社長の独り言 2016/10/7
「B」コンディション問題をクリア - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/07(金) 08:14

タイと隣国ミャンマーとの国境の街へやって来ました。
季節によって多少変わりますが、一日に2~3便程度が飛ぶだけの、かなりのローカル空港に到着です。

タイ側には、多くの自転車小売店が立ち並びます。
画像の折りたたみ自転車なんかは、タイで人気の車種・・・のはずなんですが、最近は全く売れません。

川の対岸はミャンマーです。
雨期ですので、流石に川の水量が多くて流れが速いです。
画像中央部で、トラックが沈みかけの場所に駐車してあるのが恐ろしい。

乗用車の後ろあたりになるのですが、なにやら物が積んで会って、ワーカーの姿が見えます。
当社が送った自転車が、目的地であるミャンマー側へと到着したところです。
自転車がミャンマー側へ渡ると、監視(?)終了です。
日本人はあらかじめビザを日本で取得していないと、ミャンマーへ入国することが出来ませんので。
そこら中に小舟がありますから、50円ほど払うだけで、地元人と同じように簡単に国境を超えることが出来ます。物理的には。
しかし誰がどう見ても、不法入国になります。
不法入国を行って捕まった場合、どれほど大変な目に遭うのか・・・?
今なら殺されることは無いと思います。多分。
しかし身内が過去に国家権力に連れていかれて、帰ってこなかったり、半身不随になって帰って来たという経験を多く持つ国の人たちの間では、今でも様々なうわさが飛び交います。
自己責任でどうぞ。
私がこの地へ行った目的ですが、次月以降の販売計画の打ち合わせと、コンディションの確認です。
「販売計画の打ち合わせ」なんて難しい事を言いましたが、要は、当社に集まってくる自転車の数が、少々時期が前倒しで増えていること、近い将来に現在の3倍、4倍の数量を扱う可能性があるが、対応可能か・・・という点ですね。
結論は、「多分、何とかなるだろう」です。
日本での打ち合わせなら、「多分」なんていう結論はあり得ないのですが、海外の場合はどうしても確信が持てない結論になってしまうことが多いんです。
誤訳や誤解などのコミュニケーション上の問題もありますし、想定される諸問題への対応について、外国人スタッフは「大丈夫」と言うけれども、ホンマかいな・・・?
もう一つの「コンディションの確認」ですが、
送り手である日本側としては、サビが多めなどの状態が良くない自転車も、海外へ送ることによってお金に変えたい・・・という意思が働きます。
かなり状態が悪いものでも、一応売れないことは無いのです。
ただ、日本から海外へ送るという相当な経費をかけた上で販売する訳ですから、経費が出ないような値段で売っていては、全く意味がありません。
当社が送った中古自転車の中で、利益が全く出ていないモノはどれか?
どんなコンディションのモノか?
それを確認してきました。
結果、当社が送っていた、Bコンディション(サビが多めだったり、部品の欠品がある)のすべての自転車が、最低ラインの価格をクリアしていました。
一安心です。
これで、多少状態が悪い自転車が出てきても、とりあえずは海外に送ってパーツにされる・・・というルートが広がりました。
今後の数量増加にも対応できそうだし、現在荷受けを停止しているサビ自転車の荷受けを再開しても大丈夫かな?
想定以上に良い結果を得ることが出来ました。
これで気を良くして、もう一か国の販売先へ移動します。
もう一か国には、「全ての車種をミックスした自転車コンテナを送らせろ」という無謀な交渉に行きます。
このレポートは次回に・・・。
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