社長の独り言 2016/10
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営業所の候補地を発見? - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/19(水) 07:39
実はここしばらく、ブログを更新することが難しい状態が続いています。
埼玉県の関東営業所に赴く機会が増えたため、どうしても移動に時間を取られがちなのです。
名古屋から埼玉に移動しようとした場合、名古屋駅から東京駅まで新幹線を使って移動した場合の総所要時間は、4時間半くらい。
ドア to ドアの時間です。
実は乗用車での移動でも、それほど所要時間に差がありません。
営業所間は約450kmの距離ですので、高速道路をノンストップで走ると約5時間くらいで移動できます。
30分程度の差なら、費用は乗用車のほうが安いし、移動した先での利便性を考えると、乗用車を使って移動しよう・・・という気になります。
しかし乗用車での移動の場合、よほど急ぎでない限りはノンストップで移動することはありません。
PAで食事をしたり、トイレ休憩したりしますから、実際の移動時間は6時間から6時間半というところでしょう。
一週間に一度は埼玉・名古屋間を往復していますから、片道だけでも半日以上を移動に時間を取られることになります。
その分、何らかの業務が犠牲になっているわけですが、最大の影響を受けているのがブログの更新です。
私が原稿を書くのは、ほとんどが早朝の時間です。
最近はその早朝の時間を利用して、名古屋・埼玉間を移動しています。
深夜から早朝の時間帯は渋滞に巻き込まれることもありませんし、高速道路も深夜割引で安く移動することが出来ます。
このため、どうしても深夜から早朝の時間帯を利用して移動しますから、どうしてもブログの更新に影響が出てしまいます。
自分の日記帳を更新するのが重要な仕事だとは申しませんが、これまでブログを通じて公私ともに素晴らしい出会いを得てきたことを考えると、何とか週三回の更新を続けていきたいと考える次第です。
自分なりの新しい生活リズムを作るまでの間、更新の頻度や時間帯が乱れることが予想されますが、ご容赦下さい。
さて、実は昨夜も埼玉から名古屋への移動を行いました。
夕方ごろに埼玉新都心付近で商談を終え、関東営業所へは戻らずに、名古屋へ向けて出発しました。
首都高速から東名を目指すというルートなんですが、私は今の首都高の道がサッパリ分かりません。
私がよく首都高を利用していたのは、今から四半世紀前のこと。
私が学生時代を過ごした1990年代の前半、乗り捨てられたレンタカーなどの車両を、自走して回送するというアルバイトを行っていた時代がありました。
その時にトラックを運転する経験、長距離を運転する経験などを積むことが出来たのは、今の仕事に非常に役に立っています。
もっとも、学生時代を終えて就職した先は金融機関でしたから、まさか自分の人生で再びそのような経験が生きるとは思ってもいませんでしたが・・・。
それから四半世紀が経ち、首都高速の道路網も大きく変わっていると感じます。
昨夜走行した区間の中に、「首都高速中央環状線」という路線がありました。
「何じゃそりゃ?」というのが私の正直な感覚だったのですが、調べてみると全線開通したのは2015年の3月とのこと。
そりゃあ私が知っているわけがありません。
昨夜の首都高速中央環状線です。
昨日は偶然・・・だと信じたいのですが、大渋滞に巻き込まれました。
首都高速に限らず、他の高速道路も一般道も何もかも、やはり首都圏の道路渋滞は激しいですね。
名古屋は道路事情が本当に恵まれているなと痛感します。
もっとも、ヒトもクルマも多い地域は経済活動が盛んなわけなので、渋滞もしないような地域では仕事にならないという考え方も出来ますが・・・。
当ブログでも何度か触れましたが、当社は関東地方で営業所を新設することを目論んでいます。
これは移動時間の短縮と諸経費の削減が主な目的です。
現在の関東営業所は都心から大きく離れていますから、家賃が非常に安いのは魅力です。
その反面、移動距離が長くなるので、高速代や燃料代がかさみますし、移動時間の人件費もバカになりません。
