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ブログ 2016/9

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営業所開設で頭が一廃・・・いや一杯 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/09/20(火) 05:42


現在、私のアタマの中は、関東地方で新営業所を開設する案件が大きなウエイトを占めています。


元々、複数の重要案件を同時進行で処理できない性質なものですから、アタマの中は営業所新設の件だけ・・・というのが正直なところです。





頭の良い人っていうのは、複数の案件を同時進行できる頭脳を持っているような気がします。


私のように残念なアタマしか持っていない人間は、複数案件を同時進行しようとすると、仕事のクオリティが落ちてしまうのです。


さして重要でない案件なら良いのですが、重要案件の場合は「一点集中」で対応するしかありません。





え~と。


それで、「ブログを書く」ということに対しても、エネルギーが向いて行きません。





正確に言うと、「新営業所開設の件以外、アタマの中に無いので、それしかネタがない」ということになるでしょうか?


まあ私の日記帳ですから、そんな話にお付き合いください。





現在、全力で行っているのは、「場所探し」です。


当初は、漠然と「東京か神奈川」ということで探し始めたのですが、徐々に候補地が絞り込まれてきました。





色々と検討した結果、やはり相模原や厚木、海老名といった、圏央道とのアクセスが良い地域が最適・・・という考えに至っております。





横浜港や東京港に近い地域・・・とも考えたんですけどね~。


輸出業者っていうのは、港に近い地域に拠点を置いていた方が、港までの物流コストを抑えられるので、基本的には有利です。





名古屋港の例でいうと、コンテナ港に近い地域にヤードを構えていると、ドレー費(コンテナ運送料金)がタダ同然のこともあります。


運送会社のトレーラー駐車場みたいな使い方をするんで、タダ同然になることもあるんです。





港からの距離によって、コンテナの運賃って大きく変わってきますからね~。


ウチのように週1回か週2回程度のコンテナしか出さない会社でも、一か月あたり数十万円の差になってくると思います。





だから港の近くで・・・とも考えて、物件を物色しておりました。


しかしよく考えてみると、新しい営業所を開設する主たる目的は、関東地方西部の各地へ集荷に出向くための拠点開設です。





港近くに営業所を開設すると、港までの物流コストが安くなりますが、集荷に出向く物流コストが上昇します。


これでは、何の意味もありません。





港までの距離、アクセスと、集荷に出向くバランスなどを考慮した結果、「圏央道とのアクセスが良い場所」という結論になりました。


拠点がある名古屋や埼玉との連携・・・という意味でも、やはり港近くでの営業所開設は時期尚早ということになりますね。





たったそれだけの結論を出すのに、自分のアタマの中では喧々諤々の議論がなされておりました。


そりゃあ時間もかかりますわ。





細かい事を気にしないで、パパッと決めてしまいたいのは山々です。


でもね、小さな条件の差でも、長い月日を積み重ねると、数百万円、数千万円の差になってくるんです。





出来るだけ妥協はしたくないし、ベストと思われる物件を確保したいですね~。


こうやって物件探しをしていると、約2年前に埼玉県加須市の現関東営業所を探していた時のことを思い出しますね。





あの時、圏央道沿線を何日も乗用車を走らせてウロウロしていました。


今度もその方法でやるか・・・。


PC再修理 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/09/16(金) 05:26


今年2月に購入し、4月には電源が入らなくなって無償修理に出した、私のノートパソコン。


今度は先日、残念なことに少々破損してしまいました。





飛行機の機内に持ち込んでいたのですが、座席上部にある機内持ち込み荷物の収納庫から落下するというトラブルで、破損したのです。





左下の部分に、ヒビが入っているのが分かりますかね?









外装の破損ですから、使用するには問題ないものの、まだ新しいノートパソコンの破損ですから少々ショック。


再び落下するなどのトラブルがあれば、命取りになる可能性もあるし、とりあえず修理しておこうか・・・?





そんな感覚で、以前修理の対応が良かったので気をよくしているサービスセンターに連絡し、修理(見積もり)を依頼しました。







このメーカーの修理は、宅配便でサービスセンターに送ると、まずは修理費の見積もりをしてくれます。


見積もりの内容でよければ、修理を実行してくれ、見積金額が気に入らなければ、発送に関する諸経費の負担だけで返却してくれるという仕組みです。





で、見積金額を見てビックリ。







画像の破損の修理、なんと51,250円の修理代でした!





