社長の独り言 2017/5/8
連休明け - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2017/05/08(月) 05:47
長かったゴールデンウィークもようやく明けましたが、みなさんいかがお過ごしだったでしょうか?
当社は5月4日まではカレンダー通り・・・と言うか、休みなく営業しておりましたが、5日(金)から7日(日)までの3日間、集荷チームは通常通り営業していたものの、構内作業スタッフ達は3連休としました。
私は、5日午前の新幹線で東京から自宅へと戻り、ゆっくりと自宅で時間を過ごしました。
さすがにGW中は仕事の電話が鳴ることも皆無ですから、「休んだ」という感じがしますね。
月に数回、夜行バス、新幹線に乗ってまで自宅へ戻るのは、やはり家族がいるから。
末っ子は小学校6年生になりましたが、少し母親を舐め始めているので、たまにはオヤジがガツンとやる必要があります。
あと18歳の長男が4月から家を出ているのですが、今のところ毎週末に帰宅して来ます。
その対応が結構厄介なのです。
今日は話のネタに、ウチの長男君(18歳)をご紹介しますね。
ウチの長男は現在18歳ですが、残念なことに障害持ちでして、知能レベルは2~3歳です。
この春、高校卒業と同時に施設(グループホーム)に入ることが出来ました。
さて、知能レベルが2~3歳の知的障害者とは、どういうものか?
実はそんなに難しく考える必要が無く、「図体は大人だが、心もアタマも2~3歳」だと考えれば、理解しやすいというか、納得できると思います。
子育てをした経験のある方なら、2~3歳の子供がどんなものか、大体イメージできると思います。
食事をすればポロポロと食べ物をこぼします。
服を着替えたり入浴するのも一人では難しく、まだまだ手助けが必要。
外へ出ると、飛び出しなどしないように注意が必要。
電車に乗ると運転席付近に行きたがるし、何か嬉しいことがあれば飛び跳ねて喜ぶ。
2~3歳の子供がやることを、18歳になってもやる。
小さい子供がやると可愛いが、18歳がやっているとキモイです(笑)。
「キモイ」
「頭がオカシイ」
私も同感なんですが、「大人の姿形」という外見に惑わされず、「アレは2~3歳の子供だ」と思って観察すると、違った見方が出来ます。
今まで見えていなかったものが見えますよ。
「怖い」「理解不能」などと心のシャッターを閉ざさず、外見から来る先入観を捨てて観察すると、「なるほど!」と感じることが出来るかも?
障害者である長男の存在は、多大な迷惑を被って来たのが現実です。
しかしまあ、クソの役にも立たない・・・という事でもなく、何かと親や兄弟の人生にとっての「肥やし」になります。
さて、障害を持つ子の親たちは、「身体が成長しなければ良いのに・・・」と思っている人が少なくありません。
ウチの場合なら、外見が18歳の青年なのに、喜びを表現するために飛び跳ねたりするからキモイけど、外見が2~3歳の子供なら、誰も不思議に思いません。
「可愛い」という気持ちにもなるでしょう。
愛玩動物と同じで、可愛けりゃあトクをすることも多いんですがね。
肢体不自由などの障害の子を持つ親なんかも、子供が小さいうちは良いけれど、大きくなると本当に大変そうですからねえ。
色んな意味で、「体が小さいままなら良いのに・・・」と考える障害者の親は少なくありません。
肉体的な負担は介護の必要な年寄りを抱えているのと同じ・・・と考えて頂ければ宜しいかと思います。
障害者も年寄りの介護も共通ですが、「大変なのは本人ではなく、介護する人」
介護される側は気楽なモノ。
大変なのは、面倒を見なければならない家族。
私はそんな風に感じておりますよ。
月に数回自宅へ戻らなければならないのも、介護の必要な人間が自宅にいるから。
これを「大変だ。面倒だ。」と考えるのが自然ではあるのですが、そのおかげで定期的に自宅へ戻り、家庭円満の一助となっていると考えることも出来ます。
何がどう影響するか分かりませんから、人生は面白い。
2017年5月
<<前月 | 翌月>> |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|