それで神奈川県の圏央道沿線あたりに新営業所を・・・と考えていたのですが、最近は少し範囲を広げて考えています。
時間と費用の削減を考えるなら、「都心に近いほうが良い」との考えに切り替えつつあります。
具体的には、これまでの「圏央道沿線」という考えから、「東京外環道沿線」で何とかならないかと考え始めています。
首都圏に縁のない方には、分かりにくい話ですいません。
名古屋で言えば、圏央道は東海環状自動車道みたいなものです。
東京外環道は、名二環みたいなものです。
大阪は似たような道路が無いから説明が難しいのですが、圏央道が京奈和自動車道で、東京外環道は近畿自動車道みたいなもの・・・と言うのが実態に近いと思います。
要するに、都市圏に建設された環状高速的な存在という意味では同じなのですが、圏央道と東京外環道は、「相当な差がある」ということです。
月曜日に都内から加須市へ移動する用事があった際、高速を使わずに不動産の物件を物色しながら一般道で移動していました。
すると関越道と東京外環道の大泉インターからわずか6kmほどの場所で、今の関東営業所とほぼ同じ大きさの物件を発見。
クルマをUターンさせて物件の詳細を確認すると、40ftコンテナも進入できるし、事務所スペースも広くて何かと好都合な条件が揃っていました。
「これは運命の出会いだ!」的なノリで、不動産会社に電話を入れました。
すると・・・
さすがに好立地、好条件だけあって、お家賃もかなり値が張ります。
具体的な数字は控えますが、加須市の現関東営業所と比べて、一か月50万円弱ほども高い。
一か月に50万円の違いがあると、年間600万円。
そこそこの人材の人件費分が出ますね。
50万円近くも高ければ、諦めるか・・・。
そんな気になってしまいますね。
しかしモノは考えようでして、新設(または移転)することによって、一か月50万円以上の経費節減効果があれば、決して損をする訳ではありません。
今の関東営業所から約50kmも都内に近い地点に移動する訳ですから、一か月50万円以上の経費節減効果が上がる可能性も十分にあります。
もっとも、相当な仕事量がないとダメですけどね・・・。
一か月に50万円の差ということは、一日あたり約2万円家賃が違うと考えられます。
ということは、一日あたり2万円の経費節減効果があればよい訳です。
例えば、一台のトラックだけが営業所を拠点に発着する仕事量なら、トラック一台だけで一日あたり2万円の経費節減効果が必要なわけです。
多分、それは無理でしょう。
トラックを2台使用しての仕事なら、1台あたり1万円の経費節減効果でペイします。
う~ん。これもキツイかな?
トラック4台が稼働する仕事量があれば、トラック一台あたり一日5,000円の経費節減効果があればペイする訳です。
これなら、何とかなりそうですね。
家賃が安ければ良いというものでは無い。
違った視点から物事を総合的に判断すると、また違う判断も生まれてくる。
ようやく「安ければ良い」という貧乏性的な考えから、少し合理的な考えが出来るようになってきたような気がします。
どういう決断を下すかは、これから大急ぎで各種シミュレーションを行い、仕事の見通しも立てた上での話になります。
大きな会社にとっては「たかが家賃」の話ですが、当社のような零細企業にとっては、企業としての興廃を賭した大きな決断になります。
給付奨学金 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/17(月) 04:54
私の気のせいかもしれませんが、最近「貧困家庭」を扱った番組が放映されていることが多いような気がします。
テレビ媒体で流れている情報の多くは、「貧困を救え」的な印象を視聴者に抱かせるようなスタンスだと感じています。
一方でネットのニュースなんかを読んでると、貧困に対する救済を求める方に対して、過剰な批判や攻撃が行われているとのニュースが流れていたりします。
いわゆるネット世論は、テレビとは逆かなという印象を受けますね。
いずれにしても、「貧困」や「格差」と言った問題が、一つの流行りなのかもしれません。
極端な話ばかりをクローズアップすると、問題の本質や正確な現状が見えにくくなるのでしょうが、皆さんはどのようにお感じですか?
