社長の独り言 2017/1/18
22年経過 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2017/01/18(水) 06:43
昨日で22年を経過したことになる、阪神淡路大震災。
当時兵庫県西宮市に住んでいた私にとって、自ら経験したことのある、唯一の大規模災害です。
その後、より新しく大規模な災害である東日本大震災のインパクトがあまりにも強いため、何らかの関係がある方を除いては、記憶がかなり薄れているかと思います。
しかし大都市で発生した大地震としては、「最新のもの」であることには変わりないはず。
大都市で大規模災害が起こると、それはそれは大変ですよ~。
まず、相当のライフラインが破壊され、しばらくは不自由な生活になります。
水道、電気、ガスなどが止まった状態のマンション暮らしなんて、想像するだけでも恐ろしい。
田舎であれば、地域の中でわずかながらも井戸が残っていることが多いし、焚き火で暖を取ったり、調理も出来る。
薪で焚く風呂だって残っているところがあるし、即席でドラム缶風呂を作ってもいいかも。
田舎暮らしなら、水道や電気、ガスなどのライフラインが止まっていても、何とかする自信がありますが、都市部のマンションなんかに住んでいると、私ならお手上げです。
東京も名古屋も、いつかは大地震に見舞われることは間違いないでしょう。
自分や家族の命を守ること、どうやってライフライン無しで生活するのか、どうやって通勤するのかを、よく考えておいた方が良いですよ。
おそらく当ブログをお読みの方は、何かの仕事をしていらっしゃる方が多いかと思います。
事態をより悲惨(?)にさせるのは、自宅付近で被害の大きな災害が起き、勤務先付近では被害が無い、あるいは被害小さい場合でしょう。
自宅ではサバイバルのような生活を強いられながら、いつもと同じように働かざるを得ない状況になります。
通勤手段の確保を含めて、コレは結構辛いでしょうね。
リックサックを背負い、懐中電灯を持って、瓦礫の中を電車が動いている駅まで長時間歩き、電車に乗って大阪へ出てみれば、何事も無かったかのような別世界・・・と言う状況でした。
阪神方面に住む人は皆同じだったのですが、それ以外の地域に住む人から見れば、「ああ、あの人たち被災者ね」という感じです。
「大変ですね」と言ってもらえますが、仕事が減る訳でもない。
私が震災に見舞われたときは独り者でしたから、さっさと被災地から離れて通勤しやすい場所に一時転居することが出来ましたが、家庭があると、それも中々難しいです。
命を守るための手立てを準備しておくことが最優先ではあります。
しかし、どうやって家族などの面倒を見るか、どうやって通勤するかなど、生き残った後の生活のことまで考えて行動するのが宜しいかと思います。
やはり百聞は一見に如かずというか、身をもって体験しないと分からないと言うか、私なんかだと、より新しい東日本大震災の記憶は、風化していると言っても良いでしょう。
自分が何の被害も受けなかったら、そんなものです。
しかし災害大国の日本に住んでいる限り、一生に一度くらいは大規模な災害に遭遇する可能性が高いかと思います。
いつも備えを忘れずにね。
さて、今週の私は比較的穏やかに東京営業所で過ごしています。
月曜日から多くの臨時スタッフに来てもらい、商品(中古自転車)の出荷準備=片付けをしてもらっているので、現場への私の出番がありません。
せいぜい、「このクオリティの商品は、AランクかBランクか?」とか、「これはロードバイクか、それともストレート自転車か?」など、現時点での基準を、スタッフに指導するくらいのものです。
これらの判断が、「当社の商品クオリティ」を決定することになりますので、結構大切な仕事です。
中古自転車という商品は、
新車と違い、一台一台の状態が異なる中古。
クルマと違い、一台一台の値段を決める訳でなく、「まとめていくら」の値付けをする。
ちょっと違うかもしれませんが、福袋を作るような作業になるので、クオリティコントロールが重要なのです。
状態良好の自転車ばかりを販売するなら、何も苦労はありません。
しかし、それでは商売としては旨みに欠ける訳で、ある程度は状態の良くないものも詰め合わせで入れざるを得ません。
経営的な判断としてはね。
難しいのは、いつも同じ基準ではダメだということです。
市場・状況は、刻一刻と変化しています。
送り先国の状況によって、「今はこのタイプの自転車が品薄だから、コンディションがあまり問われない」とか、「今の季節は子供用自転車が売れないから、コンディションにうるさい」など、かなり細かい配慮が必要なんです。
相手国の人間も、我々も、これでメシを喰っているプロですから、しっかりと情報を取って臨機応変に対応する必要があります。
いずれにせよ、今週は多くの臨時スタッフが来てくれているおかげで、トラックを運転することも無く、何百台もの自転車を積み下ろしすることも無く、平穏にそんな仕事をしております。
今週末か、来週の週初めには、一度名古屋に戻る予定です。
立ち上げの時期だから東京営業所に張り付きになるのはやむを得ないのですが、名古屋を放置している訳にも行きません。
たまには自宅にも戻らないといけませんしね。
前回自宅へ戻った時に感じたのですが、すでに私の居場所は自宅内で縮小気味です。
一週間に一度自宅へ帰るくらいだと、「住人」としての位置をキープ出来ますが、それを超えると、悪く言えば家庭内の「異物」、よく言っても「お客さん」みたいな扱いになってしまうような気がします。
年末年始に何度かブログに登場した私の息子が、家を離れて寮に入寮することになった時でも、3カ月も離れて暮らすと、家庭内の異物になっていました。
私はそうでもなかったのですが、面倒を見る嫁からすれば、帰省して来る=面倒が増える ということになります。
自分のお腹を痛めて産んだ可愛い子供でも、そういう位置付けになる訳ですから、旦那が家庭内の異物になると一体どうなるか?
大体想像できると思います。(笑)
多分、一か月に一回しか帰らないようなペースになると、「これまでの家庭」は壊れますね。
私抜きでの新しい家族の生活リズムが出来上がり、それに合わせて人間関係にも変化が現れるだろうと予想します。
理想的には毎週一回の帰宅でしょうね。
さすがにそれは難しいから、2週間に一回くらいは家に帰ったほうが良いな。
最低でも月一回くらいは・・・
私はあちこちを飛び回っていますから、家庭は放置しているようなイメージを持っておられる方も多いかもしれません。
でも私なりには大切にしています。
私は家庭のために仕事をしているのであって、仕事は目的ではなく手段です。
その点は、零細企業のオッサンも、大企業のサラリーマンでも同じですよ。
問題は、給料(役員報酬)がクソ安いこと。
仕事をしている時間で考えれば、間違いなく最低賃金を下回りますし、残業手当も休日出勤手当もありません。
しかも中小零細企業の経営者の場合、個人的責任まで追及される契約が多くあります。
「やってられるか!?」というのが正直なところでしょう。
今の給料(役員報酬)ならば、勤務時間は9時15分から16時45分まで。土・日・祝は休みで、有給休暇もフル消化くらいじゃないと。
何だか最後は訳の分からない話になりましたが、今日も一日がんばりましょう。
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