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社長の独り言 2016/6

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現地レポ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/06/17(金) 05:16


水曜日は帰国のための移動日でした。


このため、ブログ更新をお休みさせていただきました・・・というのが公式発表ですが、実はネットが繋がらなくて、どうにもなりませんでした。


海外出張ではよくあることですので、諦めの境地に到達しています。





さて、今日は海外出張の現地レポートでもしましょうかね。





前回も申し上げたかと思いますが、出張の主な目的は、中古自転車セールスです。





販売状況が結構苦しい中、東南アジアは雨期に入ってしまいました。


秋の雨期明けまでの間、どうやって凌いでいくかというのは、結構大きな問題なのです。





結論から申し上げると、新規取引先の開拓も出来ましたし、既存取引先との意思疎通も出来た。


自分でも、「よくやったな」と思います。





すでに現地メシには飽き飽きしていて、食事は苦痛に近い。


一応ダイエット中のため、酒でそれを誤魔化す訳にもいかない。





環境に順応する力が高い・・・と自負していたのですが、最近では匂いを嗅いだだけでも食欲を無くすほど、現地メシを嫌っています。


多分、「これは無理!」という食事でも、相手の顔を立てるために我慢して食べるものだから、かえって嫌いになってしまったのだと思います。





日本の食事でも好き嫌いが多少はありますが、毎日嫌いなものばかり食べていたら、そりゃ「嫌い」に拍車がかかるというものです。


西洋人向きの飲食店か、中華料理、日本料理の店を転々とするほかに方法は無いようです。





さて、中古自転車販売先の現地国へ行くと、刻々と状況が変化しているのがよく分かります。


先月は良かったのに、急にダメになった・・・というような商品もありますし、逆のパターンもあります。




しかしどちらかというと、状況が悪化した商材のほうが多くて、苦労が絶えないところです。


ただ一つだけ、最近のトレンドとして断言できることがあります。






それは、「品質に対する要求が、益々厳しくなっている」という点です。





品質の中で、一番問題視されるのが「新しさ」です。


劣化が進み、サビが多く出たり、退色が進んだような自転車は、スクラップのような扱いです。





輸送費や税金を払って、はるばる遠い異国までスクラップをコンテナで送っているようでは、売り手も買い手もビジネスになりません。


より一層の品質向上が必要ですね。





何か具体的な例を挙げましょうか。


そうですね~。


「何年落ち位の自転車までOKか?」で申し上げましょう。





自転車の場合、製造年を特定するのが困難なので、あくまでイメージなのですが、平均的には5~6年使用して、不要になった自転車なら大丈夫でしょう。


中学・高校と6年間使った自転車、大学の4年間使った自転車、通勤用に5~6年使った自転車くらいまでが、輸出用の中古自転車として需要がある。





これより古いようなものは、鉄スクラップにしかならない。


こんなイメージですね。





中古自転車業界に関係していない人なら、「そんなものかなあ」と思われるかもしれません。


しかし以前は「10年くらいは全く問題ない」という感じでしたから、最近は本当に、高品質の自転車しか受け入れられなくなって来ているという事です。




原因はいろいろあるでしょうが、やはり中国製の新品自転車価格が相当下がっているのが、最大の原因かと思います。


今回の出張では3か国を回ったのですが、口を揃えて同じことを言っていました。


「自転車もオートバイも、中国製新品の価格が急に下がった」と。





美品の自転車なら、中古でも中国製の新品より高く売れることも多い。


しかし劣化が進んだものは誰も買わず、中国製の新品が選ばれる。


そんな時代へと変化したのです。





「まだ乗れるから」という感覚で中古自転車を送っても、誰も買いません。


抜本的な意識改革をしないと、既存の顧客さえも逃げていきます。


当社も、どうやってこの時代の波に対応していくか、戦略が必要なところです。





さて、海外へ出ると色々と驚くことがたくさんあるのですが、まずは次の画像をご覧ください。





