社長の独り言 2013/11
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旨辛い - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2013/11/21(木) 07:08
先週韓国へ出張に出た際、取引先の社長からお土産を頂きました。
下の画像にティッシュペーパーの箱が写っています。
その手前に、ビニール袋に入った怪しげな物体が写っているのですが、それがお土産に頂いた品です。

通常、我々はこのような荷姿で見る機会がないもので、「何じゃこりゃ?」となるのですが、これは見てのとおり、「トウガラシ」です。
日本では、「一味」として小瓶に入っていたり、せいぜい10g程度の子袋に入って販売されているのが普通ですが、ティッシュペーパーの箱と比較しても、いかに大量の唐辛子かお分かりいただけるでしょう。
そもそも韓国で食事をしていた際、「日本で韓国風の鍋を作ってみよう!」という話題になりました。
韓国風鍋と言っても詳細にこだわる訳ではありませんので、「海産物と豚肉と野菜やキムチを鍋に入れ、韓国のニンニクと唐辛子をブチ込めばOK!」みたいな話になりました。
最近では、これらのほとんどの品が日本でも手に入ります。
特に大阪では韓国食材を取り扱っている店も多いので、ハードルはきわめて低いのです。
「ただ、鍋に入れる韓国の唐辛子は日本で入手が難しいかな~?」という話になりました。
韓国食材店をくまなく探せば難なく見つかるのでしょうが、日頃行くのはせいぜいキムチ屋さん程度ですから、そんなところでは唐辛子までは売っていません。
で、お土産に唐辛子を買って帰るという話になったのですが、「鍋に入れるくらいの量なら、ウチのを持って帰りなさい」と、準備していただいたのが、上の画像の唐辛子です。
せっかく頂いたものですから、さっそく韓国風鍋を作ってみました。
偉そうに「作ってみました」と言いましたが、私が作った訳ではありません。作ってもらっただけなんですけどね・・・。
それが下の画像です。

スープが少し唐辛子の色に染まり、おいしそうでしょ?
ただ、一緒に食べた4人のうち、2人は「辛すぎる」ということで、少ししか箸をつけませんでした。
私は・・・「何コレ?ぜんぜん辛くないよ?」
そもそも私は、韓国料理が苦手です。 いや、苦手でした。
会食なんかで韓国料理店で食事をすると、後で必ず気分が悪くなっていました。
ニンニクとトウガラシの刺激が強すぎて、ゲーゲーやることも珍しくありませんでした。
ところが、最近では韓国料理を食べる機会も増え、慣れたんでしょうねえ~。
辛い食べ物も、ニンニク臭いのも、全然OKになりました。
ああ、当初想定されていた唐辛子の分量ですが、画像のティッシュペーパーの箱とほぼ同じ大きさの唐辛子の塊が、4人分の鍋2回分です。
アノ塊の半分を一度に鍋にブチ込む・・・というのが、韓国風鍋でございます。
本場で食べた韓国鍋の画像を持っていないので、非常に説明が難しいのですが、下の画像の食べ物をご覧下さい。
いかにも辛そうな、赤い色をした食べ物が見えるでしょ?
これはご飯と混ぜ混ぜして食べるものなんですが、スープの色がこれくらいの赤色になるまでトウガラシをブチ込む・・・というのが、私のイメージというか、記憶する韓国鍋ですね~。

