ここ最近の私の浅はかな知恵の結晶(?)である、弊社の新看板でもお楽しみください。

画像は名古屋市中川区にある、弊社名古屋営業所です。
何をイメージして、新看板を作ったか分かります?
分かる方は同志ですな。ははは。
看板に使用した写真は・・・私ですがな。
昔、似たような名前の本にお世話になった経験がある方、
恩返しを弊社にしておくと、ご利益がある・・・かも?
心配しないの - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/06/13(水) 07:20
長いサイクルで物事を考えると、「今は大人しくしておこう」という時期もあります。
今はその時期なのかな?
少なくとも、ギリシャでの再選挙結果を確認しないことには、この夏の情勢すらも読みにくい。
市場はギリシャのユーロ離脱すら視野に入れているという見方もあるでしょうが、それはありえん・・・と思うよ。
だって連中は、所詮カネを転がすことだけしか能が無い。
じゃあ選挙結果をどうやって予想するかといえば、マスコミをはじめとした他者の情報から判断するしかない。
主体的な判断が出来るはずがないし、そこは素人考えしかできない。
そんなわけだから、「市場が完全に織り込んで考えることは不可能なのだ!」と結論付けています。
ということで、17日のギリシャ再選挙の結果次第で、雲が晴れるような展開になったり、混迷が深まるような展開になったりと、少なくともこの夏の動きくらいは決まってきそうなものです。
皆さんはどう予想しますかね~?
ちなみに、ギリシャ再選挙の争点は、次のようなものです。
1.緊縮財政による財政再建、欧州の債権国が今年初めに策定した第2次ギリシャ救済策の条件を飲むことを前提とした、新民主主義党が政権を発足できるか?
2.救済合意の破棄を決意している急進左派連合が政権を握るか?
まず、「1」の結果が出た場合、救済策の条件再交渉が行われる程度のことは予想されるものの、ギリシャのユーロ離脱や、他国への危機波及の危険が低下したと判断され、世界景気には好都合・・・と言われています。
次に「2」の結果が出た場合、ギリシャのユーロ離脱が不可避となり、他のユーロ圏諸国に大きな被害が及ぶ・・・と言われている。
実際には、第3、第4の選択肢もありうるし、巷で言われているとおりの動きになるとも限らないのですが、選挙結果によって、短期的(個人的にはこの夏くらい)な市場の動きが決まってくるのではないかと考えています。
「おう。1年でも2年でも、相場が回復するまで待っとくよ」という御仁は宜しいが、私のように、「何億でも塩漬けにしてやる」という訳にはいかない貧乏人は、今月や来月という短期の動きが大変重要なわけでして・・・。
選挙結果を、競馬の予想紙並みにいい加減(失礼?)に予想しましょう。
「2」の、急進左派連合が政権を握るというのが、私の予想です。
救済合意を破棄するかなどの話は全く別物ですよ? 急進左派連合が、さらに躍進するだろうと予想しているだけですので。
議席を前回選挙より更に伸ばすだけで、政権は握らないという結果になるかもしれませんね。
事前調査とか、細かいデータなどの類は全く知りませんが、歴史や時代の流れ、人心の移り変わりによる投票行動っていうのは、そういうものじゃないかな?と思っているだけ。
みなさんも、ハラハラ、ドキドキしないで、楽しくウオッチしましょうや。
昨日、サッカーワールドカップ最終予選のオーストラリア戦(アウェー)を観戦していて、オーストラリアのような民主主義国での試合であっても、アウェーはアウェー。
「審判、無茶苦茶やなあ~」と苦笑いしていたのですが、「アウェーはこんなもの」と開き直ると、ハラハラ、ドキドキしないで、楽しく観戦できました。
「サッカーと経済問題を比べるな!」とお叱りを受けそうですな。
サッカーとギリシャ総選挙の違うところは、自分や会社の懐を直撃するか否かということです。
でもね、世界経済が悪化するか否かなんて、アタマに銃を突きつけられて撃たれるか撃たれないかという問題と比べれば、大したことないでしょ?