「自転車を運ぶ女性たち」です。





35℃オーバーの暑さの中、若い女性たちが自転車を運んでいます。


その距離、約100m。





画像に移っている女性たちは、割とガッシリした女性に見えますが、華奢な美人さんもいましたよ。


自転車一台が15?として、皆さん2台ずつ持っていますから、合計で約30kg。




体重45kgほどの女性が、30kgの自転車を100mほど歩いて担いでいきます。


何往復も、何往復も歩いて・・・。





その姿を見ていると、感動すら覚えます。





「女性なのに、本当によく頑張りますね」という話をしていたのですが、彼女たちが過酷な仕事に従事している理由をいくつか聞きました。


まず最大の原因は、パートタイム的な短時間労働の仕事が少ない事だそうです。






日本と違って求人はフルタイムの仕事ばかりなので、家事を兼業しなければならない女性は、こういったスポット的な肉体労働に従事するしかない。


あと東南アジアの男は、ロクに仕事をしないのが多いので、ダメ亭主に代わって家計を支えている女性も多いそうです。


羨ましいやら、悲しいやら・・・。





う~ん。


弊社スタッフを含めて、中古自転車に携わる人たちに見てもらいたいですね。





自転車の仕事は大変です。


3Kそのままの仕事ですから。





でもね、海外では女性も多く携わっている仕事です。


泣き言を言わないで、男を見せんかい!?







もう一枚、画像をご紹介しましょう。






コンテナから中古冷蔵庫を降ろし、トラックへ移しているところです。





シャッターを押したタイミングでは、男の子だけが積み込み作業をしているように見えるのですが、トラック周辺に多くの女の子が映っています。


私が見ていたところ、コンテナからトラックの荷台まで冷蔵庫を移すのが女の子の仕事で、荷台を整理するのは男の子の仕事。





冷蔵庫の積み降ろしも、決して楽な仕事ではない・・・というか、キツイ仕事だと思うのですが、ここでは「少年少女の仕事」です。


「文句言わずに働け」


そういう事かなと思いましたです。はい。

背筋の冷たくなる話 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/06/13(月) 05:30


海外出張に出ました。


水曜日のフライトで帰国し、木曜日の朝に名古屋へ戻る予定になっています。





今回の出張ですが、各種の小さな案件を進捗させるという事と、本業(?)を進めるための下交渉という2点を目的にしています。





小さな案件というのはですね、例えばミャンマーでの飲食業開業のためにサポートを求められておりまして、そのアドバイスであったり、新規取扱商品のサンプルを持って行って、顧客の反応をうかがったりするなど、色んなことをやります。


当社の中核事業とは直接関係のない仕事ばかりですが、多くの種を撒いておけば、いつかは大きな花に育つものがあるかもしれませんからね。





必ず当てなければならない仕事ではないので、そういう意味では気楽な仕事です。





本業のほうですが、やはり中古自転車の輸出事業に関する仕事です。


一時に比べると、やや状況が改善したかな?


そんな感があるのですが、まだまだ変化を加えていかないと、「強い業者」になることが出来ません。





「強い業者」っていうのは、最低コストで仕事が出来て、滞ることなく継続的に、最高クラスの価格で販売できる業者という事になるかと思います。


違います?





難しいことを考えないで、シンプルに。





いかにコストをかけずに輸出するか?


継続的に、高値で売るか?






複数の答えが存在する問題だと思うのですが、曲がりなりにも自分が本業としている仕事ですから、突き詰めて考えれば、自分なりの答が出てきます。


正直、現状はまだまだですね。





というか、現状は失格と言われてもしょうがない。


まずコスト引き下げで言えば、現状はあまりにもお粗末ですな。





ザルに水を流し込んでいるようなモノ...と言われてもしょうがない。


ただあまり現実離れしたことは出来ませんから、総合的に状況に変化を加えないといけないのかなと思います。





コスト引き下げのために、直接的な経費引き下げを目論むのではなく、場合によっては逆をやって、総合的に見た生産性を上げる...とかね。





簡単な例で言うと、現状がコスト高であったとして、コスト引き下げのために無駄を切り捨てるという発想と、逆に仕事を増やして全体の生産性を向上させるという考え方もあります。