この画像の食べ物がなんていう名前か知りませんけど、すでに私の味覚では「辛く」ありません。
取引先の韓国の社長が、口癖のように言います。
”韓国の食べ物は、「辛い」のではなく、「旨辛い」でしょう?”
「んな訳ね~だろ!」と思っていた私ですが、辛さを感じなくなってきた時点で、それまで辛さの陰に隠れていた「旨み」が前面に出てきたのは事実。
ああ、これが「旨辛い」と言いたかったのね~。
ダナン - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2013/11/20(水) 04:53
昨日11月19日は、当ブログと弊社ホームページに、長時間システムエラーが発生しておりました。
原因は不明ですが、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
ちなみに、私は書き上げて保存していたブログが消えているという迷惑を被りました。
せっかく、先週の海外出張に関する仕事の話を書いていたんですけどねえ・・・。
同じネタの復旧は不可能ですので、日本時間朝5時からのサッカー日本代表戦を観ながら、筆が進むがままに・・・。
前回のブログでは、ベトナムへと出張に出ていたこと、ベトナムという国について書いた記憶があります。
ただ今回は、諸般の都合で首都ハノイへは行くことが出来ず、まずは中部のダナンを訪問しました。
「ダナン」という都市は、ベトナム中部に位置する港湾都市です。
ベトナム中部最大で、ベトナム全体でも第4の都市のハズです。
日本で言えば、我が名古屋みたいな位置づけですね。
ベトナム戦争中は米軍の一大拠点が存在した都市として有名ですが、現在は大規模工業団地が開発され、多くの日本企業も進出しています。

ダナン国際空港。現時点では、日本からの直行便はありません。
こういう発展途上、開発途上の都市っていうのは、近代的な中心部と古いアジアの残る郊外とが混在するものです。

ご覧の通り、市外中心部は町並みが美しく整備され、高層ビルもボチボチと建設が始まっています。
しかし・・・
弊社のような中古商品やスクラップを扱う会社にとって、美しい町並みの市街中心部というのはあまり用事がありません。
大体、世界中で相場が決まっておりまして、まずは下町(ダウンタウン)のような場所に中古商品を扱う店舗や業者が現れます。

ここは中古OA機器を扱う業者なのですが、弊社に関係する商品を取り扱う業者としては、一番市外中心部に存在する業者です。
もう少し中心部から離れると、家電の中古店が現れ、次にオートバイや中古車の店が現れるっていう感じです。
海外でさえ、街中にはあまり用事がないという、悲しい(?)仕事だな・・・。

市外中心部はキレイですが、私の仕事先では線路の上に店がオープンしていたり、オートとバイが走ったりしています・・・。
イレズミだらけのオッサンが昼から博打をしていたりしますので、健全な観光客には刺激的ですね。
私はあまり気にならなくなりましたが。

郊外へ向かうと舗装もなくなります。
泥と汗にまみれないと、仕事にならんです。はい。
この先の画像は、取引先や事業内容が特定される恐れがあるため、現時点では企業秘密ということでお願いします。
安定的な状況になれば、この先のこともご紹介できると思います。
それでは、今日はこのへんで。
原因は不明ですが、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
ちなみに、私は書き上げて保存していたブログが消えているという迷惑を被りました。
せっかく、先週の海外出張に関する仕事の話を書いていたんですけどねえ・・・。
同じネタの復旧は不可能ですので、日本時間朝5時からのサッカー日本代表戦を観ながら、筆が進むがままに・・・。
前回のブログでは、ベトナムへと出張に出ていたこと、ベトナムという国について書いた記憶があります。
ただ今回は、諸般の都合で首都ハノイへは行くことが出来ず、まずは中部のダナンを訪問しました。
「ダナン」という都市は、ベトナム中部に位置する港湾都市です。
ベトナム中部最大で、ベトナム全体でも第4の都市のハズです。
日本で言えば、我が名古屋みたいな位置づけですね。
ベトナム戦争中は米軍の一大拠点が存在した都市として有名ですが、現在は大規模工業団地が開発され、多くの日本企業も進出しています。

ダナン国際空港。現時点では、日本からの直行便はありません。
こういう発展途上、開発途上の都市っていうのは、近代的な中心部と古いアジアの残る郊外とが混在するものです。

ご覧の通り、市外中心部は町並みが美しく整備され、高層ビルもボチボチと建設が始まっています。
しかし・・・
弊社のような中古商品やスクラップを扱う会社にとって、美しい町並みの市街中心部というのはあまり用事がありません。
大体、世界中で相場が決まっておりまして、まずは下町(ダウンタウン)のような場所に中古商品を扱う店舗や業者が現れます。