正直、私の予想額(?)の倍くらいの金額でしたわ。





部品代と技術料を含めて、おそらく2万円以上にはなるだろう。


3万円以上の見積もりになれば、辞めておこうか・・・


そんな考えでした。





私の考え、甘かったなあ。


5万円オーバーとなると、新品の安物が買える値段ですので、今後の状況次第では、外装破損→全壊 へ発展するリスクは承知しつつ、修理を取りやめました。





修理をキャンセルしても、宅配代(往復?)の費用、約5千円は負担しなければなりません。


「無駄な出費」ではありますが、やむをえませんね。





参考までに申し上げておきますと、返却されてきた私のパソコンは、本体は勿論のこと、A/Cアダプターに至るまで、綺麗に清掃されていました。


宅配便代の出費は決して安くないものの、一円にもならない客に対して、真心を尽くしてもらった気分になりました。





このあたりは、「さすが」というべきでしょう。


修理に出したパソコン、見積もりが高いからキャンセルした。宅配便代も高いと思った。でも帰ってきたパソコンを見て、敬服。





顧客満足度を上げる方法って、色々あるもんですねえ。





価格を安くするという、安易な解決方法だけではダメ。


細かい話ですが、そんなことを学んだような気がします。









以下、愚痴です。





「なぜ飛行機内の収納スペースから落下したのか?」という話なんですが・・・。


実は正確に言うと、私が落とした訳ではありません。





飛行機が目的地に到着すると、「収納スペースの扉を開ける際、荷物が滑り落ちることがありますので、ご注意ください」というアナウンスが流れるのを記憶してますか?


まさに、ソレで落下しました。





飛行機が着陸してシートベルト着用サインが消えると、皆が一斉に立ち上がり、収納スペースの扉が開けられます。


すると私のパソコンが、床まで一気に滑り落ちました。





ムカつくことに、扉を開けたのは私ではありません。


少し離れた席に座っていたオッサンが、ベルト着用サインが消える前に、フライングで立ち上がり、私の席の上の扉を開けて、パソコンが滑り落ちた。




「しばいたろか!?」と思いましたよ。





まあ、収納スペースは私の独占物ではないし、パソコンが滑り落ちるような管理、収納状況であったことが問題なので、責任を追及することは出来ません。


怒りの持って行き場がないので、余計にムカつきます。





中国系と思しきオッサンは、当然知らんふり。


機内通路でオッサンの真後ろに立ち、チャンスがあれば膝裏に蹴りを入れてやろうと思っていたのですが、残念ながら好機は訪れず・・・。





あ、「チャンス」というのは、「確実に目撃者がいない状況で蹴りを入れるチャンス」という意味です。


傷害を目的として、本格的な蹴りを入れたい訳ではないのですが、「足が偶然当たった」フリをして、軽く蹴りを入れてやろうかと・・・。





私のケツの穴が小さいのか、それともずいぶん大人になったのか?


若いころなら、後先考えずに、その場で蹴りを入れていたような気もしますので、ずいぶんと成長した・・・と思っておきます。


営業所新設 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/09/14(水) 05:48


先週金曜日の早朝に成田空港へ帰国。


成田から羽田、羽田から大阪空港へと移動し、スーツケースをガラガラと引きずったまま、バスで大阪市内へ移動して、2か所の訪問先で所用を済ませました。





夕方にようやく自宅へ到着。


今度は乗用車に乗り替えて、往復80kmの道程で、最後のアポイント先へ。





慌ただしい一日になりました。


機内泊で帰国した当日に、多くのアポイントを入れると疲れますね・・・。





休む暇なく、翌10日からは海外から来日中のお客さんに密着。


明日15日の朝に中部空港から帰国されるのですが、朝にホテルに迎えに行って、夜にホテルへ送り届ける毎日ですから、他のことに手が回らない。





中部地方だけでなく、全国各地・・・とは言い過ぎですが、各地を乗用車で回って商談とプチ観光の繰り返しの毎日です。


今月はなぜか不在中のご来客が多く、折角お越しいただいたのに、留守にしておりまして大変失礼をしております。


「貧乏暇なし」の典型的なオッサンですので、どうぞご容赦を・・・。





15日に海外からのお客さんが帰国するとヒマが出来るかといえば、次の締め切りに追われた案件がてんこ盛りです。


その中でも最大の案件は、営業所の新設かな?