何がベストな選択なのか、慎重な判断が必要だし、私の体と同じで贅肉=悪とは限りません。


贅肉=非常時の備え・・・ですから。






難しい問題ですが、会社に生産性向上が求められているのは事実。


そのためには、何かを切り捨てないといけないのは間違いないし、合わせ技で考えうる限りの変化を加えないといけない。





抽象的な表現ばかりで恐縮ですが、何か変化を加えようと試みたとき、ビジネスの関係者各位の同意や協力を得ないと、実現することが難しいです。


その同意や協力を得るために、灼熱の太陽の下で仕事しています。





状況の進捗に合わせて、「こんなことをやってますねん」と、皆さまにもお知らせしますね。







続いては、本題(?)であるバカ話を。





今回の出張では、到着早々アクシデントがございました。


そのお話から。





今回の出張では、名古屋を朝に出発して、現地に到着したのが同日の夕方5時ごろ。


ホテルに着くと、日本時間では夜の9時ごろでしたから、「メシ食って寝よう」と考えていました。





ところが、一人の人物が面会を申し込んできました。


とても面倒だったのですが、「美味しいハンバーガー屋さんがあるので、ご馳走する」ということ。





空腹であったこと、およびご当地の西洋料理(?)は結構レベルが高いので、夜10時という遅いアポイントでしたが、受けました。





約束通り、夜10時にホテルで合流することが出来、早速ハンバーガー屋さんへ出向こうと思ったのですが、デリバリー専門だとのこと。


しょうがないので、私の部屋に戻って、ハンバーガーの到着を待つことに。





デリバリー自体は、ものの10分ほどで到着しました。


疲れていて、画像を撮影するのを忘れたのは、申し訳ない事です。





あ、今回ですね、初めて「ドリアン」という果物を食べました。


「果物の王様」と言われることもあるそうですが、とても臭いという話も有名です。








パイナップルみたいにイガイガの殻を切ると、中には画像のような種の部分が入っています。


全体の大きさからすると、わずかな量です。





このタケノコみたいな部分を食べる訳ですが、8割方はタネです。


タネの周りに付いている果肉を、少々かじらせて頂く・・・という感じになります。





味は、よく言われているように濃厚なチーズみたいで美味しいです。


でも、日本のイチゴ、メロン、桃なんかと比べて、どちらが美味いかと問われれば、私は躊躇なくイチゴやメロンなんかが美味いと答えます。


まあ、そういうモノです。




問題の「匂い」ですが、私には「シュウマイの香り」に感じられました。


シュウマイを食べるとき、ギョウザとは違う独特の香りがしますが、アレです。





そういう意味では、確かに臭みがあるものの、体験したことのある臭みですから、それほど気になりませんでした。


でも、味はそんなものです。





もし本当に日本人の口に合うなら、臭かろうが、何であろうが、もっと日本に入ってきているハズですよね~。


日本で身近にない食べ物で、掘り出し物みたいに美味しい食べ物は無い。


そう考えておいて、ほぼ間違いありません。






さて、話をハンバーガーに戻しますね。


配達されてきたハンバーガーは、マフィンみたいに弾力性があるバンズに、チキンがメインに挟んであるバーガーだったのですが、これが旨かったです。





正直、また食べたいと思う、ハンバーガーでした。





え~と。


ハンバーガーが届けられたとき、私は彼女にハンバーガー代に加えて、日本円で数千円分のお金を渡しました。





貧乏であることを知っている女性に、ハンバーガーを奢ってもらう訳にはいかないし、最近、バイクで大きな怪我を負ったという連絡も受けていましたから、お見舞いの意味も兼ねてですね。





さて、ハンバーガーを食べ終わりました。


長旅で疲れてるので、コーヒーの一杯でも飲んだら、早々にお引き取り願いたいところです。






ハンバーガーを食べ終わると、何か頼み事があると話し出しました。


そら来た。






まあ、カネの無心だろう・・・と私は考えました。


相手はそれほど不真面目な方ではありませんが、これまでにも困った時にはカネの無心をされたことがあります。





それが納得できる事情であるときは、応じたこともあります。


今回はおそらく、怪我の治療費・・・ということになるのかな?


そのように予想しました。






ところが頼み事というのは、もっと簡単なことでした。


肩凝りが酷いので、ちょっと筋肉をほぐしてほしいとのこと。





なあんだ。


そんな事なら、お安い御用さ。





カネの無心か!?


そんな風に身構えていましたので、一気に警戒心が解けました。





そこが、私がまだまだ「甘ちゃん」な点であります。





マッサージの依頼を快諾すると、なんと彼女は上着を脱ぎ出しました。


はあ?





おい、服を脱がなくてもエエよ!





