社長の独り言 2020/5/19
もう限界です - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2020/05/19(火) 08:46
本日は2020年5月19日火曜日です。
新型コロナウイルス祭りもようやく第一波が過ぎ去ろうとしており、首都圏4都県と近畿圏3府県と北海道を除く39県では非常事態宣言が解除されました。
おそらく近畿圏では5月21日、首都圏でも5月末には非常事態宣言が解除されるものと思われます。
えーと。
個人的には全くどうでもよい…どころか、むしろ迷惑な状況になりつつあります。
簡単にご説明しますね。
現在私が困っているのは、中古自転車の輸出先国で外出制限がなされたり、突然の大不況で消費が低迷していることです。
つまり中古自転車が海外市場で売れない状況にあること。
合わせて国際物流は大混乱をしており、予定通りに貨物が到着しない、あるいは物流費用がバカ高くなっているというような問題も生じております。
ついでに申し上げておくと、国際送金にも問題アリです。
この問題は確証がないので詳しくは申し上げませんが、国際間のお金の動きがスムーズに行っていないのは事実かと思います。
売れない、物流の問題、代金決済の問題…というトリプルパンチが私の頭を悩ませております。
この状況の中、日本の非常事態宣言解除?
さて、どうなるでしょう?
出口が無いのに、日本では多くの中古自転車が発生するのが目に見えています。
ケツの穴に栓を詰めた状態でウンコが大量に押し寄せてくる…。
最悪ですねえ…。
まあ中古自転車に関しては、鉄スクラップにしてしまうという最終手段があります。
タイヤやプラかごを除去する必要がありますので、そのまま鉄くずという訳にはいきませんが、中古商品として「リユース」のフローが無くなっても、鉄くず送りという「リサイクル」のフローが残ります。
モノの流れとしてはそれでOKなんですが、「リユース=有価物=古物」としての中古自転車は死に、「リサイクル=有償処分品=産業廃棄物」に法的な位置づけも変わります。
これは古物商たる当社の取扱品目では無くなることを意味しますので、会社の存在意義に関わる重大な変化なのです。
これまで、一部を除いて中古自転車の有価買い取りをストップして、無料引き取りに変更するなどの対策で急場をしのいできました。
でもね、鉄くずにするなら正直タダでも要りません…。
人件費だけでなく、燃料焚いて各種保険を掛けたトラックを動かし、毎月高い家賃の会社に持ち帰る。
で、またまた人と設備を動かしてタイヤやプラを除去し、鉄くず屋に持っていくと、売値はキロ10円以下。
最後に残ったタイヤやプラを産廃処理すると、鉄くずの10倍近い処理費用。(笑)
これ、何の苦行よ?
…という訳で、グチはここまでといたします。
散々愚痴らせていただきましたので、ちょっとスッキリしました。
先ほどご説明した状況に嘘偽りはありませんが、非常に困難な状況ではあるものの、全てがアウト、ゼロの状態という訳でもありません。
例えば、本日は5月最初、そしておそらく5月最後のコンテナ積みを実施しております。

月末にはあと1コンテナぐらい積まないと、いろんな意味で困るんですけどねえ…。
うーん。
今日はサービス(?)で、もう少し正確に言いましょうか。
代金を受け取れるかどうか分からないけど、とりあえずコンテナに積んで送るだけなら、いくらでも中古自転車コンテナを海外へ送ることが出来ます。
それくらいの付き合いの蓄積、仕事の蓄積はあります。
しかし前金あるいは当日払いで、代金を迅速かつ確実に回収して、海外に中古自転車を送ることが出来ない。
それが今の状況の正確な説明になります。
「いつ代金が回収できるかわからない」という不確実枠(?)での自転車輸出は、すでに3月からの出荷分で使い切りましたので、これ以上は不確実枠での出荷は出来ません。
ということで、不確実枠での出荷は「もう限界です」
コロナ祭りの前と同じように仕事を続けることも「もう限界です」
という感じですねえ。
ま、このような状況の時は、時代の流れに逆らわず、柔軟に流れに身を任せて生き抜くしかありません。
生き残るのは、強い者ではなく、変化に対応する者。
そんなことを常に考え、時代の波の狭間に沈まないようにしたいですね。