社長の独り言 2015/1
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82万円から71万円へ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/01/16(金) 06:37
今日は久しぶりに、銅相場についてのお話です。
最近の弊社では、主たる仕事が「中古自転車の輸出屋さん」になってしまっておりますので、あまり金属スクラップに関する話題を出しておりません。
しかしまあ、本来の主たる業務は「ざっぴん」屋さんですから、金属相場や消費市場の動向は常に気にしております。
そんな自分なりの状況判断といたしまして、現在の銅相場は危険・・・と感じているのも事実です。
何が危険かと申しますと、更なる下落の可能性が高いということです。
さまざまな商品の投資環境、世界の政治・経済の動向などで、銅相場が上下するのは当然のことです。
長い目で見ると、その上下があるからこそ、我々の商売が成り立っているとも言えるのですが、相場の下落局面では、我々のような現物商品を扱う立場の者は、やはり大なり小なり痛手を被ってしまうのですわ。
痛手を被る理由はシンプルです。
相場が下落すれば、売値も仕入れ値も下落するのですが、右肩下がりの局面では、「今日仕入れた商品が、明日には差損が出てしまう」という事態が発生してしまいます。
20%、30%と、十分な利幅を確保していれば、わずかな期間で差損が発生することは無いのでしょうが、過当競争の現在では、みんな1%、2%という利幅で商売しています。
建値がトン1万円下がっただけでも差損が出ることもありますから、右肩下がりの局面は、「地獄」なのです。
これに追い討ちをかけるように、相場の下落局面では、商品現物の取引価格が相場の下落幅以上の下げ幅で下がります。
建値はトン1万円下がっただけなのに、現物の取引価格はトン2万円下がる・・・という状況が発生するのです。
さらなる下落を恐れて、連鎖的に価格が下落していくのですわ。
こうなると、我々のようなスクラップ業者はお手上げです。
銅建値に対して、適正(と自分が思う)価格で取引されるようになるまで、現物を眠らせておくか、多少の損を覚悟で次から次へと売っぱらってしまうかの選択を迫られます。
コレ、胃が痛くなるので、チキンハートの私にはキツイのです・・・。
だからこそ、私のような小心者は、中古自転車の輸出屋さんがお似合いかもしれません♪
さて、相場動向の数字の話です。
今年の年明け時点での国内銅建値は、トンあたり82万円。
昨年(2014年)12月22日に改定された金額なのですが、トンあたり82万円というのは、相当高い水準なのでした。
どのくらいの水準なのかを理解するため、過去数年における12月銅建値の平均値でもご紹介しておきますね。
2014年12月 815,700円
2013年12月 783,600円
2012年12月 706,800円
2011年12月 636,800円
ま、こんな具合です。
過去数年の間、少なくとも12月の銅建値平均値が右肩上がりであったことを、お分かりいただけるかと思います
実は国内の銅建値なんて、相場を占う何の判断材料にもならないんですけどね~。
だって、国内銅建値なんて、LME相場に為替を当てはめて決まるものですから、「LMEの銅相場がどうなっているのか」に注目しないと、現在の状況が見えてこないのです。
・・・その現在のLME相場ですが、$2.5924/lbという水準。
為替を1ドル116円で計算すると、キロあたり663円ほどの換算値になります。
国内銅建値は、トンあたり71万円だと考えるのが宜しいでしょうね。
ちなみに、1月14日に改定された国内銅建値は、トンあたり74万円。
結論です。
昨年末、トンあたり82万円だった銅は、今は71万円の価値しかない。
そんな状況であります。
悪い癖が出た - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/01/14(水) 06:54
昨夜は少々飲み過ぎました。
元々、いい加減な性格である事も否定しませんが、酒が入ると本性が剥き出しになって、さらにテキトーで手がつけられなくなります。
18時頃と比較的早い時間からスタートしたこともあり、ビール、焼酎、日本酒・・・と、順番に結構な量を飲み続けました。
ご機嫌でおしゃべりしていると、気がついたら時間は遅いし、ベロンベロンに酔っ払っているしで、大変な状態になっていました。
席を立ってみて、はじめて自分が結構酔っている事実に気付くことって、皆さんはありませんか?
まず、店を出て考えたこと。
「さ、家へ帰ろう。ところで、ここはドコだっけ?」