そんな私の話は受け入れられることなく、「マッサージに行くと、普通こうするでしょ?」という反論に対して、私に再反論の余地はありません。





仕方なく、マッサージを開始。


肩と背中をほぐしてと。オイ!上は向かなくていい。





・・・結局、時は流れ、全身くまなくマッサージね。





全くもう。


早朝に名古屋を出発して外国へ出てきて、こっちがマッサージして欲しいよ。





今から振り返ると、中々手の込んだ手口を見せてもらいました。


怪我は本当でしたが、治療費を捻出するために考え出された、円熟した手口・・・とでも言うんですかね?





お恥ずかしい話ですが、これを読まれた男性にとって、「そんな手口があるのか!」と、何かの参考になれば良いかと思い、書かせていただきました。





あ、最後に言っておきますとね、


私にマッサージしてもらった写真、あるいは私の部屋に来ている写真か何か、撮影して行ったようですよ。






それでね、まるで私が自分のボーイフレンドであるかのように装うつもりのようです。


だれがオマエみたいな危ない女と付き合うか!





女って、本当に怖いですね~。


バーべキュー - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/06/10(金) 05:35


炭水化物の摂取量を制限するダイエットに取り組んでから、早や40日。


ずいぶん体もスッキリし、最低目標(?)の体重には到達しました。





体の中に蓄積された脂肪が、ずいぶん消費された状態なのだと思います。


しかし長い年月をかけて蓄積した「皮下脂肪」は、なかなか落ちません。






正しい理解、表現なのかは分かりませんが、体全体としてはかなり小さくなったものの、体の表面にたっぷりと付いた贅肉は中々落ちていないという状態です。


シャツのサイズは一回りも二回りも小さくなったものの、ズボンのウエストは数センチしか変わっていない。





自分の体を鏡で見ると、アンバランスな体をしているので、笑ってしまいます。





炭水化物を断つだけのダイエットと言いながらも、大好きな酒も断っています。


炭水化物断ち=糖質断ち なのですが、大好きなビールは糖質の塊ですし、糖質ゼロのビール風飲料があるといっても、アルコール自体がダイエットには良くありません。





私の場合、長年自宅であろうが外であろうが、アルコールが夕食の友なのですが、コメ断ち、アルコール断ちで40日が経過しました。


・・・と言いながら、外で会食するときには、焼酎の水割りなんかを一杯だけ・・・程度に飲んでいますけどね。





40日の間に3~4回程度あったかな?


平素、焼酎5合くらいは飲める私ですが、今は焼酎の水割りを一杯飲んだだけで、ヘロヘロになります。





先日、東京神田で焼酎水割りを2杯目を頼んだ時なんかは、帰りの新幹線をもう少しで乗り過ごして、京都まで行ってしまうところでした。


とても省エネになった自分の体を喜んでいます。





私はダイエット自体には、あまり肯定的ではありません。



太りすぎは問題だとしても、私の身の周りでの経験を振り返ると、良く食べ、多少太り気味の方のほうが、高齢になってもパワフルだし、病気から生還する人も多いような気がしています。




大病をすると、どうしても体力勝負になりますし、体内にエネルギーの蓄えが少ない人は、エネルギー切れで早く死んでしまう。


これまでの経験から、そんなイメージを持っています。





今回、見苦しさを軽減する程度にまで皮下脂肪を落とすところまでダイエットするつもりですが、その後はある程度好きなものを食べて、飲んでの生活に戻り、適当な無駄肉を常備しておくつもりです。


あまりストイックなことをするのは苦手なんで、適当に食べ、飲みながら、気長にやりますわ。






さて、炭水化物を大幅に制限しているものの、肉、魚、卵などは、腹八分目程度には食べ放題の生活をしています。


予算の都合(?)で、肉は鶏肉か豚肉、魚はサバや鮭などがメインになるのですが、炭水化物を食べたいという欲望を抑えている分、その他の食べ物は好きなものを食べたいというのが人情です。




