社長の独り言 2016/10/10
儲かるからに決まってるじゃない。 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/10(月) 03:18
「全種類の自転車を売り捌け」という、無謀な交渉にやって来ているホリグモンです。
先月、すでに多くの種類の自転車を積んだコンテナを送っていたのですが、そのコンテナが現地に到着して、荷下ろしをする日に立ち合いました。

8月29日に埼玉県加須市の当社関東営業所から積み込みした自転車です。
カンボジアの首都、プノンペンへ到着したのが10月7日。
要するに、7月や8月に日本で集荷した自転車が、販売先国に到着するのは10月に入ってから。
そこから売り捌いて、カネになって日本へ戻ってくるのは11月。
カネになるまで4カ月もかかる、気の長いビジネスです。
実は中古自転車って、送り先の国によって人気・不人気の車種があります。
シティサイクルが人気の国もあれば、ママチャリが人気の国もある。
人気商品が比較的高く売れるのが当たり前なので、車種別に細かく分別保管し、望まれている車種を望んでいる国へ送る・・・というのが、基本だと思います。
しかしそれにはデメリットもあります。
細かく車種ごとに分別するには多大なスペースが必要で、在庫も増えがちになります。
送り先の国が増えると、管理も煩雑になりますしね。
送り先の国が少ないと、在庫が減少して財務状況が好転しますし、保管スペースが少なく済むことにより、諸経費の削減にもつながります。
保管スペースが少なく済めば、輸送費が削減できる比較的都市部に拠点を設けることが出来ます。
これが出来るか、出来ないかで、生き残る会社と、生き残れない会社の差が出てくると読みました。
名古屋のデラざっぴんは、これが実現できていませんので、関東ではこれを実現しようと思います。
そして何より、現在のように買い手が少ない情勢では、「確実に海外で売りさばくことが出来る」という体制の強化が必要です。
できれば、人気車、不人気車を問わず、どんなものでも。
不人気車の海外での実態としては、次の2通りのパターンがあります。
1.不人気車は、全く売れない。
2.不人気車は、安ければ売れる。
個人的には、「安ければ売れる」という予想をしていました。
ガイジンたちみんな、すぐに「売れない」って言うんですけどね。
でも、
安くでしか「売れない」のか、全く「売れない」のか、そこのところがよく分からなくて。
こちらの目的は「安くてもいいから売れ」なんで、そこの意思疎通をするのに、非常に時間を要しました。
何だかんだと議論したあげく、結論は「とにかく、やってみよう」です。
そう言ってもらえると、話が早い。
チャレンジしない現地パートナーは、パートナーとしての価値がないです。
計画性の無いチャレンジを行うパートナーも、怖くて信頼できません。
絶妙なバランス感覚で、チャレンジすべき案件とチャレンジしない案件を仕分けしてくれる、私の現地パートナーは、大切な財産です。
最近、自分でもよく思います。
「なんで、自転車に入れ込んでいるのか?」
恐らく読んでおられないと思いますが、その答えが今日のブログタイトルです。
シンプルでしょ?
じゃなきゃ、やらないですよ。
中古自転車ビジネスにまだまだ可能性を感じ、儲かるからこそ頑張れるし、自転車ビジネスをやっていられるのです。
大変なビジネスだとは何度も言っていますし、大して儲からないとも申しておりますが、「儲からない」とは一言も申しておりません。
ガバガバ儲かりまっせ~。
これはウソです。
今の情勢で、ガバガバ儲かるなんてことはありません。
一定の条件さえクリアすれば、そこそこの仕事になると思います。
でも、今から初めようという方には、お勧めできません。
すでに市場は飽和状態です。
他人より安く自転車を仕入れるルートを持ち、他人より高く売れるルートを持ち、他人より運が強い方以外は、もう戦国時代は終わった業界だとお考え下さい。
中古自転車業界で今後面白いことは、「中国製新品」との競合です。
価格帯が競合する中国製新品との競合に打ち勝つアイディアを、どこかが実現しないと面白くない。
「打倒、中国製新品自転車」
これを私の当面の目標に据えたいと思います。
今回、中国製のチープな新品に対して、いかに立ち向かっていくかのアイディアも浮かびました。
上手くいくかどうかは運次第?
自分では上手く行くと思っているんですが、別に大きな投資をするわけではありませんから、上手く行かなかったら次の手を考えます。
だから運次第で十分でっしょ。
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