ここは中古OA機器を扱う業者なのですが、弊社に関係する商品を取り扱う業者としては、一番市外中心部に存在する業者です。
もう少し中心部から離れると、家電の中古店が現れ、次にオートバイや中古車の店が現れるっていう感じです。
海外でさえ、街中にはあまり用事がないという、悲しい(?)仕事だな・・・。

市外中心部はキレイですが、私の仕事先では線路の上に店がオープンしていたり、オートとバイが走ったりしています・・・。
イレズミだらけのオッサンが昼から博打をしていたりしますので、健全な観光客には刺激的ですね。
私はあまり気にならなくなりましたが。

郊外へ向かうと舗装もなくなります。
泥と汗にまみれないと、仕事にならんです。はい。
この先の画像は、取引先や事業内容が特定される恐れがあるため、現時点では企業秘密ということでお願いします。
安定的な状況になれば、この先のこともご紹介できると思います。
それでは、今日はこのへんで。
ベトナム - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2013/11/18(月) 06:31
先週の出張では合計三箇所を訪問したのですが、今日(たぶん明日も)は、ベトナム(ベトナム社会主義共和国)をレポートさせていただきます。
・・・と、その前にベトナムという国について、少しだけ勉強するのも悪くありません。
もちろん私を含めてですが、みなさんもあまりベトナムという国について知らないでしょ?
ベトナムの正式名称は、「ベトナム社会主義共和国」。
20世紀の遺物である、社会主義共和制国家なのです。
中国などと同じように、共産党による一党独裁制度で、ベトナム共産党とその衛星政党以外の政党の結成は一切禁止されています。

これがベトナム国旗です。「いかにも」という国旗でしょ?
ちなみに、国名に関しては、1945年のベトナム八月革命によって独立した時の国名「ベトナム民主共和国」に改める動きがあり、現在国会で審議されているそうです。
国名を改めようが何をしようが、一党独裁制のクソみたいな国であることには間違いありません。
ベトナムに行くと、われわれ外国人も入出国管理や税関などの政府機関、役人と接する機会があります。
そこでの非効率な運営や、クソ偉そうな態度、横行する腐敗などを見ていると、とても将来性のある国とは思えません。