営業所の新設は、締め切りが10月末ですので、ケツに火が付いています。


それまでにベストと思われる場所を確保し、車両をはじめとする設備も導入しなければなりません。





新設場所は、東京都か神奈川県。


10月末が期限なのに、未だ場所探し中です。





狙いの場所は、相模原とか厚木のあたりかな?


価格と足回りの利便性を考えると、圏央道の沿線・・・という結論になりそうです。





東京、もしくは神奈川県内で、営業所開設のための土地に関する情報をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひホリグモンまでお知らせください。


ウチはもう、ざっぴん屋ではありませんから、更地の貸地はダメです。


いわゆる貸倉庫か貸工場を、東京都もしくは神奈川県内で探し始めています。





もう少し具体的に申しますと・・・


埼玉県加須市にある関東営業所は、倉庫としての建屋が約100坪、露天部分が約200坪の、合計約300坪です。


ぜいたく言うとキリがないので、このくらいの大きさで我慢するつもりです。


本当は、合計500坪くらいが理想なんですが、200坪くらいでも何とかなるかな?





一番大切なことは、40ftコンテナが進入、留置出来ること。


これだけは絶対に譲れません。





40ftコンテナが入ってこれない、あるいは留置出来ない営業所など、当社にとっては糞の役にも立たない場所なのです。


新営業所の主たる業務は、中古商品の輸出拠点です。


今の埼玉県加須市から関東全域を対象に集荷を行うのは少々非効率なんで、関東西部に新設・・・という事情です。





懸命に場所探しをしておりますが、やはり東京や神奈川は家賃が高いです。


「格安」とは言いませんが、「お値打ち」な物件を探しております。


お心当たりのある方は、どうぞよろしくお願いします。







さて、新営業所の開設は一大イベントなのですが、実はコレ、最低限の変化です。


実はもっと大きな変化を目論んでいます。






何と言いましょうか・・・。





「会社、丸ごとでも売ります」


そんなイメージかな?





いや、こんな書き方をすると、誤解されるか・・・。





実は中部地方にも、もう一つ新たな拠点を作る計画です。


現在の中部営業所の扱いは未定なのですが、開設にあたって重視したポイントは、関西地方とのアクセスでした。


関西と中部、双方での業務に対応できるように目論むことは、大阪本社の会社としては当然でしょ?





しかし今は、大阪とのアクセスは重要度が減り、重要なのは関東地方とのアクセスと、港とのアクセスになりました。





家賃は格安で、設備もある程度整っていますので、手放す理由は何もありません。


しかし「選択と集中」という観点から見れば、中部地方での新営業所が見つかれば、現中部営業所は手放しても良いのかな・・・?


そんなことを考えていました。





突き詰めて考えていくと、関東地方での新営業所開設についても、現在の関東営業所(埼玉県加須市)を手放して、「新設」じゃなく「移転」でも良いんじゃない?


そんな考えにもなります。





現在の中部営業所と関東営業所の両営業所をともに移転させる。


何だか、「会社売ります」みたいなイメージでしょ?





だから、「会社、丸ごとでも売ります」と申しました。





ユンボだけを売るとか、敷鉄板だけを売るとか、移転する時って不要設備のバラ売りが行われるんですが、営業所丸々を売るとか、事業を丸々売るなんていう考えもアリかもしれません。


人間もこれに含んだりして。





今度は人身売買みたいな話だな・・・。






あれこれと考えなければいけないことが多すぎて、私の小容量の脳ミソは、パンク寸前ですわ。


営業所の新設だけでも、ヒト、モノ、カネの工面が必要で大変なのに、それに連動して先々のことまで考えるとキリがない。





前向きな話ですから何とか持ちこたえておりますが、これが後ろ向きな話だったら、髪の毛の1万本くらいは抜けているでしょう。






何だか訳の分からない話になりましたね。


いつものことだけど。





当社の置かれた状況も、世界の状況も日々変化しておりますが、基本方針は変わりません。


当社を建物に例えると、基礎の部分は、中古自転車の貿易事業。





1階は各種商品の貿易事業なのですが、中古自転車という基礎に支えられて、人材や設備などを流用することで、利益の上積みを図る。





2階が貴金属含有くずの事業で、これも基礎と1階に支えられた事業という認識です。


中古自転車の集荷に使用する車両を流用して商品を集荷し、車両を運転するのは貿易の担当スタッフ・・・というような感じかな?