そう。
近所の焼き鳥屋でベロンベロンになるまで飲んでいた訳ではありません。
東京(渋谷)の街で千鳥足なのでした・・・。
出来れば、夜のうちに名古屋まで帰りたいのです。
翌朝は朝から面接が入っていますし、その他にも予定があるので・・・。
そんなことを考えながら夕方は過ごしていたはずなのですが、一旦アルコールが入ると、時間なんてお構いなし。
「新幹線に乗れなかったら、泊まって明日の朝に帰ればいいや!」
すぐにそんなノリになってしまう自分に反省です。
店の外へ出たのは、確か21時30分を過ぎたあたりだったと記憶しています。
東京発の新幹線の最終って、何時だったんだろう?
確か21時30分頃だったような気がしたので、とりあえず携帯電話で調べてみることにしました。
現在地から名古屋までの乗り換えルートや時間を調べることが出来ますから、楽チンなものです。
ところが・・・
見えんのです。
酔っ払い+夜のコンタクトレンズ+老眼 という悪条件下では、携帯電話に表示される文字がどうしても見えない。
しかし、かろうじて出発時間の「2」の数字や、品川乗り換えであること、到着時間の「0」の字など、重要なキーワードだけは読み取ることができました。
どうやら、さっさと移動すれば間に合うようだ。
それだけの情報を頼りに、とりあえず品川駅まで移動することができました。
途中の記憶は一切ありませんが・・・。
品川駅まで着いたものの、みどりの窓口の場所がわからん。
滅多に利用する駅ではないし、ベロンベロンだし、目も見えないので、しょうがないですねえ。
ま、何とか自動券売機を見つけることができました。
新幹線の自動券売機って、年寄りにも見えるように超ドデカ文字で表示してくれるんですねえ。
しかもシンプルで簡単操作なので、私のような酔っぱらいでもチケットを買うことができました。

ん?
発券されたチケットを見て、おかしな事実に気がつきました。
何で「ひかり」なのよ?
「名古屋まで行くんだから、「のぞみ」のチケットを売らんかいな!?」
「オマエ、どないなっとるねん!?」
自動券売機相手に、訳のわからない関西弁で文句を言いながらも、おそらく操作を間違ったんだろうと自分に言い聞かせてホームへと降りました。