空港のセキュリティチェックも何もかも長蛇の列。
人が多いのではなく、非効率でヤル気のない役人が仕事をしているから、とにかく遅いのです。
撮影禁止だけれど、画面右の白人女性後ろに立っている役人の目を盗んで撮影しました。
「将来性のある国とは思えない」と申し上げたのは、あくまで政治体制の話。
近年、ベトナムでは急激な経済発展が始まっているということをご存知の方も多いでしょう。
日本企業がいわゆる中国リスクを避けるためにベトナムへ進出することが増えてきましたので、日本でもベトナムに対する関心が高まっています。
カネのためなら一党独裁制に加担することを屁とも思わない・・・のが世の中のエゲツナイところです。
自分がやらなきゃ、誰かがやるだけ・・・と、そこは割り切るしかありませんね。
また、この国の人(庶民)たちは、政治体制に大きな不満を持っているように感じません。
何ででしょうね?
豊かな大地に恵まれた温暖な国ですから、貧乏でも食い物にはあまり困らない。
貧乏でもメシ食って生きていけるから・・・だからでしょうか。
さて、少しこの国の歴史をさかのぼります。
1960年代前半から約10年間、いわゆるベトナム戦争が起こっていたことくらいはご存知の方が多いでしょう。
色んな事情はあるものの、結果としてはアメリカがベトナムから敗退して、現在のベトナムが統一されました。
ベトナム戦争に関しては、映画や音楽なんかで取り上げたモノが数多く出されています。
私なんかの世代だと、映画「ランボー」、「地獄の黙示録」、「ハンバーガーヒル」等々、数え切れないほどのベトナム戦争を取り上げた映画を見たものです。
これらの映画は、ベトナム戦争における片方の当事国であるアメリカの映画です。
ベトナム戦争が終結してから製作された社会派の映画なのですが、やはりアメリカ贔屓で作られているんですね~。
そんなアメリカ映画を多く見て来た私は、少々ベトナム人に対して、「怖い」というイメージを持っています。
わかりやすく言えば、「ベトナム人=ベトコン」のイメージから脱することが出来ていないということでしょう。
日本国内で、何人かのベトナム人の取引先がありますので、ベトナム人を全く知らなかった訳ではありません。
日本に住むベトナム人に対しては非常に好感を持っているのですが、彼らはベトナム戦争終結時に母国を逃れてきた人たちなので、本場(?)のベトナム人は彼らと違うだろう・・・というイメージですね。
以前、このようなアメリカ映画の影響によるベトナム人に対するイメージを、率直に日本語達者なベトナム人に伝えたところ、彼は大きなショックを受けていたのをよく覚えています。
話が逸れました。
以前のベトナムは、ソ連と非常に近い関係を持っていました。
ベトナム戦争時に、北ベトナムがソ連全面的な支援を受けていたことをご存知の方も多いでしょう。
今では、「ソ連って何?」という若者も多いかも知れませんが、さすがにそこまでは相手に出来ませんので、自分で調べてください。
え~、ベトナムは中国と陸路を接しています。
ベトナム戦争当時は、中国も北ベトナムに対して支援を行っていた実績もあり、両国の間は比較的良好でした。
ベトナム戦争終結後の1978年、ベトナムと隣国カンボジアの間で戦争が始まり、カンボジア国土の大部分を占領・統治します。
当時のカンボジアの政権は、自国民の大量虐殺で名高い「クメール・ルージュ」(カンボジア共産党)です。
ところが、このクメールルージュは、中国による支援を受けていた国家でした。
当時はすでに中・ソ関係が非常に悪化していたこともあり、親ソ国であるベトナムが、親中国であるカンボジアを占領したことに中国は激怒。
人民解放軍をベトナムに侵攻させ、いわゆる中越戦争が始まりました。
この中越戦争、戦略的な事は別として、戦闘としだけ捉えると、ベトナムの圧勝に終わりました。
そんなわけで、ベトナムは米・中両国に対して勝利した国・・・なんて言われることもあります。はい。
これらの紛争が終結した1970年代後半から1990年代初頭までの時期、ベトナムは国際的に非常に孤立していまして、国際社会から姿を消します。
ベトナムが再び国際社会の舞台に姿を現すのは、ソ連の衰退と崩壊の時期と歩調を合わせることになります。
簡単に年表にしましょう。
1989年9月、国内経済が疲弊したベトナムは、カンボジアから完全撤兵し、カンボジア・ベトナム戦争が終結。
1991年、ベトナムと中国の関係正常化。
1993年2月、ベトナムとフランスが和解。
1995年7月、クリントン・アメリカ大統領がベトナムとの外交関係樹立を発表。
同月、東南アジア諸国連合 (ASEAN) はベトナムの加盟(7番目の加盟国)を認める。
1995年8月5日、ベトナムとアメリカが和解。
1996年1月、ASEAN自由貿易地域 (AFTA) に参加。
1998年、アジア太平洋経済協力 (APEC) 参加。
2003年、日越投資協定締結。
2007年1月11日、世界貿易機関 (WTO) に正式加盟。
とまあ、こんな感じです。
1990年代に入ってから多くの国々と和解を開始して国際社会に復帰することになった国ですので、まだまだ発展途上の国です。
そんな発展途上の国では、人件費などが圧倒的に安い状況ですから、生産拠点として進出する企業も多くある訳ですね。
この国の賃金相場ですが、公の正式なデータは調べりゃわかるのでしょうが、大都市で働いている連中だと、大体一ヶ月3万円くらいの水準かと思います。
職種や条件等によって異なってくるのですが、2万円~5万円程度の水準と考えて間違いないでしょう。
外資系企業などに勤めている連中は、グローバルな水準での報酬を受け取っていることも多いので、ベトナムにおいては法外な高給を受け取っているようですが・・・。
1990年代と比べると、現在は驚くほど物価や人件費が高騰している状況なのでしょうが、それでも新規進出には好条件が整った国と言えそうですよ。
そういえば、夜の盛り場でベトナム進出を検討しておられる中小企業の社長ともお会いしましたね~。
飲み屋で網を張っていれば、色んなことがあるかも知れません・・・。
ああ、長くなってきたので、今日はこの辺で。
・・・と、その前にベトナムという国について、少しだけ勉強するのも悪くありません。
もちろん私を含めてですが、みなさんもあまりベトナムという国について知らないでしょ?
ベトナムの正式名称は、「ベトナム社会主義共和国」。
20世紀の遺物である、社会主義共和制国家なのです。
中国などと同じように、共産党による一党独裁制度で、ベトナム共産党とその衛星政党以外の政党の結成は一切禁止されています。