まあ、何を柱に据えて事業を展開するかという話です。


やることは同じなんですが、貿易屋が貴金属事業をやるのか、それとも貴金属屋が貿易事業をやるのか?





そんなことを自問自答した結果、「自転車屋が貴金属事業をやる」


それでエエじゃないか?





そんなことを考えた次第です。


どうでもいい話のようですが、その腹の据え方で、新しく開設する営業所の場所、設備、導入する車両の種類、採用する人材など、あらゆることが微妙に変わってきます。





自転車屋が貴金属をやってる。


それで結構結構。




「自転車操業の貴金属屋」でもエエですし、「貴金属目当ての自転車屋」でも結構です。





商売になることなら何でもやりますが、。


出張を終えて - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/09/12(月) 05:53


今回の出張でも色々なことがありました。


一週間にも満たない日程なのですが、日本の一か月分くらい色々な出来事がある。





良い事、悪い事様々なのですが、「色んな事が起こる」という刺激の多さが、キツイ海外出張を乗り越えるモチベーションになっているのは間違いありません。





さて、今回の出張における最大の収穫は、中古自転車に関する持論に対する確信を持てたということでしょうか。


私の持論はこうです。





現在中古自転車の販売価格が下落しているため、国内業者の状況は厳しいです。


採算割れを起こし、事業からの撤退や縮小を図らざるをえない業者も相次いでいます。





販売価格が下落している原因は、海外での需要が減少しているためです。


需要が減少すると、価格が下落するのは自然の成り行き。






では、いつになったら需要が回復、あるいは供給が減少することにより、価格が回復するのか? ・・・という話になります。






結論から申し上げると、「価格は上昇しない」です。


その理由を今回の調査から申し上げますね。







まず、「需要が減少」の理由です。


現在、東南アジアなどでは雨期の真っ最中ですから、ただでさえ需要が減少する時期です。





同業者の多くも、これを現在の価格低迷の原因だと考えていると思います。


「雨期が終われば、価格も上がるだろう」と。






国内の厳しい状況に活路を見出している方もいるでしょう。


「業者の数が減り、供給量が減れば、価格も上がるだろう」と。





どちらの考えも、誤りであるというのが、私の感触でした。


低迷の元凶は、「新品中国製自転車の、無茶苦茶なダンピング」だと考えていたからです。





7月から8月にかけての大幅な価格下落の背景には、必ずこの問題が絡んでいると思いましたので、新品自転車の価格調査の旅・・・に出かけてきました。













上の2枚の画像は、東南アジア某国で売られている、新品中国製自転車の画像です。


上が26インチ、下が24インチの大人用自転車です。







我々の競争相手は、コレです。






「新品の中国製自転車を買うか、中古の日本からの自転車を買うか」


発展途上国の消費者が自転車を買う際、この2択で選んでいます。






中国製の新品自転車ですが、いくらぐらいだと思います?


日本でも、最近では1万円を切った値段で売られていますよね?





