社長の独り言 2014/8/4
輸出が困難に? - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2014/08/04(月) 05:36
東南アジア某国向けの中古機械輸出がストップするようだ・・・との噂が駆け巡っております。
「噂」と表現したのには理由がありまして、現時点では確証を得ることができていないのです。
日本から発展途上国向けには、様々な中古機器や中古機械が輸出されています。
当社の取り扱い商品を見ていただいてもわかると思いますが、本当に多種多様な中古製品が海外へ向けて出荷されています。
ただ、出荷先である海外の国々では、様々な思惑により輸入を規制していることがあります。
自国製造業を保護するための規制であったり、自動車の右ハンドル左ハンドルに代表されるような、国内秩序の維持のためであったり、輸入規制を行う事情は様々です。
また、貿易赤字を抑制するため、あるいは特定国からの輸入を減少させるためなど、政治色の濃い事情を原因としていることもあります。
規制を掛ける理由に困るような場合、環境問題のような、訳のわからない屁理屈をこじつける場合もあります。
日本などは環境問題を持ち出されると、自らが輸入規制をしなくても勝手に輸出規制をしてくれますから、本当にチョロイ相手ですね。
ふん!
この話をすると不機嫌になるから止めておきましょう。
さて、今回のように海外の国が輸入規制を掛けることによって、輸出ができなくなる可能性が生じることは、比較的よくある話です。
このような場合、本当にストップしてしまう場合と、何だかんだで従来どおり続けられる場合とに分かれるのです。
日本のようなキッチリとした(?)先進国でさえも、似たようなことは起こります。
例えば、「OECD加盟国以外からの輸入はダメ」な商品があったとします。
加盟国以外の国からは全く輸入できないかと思えば、サンプルを検査して問題なければOKであったりね・・・。
文面だけを読めばアウトでも、実態というか実務上はセーフなんて話は、あちこちにあるわけです。
日本でさえもそのような実態ですから、発展途上国の国々なんて、実際にどうなるかは運用が始まってみないと全くわかりません。
日本でのサンプル検査の例のように、例外措置的な方法でOKな場合もあるでしょう。
面白いのは、解釈次第でOKになる場合です。
例えば、中古自動車の輸入が禁止になったとします。
従来は、自動車をそのままコンテナに詰め込んでいたのですが、自動車の輸入が禁止になったので、車輪だけをすべて外して、自動車パーツという名目に変えて、従来どおり送り続けるような方法です。
それでもダメな場合、最後は賄賂(ワイロ)で通関するという方法です。
賄賂さえ贈れば、大多数の国では何でもアリですからね~。
今回、中古機械の輸出がストップすると噂になっている国でも、確実に賄賂が通用します。
その意味では、今後日本から輸出不可能になることは100%有り得ません。
その気になれば、必ず継続して送り続けることが出来るでしょう・・・。
ただし、ビジネスとして継続できるかどうかは別の話なのです。
今回、新たな規制が加わる某国ですが、かつては中古自転車の主要輸出先の一つでした。
ところが現在では、ほぼ輸出がストップしています。
賄賂さえ払えば継続して送り続ける事が可能なのですが、賄賂の金額が高すぎるのです。
役人が本当にアホばっかりなので、適正な賄賂の金額がわからないんですね~。
自転車なんて、目一杯コンテナに詰め込んでも、コンテナ一本あたり100万円にも満たない安価な商品です。
そんなコンテナに、何十万円や時には100万円近いワイロを要求して、誰が払うかっちゅうねん。
コンテナ放り出して、ドロンしたほうがマシじゃ!
てな訳でして、適正金額の賄賂で通関出来るなら、何があっても送り続ける事が出来ますし、法外なワイロを要求されると、事実上というか、本当にストップしてしまうんですね~。
そんな前例のある国ですから、新制度が始まってみないと、どうなるのかはJETROでさえもわかりません。
あ、念のためご説明しておきますが、賄賂なんかは弊社が直接払うような話ではありません。
弊社と取引先の決済は、弊社ヤード渡しであったり、本船上渡しであったりします。
したがって、引渡しが完了した後の商品をめぐって、賄賂が横行しようが、犯罪があろうが、知ったことではありません。
送り先国での脱税や密輸を助長するつもりもありませんし、現実はそんなものなのか、私の妄想なのかも知りません。
私は、日本国の法令を遵守することは当然として、これにプラスアルファで、北朝鮮に流れる可能性が考えられるような取引を行わないなどの、一定のモラルに基づいた自主規制ルールで取引するだけです。
何にせよ、8月中旬以降に該当商品の相場が急変する可能性が大いにあります。
「該当商品が何か?」は、ブログでは公表しません。
急激に該当商品の取引が急増することを避けたいですしね~。
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