社長の独り言 2023/8
今日までお盆休みです - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2023/08/15(火) 10:15
2023年のお盆休みは、台風7号の接近と重なり大きな混乱が生じました。
皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
台風7号は関東地方に直撃するルートが予想されていましたが、予想よりやや西向きに進路を変えて紀伊半島へ上陸しました。
おかげさまで関東地方には大きな影響がなく、8月16日に予定されているコンテナバンニングも予定通り行えそうです。
お盆休みに入る前に、コンテナ輸送が難しいケースや、スタッフが出勤できないケースなどを想定した対応を準備していたのですが、幸いにも杞憂に終わりそうです。
良いことではあるのですが、「せっかく対策を練ったのに…」と少々残念な気持ちがあることも否定できない、性格の悪い私でございます。
私自身は8月13日に関西地方へ新幹線で向かい、仕事と実家訪問をさっさと済ませて、14日の夕方の新幹線で逃げるように東京駅へ戻って来ました。
滞在時間は約24時間。
とてもお盆の里帰りとは言えないものでしたが、15日は飛行機も新幹線も止まっていますので、こちらは目論見通りに事が運んだのでご機嫌です。
さて、前回のブログ更新からずいぶん時間が経ってしまいましたので、ご報告すべき仕事の話は多くあるのですが、一応今日まで当社はお盆休みとなっております。
なので仕事の話はお盆休みが終わってからということにして、今日は世間話でも書かせて頂きます。
ちょうど8月15日で終戦記念日ということもありますので、それに関連した話でも書かせて頂きますね。
2000年代初頭、私は国会議員の書生をしていたと紹介させて頂いたことがあります。
通常、ビジネスの世界では「政治と宗教の話はタブー」とされていますが、政治関係の仕事をしている人間が政治の話をタブーとするわけにはいきませんので、当然ながら毎日様々な方と政治の話をしておりました。
この時期になると、大東亜戦争(あえてこの表現です)における戦地経験者のお話も、多く聞くことが出来ました。
ほとんどは大正生まれの方々でしたので、2023年の現在では鬼籍に入られていることがほとんどで、もう直接お話を聞くことが出来ません。
すでに50歳を超えた、私のおじいさんの世代ですから…。
本当にいろんなお話を聞くことが出来ましたよ。
シベリア抑留経験者、インパール作戦の生き残り、戦艦大和の沖縄特攻生き残りの方etc... まさに歴史の生き証人である方々の話は、私の人生にも大きな影響を与えました。
細かい話は、また紹介させていただく機会もあるでしょう。
今日は、私が感じた「違和感」についてだけ書かせて頂きます。
戦地経験者の方のお話に対して、違和感を感じた訳ではありません。
私が感じた違和感とは、戦地経験者の方々と、戦争経験者の方の違いです。
分かりやすく言うと、戦地を経験した人間と、当時の子供とでは、全く話が?み合わないほど違う。
そんな感想を持った次第です。
一例をあげると、戦地経験者からは、あまりの物量の違いを体感して「こりゃあ勝てねえわ…と思った」というお話をよく聞きました。
小難しい話をするのではなく、「相手は腰だめで機関銃をぶっ放してくるのに、こっちは一発ずつバンバンと撃ち返すだけ。勝てるわけねえ…」といった話ですね。
一方で、当時子供だった世代の話としては、「喰うものが無かった。ひもじかった。」という話が代表的かな。
それに加えて、軍部や政治批判が多いのも特徴的かな。
違和感の正体は、戦地に行ったわけでもないガキ(当時)は能書きが多く、実際に戦地へ行った大人(当時)は、自分の経験のみを語る傾向にあったということです。
年齢的には一回りくらいしか違いがないのに、別の国の人と話をしているみたい。
そんな感想を持ったことを、「違和感」と表現させて頂きました。
2023年現在では戦時中にガキだった方々も、すでに80歳代半ばから90歳代に差し掛かろうとしていて、お話を聞ける機会も少なくなっています。
彼らの世代は、幼少期は戦争で大変な苦労をし、戦後の日本の発展を支えてきた方々なので、大いに敬意をもって接するべきであると思います。
ただ、彼らの戦争体験談は子供としての体験談ですから、子供向けの体験談としては大いに価値があるのですが、それ以上では無いということです。
分かるかなあ…?
なんだか大いに誤解されそうな気がしますが、人の話を鵜呑みにするのではなく、横からも斜めからも色んな目線で見て考えたほうが良い。
その一例として、戦争経験を語る人に「あなたは子供だったでしょ?」などとツッコミをしてみると、客観的に物事を見れるのではないか?
そんな話だとご理解ください。