日本向き仕様は、安全基準やら何やらの問題で、中国製と言えども一定の品質をクリアしています。


しかしおそらく発展途上国向きに関しては、低コストだけを売りにした商品になっているのでしょう。






私はひょっとしたら、50ドル、日本円で5,000円程度で、新品の中国製自転車が売られているのではないかと予測していました。


中古自転車の価格変動を見ていると、そのくらいの覚悟をしました。





従来この国では、キレイにリビルドされた中古の日本自転車が4,000円ほどで売られていました。


それに対して、新品を5,000円程度で売られたのでは、中古自転車屋にとっては、たまったものではありません。





で、調査の結果・・・


中国製新品は、40ドル強で売られていました。





中国製の新品自転車、40ドル強。


日本からの中古自転車、40ドル弱。





それが今の相場です。





すごいですね。


日本からの中古自転車。





中国製の新品と、ほぼ同じ値段で売られているのです。


日本への信頼感を示す実例以外の何物でもありません。





他人事なら喜ばしい話ですが、新品を40ドルで売られると、たまったものではありません。






輸出先国でのリビルド費用って、平均するとどこの国でも10ドルくらいです。


人件費は安いんですが、部品の価格はある程度世界共通なんで、部品代が高くつきます。





シートやブレーキワイヤー、チェーンなどを交換し、カゴなどの追加パーツを取り付け、サビを落として再塗装し、ピカピカの状態で店頭に並べるための経費です。


小売店の利益が5ドルだとすると、店頭価格マイナス15ドルくらいが、現地国の小売店への販売価格になります。





ということは、新品と同じ40ドルで売れるとしても、25ドル以内が現地国での小売価格です。





日本から海外で小売りするまでの輸送費、税金などは、1台あたり約12ドルです。


ということは、新品と同じ40ドルで売れるとしても、日本の港でのFOB価格は、25‐12=13ドル。





ヤード到着時点から、港へもっていくまでの費用は1台あたりおよそ400円なので、13ドル‐400円=約900円が、日本業者のヤード原価という事になります。


お断りしておきますが、「日本業者のヤード原価」と申し上げた900円という値段は、厳しい前提での原価です。





・規格外自転車=低価格でしか売れない自転車が混入するなどの、ロスが「完全にゼロ」であること。


・X線検査など、不意の出費が一切発生しないこと。


こんな感じですね。





実際には、2~3%のロスは必ず出ています。


ママチャリを入れたつもりがストレートだったとか、このような不作為のロスが発生するのです。





子供乗せ自転車が入っていたりすると、ロスが非常に大きいですね。


あんなもん、サービス品にしかなりません。





ついでに言っておくと、日本の輸出業者の純利益ゼロ、相手国の輸入業者の純利益ゼロという前提での価格です。


前提と言うなら、中国製新品自転車と同価格で売れるという前提での価格です。





その前提で、現在の当社ママチャリ買取価格は、1台800円。


話の分かる同業者さんたち、無理はやめましょうね。





700円まででしか、買ってはいけないのが定石でしょう。


私が輸出商組合の親方だったら、公定価格として仕入価格700円以下を周知したいくらいです。


もちろん、そんな組合はありませんが(笑)






「送り先国が違えば、価格は違う」という考えも、基本的には間違いです。


アジアであろうが、アフリカであろうが、地球の裏側であろうが、確実に中国製新品という魔の手(?)はやって来ます。





関税や運賃の違いで小売価格は違っても、逆算していくと、「ママチャリFOB価格で、12~13ドル」


こんな結果になるんですよ。結局。





そして12~13ドル原価という厳しい現実も、「日本の中古自転車が、中国製新品と同価格で売れる」という、驚異的なブランド力を背景にした上での、破格の扱いである。


これが結論でございます。





ブログをお読みの方の中で、中古品の貿易屋さん、あるいは中古自転車を取り扱っている業者の方がいらっしゃれば、申し上げておきます。


今日の数字に、嘘偽りはありません。





だからね、そのような相場が続く、あるいは円高や中国のダンピングで、さらに下落するという想定をもとに、事業を考えてください。


品質の落ちる自転車を積んで、信用を無くすと、二度と買ってくれなくなります。





ギリギリの価格設定をしているのに、輸送費や税金を考えるとアシが出るような商品を送ってこられたら、現地の人はキレます。





「日本からの高品質の物」


というブランドイメージを壊さないような商品を送らないと、マーケット全体を壊すことにもなりかねません。






この現状に、各社どのように対応するかは、皆さんそれぞれでしょう。


ウチの方針も、ある程度まとまりました。





日本から送られてきたものに対する需要は、間違いなくあります。


ただし従前のように「何でも良い」のではなく、「日本からの高品質なモノ」が求められているのです。






発展途上国が豊かになり、それで高品質のモノを欲しているのではなく、中国製の新品が安いからであるということ。


その認識を誤ると、事業の方向性を誤ることになります。




ちょっとエラそうな話になりましたが、レポート終了です!

ちょっとムカついた話 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -[社長の独り言]

投稿日時:2016/09/07(水) 07:28


ちょっとムカつく記事をご紹介。


原文はこちらです。





引用元の記事を読むのが面倒な方のために、気になった(ムカついた)部分だけ、一部抜粋してご紹介しますね。





「...(中略) 僕は千葉の田舎に住んでいるので、近くに外国人が働いている産廃ヤードやスクラップヤードがたくさんある。彼らの話を聞くと、日本ではゴミ屋をやっていても、本国ではかなりの高等教育を受けていて、すごくハイスペック。そういう人たちを単純労働力に誘導して搾取するのは、その本国の社会資源を潰すことでもある。」