私の感想としては、貧困とは言えないような連中が貧困を主張して、「もっとクレクレ」、「もっとよこせ」と言っているパターンが目立つように思います。
これは「テレビの影響」かもしれません。
いきなり結論じみた話になりますが、
「衣・食・住」に不足しない金銭を得ることができる状況であれば、それを「貧困」と呼ぶのはやめようや・・・と私は思います。
今の日本では生活保護などの方策により、衣・食・住という最低限のセーフティネットに加えて、医療や高等教育などのプラスアルファまでもが事実上保証されています。
それ以上を望む・・・というか、他力本願に頼ろうとするのは、「甘え」以外の何物でもない。
私なんかは、そう思います。
テレビで放映されている、「貧困」を取り上げた番組に対して違和感を感じるのは、多くの場合で「最低限以上」を望む話を聞かされるからだと気付きました。
代表的な例としては、「給付型奨学金」という話があります。
日本の奨学金は「借金」だから、返済に困る学生が多い。
だから借金ではない「給付」する奨学金制度を築くべきだ・・・というお話です。
なるほど。
確かに将来の日本を背負って立つ可能性があるような人材が、貧困を理由に学業をあきらめるようなことがあっては、国家的損失と言っても過言ではないでしょう。
そのような人材に対して、学費や生活費を給付することに対しては、納税者として何の異論もありません。
是非やるべきだと、国民の大多数が考えていると思いますよ。
ただね、本音と建前のある日本社会では言いにくいことなんですが、「ボンクラどもに給付するカネ」など、今の日本には無いんですわ。
具体的に言うとですね、
ごく一部の才能ある人間に対して、奨学金を給付するのは賛成。
多数派の凡人に対しては、給付する必要なし。
これが納税者の考えかと思います。
例に出して申し訳ないですが、美容師の専門学校へ進学しようとする人間に給付型奨学金を出すなんて、そんなアホなことは出来ません。
給付型奨学金を受けれるのは、一部の優秀な人間だけ。
そんなの、当たり前でしょ?
本音では、多くの人が「あたりまえだろ」と、思っていることでしょう。
でも、「若者には平等にチャンスを与えるべきだ」なんて主張が流れてくると、「そうかな?まあ自分のカネじゃないし、いいか」なんて考えてしまう人が増えるのが、日本という国です。
さて、奨学金を返済するのに大変苦労する若者が多い・・・という現状をどうしましょう?
給付型奨学金を議論する前に、「奨学金を借りて、大したことのない大学へ入学しても、卒業後に高収入を得られる可能性は低いから、進学をやめておきなさい」と言ってあげたほうが親切じゃありません?
大人ならもっとハッキリ、「MARCHか関関同立以下の大学だと、ほとんどの大企業では足切りされて絶対入社できない。そんな大学に借金してまで入ってどうするの?」と教えてあげたほうが親切かもね。
それでも、借金してでも、勉強をしたいなら、どうぞどうぞ。
日本にはそのような方のために、奨学金制度があります。
将来返済しないといけませんけど、借りたお金を返さなければならないのは、人類共通のルールです。
あるいは、夜学という手もあります。
日中は自分の学費や生活費を働いて稼ぎながら、夜に学ぶことができます。
少なくとも高度経済成長のころまで、学問を身につけたい日本の若者の多くは、この方法で学びました。
裕福な家庭の人は、苦労なく学問することができます。
貧乏人は、学問するのにも苦労します。
これ、あたりまえ。
大した才能もない、大した努力もしていない。
でも、「クレクレ、もっとよこせ・・・」
世の中、それじゃあマズイと思いますよ。
埼玉より - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/14(金) 05:11
計画通り、埼玉県の関東営業所に滞在中です。
出張からの帰国早々、まあ色々とありました。
怪我人が出たり、何だかんだと頭の痛い案件が山積みですね。
海外にいると、クソ暑くて虫だらけでメシが不味いんで、早く日本に帰りたくなるのですが、帰ってきたら帰ってきたで何かと面倒なものです。
ま、そこは愚痴ってもしょうがないので、地道に一つ一つ問題を潰していかなければ・・・。
成田に帰国して、羽田から大阪空港へ。
スーツケースを引きずったまま、大阪で2件のアポイントを消化する・・・という流れは、先月と同じでした。
翌朝にまずは名古屋まで移動して案件を消化し、その深夜というか早朝に埼玉へと乗用車で移動して来ました。
関東でやらなければならない仕事は色々とあります。
事務、外回り、その他雑事等々、優先順位を決めて取り掛からなければなりません。
昨日はそれらの中で、「現場仕事」を選択しました。
深夜早朝に名古屋を出発し、埼玉へ到着したのが午前8時ごろ。