これがベトナム国旗です。「いかにも」という国旗でしょ?
ちなみに、国名に関しては、1945年のベトナム八月革命によって独立した時の国名「ベトナム民主共和国」に改める動きがあり、現在国会で審議されているそうです。
国名を改めようが何をしようが、一党独裁制のクソみたいな国であることには間違いありません。
ベトナムに行くと、われわれ外国人も入出国管理や税関などの政府機関、役人と接する機会があります。
そこでの非効率な運営や、クソ偉そうな態度、横行する腐敗などを見ていると、とても将来性のある国とは思えません。

空港のセキュリティチェックも何もかも長蛇の列。
人が多いのではなく、非効率でヤル気のない役人が仕事をしているから、とにかく遅いのです。
撮影禁止だけれど、画面右の白人女性後ろに立っている役人の目を盗んで撮影しました。
「将来性のある国とは思えない」と申し上げたのは、あくまで政治体制の話。
近年、ベトナムでは急激な経済発展が始まっているということをご存知の方も多いでしょう。
日本企業がいわゆる中国リスクを避けるためにベトナムへ進出することが増えてきましたので、日本でもベトナムに対する関心が高まっています。
カネのためなら一党独裁制に加担することを屁とも思わない・・・のが世の中のエゲツナイところです。
自分がやらなきゃ、誰かがやるだけ・・・と、そこは割り切るしかありませんね。
また、この国の人(庶民)たちは、政治体制に大きな不満を持っているように感じません。
何ででしょうね?
豊かな大地に恵まれた温暖な国ですから、貧乏でも食い物にはあまり困らない。
貧乏でもメシ食って生きていけるから・・・だからでしょうか。
さて、少しこの国の歴史をさかのぼります。
1960年代前半から約10年間、いわゆるベトナム戦争が起こっていたことくらいはご存知の方が多いでしょう。
色んな事情はあるものの、結果としてはアメリカがベトナムから敗退して、現在のベトナムが統一されました。
ベトナム戦争に関しては、映画や音楽なんかで取り上げたモノが数多く出されています。
私なんかの世代だと、映画「ランボー」、「地獄の黙示録」、「ハンバーガーヒル」等々、数え切れないほどのベトナム戦争を取り上げた映画を見たものです。
これらの映画は、ベトナム戦争における片方の当事国であるアメリカの映画です。
ベトナム戦争が終結してから製作された社会派の映画なのですが、やはりアメリカ贔屓で作られているんですね~。
そんなアメリカ映画を多く見て来た私は、少々ベトナム人に対して、「怖い」というイメージを持っています。
わかりやすく言えば、「ベトナム人=ベトコン」のイメージから脱することが出来ていないということでしょう。
日本国内で、何人かのベトナム人の取引先がありますので、ベトナム人を全く知らなかった訳ではありません。
日本に住むベトナム人に対しては非常に好感を持っているのですが、彼らはベトナム戦争終結時に母国を逃れてきた人たちなので、本場(?)のベトナム人は彼らと違うだろう・・・というイメージですね。
以前、このようなアメリカ映画の影響によるベトナム人に対するイメージを、率直に日本語達者なベトナム人に伝えたところ、彼は大きなショックを受けていたのをよく覚えています。
話が逸れました。
以前のベトナムは、ソ連と非常に近い関係を持っていました。
ベトナム戦争時に、北ベトナムがソ連全面的な支援を受けていたことをご存知の方も多いでしょう。
今では、「ソ連って何?」という若者も多いかも知れませんが、さすがにそこまでは相手に出来ませんので、自分で調べてください。
え~、ベトナムは中国と陸路を接しています。
ベトナム戦争当時は、中国も北ベトナムに対して支援を行っていた実績もあり、両国の間は比較的良好でした。
ベトナム戦争終結後の1978年、ベトナムと隣国カンボジアの間で戦争が始まり、カンボジア国土の大部分を占領・統治します。
当時のカンボジアの政権は、自国民の大量虐殺で名高い「クメール・ルージュ」(カンボジア共産党)です。
ところが、このクメールルージュは、中国による支援を受けていた国家でした。
当時はすでに中・ソ関係が非常に悪化していたこともあり、親ソ国であるベトナムが、親中国であるカンボジアを占領したことに中国は激怒。
人民解放軍をベトナムに侵攻させ、いわゆる中越戦争が始まりました。
この中越戦争、戦略的な事は別として、戦闘としだけ捉えると、ベトナムの圧勝に終わりました。