先日、どうしてもステーキ(ビーフ)が食べたくなりました。




「炭火焼の和牛ステーキを食べたい」という欲望です。





名古屋あたりでは、お隣の岐阜県の名産である飛騨牛なんかが、スーパーでも売られています。


飛騨牛のサーロインステーキなんか、最高ですね。






しかしステーキ店に飛騨牛のサーロインステーキなんかを食べに行くのは散財になるし、スーパーで肉を買って、自分でステーキを作る! というのがお得です。


当社はアウトドアの会社ですから、自社敷地内でバーベキューをするのが容易ですし、クソ田舎ですから、何の問題もない。





早速、材料調達のためにスーパーへ出向きました。





残念ながら、この日調達したのは、「飛騨牛」のサーロインステーキではなく、「国内産 黒毛和牛」のサーロインステーキです。


飛騨牛が無かったのも事実ですが、「20%引き」なんてシールが貼ってあるものを見つけると、たとえ飛騨牛が置いてあったとしても、20%引きを選ぶのが、私という人間です。









仕事中にもかかわらず、会社内で、一人バーベキュー開始じゃあ!


誰も見ていないしね・・・。





このブログ公開でスタッフにはバレますが、昼飯を自炊しているだけ・・・ということで、彼らにも理解してもらいましょう。









へへへ。


美味そうでしょ?





国内産黒毛和牛のサーロインステーキ、ものの一分ほどで完食してしまいました。


やっぱり、ビーフは和牛に限ります。


食べる頻度を落としてでも、外国産ビーフなんか食べずに、和牛を頂くのに限りますね。













せっかく炭火を起こしましたので、ついでに平時食である、チキンとパークも焼いておくことにしました。


焼けたものを袋に詰め、冷凍庫に放り込んでおきます。





こちらは、今ひとつでしたね。


炭の香りが出るのは良いのだけど、油が落ちすぎていけません。





個人的には、焼き立てを食べるなら炭火焼、保存後に食べるならフライパン調理のほうが良いような気がします。





どうでも良い話ばかりですいませんでした。


このところ、少しカタイ話が続いたような気がしましたので、たまには気分転換ということで。


司法を嗤う - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/06/08(水) 07:51


少し前のニュースですが、最初は検察と裁判セット・・・というか、両者揃って「大チョンボ」したニュースから。





上限超える求刑で2カ月長く服役

福岡地裁小倉支部で2014年にあった刑事裁判で、検察官が誤って上限を超える求刑をし、裁判所も気づかずに上限より2カ月長い懲役刑を言い渡していたと発表した。元被告は刑期を終えており、検事総長が最高裁に確定判決の誤りを正す非常上告を申し立てた。

 発表によると、元被告に求刑できる上限は1年だったが、地検小倉支部の検察官が刑法で定められた刑の減軽の計算を間違えて懲役1年6カ月を求刑。地裁小倉支部は14年3月に懲役1年2カ月の判決を言い渡し、確定した。元被告はその翌月から昨年5月まで服役したという。





司法のチョンボにより、違法に国民の自由を奪ったという大事件なのですが、あまり大きなニュースにはなりませんでしたね。


米軍人が飲酒運転で事故を起こしたくらいの些細なことで大ニュースにするくせに、国民の自由を奪うという大事件をロクに報道しないという、この国の歪んだ精神の表れでしょうか。





と、大きなことを言ったものの、つまるところ犯罪者が少々長く刑務所にブチ込まれても、大きな問題ではないということでしょう。


「基本的人権の侵害」という、大事件なんですけどね。


結局、飲酒運転と基本的人権の侵害という、問題の大小よりも、感情的なインパクトの強さだけでマスコミも国民も反応するということか。


ヒステリー女みたいだなあ・・・と思います。はい。







次は、多少新聞の紙面も割かれて報道されていたニュースです。





ハンセン病患者の「特別法廷」 最高裁が異例の謝罪

かつて裁判所がハンセン病の患者の裁判を隔離された療養所などで開いていた問題について、最高裁判所は「差別的に扱った疑いが強く、患者の人権と尊厳を傷つけた」とする報告書を公表し、異例の謝罪をしました。一方、有識者などから「憲法に違反していた」と指摘されていたことについては、認めませんでした。

海外取引に潜むリスク その2 災難 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/06/06(月) 05:27


