社長の独り言 2016/7/18
天皇陛下が生前退位の意向 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/07/18(月) 05:41
先週土曜日から月曜日までの三日間、世間様では三連休だったのですね。
土曜日にその事実を知りました。
何だかんだと、日本は休日が多すぎる・・・ような気がするんですけどねえ。
狭い国土、痩せた土地、資源なし。
日本という国は、国民が働いて富を得る以外に、生きていく手段の無い国です。
他の恵まれた先進国のように、「ゆったり」とした暮らしは出来ないものと、諦めた方が宜しいかと思うんですが・・・。
さて先週は、天皇陛下が生前退位の意向を示されたということが、大きなニュースになっていました。
ちょうど一週間前の月曜日、珍しく天皇陛下について、少しだけブログの話題にしていましたから、とてもタイミングが良いのか悪いのか。
一週間前の記事を読み返してみたのですが、徹夜明けに書いた原稿でしたから、何が言いたいのかよく分からん・・・。
皆さん分かったかなあ?
折角のタイミングなので、もう一度違う表現で書いておくとするか。
今上陛下と、私の父親(故人)は、同じ昭和8年の生まれでした。
「同い年のおっちゃんでも、えらい違いだなあ・・・」
子供の頃、よくそんな事を考えていました。
正確に言うと、私が子供の頃は「昭和」の時代でしたから、父親と皇太子が同じ年の生まれということです。
「えらい違い」って関西弁なんですが、「ずいぶん違う」という意味です。
同じ年の生まれ、同じ人間なのに、立場や生活がずいぶん違うと感じておりました。
私が子供の頃に、天皇という存在に対して、敬意を持っていた訳ではありません。
今でも敬意を持っているかというと、持っていないかも?
ただ、天皇家の血統の利用価値は、日本人にとって非常に大きい。
唯一無二の「血統」なので、とても大切にすべきだと考えています。
見たことも話したこともない方ですから、尊敬しろと言われても無理。
ただ血統に基づく重要性は理解しているので、「大切にしましょうね」と考えている訳です。
さて、天皇家の血統がなぜ大切なのか?
私なりの考えを、説明しておきますね。
「血統が大切」と言いますが、物理的な血統が絶対的では無いと思います。
今上天皇で第125代かな?
その長い歴史の中で、継体天皇の血統への疑問、その他のすり替え説、后の浮気説など、実は血統が変化しているという説は多くあります。
歴史の中で、血統が変わってしまっているかどうか、これは絶対的な問題ではないと考えています。
血統で売値が変わる動物じゃないんで、天皇家の血統がどうこうという問題は、副次的な問題です。
大切なのは、「男系男子で世襲」されるという制度かと思います。
この制度により、日本の歴史上のいかなる権力者も、天皇になることは出来ませんでした。
「自分の娘を天皇の后にして、生まれて来た子が天皇になる」ことが限界です。
つまり、天皇の外祖父になることが、権力者の限界・・・ということになります。
国土が占領されても、政府が乗っ取られても、天皇家だけは乗っ取る事が出来ない。
この事実が重要なのであって、大昔に血統の問題があったかどうかなんて、どうでもいい話です。
今の天皇家の血統が正統だとして、その血統を守っていけば良いだけの話。
なぜ血統を守っていかなければいけないのか?
そのあたりからの話が、先週ブログに書いたような話になります。
もし将来、正統な日本国政府を名乗る、複数の政府が誕生し、「正統な日本政府はどれ?」と考えなければならない事態に陥ったとき、どうします?
例えば、日本の国土内に、東西二つの政府が誕生した場合。
あるいは、海外に「正統な日本政府」を名乗る、亡命政府が誕生したような場合。
日本国、あるいは日本国政府を名乗る、複数の国家や政権が誕生した場合、ホンモノをどのようにして見極めるか?
そんなときこそ、天皇の出番です。
天皇を奉っている国が、正統な日本国であり、天皇から任命されている政府が、正統な日本政府である。
私たちはこれまでの歴史で、そのルールでやってきたわけです。
「天皇」という存在がある限り、日本国とは何か、日本人とは何かという定義に関して、非常に明快な答が出てくるということです。
もし将来、米国のように大統領、中国のように政党のトップが国家元首である国家が、この日本列島上で誕生したとしても、それは正統な日本国ではない。
天皇を国家元首としている国だけが、「日本」である。
そしてその天皇には、いかなる外部の者も成り代わることが出来ない。
このように、日本国民にとって非常に有用な存在が、天皇だと思いますよ。
いざと言う時の、「目印」ですね。
私が考える天皇という存在について、出来るだけ分かりやすく書いたつもりです。
天皇とは、目印なり!
「目印」という表現を、少し難しい言葉で言うと、
「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」
という、日本国憲法 第一条 になる訳です。
「象徴」と言われても、よく分からんです。
天皇は、正統日本国および日本国政府であるかを判断するための目印。
少なくとも、自分の子供には、そう教えておきますわ。
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