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社長の独り言 2017/7/26

現地妻ビジネス - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2017/07/26(水) 05:48


中国で「シェア自転車」ビジネスが盛んであるということを知ったのは。今から一年程前かな?


おそらくネットでそのような事を知り、事実確認のために中国の事情に詳しい人(元中国人)に聞いてみて、それが事実であると知ったことを覚えています。





ウチは中古自転車の輸出=再利用に関わる会社なんで、その頃から日本国内外を問わず、様々な形でシェア自転車事業へのお誘いがありました。


もちろん、検討くらいはしましたよ。


今のところ、「やらない」という結論になっていますが。





シェア自転車ビジネスを実現するためには、多くの問題があることが理由だったのですが、日本国内で事業を始めるには、返還場所の問題が大きかったと記憶しています。





中国で拡大しているシェア自転車ビジネスの場合、公道上に設置された返還場所に借りた自転車を返したり、場合によっては公道上に放置…という仕組みでした。


この手軽さから利用者が拡大したらしいのですが、日本で同じような手軽さが実現できるかと言えば、無理ですわな。





日本では公道上に返還場所を設置する訳には行きませんから、あちこちにシェア自転車の拠点、営業所を設置する必要があります。


すると、結局レンタサイクルの大型チェーン店を運営するような形態になり、中国で実施されているようなシェア自転車の良さが消えてしまう。





また、整備の問題もありますね。


乗り捨てられた自転車も、どこかで定期的に点検、整備しなければならない。





何しろ日本は法令順守と責任問題に関して、過剰なほどですから。


整備不良で事故が発生した場合の賠償責任や社会的な批判を考えると、どう考えても、現時点では日本で良いビジネスになるとは思えなかった。





ビジネスになるとしたら、大掛かりな行政の支援の下で、貸出や返還場所が容易に準備できるなど、恐らく特区認定あるいは法改正が必要だと思います。





それほどの情熱、パワーを注ぎ込んで、得られるものは何?


そう考えると、仮に事業を行うにしても、諸問題の解決という突破口は誰かにお任せして、二番煎じで乗っかるのが吉。





そのような結論になりました。







日本国内がダメなら、海外だ!


…そう言いたいところですが、決して海外も甘くありません。





先進国において日本の中古自転車を利用したレンタサイクル事業を始める!と言っても、ピンと来ないでしょ?


私は欧米の事情に詳しくありませんが、法治国家では日本と同様の問題が想定されますからね。





そうなると、ウチの中古自転車輸出先のような、発展途上国でのビジネスを考える必要がある。





ただしこちらも問題山積みでして、発展途上国では人件費が安く、公共の移動手段がとても安く、民営のバイクタクシーなども格安。


しかも多くの発展途上国では、暑い!





このような状況の中で、「自転車に乗ろう」なんて考えるのは、よほどの貧乏人か、物好きな観光客(主に欧米人)くらい。


結果、シェア自転車というよりは、欧米人観光客相手のレンタサイクル事業になるんです。







まあ欧米人観光客相手の、レンタサイクル事業なら、やっても良いかな。


欧米人観光客向けのレンタサイクル事業ですが、すでに発展途上国の観光地では広く行われているビジネスです。





既存事業者との競合になり、しかも1日1ドルとか2ドルで自転車を貸す仕事だから、あまり儲かる仕事とは思えませんね。





ただ、僅かではありますが、雇用を生むことが出来ます。


当社がささやかながら行っている社会貢献活動の一環として、貧困から少しばかりの人間を救い上げるための手段として、そんな事業をやっても良いかも知れません。





上手く行けば儲かる…なんて期待も出来ません。


小さな事業にしかなりませんから、発展途上国であっても人間一人分の仕事にしかならないでしょう。


せいぜい、現地妻の糊口になるくらいかな?





ははは。


そういう意味では、現地妻を作ってしまった日本人相手に、「現地妻の生活手段として、レンタサイクル屋でもやりまへんか?」と勧誘するのが一番手っ取り早いかも?





レンタサイクル用の自転車を現地で供給しまっせ。


整備の技術がある現地人も付けましょか?





お望みなら、店舗用地もお探ししましょう。


そこで現地妻を働かせなはれ。





何だかんだと、カネを無心されるのは面倒でしょ?


糊口をしのげる仕事を与えてやって、「あとは自分で何とかしろ」という位の面倒を見るのが宜しいかと思いますよ。





え?


現地妻も紹介しろ?





分かりました。


エエ子がおりまっせ~。





…って、私は美人局ではありませんから、良質な日本の中古自転車を供給し、それに関連するお手伝いしかしません。





ま、その程度のビジネスとしか認識していないということで。







ずいぶん話が飛びましたが、話の始まりは、「中国ではシェア自転車が盛ん」という話でした。





ところが、


『乗り逃げ率9割以上、中国「シェア自転車」2社が相次ぎ倒産…マナー頼みではビジネスにならず』


というニュースが目に入りました。





原文はコチラ





ま、タイトル以上の説明は要らないように思います。


ニュースのタイトルが全てを表していますので。







やはり、「現地妻の糊口ビジネス」にするのが良さそう♪