これが、私がムカついた部分です。


引用元の記事全文なんて、読んでもクソの足しにもならないと感じたのですが、全文を紹介できない以上は、しょうがないですから。






何にムカついているかについて、ご想像頂くのは簡単だと思います。


一言で申しますと、





「テメエ、ゴミ屋やクズ屋は、バカでも出来ると言いてえのか!?」


という事です。





ははは。


引用した記事を何回読んでも、結局はそう言いたいんでしょ?...としか読み取れません。


感じ方は人それぞれですので、違う感じ方をする人もおられるかもしれませんが、私にはそうとしか読めないという事で。





しかし実際のところ、世間の標準的な評価としては、そんなものかもしれません。


ゴミ屋やクズ屋の類は、標準的な日本人から忌避される、穢れた職業ですしね。





ま、多くの人がそのように考えているんだけど、日本社会では中々それを口に出して言うことは出来ません。


本音を書いて頂いただけですので、このような記事が出たことに対して怒ったりするべきではない。





むしろ、客観的に自分の立ち位置を再認識させてくれたと感謝すべきかな。


別に寛大を装う訳でも何でもなく、それが現実だから直視しないといけません。






しかしまあ、「アホでも出来る」と言われて、ムカつかない訳がありません。


子供のケンカみたいに、「オマエの方がアホじゃ」と言い返したくなるのが、人間というものです。





残念ながら、書き手、語り手のことを何も知らないんで、「こういう理由で、オマエの方がアホじゃ」とは申し上げられません。


という事は、根も葉もないことを言わないといけないか・・・。






子供のころなら、「オマエの母ちゃん出ベソ」とか、訳の分からないことを言っていませんでしたか?


ははは。


ゴミ屋やクズ屋がアホでも出来ると言われても、「オマエの母ちゃん出ベソ」と言われたのと同レベルだから、反論に困りますわ。





という事で反論しないのですが、世間の皆様、アホではゴミ屋やクズ屋は、決してできません。


どんな職業でもそうですが、今の世の中は変化が速いですから、情勢の変化に即応できないと生き残っていくことが出来ません。





法令の改正への対応、世界経済の動向、国際関係の変化、そんなものを全て把握していないと、事業は成り立たないんですよ。


たとえ学校の成績が悪かった人間でも、今持っている知識を総動員して、上手に知識を吐き出さないと、すぐに路頭に迷います。






アホでもバカでも、ゴミ屋やクズ屋なら出来る...という時代があったとすれば、それは「大会社にさえ入れば安泰」であった時代まででしょうね。


「アンタ、古いんだよ」


語り手には、それだけを言い返しておきましょう。







さて、ここでこんな話を出すと、「コイツ、やっぱりバカだ」と言われそうですが、一応関係のある話なんで書いておこうかな。





9月1日のことです。


私は仕事の打ち合わせのため、名古屋から東京へ向かいました。


東京駅で新幹線を降りて、地下鉄丸ノ内線に乗り替えです。





すでに新幹線名古屋駅のホームにいる時から感じていたのですが、世間の目は、どちらかと言うと私に冷たいです。


理由は簡単で、「小汚い格好だから」です。





作業ズボンを履いて、上はTシャツ姿。


近所のコンビニくらいには出没しそうなオッサンですが、新幹線の改札内では珍しい格好なんですね。





スーツ姿とか、周りに溶け込む服装なら、他人の視線を感じないのですが、作業ズボンにTシャツ姿だと、少し他人の視線を感じます。


決して温かい視線ではないですよ。


これは新幹線の中でも、東京駅でも、丸ノ内線の中でも同じです。





「そんな恰好で仕事に行くなよ...」という声も聞こえてきそうですが、前後のスケジュールなどの問題があるんで、しょうがないんです。





さて、都内での仕事が終わって、夕方には再び東京駅へ。





実は翌日の9月2日から海外出張でして、しかも成田空港出発。


東京近辺で一泊して、そのまま海外へ出たほうが早い。





・・・のですが、大阪空港から成田行きの国内線利用した後、国際線へ乗り換えというチケットを買っていましたので、どうしても大阪スタートになります。


大阪~成田の日程をスキップすると、以後のスケジュールは取り消されてしまうんです。





チケットの種類とか、条件とか、状況によってはOKなこともあるかもしれませんが、航空券って基本的にはそういうモノなので、勝手にスキップすると大変な目に遭いますよ~。








さて、帰りの新幹線での出来事です。


夕方の新幹線ですから、仕事帰りと思しきサラリーマン、サラリーウーマンが多く乗車しています。


その中で作業服姿のオッサンは、やはり少々異物です。





まだ東京駅で停車中のことです。


ひとりのオネーちゃん・・・いや、女性が私のところへやってきました。


他の多くの方々と同じく、「仕事帰り」という雰囲気。






まさか、ナンパ?






