社長の独り言 2015/11/13
仲間募集中・・・ということで - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/11/13(金) 08:15
昨夜遅くに東京から戻って来て、久しぶりに名古屋営業所から更新しているのですが、何故か筆(?)が進まない。
こういう時もあるんです。精神的なものでしょうね。
そのせいで、更新時間が若干遅めになるかと思います。
精神状態が悪い訳ではありません。
それらしいことを何度か書きましたが、現在非常に多くの新規案件を抱えており、「前へ向かって進んでいる」という実感を強く持っております。
そういう意味では充足感があります。
ただ、少々疲れ気味だなとは感じます。
今朝も目を覚ますと6時半だったのですが、通常なら夜が明けても目が覚めないなんて考えられないことです。(私は目覚ましをセットしません)
体は正直ですので、健康には気をつけないと・・・。
さて、現在の当社を取り巻く状況なんですが、やはり自転車に関する業務に追われています。
前回更新の水曜日からの二日間だけでも、
・複数の仲間業者から「次のコンテナはまだか!?」と催促を受け、
・新規に月間数千台の案件が浮上し、
・九州から東北まで広い範囲での新規のお引き合いを受けています。
理由は簡単ですね。
まずは中古商品としての自転車の販売状況が芳しくないこと。
主に西アジア系のバイヤーたちは音信不通状態、東南アジア諸国も既存の取引先分で精一杯の状況ですから、コンテナの買い手が付きにくい状況です。
このため、新たな販路を求めているお客さんが多いですねえ。
ウチの手の内を明かすような話になりますが・・・
売り手市場から買い手市場に転じた時に売れなくなる原因は、売り手に原因があることが多いです。
平素から、信頼関係が出来る取り引きをしていないと考えて間違いないでしょう。
悪意があるかどうかは別にして、常に最高値の業者に売ることだけを考えていたり、良質の商品を提供していないと、買い手市場になったときに、真っ先に切られる訳です。
「あそこの商品は要らない」なんて言われないように注意しなければなりません。
おそらく皆さんの想像以上に、現地では厳しい目でチェックしています。
日本から送られてきたコンテナから自転車を下すとき、一台一台、細かくチェックしていますよ。
ほとんどの場合、輸出先相手国の人間の方が自転車ビジネスが長いですし、相手の方がプロだと思った方が良いです。
特定の人気自転車を抜き出して、その残りカスみたいなものを詰め合わせた自転車なんてすぐに見抜かれます。
良くあるのは、日本メーカー製だけを抜き出す、チェーンカバーが全面のものだけを抜き出す、特定のフレーム形状だけを抜き出す・・・などというやり方です。
我々もそうですが、相手も同じ自転車を扱うプロ同士です。
アンバランスな詰め合わせを見抜くなんて簡単ですし、どんな気持ちで商品を扱っているかまで見抜かれています。
そのような相手には、足元を見て安く買い叩くという手もあります。
だれも買いませんからね。
でも、私はそのようなやり方は好きじゃない。
いずれにせよ、新たな取引を求められた際には、慎重に「なぜウチを選んだのか?」を聞くようにしています。
従来の取引相手が買ってくれなくなったから・・・という理由だと、要注意ですね。
あと、鉄スクラップ価格の下落による影響が大きいですねえ。
これまで鉄スクラップとして自転車を処理していたものの、鉄スクラップ価格の大幅下落により、「中古自転車」としての取り扱いを考えるようになった方も多いです。
あるいは雑品相場の下落により、中古自転車市場に参入することにより生き残りを図る方もおられます。
お引き合いを頂く動機としては、こちらも安心できるお相手ですね。
実は明日土曜日、初めて自転車コンテナの積み込みをされるお客さんがいらっしゃいます。
これまで雑品中心の商いをしておられたのですが、半年くらい前から中古自転車を扱うプレイヤーへ変化することを望んで準備してこられました。
ウチも全面的にバックアップさせて頂いています。
自転車の分類や検収などの基礎知識教育から始まり、集めた自転車は全部売ってあげる、コンテナ積み込みの方法を教えてあげる・・・までをフォローすることを約束したのです。
で、明日が初めてのコンテナ積み込み日となり、明日は名古屋からスタッフを派遣して積み込み作業をお手伝いします。
「ノウハウを全部教えて大丈夫か?」というご指摘もいただくのですが、自転車を集めてコンテナに積むだけで生き残っていけるほど、中古自転車ビジネスは甘くないのです。
おそらく、中古自転車事業で生き残っていくための方法としては、
1.販売先相手国と直接に太いパイプを持つ
2.自転車以外に魅力ある輸出用中古商品を持ち、抱き合わせのイメージで販売していく
どちらかの方法になるかと思います。
え?ウチですか?
当然ながら、「1.」と「2.」双方を持ち合わすことを目指しております。はい。
少々エラそうな物言いになっていないか、心配しながら書いているのですが、ほぼ本音やギリギリの内幕を書かせて頂いているつもりです。
当ブログは外国人では読めないし、アホウでは意味が分からない程度の事を書かせて頂いているつもりです。
記事をお読みいただいて、面白いとまで感じて頂くことは贅沢としても、ご理解をいただける方をターゲットとして書いています。
これから私たちのようなスクラップや中古屋にとって、非常に困難な状況が訪れるであろうということは、ほぼ確実かと思います。
そんな中で生き残っていくためには、助け合うことが出来るほどの強固な信頼関係がある仲間が多く必要かなと考えているのです。
「仲間募集中!」というのが、最近の記事の目的ですね。
仲間同士で、最新の正しい情報を交換し合うことが出来れば、我々のような小さな企業体でも生き残っていくことが出来るんじゃない?
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