何となく疲れていますので、こういう時はあまり難しいことが出来ないということもあり、トラックに乗っている自転車の荷下ろしからスタートです。
荷下ろしが終わった後、トラックへの横乗りで都内へ自転車引き取りに出動。
久しぶりに作業服姿での現場作業でした。
珍しく現場作業に従事したのは、アタマが働かない日だからという理由だけではありません。
まずは関東地方での現場というものを、肌感覚で理解する必要があると考えているためです。
大阪でも名古屋でも、私の仕事は「まずは現場」からスタートしてきています。
現場第一主義などとカッコをつけるつもりはありませんが、体の動くうちは、現場を良く知る親方でありたいと思っています。
しかし最大の理由は、「自分もトラックのハンドルを握って集荷に出かける覚悟と準備」のためでしょうね。
ここ数年は現場から遠ざかっているのですが、関東地方での業務拡大により、現場がどうしても手薄になりがちです。
ネコの手も借りたいような時、現場スタッフとして、いつでも出動できるようにしておかなければなりません。
現場を知ると同時に、日頃から体力作りをしておかないと、急に現場作業をやろうとすると、怪我をしますわ。
ハードな仕事ですからね。
ただ今週のようにハードなスケジュールばかりで無理をし過ぎて、体調を壊したり、過労死なんかをしないように気を付けないとね。
私もいい年になってきましたから。
そう言えば、私が日本を離れている間に、「過労死」に関するニュースが結構大々的に報じられていたようです。
某大手広告代理店に勤務する若い新入社員が自殺した案件について、労災が認められたという事案だったかと思います。
私が若いころ、その「某広告代理店」のスポーツチームに入れてもらったりして世話になった義理がありますので、会社名は伏せますね。
賛否を含めて色々な議論があるようですが、内実を良く知らない部外者は、あまりエエ加減なことを言わないほうが良い・・・かと思います。
労基署が認定した一か月の残業時間は105時間だったようですが、実際のところは分かりませんしね。
私のサラリーマン時代は会社に申告する残業時間と、実際の勤務時間には大きな乖離がありました。
会社に申告した残業時間は80時間でも、実際には150時間以上残業していたことも珍しくありません。
今はどうなのか知りませんが、公式発表と実態は違う・・・ということは、今でも当たり前にあるような気がします。はい。
あなたの会社ではどうですか?
残業代をキッチリもらっている?
それとも、いわゆるサービス残業が多いですか?
これは難しいところでしてね。
残業代は貰って当たり前なのですが、「なぜ残業しなければならなかったのか?」あるいは「本当に残業が必要だったのか?」などを総合的に勘案すると、微妙なケースも多いかと思います。
平たく言えば、「オマエの仕事が遅いから、残業したんじゃないの?」というケースも出てくるわけです。
そんな場合、会社としては残業代を払いたくもないし、それが嫌なら辞めて頂戴・・・となることでしょう。
本音としては。
社員間の平等性という観点からすると、優秀で定時帰宅する社員よりも、残業しないと同量の業務がこなせない人材のほうが給与が高いというのはマズイですしね。
でも、何をもって優秀とするかという判断も難しい。
「スピーディーで雑な仕事」、「遅いけど確実な仕事」などの違いも出てきますし、所要時間だけでも、物事は計れません。
色んな要素がありますから、「総合的に勘案」という便利な言葉で表現するしかないかと思います。
自分の成果は、自分とごく一部の関係者にしか理解することが出来ません。
通常は「理解されない」ということを前提に、理解しやすい=記録に残りやすい 成果を残しながら、自分のこだわりの部分を発揮するのが良いのでしょうね。
数字として表れる短期的な成果で多くの人間にアピールしつつ、表面に出てきにくい仕事が長期的な成果として表れるように出来ればベストなのかな?
短期的な成果と、長期的に好結果をもたらす仕事を同時進行しないといけないんですねえ。
これは立場が違っても、どんな仕事でも同じかと思います。
サラリーマン時代もそうでしたし、経営者になった今も同じ。
同時進行は本当に大変なんですが、やるしかないんです。
私の場合、年に一度の決算が私の「成績」になりますので、一年単位で前年より良い結果を出せるようにしなければなりません。
これが短期的な仕事の代表例でしょう。
一方で常に数年先のことを考えて、様々な布石や対策を打たなければなりません。
どちらかと言うと、ブログではそんな話を書くことが多いですから、先のことをどう考えているのか、何となくイメージできるかと思います。
これが長期的な仕事になるのですが、あくまで短期的な結果をキチッと残した上での話になります。
数字などの短期的な結果を残したうえで、長期的なことを考えないといけないのは分かりますよね?
