社長の独り言 2014/2/7
旧正月明け - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2014/02/07(金) 05:59
ようやく今日が中国の旧正月明けになるのかな?
国単位では中国、台湾、韓国、ベトナムあたりが旧正月の休日があるようですが、休日の期間や時期は国それぞれで少しずつ違うみたいですね。
ただ、本家本元(?)の中国では、2月7日が休み明け・・・となる方が多いようです。
私たちの業界は、嫌でも中国と密接な関係にあるものですから、およそ一週間にわたる中国の休暇で大きな影響を受けます。
身近な例で申しますと、「単価が出ない」商品が多く発生します。
何しろ、買い手と連絡がつかないものですから、「いくら?」と聞かれても、想像でお答えするしかないという状況になるのです。
たかが一週間程度の休みではあるのですが、春節(旧正月)前と後で、買い手である中国人のマインドが「ガラッ」と変わってしまい、大幅に価格が変動することがよくあります。
本当に変わったのか、安く買い叩くための方便かは知りません。
でも、春節の長期休暇前だからという理由で1月の商品相場は下落し、春節明けは商品がダブついて相場が下落気味になります。
そんな訳で、1月と2月の約2ヶ月間、最終目的地が中国と推定される商品については、価格が下落傾向になるのです。
中国向きの商品って、何でしょうね?
今では、「中国だけ」が仕向け地の商品っていうのは相当少ないとは思います。
例えば、再生金属資源などは世界の工場である中国で需要が多いのは事実ですが、日本国内向きというのも当然存在します。
ただ、最大の需要家である中国が存在することによって、比較的高値というか、事業として成り立つくらいの相場を維持している商品が多いので、私たちの業界は中国抜きだと厳しいんですよね~。
再生金属資源はともかく、中古商品でも中国向きの商品ってあるんですねえ。
もちろん、表向きというか、我々が直接送る先は中国ではありません。
中国って、多くの中古商品は輸入禁止らしいですから。
私が自分の目で見た例で申し上げますね。
日本から東南アジアA国に中古テレビを送るルートがあります。
「A国に送る」と言っても、私どもは、「そう聞いただけ」あるいは「A国の港まで送る」だけですので、本当にA国へ行くのかどうかは知りません。
A国の隣にあるB国のリサイクル工場を訪問した際、多くのテレビをリサイクルしている光景を見ました。
一旦パーツにバラシて、リユースする商品と資源化する商品に丁寧に分別していたのが印象的でした。
人件費が安いから、間違いなく日本より細かく分別していましたので、残渣が出ないし、人力だから化石エネルギーを消費しないエコなリサイクルでしたよ。
さて、そのB国のリサイクル工場の社長に、「このテレビはどこから?」と聞くと、「A国経由で日本から」との答え。
「で、どこに売るの?」と聞くと、お約束通り、「中国」との答えです。
私たちは、「A国向き」ってことで出荷しているけど、結局のところ、最終目的地は中国・・・なんてことはよくある話です。
どんな商品が中国向きなのかを知りたければ、1月2月に価格が下落した商品は何か?と考えれば、答は出て来ますね。
あるいは、中国人のスクラップヤードで、彼らが得意としている商品は何か?と考えても、答が出てくるでしょう。
ま、中古商品の中では、パソコンなんかは中国人が得意とする代表商品ですかね?
それ以外はご自身で想像してみてください。
ずいぶん話が飛躍して、何の話かわからなくなりました・・・。
そうだ。
今日から旧正月明けなので、ようやくクソ中国人とも連絡がつくから、ちょっと仕事がやりやすくなります。
ありがとうございます・・・という話でした。
それでは皆様、殺人的な寒さの中ではありますが、今日もしっかり励みましょう!
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