ホームへ降りてみると、「ひかり」のチケットが出てきた理由が分かりました。
もう、最終の「のぞみ」は出発済みで、名古屋までのひかりだけが残っている状態だったんですね。
かつて、新大阪や京都など、関西方面までの最終列車には、何度もお世話になっています。
当然、これまでは「のぞみ」ばかりだったのですが、新大阪行きの最終列車が出たあとにも、名古屋までは「ひかり」なら戻れるんですねえ。
初体験でした。
何だか、静岡や浜松、豊橋にまで止まっていたと思いますので、随分とノロマな新幹線だと感じましたが、何とか名古屋駅まで到着。
最寄駅までの関西本線の列車にも乗れましたので、何とか家までたどり着くことができました。
しかし、もう40歳代半ばのオッサンなんだから、もう少し節度をわきまえて酒を飲まないとダメですね~。
せめて、最終列車の時間を事前に調べるとか、もうすこし自分の行動に計画性を持たせることが必要なようです。
ちょっと反省でした。
原油価格下落で - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/01/12(月) 05:35
前回のブログで、「1月5日のニューヨークWTI原油先物価格はが5年8カ月ぶりに1バレル=50ドルを割り込んだ。」という話を書きました。
「原油価格がえらく下がっている」だけの話で時間切れとなったのですが、本来は、「原油価格が下がると、どうなるのか?」という話が本題でありました。
最初に起こるのは、近年の原油高を背景に生産が急激に伸びてきた、シェールオイルなどのエネルギー関連企業の破綻だろう・・・と思っていたら、本当に破綻していました。
以下は、ニュース記事です。
原油価格の急落を受け、米国のシェールオイル関連企業が経営破綻(はたん)した。昨年来の原油安以降、初めての破綻ケースとされる。このまま原油の値下がりが続けば、今後も同業の破綻が増える可能性がある。
破綻したのは、米南部テキサス州でシェールオイル・ガス開発を手がけていた「WBHエナジー」。米メディアによると、4日付で同州の連邦破産裁判所に、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請した。
負債の総額は最大で5千万ドル(約60億円)。急激な原油価格の値下がりで、採算がとれず、資金繰りが悪化したとみられる。
原油価格の国際指標となる「米国産WTI原油」の先物価格は、昨年7月までは1バレル=100ドル台で推移。だが、その後下落に転じ、今年に入って1バレル=50ドルの節目を約5年8カ月ぶりに割り込んだ。
原油安の主な要因は、世界経済の減速による需要減と、「シェール革命」を背景にした米国での急激な生産の増加だ。2008年以降、米国の原油生産量は昨年までで8割も増えた。
ただ、地下数千メートルの硬い岩盤から原油の一種であるシェールオイルを取り出すには、コストがかかる。原油安が広がるなか、米国では石油大手のコノコフィリップスが今年の設備投資額を2割減らすなど、計画の見直しが広がっている。
1月4日に破綻していたんですね~。
米国は、シェール革命によって原油生産量を1日900万バレル超にまで増やしており、サウジを抜いて原油と天然ガスで世界1位の生産国となっています。
しかし、米国のシェールオイルは掘削にコストがかかり、1バレル80ドルを切ると、米国でのシェールオイル生産量の3分の1は採算割れとなるらしい。
米国48州で最もコストが安いシェールオイル石油鉱脈でさえ、1バレル42ドル程度が採算ラインとのことだから、現在では大部分のシェールオイルは採算割れしているのは間違いありません。
そりゃ、シェールオイル関連企業の中には、破綻するところが出てきても、おかしくない・・・ということであります。
シェールオイル関連企業が破綻するだけなら、世界経済もウチも痛くも痒くもないのですが、世の中そうはいきません。
経済っていうのは、全ての分野で密接に繋がっていますから。
「シェールオイルビジネスが盛んである」ということは、そこに大量の資金が流れていることを意味します。
今も昔も、石油ビジネスというのはハイリスク・ハイリターンの代名詞のようなビジネスですので、入り込んでくる資金はそれを前提とした資金になります。
現代では、「ジャンク債」と呼ばれる投機色の強い債権が、資金供給の源になっているのですが、今やジャンク債全体の20%以上がエネルギー関連のようです。
ちなみに、2009年は9%ほどだったようですので、近年の伸びは著しかったのです。
このまま原油価格がバレルあたり50ドルを切るような価格で推移した場合、高利回りのジャンク債がデフォルト(債務不履行)を起こす可能性は大いにあります。
原油価格が下がることで、一般市民は大喜び。
でも、原油価格の下落からジャンク債のデフォルトという流れが起こると、金融機関の株価が急落することになります。
金融機関の窮地は、一般企業の株価下落を招きます。
株価下落は不景気を招くことはもちろんですが、急激にこれらの流れが起こった場合は、リーマンショックのような事態を招く可能性もあるわけです。
資源価格の下落は怖いですよ~。
既に、銅の価格は大幅な下落が始まってますし・・・。
おっと。これは内緒だった。
原油価格がえらく下がっている - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/01/09(金) 06:07
1月5日、ニューヨーク商業取引所のWTI原油先物価格は、5年8カ月ぶりに1バレル=50ドルを割り込みました。