前回のブログでは、日本の法令改正により「コンテナの重量を正確に計量しなければならなくなった」ということを書かせていただきました。


また、ついでに「ベトナムに中古製品輸出が出来なくなるかも?」という余談も書かせていただいたのですが、実はそちらのほうが本編だったかもしれませんね。





今日は「海外取引に潜むリスク」というお話自体の本編になるかもしれません。





実は5月30日、当社取引先である東南アジア某国の社長が逝去されました。


5月のゴールデンウィークを利用して海外出張に出た際にも、2回ほど会って商談を行ったばかりですので、正直ショックを隠すことが出来ません。











画像は、5月中旬にやり取りしていたメールの画像です。


「次のコンテナには、このバイクを入れてよ」というメールでした。


彼との最後のやり取りですね。





今回亡くなった方は、まだ新婚の若い男性でした。


事故死・・・だと聞きました。





私より一回り以上若い人間ですので、まさか死ぬなんて夢にも思わない。


しかし人間の未来なんて誰にも分かりません。


「明日がある」なんてことは考えずに、今日一日を精一杯生きていくしかないのだな・・・と、改めて教えられたような気がします。







さて、今日は「海外取引に潜むリスク」というのがテーマです。


もうお分かりいただけたと思いますが、「取引先の社長が、急に死んだらどうするの?」というのも、海外取引に潜む大きな問題です。





社長が死んでも、会社組織自体は盤石・・・という大企業はいいですよ。


でも取引先が、そんな会社であるケースは滅多にありません。





日本でも、中小零細企業の社長が急逝したら、大混乱に陥るだけならまだマシ。


事業継続が困難になる会社も少なくないでしょう。





発展途上国においては、言うまでもありません。





ちなみに弊社ですが、かなりリスクヘッジが進んでいます。





私は元々、生命保険会社での勤務経験がありますから、死亡リスクへの意識が高いので、事業承継に向けた対策がかなり進んでいます。


要するに、私が病死しても会社の借入金等は保険金で大部分が賄えるし、海外出張中に事故死でもしようものなら、嫁は万歳三唱でもしかねないくらいな状況・・・という事です。





また、「自分一人で仕事を抱え込むのは、悪」という、大きな組織で得た習性がありますから、私がいなくとも会社は回ります。


毎月毎月、私が約一週間の海外出張に出ていても、会社は何も困ることなく、通常営業しているのが何よりの証拠。





良く言えば、権限移譲が進み、組織だった業務が行われている。


悪く言えば、社長は何でも仕事を丸投げ。





社長急死の影響といえば、このブログが更新されなくなる事くらいですわ。


まあ、そういうことです。





話が逸れました。






これまで私は、海外との取引の際は、かなり慎重にコトを進めてきたつもりです。


一番の関心事は、「代金を間違いなく回収できるか」という点であることは間違いありません。





相手の会社の経営状況、社長の人間性などを自分の目で確認し、ベロンベロンになるまで酒を飲ませて、本音を引き出す。


担保・・・とまでは行きませんが、もしも相手が逃げた場合でも、日本在住者で追い込みをかける先があるかという点も必須です。





それらをクリアした相手だけ、最初は少額からの取引で相手の反応をうかがい、支払いや期日に関する意識がルーズな人間は排除していくなどの方法を取ります。


自分では、かなり慎重にやっていると思っています。





正直、20歳代の若者が突然死ぬ・・・なんてことは想定外でした。


理屈上は想定しなければならないことなんでしょうけど、現実問題として、どこかで線引きしないとリスクなんてキリが無いですから。





「コイツが明日、車にはねられて死んだらどうする?」とまで考えて取引するのは、正直これからも難しいですね・・・。


でも、「夢にも思わなかった」では済まされない。





済まされないんですけど、売掛金の回収はどうする?


突然、新婚の夫を失って悲嘆に暮れている、奨学金で日本留学中の奥さんに請求するか?





奨学金の留学生に、すぐ払えるとは思えない。


払えなかったら、ソープにでも沈めるか?





出来ないよねえ。





ああ、売掛金回収の話は、あくまで例え話ですよ。例え話。






もし日本で車にひかれて交通事故死したなら、最低でも保険金などが出ます。


状況によっては、慰謝料、補償金も。


人がこの世から消える代わりに、多少なりともカネの形で残りますから、リスクは小さい訳です。





しかい発展途上国では、そういう訳には行きません。


海外取引には、国内取引以上に、色んなリスクが潜んでいる・・・。





改めて、その事実を思い知らされました。

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