数字を残さないと、サラリーマンなら役立たずの烙印を押されるでしょうし、経営者なら会社倒産の憂き目にあいます。
最後に・・・
「多少雑だが仕事が早い。長期的な成果は不明だが、短期的な成果を上げる」
こんな人が、出世しやすいタイプのような気がしますよ。
とりあえず、週末に一旦は関西にある自宅に戻ろうと思います。
もう二週間放ったらかしにしてありますので、たまには戻らないと、何を言われるか分かりません。
週明けには再び関東に戻る予定です。
儲かるからに決まってるじゃない。 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/10(月) 03:18
「全種類の自転車を売り捌け」という、無謀な交渉にやって来ているホリグモンです。
先月、すでに多くの種類の自転車を積んだコンテナを送っていたのですが、そのコンテナが現地に到着して、荷下ろしをする日に立ち合いました。
8月29日に埼玉県加須市の当社関東営業所から積み込みした自転車です。
カンボジアの首都、プノンペンへ到着したのが10月7日。
要するに、7月や8月に日本で集荷した自転車が、販売先国に到着するのは10月に入ってから。
そこから売り捌いて、カネになって日本へ戻ってくるのは11月。
カネになるまで4カ月もかかる、気の長いビジネスです。
実は中古自転車って、送り先の国によって人気・不人気の車種があります。
シティサイクルが人気の国もあれば、ママチャリが人気の国もある。
人気商品が比較的高く売れるのが当たり前なので、車種別に細かく分別保管し、望まれている車種を望んでいる国へ送る・・・というのが、基本だと思います。
しかしそれにはデメリットもあります。
細かく車種ごとに分別するには多大なスペースが必要で、在庫も増えがちになります。
送り先の国が増えると、管理も煩雑になりますしね。
送り先の国が少ないと、在庫が減少して財務状況が好転しますし、保管スペースが少なく済むことにより、諸経費の削減にもつながります。
保管スペースが少なく済めば、輸送費が削減できる比較的都市部に拠点を設けることが出来ます。
これが出来るか、出来ないかで、生き残る会社と、生き残れない会社の差が出てくると読みました。
名古屋のデラざっぴんは、これが実現できていませんので、関東ではこれを実現しようと思います。
そして何より、現在のように買い手が少ない情勢では、「確実に海外で売りさばくことが出来る」という体制の強化が必要です。
できれば、人気車、不人気車を問わず、どんなものでも。
不人気車の海外での実態としては、次の2通りのパターンがあります。
1.不人気車は、全く売れない。
2.不人気車は、安ければ売れる。
個人的には、「安ければ売れる」という予想をしていました。
ガイジンたちみんな、すぐに「売れない」って言うんですけどね。
でも、
安くでしか「売れない」のか、全く「売れない」のか、そこのところがよく分からなくて。
こちらの目的は「安くてもいいから売れ」なんで、そこの意思疎通をするのに、非常に時間を要しました。
何だかんだと議論したあげく、結論は「とにかく、やってみよう」です。
そう言ってもらえると、話が早い。
チャレンジしない現地パートナーは、パートナーとしての価値がないです。
計画性の無いチャレンジを行うパートナーも、怖くて信頼できません。
絶妙なバランス感覚で、チャレンジすべき案件とチャレンジしない案件を仕分けしてくれる、私の現地パートナーは、大切な財産です。
最近、自分でもよく思います。
「なんで、自転車に入れ込んでいるのか?」
恐らく読んでおられないと思いますが、その答えが今日のブログタイトルです。
シンプルでしょ?