そんなわけで、ベトナムは米・中両国に対して勝利した国・・・なんて言われることもあります。はい。
これらの紛争が終結した1970年代後半から1990年代初頭までの時期、ベトナムは国際的に非常に孤立していまして、国際社会から姿を消します。
ベトナムが再び国際社会の舞台に姿を現すのは、ソ連の衰退と崩壊の時期と歩調を合わせることになります。
簡単に年表にしましょう。
1989年9月、国内経済が疲弊したベトナムは、カンボジアから完全撤兵し、カンボジア・ベトナム戦争が終結。
1991年、ベトナムと中国の関係正常化。
1993年2月、ベトナムとフランスが和解。
1995年7月、クリントン・アメリカ大統領がベトナムとの外交関係樹立を発表。
同月、東南アジア諸国連合 (ASEAN) はベトナムの加盟(7番目の加盟国)を認める。
1995年8月5日、ベトナムとアメリカが和解。
1996年1月、ASEAN自由貿易地域 (AFTA) に参加。
1998年、アジア太平洋経済協力 (APEC) 参加。
2003年、日越投資協定締結。
2007年1月11日、世界貿易機関 (WTO) に正式加盟。
とまあ、こんな感じです。
1990年代に入ってから多くの国々と和解を開始して国際社会に復帰することになった国ですので、まだまだ発展途上の国です。
そんな発展途上の国では、人件費などが圧倒的に安い状況ですから、生産拠点として進出する企業も多くある訳ですね。
この国の賃金相場ですが、公の正式なデータは調べりゃわかるのでしょうが、大都市で働いている連中だと、大体一ヶ月3万円くらいの水準かと思います。
職種や条件等によって異なってくるのですが、2万円~5万円程度の水準と考えて間違いないでしょう。
外資系企業などに勤めている連中は、グローバルな水準での報酬を受け取っていることも多いので、ベトナムにおいては法外な高給を受け取っているようですが・・・。
1990年代と比べると、現在は驚くほど物価や人件費が高騰している状況なのでしょうが、それでも新規進出には好条件が整った国と言えそうですよ。
そういえば、夜の盛り場でベトナム進出を検討しておられる中小企業の社長ともお会いしましたね~。
飲み屋で網を張っていれば、色んなことがあるかも知れません・・・。
ああ、長くなってきたので、今日はこの辺で。
こんな商品、欲しい人いますか? - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2013/11/15(金) 07:31
無事にしっかりとしたネット環境が整ったホテルに到着しました。
出張報告・・・というお題目での営業活動でもさせていただきましょうかね?
今回の海外出張の目的としては、日本の中古商品の販売および海外の金属資源の仕入が出張の目的です。
本日は、仕入れの部の活動である、「こんな商品がありますよ~」というご紹介をさせていただきますね。
金属資源と申しましても、鉄やアルミなどの鉄、非鉄金属を、わざわざ海外に仕入れに行っているわけではありません。
一応、金、銀、パラジウム、プラチナといった、貴金属、希少金属を含有した金属を仕入れるために出張に出掛けております。はい。
これらの金属の仕入れで難しい点は、純粋な金の塊や銀の塊を買う訳でなく、目に見えない形で含まれているものを買う・・・という点にあります。
目には見えてないんだけれども、「おそらく、コレくらい含まれているだろう」という、経験と勘とだけで判断して商品を仕入れるという、極めてアバウトかつ恐ろしい仕事を行っているんです。
現物を見て、そのつど価値を判断して仕入を行うという点では、市場でのセリで仕入れを行う人たちも同じなのかな?
よく、マグロの尾の切り口を見て脂の乗り具合なんかを判断し、仕入れを行う人たちをテレビで見ることがありますが、まさにあんなものです。
想像ですが、生か冷凍かも不明で、尾の切り口を見ることが出来ないでマグロを仕入れる・・・みたいな条件が、貴金属含有屑である「基板」の仕入れですわ。
そんな不安定な仕事ですので、定期的に同じものを仕入れることが出来れば、失敗が少なくて済みます。
過去実績をもとに価値が判断できる訳ですので、取引を重ねれば目利きもクソも必要なくなります。
常にそんな仕事を求めていますが、なかなかうまい話はありません。
今回、「定期的に同じ商品が排出される」という条件に見合ったものは、2種類ほど見つかりました。
まず、2枚ほど画像をご覧頂きましょう。


