社長の独り言 2018/2/27
研修は終了かな? - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2018/02/27(火) 07:26
26日午前に成田へ帰国しました。
成田に到着後、ちょうど前日25日に期限切れとなったビザの更新のため、都心のカンボジア大使館へ直行。
無事申請を完了し、お昼ごろに東京営業所へと帰って来ました。
一週間ほど日本に滞在し、3月3日から再びカンボジアへ戻ります。
現状を追加でご説明しておきますね。
昨年終わりごろから本格化したカンボジアでのビジネスが、大変多忙です。
顧客の開拓や営業活動、現地の運営や指導など、本当にやらなければならないことは多い。
「創立時独特の多忙さ」ですね。
私もこれまで、本当に色んなことをやって来ました。
長年当ブログをお読みいただいている方には、よく分かると思います。
経験から言って、スタート時点から爆発的に多忙になるような仕事は、当たり。
「何をしようか?」と考えなければならないような仕事は、ハズレ。
そういう意味では、「当たりのビジネス」になる可能性もあるかな?
小当たりで良いから安定させたい…というのが、経営者としての本音です。
現地での仕事ですが、本当に小さな仕事から、割と大きな仕事まで、様々なことをやっています。
今日はその中で、一番小さな仕事をご紹介しますね。
これまでの海外出張では、私は手荷物をコンパクトにまとめ、重量7kg程度の機内持ち込み手荷物だけで、出かけていました。
その方が、移動しやすく、荷物待ちや審査待ちの時間も省略できますから。
何よりも、これまではジャングルの奥地や秘境みたいなところへ仕事に出かけていたりもしていました。
移動することが多い仕事内容だったので、荷物を全部持って移動できる方が都合が良かった。
今はカンボジアとはいえ、首都周辺を中心とした仕事の内容ですから、荷物を持って長時間移動する必要がなくなりました。
さらに11月からはプノンペンにオフィスを構えましたので、必要に迫られれば最小限の荷物だけ持って、あとは置いておけば良い。
拠点を持つと様々な変化が起こるのですが、その変化の一つが、私の手荷物の量にも表れています。

機内持ち込みのカバンは以前と同様に持っていますので、画像のスーツケース3個が、従来と比べて純増した私の手荷物になります。
まるで寒冷地に卒業旅行へ出かける女子大生みたいな荷物の量です。(笑)
以前にもお話しましたが、このスーツケース3個の中身は全て商品サンプル。
現地での市場調査を行い、良好な結果が出た商品に関しては、多くの数量を、安い輸送コストのコンテナで送る。
私の航空券代が出ればよい…という不純な動機で始めたハンドキャリー業務ですが、欠かすことのできない重要な業務になっています。
日本から持ち込んだ商材のサンプルでも、引き渡す時は代金を頂き、他の日本製品の注文取りなんかもしますから、まあ小さな商売をしていると言っても差し支えないでしょう。
実は、予期しなかった良い成果が、この仕事を通じて出て来ました。
今日のお話のメインテーマになります。
カンボジアで優秀なスタッフ2名を確保していることは、以前にも書かせていただきましたが、彼らにとって非常に良い勉強になっているのです。
商品を日本で購入すると、商品価格だけでなく消費税や運賃がかかって来る。
したがって、原価計算の際にはそれらを考慮しないといけない。
発注してから商品が到着するまでには、一定の時間を要する。
「すぐに商品が欲しい」と言われても、商品が入荷するのを待ち、輸送に要する日数を計算する必要がある。
日本から届いた商品に対して、カンボジアのオフィス諸経費や人件費などに応じた適切な利益を設定し、価格を決定して販売しなければならない。
安く売れば良く売れるが、利益率が下がる。高く売れば利益率が上がるが、数が出ない。
こんな商売の基本を、小さな失敗を繰り返しながら、学ぶことが出来ます。
自分たちが提案した商品が受け入れられ、人気が出て取扱数が増えれば、利益の増加を体感する喜びを知ることも出来ます。
私の飛行機代…というセコイ動機で始めた仕組みですが、実は最高の新人教育になっていました。
これが予期せぬ好結果です。
ただしこんな仕事を彼らにやらせることが本来の目的ではないので、「急いで今の仕事を、他の人間に任せられるようにしろ」と言っています。
研修期間終了…みたいな感じですね。
私も彼らとともに、次の段階へ進もうとしていますので、しばらくカンボジアでの仕事がメインになります。
今年中に一定のメドをつけ、次はアフリカ大陸へ…という予定です。
最近、少々「生き急いでいるな」と自分で感じています。
次の世代を育てることに懸命になっているのも、その一つです。
まだ40歳代なので、そんなに焦る必要は無いと言われるのですが、昨年秋に眼の手術をしてからは、少し考え方が変わりました。
手術した眼は、失明こそしていないものの、パソコンの画面の文字を読むことが出来ません。
手術しなかった方の眼も、いつ悪くなってもおかしくないと言われています。
仮に両目ともパソコンの画面が読めなくなったからと言って、仕事が全くできなくなる訳ではありませんが、大幅な能力ダウンは避けられないでしょう。
だから、危機感を持って生き急いでいます。
危機感を持ちつつ、何も起こらなければ良いなあ。
祈るだけでなく、毎月一回の眼科検査を行って、万一発症しても出来るだけ軽く済むように心掛けていますから、打てる手は打ってあるはず。
生きている間に、出来るだけ楽しく、前を向いて進み続けたいと思っていますよ。
そうだ。
先ほどのスーツケースの写真ですが、大きさが不揃いであることに気付きましたか?
全てのスーツケースを出来るだけ大きなものに代えれば、もっと多くの商品を持ち込むことが出来るのに。
その答えはコチラです。

日本へ帰国するときは、中サイズのスーツケースの中に、小サイズのスーツケースを入れます。
そして、大サイズのスーツケースの中に、中サイズのスーツケースを入れる。
すると画像のように、帰りは3個のスーツケースを1個のスーツケースにまとめて持ち帰ることが出来ます。
ロシアのマトリョーシカ人形みたいな使い方ですね。(笑)
多少は商品の輸送量を犠牲にしても、毎回のことですから利便性にも配慮しないとね。
まあそんな訳で、私の主たる居場所は、昨年は東京営業所でしたが、今年はカンボジアのプノンペンです。
皆さんのお越しをお待ちしております!
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