命まで獲られる訳じゃなし。
心配無用!
我々、屑業界に生息する人たちは、どんな状況でもメシを喰うくらいの生命力を持った人たちばかりです。
暗く考えないでおきましょう♪
今はその時期なのかな?
少なくとも、ギリシャでの再選挙結果を確認しないことには、この夏の情勢すらも読みにくい。
市場はギリシャのユーロ離脱すら視野に入れているという見方もあるでしょうが、それはありえん・・・と思うよ。
だって連中は、所詮カネを転がすことだけしか能が無い。
じゃあ選挙結果をどうやって予想するかといえば、マスコミをはじめとした他者の情報から判断するしかない。
主体的な判断が出来るはずがないし、そこは素人考えしかできない。
そんなわけだから、「市場が完全に織り込んで考えることは不可能なのだ!」と結論付けています。
ということで、17日のギリシャ再選挙の結果次第で、雲が晴れるような展開になったり、混迷が深まるような展開になったりと、少なくともこの夏の動きくらいは決まってきそうなものです。
皆さんはどう予想しますかね~?
ちなみに、ギリシャ再選挙の争点は、次のようなものです。
1.緊縮財政による財政再建、欧州の債権国が今年初めに策定した第2次ギリシャ救済策の条件を飲むことを前提とした、新民主主義党が政権を発足できるか?
2.救済合意の破棄を決意している急進左派連合が政権を握るか?
まず、「1」の結果が出た場合、救済策の条件再交渉が行われる程度のことは予想されるものの、ギリシャのユーロ離脱や、他国への危機波及の危険が低下したと判断され、世界景気には好都合・・・と言われています。
次に「2」の結果が出た場合、ギリシャのユーロ離脱が不可避となり、他のユーロ圏諸国に大きな被害が及ぶ・・・と言われている。
実際には、第3、第4の選択肢もありうるし、巷で言われているとおりの動きになるとも限らないのですが、選挙結果によって、短期的(個人的にはこの夏くらい)な市場の動きが決まってくるのではないかと考えています。
「おう。1年でも2年でも、相場が回復するまで待っとくよ」という御仁は宜しいが、私のように、「何億でも塩漬けにしてやる」という訳にはいかない貧乏人は、今月や来月という短期の動きが大変重要なわけでして・・・。
選挙結果を、競馬の予想紙並みにいい加減(失礼?)に予想しましょう。
「2」の、急進左派連合が政権を握るというのが、私の予想です。
救済合意を破棄するかなどの話は全く別物ですよ? 急進左派連合が、さらに躍進するだろうと予想しているだけですので。
議席を前回選挙より更に伸ばすだけで、政権は握らないという結果になるかもしれませんね。
事前調査とか、細かいデータなどの類は全く知りませんが、歴史や時代の流れ、人心の移り変わりによる投票行動っていうのは、そういうものじゃないかな?と思っているだけ。
みなさんも、ハラハラ、ドキドキしないで、楽しくウオッチしましょうや。
昨日、サッカーワールドカップ最終予選のオーストラリア戦(アウェー)を観戦していて、オーストラリアのような民主主義国での試合であっても、アウェーはアウェー。
「審判、無茶苦茶やなあ~」と苦笑いしていたのですが、「アウェーはこんなもの」と開き直ると、ハラハラ、ドキドキしないで、楽しく観戦できました。
「サッカーと経済問題を比べるな!」とお叱りを受けそうですな。
サッカーとギリシャ総選挙の違うところは、自分や会社の懐を直撃するか否かということです。
でもね、世界経済が悪化するか否かなんて、アタマに銃を突きつけられて撃たれるか撃たれないかという問題と比べれば、大したことないでしょ?
命まで獲られる訳じゃなし。
心配無用!
我々、屑業界に生息する人たちは、どんな状況でもメシを喰うくらいの生命力を持った人たちばかりです。
暗く考えないでおきましょう♪
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