プロの方であれば、何の基板かは簡単にお分かりいただけるかと思います。
そう。アレの基板です。
同じものばかり、月間かなりのトン数が入荷可能なのですが、何しろ価格がギリギリなのです。
思わず、「アンタら、どれくらいの品位か知っているだろう?」と突っ込みたくなるような価格を先方は提示してきました・・・。
損する事は無いだろうけど、私のように小資本で一発を狙う、すなわちハイリスク、ハイリターンを目指す人間には不向きだと考えます。
大金を持っておられて、ローリスク、ローリターンを志向する方には良いでしょうねえ~。
私も、もう少しお金持ちなら、こんな仕事をやりますが・・・。
もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら、弊社までご連絡ください。
普通の商社を遥かに下回る、格安の手数料のみで引っ張ってきますから。
あと、定期的に排出される同一商品としては、下の画像のものもあります。
これも比較的お馴染みのものですね~。
こちらは、このモノ自体を一度分析してみないと、現時点での品位は不明なのですが、ほぼ間違いなく「アンタら、品位を知っているだろう?」と突っ込みたくなるような価格を提示してきていると想像します。
世の中、うまい話はないですからね~。
こちらも上の商品と同じことになるでしょう。
ローリスク、ローリターンを志向される方は、弊社までお問い合わせください。