そんなことは、これっぽちも期待しませんでしたが、通信教育の教材か、ご利益のある壺でもセールスされるのかと心配になります。


ところが、そのオネーちゃん、





「すいません。英語出来ますか?」


だって。






「は?」


想定外の出来事に、一瞬アタマの中が真っ白になります。





「さては、英会話教材のセールスか?」


と思ったら、





「こちらの方が困っておられるみたいで・・・」


と、後ろに立っていた方を指さしました。





「ありゃあ・・・。オレに言うなよ・・・。」


これが正直な気持ちでした。





よりによって、この車両で一番汚い格好したオッサンに、「英語出来ますか?」はねえだろう・・・。


そんなことを思ったので、自分の席の周辺を、ぐるりと見渡してみました。




周りは皆、キレイな格好でお仕事しておられる方ばかりなのですが、寝たふり、聞いていないふりのオンパレード。





しょうがねえ・・・。


たぶん無理だけど、やるしかねえ。





「はう めい あい へるぷ ゆ~?」


「どうしましたか?」と尋ねてみました。





すると困っていた外人さん、ちょっとあきらめモードで尋ねてきます。


おそらく、何人かに同じことを尋ねたけど、一向に通じなかったのでしょうね。





外人さんの聞いてきたことは、


「自由席はどこですか?」


でした。





「ホワット???」


外人さんの聞いてきた内容が、余りにも簡単な事なので、逆にびっくりしました。






念のために、


「あなたは自由席の場所を知りたいのですか?」


と聞いてみると、「そうだ」と言う。





「自由席は1号車から3号車までです」


と教えてあげると、礼を言って、自由席のほうへ向かっていきました。





この時、新幹線車内は微妙な空気になります。


寝ていたはずなのに、急に起き上がる人、携帯の画面を一心不乱に見ていたはずなのに、ビールを飲み始める人。





「困っている人が助かって良かった」という雰囲気ではありませんね。


自分に聞かれないで良かったと思う人が多いのでしょうが、私のことをチラチラ見る人が増えます。





「どんな顔をしたやつだろう?」とか、「ええ!こんな小汚いオッサンが!?」とか、様々なことを考えていたんでしょうね。


もちろん私は、「ドヤ顔」で応じておきました。


ははは。





新幹線の自由席の場所を英語で教えてあげた・・・なんて、中学生でも出来ることです。


そんなことを「どや?」と言っていたのでは、お里が知れるというものですが、あえて言っておきましょう。







「オマエら、服装や職業で、人を判断するな」と。





私はクズ屋だからクズ屋の話をするけど、クズ屋の仕事っていうのはLMEの金属相場や為替、国内の金属建値などの市場動向を把握して、国際関係や世界経済の動向に関する情報とミックスして、経営的な決定を行う。


そうしないと、大きな変化の荒波に飲まれて、生存できないんですよ。





大きな変化とは、例えばリーマンショックであったり、今の中国経済の減速であったり・・・。


ボケ~と仕事をしていると、波に飲み込まれて倒産です。





繰り返しますが、アホでは無理です。


学生の頃の成績は不問だけれども、少なくともアタマを使う努力をする人間が、幸運にも恵まれた結果、やっと生き残ることが出来る。


そんなものですよ。どこの世界でも。





私らの業界はね、学歴なんてクソ拭き紙にもなりゃしねえ。


東大を出ていようが、ハーバードを出ていようが、あいにく最終学歴による優遇策はありません。





そんな実力だけがすべての世界で、優秀な外国人がゴミ屋やスクラップ屋をやっていて、何がおかしい?


彼らは優秀で努力家だから、世界中の競争相手がひしめく日本で、生き残っていられるのよ。




それを、「アホでも出来る仕事を、優秀な外国人にやらせるのは、人材の浪費・・・」みたいに言われては、「ちょっと待たんかい。オンドレ?」となります。





オチがないですが、そういうことで。





あ、一つ書き忘れてたことがありました。


新幹線で困っていた外人さんね、パツキンの、小股の切れ上がった、超べっぴんさんでした。





ですので「どうしましたか?」と尋ねましたが、困っていたのが小汚いオッサンだったら、「ソーリー。アイ ドント ノウ」と答えていたかもしれません。


ええ。私はその程度の人間ですので、悪しからず。
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