社長の独り言 2016/4/20
ハザードマップ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/04/20(水) 05:51
1995年(平成7年)1月17日の阪神大震災発生当時、私は兵庫県西宮市に住んでおりました。
西宮市には、当時勤めていた会社の独身寮がありましてね。
無理すれば実家から通えないこともなかったのですが、会社の寮に入ると約30分通勤時間が短くて済みました。
片道30分違うと、一日一時間違ってきます。
余計な時間を使いたくなかったのと、晴れて社会人となり自由を満喫したかったので、入寮を希望したのです。
親や彼女(現、嫁)の監視(?)から、少々距離を置くことが出来ましたし、無責任かつ好き勝手な若手社員時代を満喫していた最中の地震でした。
私の住んでいた地域では、電気は震災後数日で復旧し、水道は10日ほど、ガスは復旧に数カ月を要した記憶があります。
熊本地震で被災された、私と交友ある皆様の生活が、一刻も早く通常通りに戻られることを祈念いたします。
さて、今日はせっかくですので、地震に関する話にしますね。
今回の熊本地震ですが、4月14日の地震(前震)では、「日奈久断層帯」が動き、16日の地震(本震)では、「布田川断層帯」が動いて、地震が発生したようです。
あ、私の勝手な思い込みでなく、政府の地震調査委員会の見解でございます。はい。
断層帯の名前なんて、おそらく地元の方でもご存じないと思いますので、簡単な地図を用意しました。
熊本市の地震ハザードマップを切り抜いたのが下の図です。

まず、右側の図ですが、布田川・日奈久断層の位置が、赤線で描かれています。
益城の方から熊本市内をかすめて、天草方面へ伸びている・・・という表現で良いのかな?
多少は熊本の地理も分かるのですが、地元の方からすると適切な地名表現ではないかもしれません。
そのあたりは大目に見てくださいね。
いずれにせよ、益城とか宇城とか、揺れと被害が大きかった地域は重なるんじゃないかと思います。
次に、左側の図です。
「予想マグニチュード」と、「今後30年以内の発生確率」が記載されています。
予想マグニチュードは、M7.2~M7.6。
本震はM7.3でしたので、予想マグニチュード的中・・・といったところでしょうか。
一方、今後30年以内の発生確率ですが、「ほぼ0%~6%」と書かれています。
「外れてるじゃないか!」と言いたくなるのが人情ですが、「絶対発生しない」と断言している訳ではありませんので、ハズレとは言えません。
このあたりは、さすがお役所仕事です。
突っ込まれないような表現になっていますね。
しかし、「ほぼ0%~6%」なんて言われると、「地震は起こらない」と思ってしまうのが、我々庶民というものです。
例えば「6%以下」とだけ書いておいてくれた方が、「地震が起こるかもしれないな」と警戒するように思うんですけどね。
直下型地震は、日本中「いつ、どこで」発生するのか分からないようですから、その気構えが必要なんでしょう。
地震の報道があるたびに、「自分のところは大丈夫だろうか?」と心配になるのも毎度のこと。
自宅のことより、弊社最大の拠点である愛知県愛西市の中部営業所のことを調べてみました。

愛知県愛西市が出しているハザードマップは、「東海・東南海連動」が発生した場合の予想震度マップです。
・・・何じゃこりゃ?
市内のほぼ全域、真っ赤じゃないですか。
パンフレットでも、「全域で震度6弱が予想されます」と記載されていますね。
震度6弱で済むように祈るしかないです。
実はこのハザードマップ、「国土交通省ハザードマップポータルサイト」というサイトで、日本各地のマップを見ることが出来ます。
皆さんも、自分の住んでいる場所や、会社の所在地付近のハザードマップを確認してみてはいかがですか?
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