そんなところで、本日の出張報告は終了させていただきます。
次回の報告をお楽しみに~。
無事に
出張報告・・・というお題目での営業活動でもさせていただきましょうかね?
今回の海外出張の目的としては、日本の中古商品の販売および海外の金属資源の仕入が出張の目的です。
本日は、仕入れの部の活動である、「こんな商品がありますよ~」というご紹介をさせていただきますね。
金属資源と申しましても、鉄やアルミなどの鉄、非鉄金属を、わざわざ海外に仕入れに行っているわけではありません。
一応、金、銀、パラジウム、プラチナといった、貴金属、希少金属を含有した金属を仕入れるために出張に出掛けております。はい。
これらの金属の仕入れで難しい点は、純粋な金の塊や銀の塊を買う訳でなく、目に見えない形で含まれているものを買う・・・という点にあります。
目には見えてないんだけれども、「おそらく、コレくらい含まれているだろう」という、経験と勘とだけで判断して商品を仕入れるという、極めてアバウトかつ恐ろしい仕事を行っているんです。
現物を見て、そのつど価値を判断して仕入を行うという点では、市場でのセリで仕入れを行う人たちも同じなのかな?
よく、マグロの尾の切り口を見て脂の乗り具合なんかを判断し、仕入れを行う人たちをテレビで見ることがありますが、まさにあんなものです。
想像ですが、生か冷凍かも不明で、尾の切り口を見ることが出来ないでマグロを仕入れる・・・みたいな条件が、貴金属含有屑である「基板」の仕入れですわ。
そんな不安定な仕事ですので、定期的に同じものを仕入れることが出来れば、失敗が少なくて済みます。
過去実績をもとに価値が判断できる訳ですので、取引を重ねれば目利きもクソも必要なくなります。
常にそんな仕事を求めていますが、なかなかうまい話はありません。
今回、「定期的に同じ商品が排出される」という条件に見合ったものは、2種類ほど見つかりました。
まず、2枚ほど画像をご覧頂きましょう。


プロの方であれば、何の基板かは簡単にお分かりいただけるかと思います。
そう。アレの基板です。
同じものばかり、月間かなりのトン数が入荷可能なのですが、何しろ価格がギリギリなのです。
思わず、「アンタら、どれくらいの品位か知っているだろう?」と突っ込みたくなるような価格を先方は提示してきました・・・。
損する事は無いだろうけど、私のように小資本で一発を狙う、すなわちハイリスク、ハイリターンを目指す人間には不向きだと考えます。
大金を持っておられて、ローリスク、ローリターンを志向する方には良いでしょうねえ~。
私も、もう少しお金持ちなら、こんな仕事をやりますが・・・。
もし、ご希望の方がいらっしゃいましたら、弊社までご連絡ください。
普通の商社を遥かに下回る、格安の手数料のみで引っ張ってきますから。
あと、定期的に排出される同一商品としては、下の画像のものもあります。
これも比較的お馴染みのものですね~。
こちらは、このモノ自体を一度分析してみないと、現時点での品位は不明なのですが、ほぼ間違いなく「アンタら、品位を知っているだろう?」と突っ込みたくなるような価格を提示してきていると想像します。
世の中、うまい話はないですからね~。
こちらも上の商品と同じことになるでしょう。
ローリスク、ローリターンを志向される方は、弊社までお問い合わせください。

そんなところで、本日の出張報告は終了させていただきます。
次回の報告をお楽しみに~。
無事に
生存報告 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2013/11/14(木) 10:08
ネット環境、通信事情によりブログ更新が滞っており、申し訳ございません。
現在、私ホリグモンは東南アジア某国の地方都市に到着しました。
今日の午後にはWi-Fi環境の整ったホテルにチェックインできる予定ですが、現在は非常に不安定な公衆WiーFiを使用しておりますので、とりあえず生存報告のみとさせていただきます。
実は、先ほどキチンとした記事を書いて送信したら、エラーで消えてしまったんですけどね・・・。
そんなトラブルも発展途上国の地方都市ならしょうがない!
くじけずに、負けずに頑張ります!
え~、出張レポートはまた明日ということで。
現在、私ホリグモンは東南アジア某国の地方都市に到着しました。
今日の午後にはWi-Fi環境の整ったホテルにチェックインできる予定ですが、現在は非常に不安定な公衆WiーFiを使用しておりますので、とりあえず生存報告のみとさせていただきます。
実は、先ほどキチンとした記事を書いて送信したら、エラーで消えてしまったんですけどね・・・。
そんなトラブルも発展途上国の地方都市ならしょうがない!
くじけずに、負けずに頑張ります!
え~、出張レポートはまた明日ということで。
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