じゃなきゃ、やらないですよ。
中古自転車ビジネスにまだまだ可能性を感じ、儲かるからこそ頑張れるし、自転車ビジネスをやっていられるのです。
大変なビジネスだとは何度も言っていますし、大して儲からないとも申しておりますが、「儲からない」とは一言も申しておりません。
ガバガバ儲かりまっせ~。
これはウソです。
今の情勢で、ガバガバ儲かるなんてことはありません。
一定の条件さえクリアすれば、そこそこの仕事になると思います。
でも、今から初めようという方には、お勧めできません。
すでに市場は飽和状態です。
他人より安く自転車を仕入れるルートを持ち、他人より高く売れるルートを持ち、他人より運が強い方以外は、もう戦国時代は終わった業界だとお考え下さい。
中古自転車業界で今後面白いことは、「中国製新品」との競合です。
価格帯が競合する中国製新品との競合に打ち勝つアイディアを、どこかが実現しないと面白くない。
「打倒、中国製新品自転車」
これを私の当面の目標に据えたいと思います。
今回、中国製のチープな新品に対して、いかに立ち向かっていくかのアイディアも浮かびました。
上手くいくかどうかは運次第?
自分では上手く行くと思っているんですが、別に大きな投資をするわけではありませんから、上手く行かなかったら次の手を考えます。
だから運次第で十分でっしょ。
「B」コンディション問題をクリア - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/10/07(金) 08:14
タイと隣国ミャンマーとの国境の街へやって来ました。
季節によって多少変わりますが、一日に2~3便程度が飛ぶだけの、かなりのローカル空港に到着です。
タイ側には、多くの自転車小売店が立ち並びます。
画像の折りたたみ自転車なんかは、タイで人気の車種・・・のはずなんですが、最近は全く売れません。
川の対岸はミャンマーです。
雨期ですので、流石に川の水量が多くて流れが速いです。
画像中央部で、トラックが沈みかけの場所に駐車してあるのが恐ろしい。
乗用車の後ろあたりになるのですが、なにやら物が積んで会って、ワーカーの姿が見えます。
当社が送った自転車が、目的地であるミャンマー側へと到着したところです。
自転車がミャンマー側へ渡ると、監視(?)終了です。
日本人はあらかじめビザを日本で取得していないと、ミャンマーへ入国することが出来ませんので。
そこら中に小舟がありますから、50円ほど払うだけで、地元人と同じように簡単に国境を超えることが出来ます。物理的には。
しかし誰がどう見ても、不法入国になります。
不法入国を行って捕まった場合、どれほど大変な目に遭うのか・・・?
今なら殺されることは無いと思います。多分。
しかし身内が過去に国家権力に連れていかれて、帰ってこなかったり、半身不随になって帰って来たという経験を多く持つ国の人たちの間では、今でも様々なうわさが飛び交います。
自己責任でどうぞ。
私がこの地へ行った目的ですが、次月以降の販売計画の打ち合わせと、コンディションの確認です。
「販売計画の打ち合わせ」なんて難しい事を言いましたが、要は、当社に集まってくる自転車の数が、少々時期が前倒しで増えていること、近い将来に現在の3倍、4倍の数量を扱う可能性があるが、対応可能か・・・という点ですね。
結論は、「多分、何とかなるだろう」です。
日本での打ち合わせなら、「多分」なんていう結論はあり得ないのですが、海外の場合はどうしても確信が持てない結論になってしまうことが多いんです。
誤訳や誤解などのコミュニケーション上の問題もありますし、想定される諸問題への対応について、外国人スタッフは「大丈夫」と言うけれども、ホンマかいな・・・?
もう一つの「コンディションの確認」ですが、
送り手である日本側としては、サビが多めなどの状態が良くない自転車も、海外へ送ることによってお金に変えたい・・・という意思が働きます。
かなり状態が悪いものでも、一応売れないことは無いのです。
ただ、日本から海外へ送るという相当な経費をかけた上で販売する訳ですから、経費が出ないような値段で売っていては、全く意味がありません。
当社が送った中古自転車の中で、利益が全く出ていないモノはどれか?
どんなコンディションのモノか?
それを確認してきました。
結果、当社が送っていた、Bコンディション(サビが多めだったり、部品の欠品がある)のすべての自転車が、最低ラインの価格をクリアしていました。
一安心です。
これで、多少状態が悪い自転車が出てきても、とりあえずは海外に送ってパーツにされる・・・というルートが広がりました。
今後の数量増加にも対応できそうだし、現在荷受けを停止しているサビ自転車の荷受けを再開しても大丈夫かな?
想定以上に良い結果を得ることが出来ました。
これで気を良くして、もう一か国の販売先へ移動します。
もう一か国には、「全ての車種をミックスした自転車コンテナを送らせろ」という無謀な交渉に行きます。
このレポートは次回に・・・。
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