画像は、2009年1月~2014年11月の原油価格の推移(月間の平均価格)です。
一番右が最新データでして、2014年11月の平均価格を表しておりまして、WTIで75.70ドル/バレルです。
え?
「WTI とは何だ?」って?
話せば長くなるのですが、超簡単に説明しておきますね。
1. WTIとは、「ウエスト・テキサス・インターミディエート」のことでして、テキサス州などの米国南部産の原油のことを指す。
2. 原油の国際価格動向に大きな影響を持っているのはWTI の先物価格である。
3. 原油の「ニューヨーク先物」とは、ニューヨークマーカンタイル取引所で取引されるWTI の先物価格のことを指す。
ということです。
原油価格の代表的な指標にはこのWTIのほか、欧州産の北海ブレント、中東産のドバイがあり、これらが世界の3大原油指標と言われています。
上の画像は、その3大指標をすべて記載してあるのです。
今回取り上げましたWTI原油先物は、取引量と市場参加者が圧倒的に多く、原油価格の指標にとどまらず、世界経済の動向を占う重要な経済指標の1つにもなっている・・・ということでご理解ください。
ちょっと小難しい話になりましたね。
グラフの右端が2014年11月の平均価格で、だいたい75ドル位の位置を指しており、2015年1月5日の価格は50ドルを割り込んだ。
それほど原油価格が暴落しているんですよ…ということをご理解いただきたいだけなんですけどね。
グラフに手を加えるとわかり易いかな?

これほど原油価格は下落している…ということを説明したかっただけなんです。
小難しい話を書きましたが、最初からこのグラフを書いておけば、話が早かったですね。
本題はこれからなのですが、ナントこれだけで今日は時間切れになってしまいました…。
すいません。
今日は、「原油価格がえらく下がっている」だけの話でした!
1月の月替わりキャンペーン - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/01/07(水) 06:30
新年元旦からすでに一週間が過ぎ、今日はもう7日。
早いものです。
正月休みの関係で少々遅れてしまいましたが、1月の高価買取キャンペーン対象商品を選定しました。
1月の高価買取対象商品は、
マウンテンバイク(MTB)
です。
「また自転車か?」という声が聞こえてきそうです。
すいませんね。
今はトコトン突き詰めて、中古自転車の売買をやっています。
あらゆる仕事がそうだと思いますが、突き詰めて仕事を進めると、本当に奥が深いものです。
「たかが自転車。されど自転車。」であります。
国内で中古自転車が発生してから、国内流通、国内での選別・加工を経て、海外へ輸出されます。
その後、海外での流通、加工・選別を経て海外の消費者へと販売されるわけですが、ようやくルートの全容が明らかになってきました。
中古自転車を仕入れて、マージンを乗っけて売るだけじゃつまらないですから、可能な限り、最初から最後まで自社でやってしまおうというのが、現在進行中のプロジェクトです。
現在は試験運用の段階ですので、ハッキリとは申しませんが、「自社直売だから強い」という状況を構築中です。
だから12月も1月も、キャンペーン対象商品は自転車・・・ということでご理解ください。
さて、本題のキャンペーンの件です。
マウンテンバイクは、「鉄フレーム」と「アルミフレーム」の2種類に分けて、買取を行っております。
「鉄フレーム」のMTBというのは、マウンテンバイクではあるのですが、ホームセンターなどでも売っていることが多い安物です。
姿・形こそマウンテンバイクですが、自転車マニアに言わせると偽物と言っても過言ではないモノらしいです。
「重くて、弱くて、すぐ錆びる」
三拍子そろったのが、鉄フレームのマウンテンバイクです。

スチールフレームのMTBは、だいたいこんな感じです。
キャンペーン買取価格は、1台2,000円 です。
新車が2万円くらいで買えちゃいますから、2,000円でも十分高いかと思います。
次にアルミフレームのマウンテンバイクです。

アルミ製のマウンテンバイクは、高級とは言えないのでしょうが、本格的なマウンテンバイクです。
キャンペーン買取価格は、1台4,000円 。
本当の高級車になると、強度をさらにアップさせる都合で、クロモリとかハイデンなどのスチールベースの合金が使われるのですが、輸出用にそのような高級車が出回ることは、めったにありません。
貿易屋基準なら、スチール=安物、アルミ=高級 で良いでしょう。
しかし、最近では車体こそアルミフレーム製だけれども、格安の「なんちゃってMTB」が増えております。
このため、「アルミフレーム自転車」として高価買取対象になるためには、
1. 変速機が前後に二つ付いていること
2. 工具無しで前後の車輪が脱着できること
が必須です。
マガイモノ排除の為ですので、ご了承ください。
あ、最後に・・・
業界では当然なのですが、これまでの話は、26インチ以上の大人用MTBの話です。
大人用だけど24インチのMTBや、子供用だけど26インチのMTBも対象外です。
念のため!
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