社長の独り言 2016/2/10
ヤンゴン - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2016/02/10(水) 05:37
ただいま、ミャンマーの首都ヤンゴンに滞在中です。
日曜日の朝に中部空港を出発して、ベトナムのハノイ経由でヤンゴン入り。
どうでもよい話ですが、ハノイのノイバイ空港はリニューアル工事が完成して、新ターミナルに代わっていました。

ベトナムの首都の空港であるにもかかわらず、これまでの旧ターミナルは日本のローカル空港と同レベルかそれ以下。
出発ロビーのエリアはとても狭く、数件の土産物屋とレストランがあるだけ。
乗り継ぎのための時間をつぶすのに、とても難儀する空港でした。
新ターミナルは何倍もの広さがありますので、時間をつぶすのにはあまり苦労しなくなりました。
これでベトナム航空を利用する機会が増えるかというと、ベトナム航空の機体はあまりにもボロなので何とも言えませんが・・・。
さて、中部空港を出発して約十時間後にミャンマーのヤンゴンへ到着し、空港からホテルへ向かうまでに早速仕事にとりかかりました。
空港からほど近い、中古自転車の販売パートナーの自宅へ押しかけて、押し売り(?)を行うためです。
・・・結果は不調でしたわ。
ダメということでも無いのですが、少なくとも契約にこぎつけるようなことはできずに、帰るハメに。
子供の誕生パーティーか何かをやっている最中でしたので、飲み屋に連れて行って、酔った勢いで口約束させるという作戦が失敗したのが痛いですねえ。
家族水入らずで過ごしているところを無理やり連れだす・・・という荒業は、同じ子供を持つ身として、出来ませんでした。
甘かったかなあ?
日を改めて、明日にでも・・・という話をしていたのですが、翌日(月曜日)は私の通訳兼案内役のパートナーの身内に不幸があり、私は一人でヤンゴンのホテルに取り残されることとなりました。
自分一人でタクシーを拾い、街の観察程度には出かけたのですが、ヤンゴンの街って結構でかい割にアホほど渋滞しますから、あまり効果的な視察ができませんでした。
それで事実上の最終日になる、「火曜日にしっかり仕事を!」と思っていたのですが、先述の通訳兼案内人が葬式と同窓会で飲みすぎて二日酔い。
全く役に立ちません。
俺は一体、何のためにヤンゴンへ来たんだ!
そんな怒りの矛先を、どこにも向けることができず、本当に最低限の調査活動を行っただけで、ヤンゴンでの滞在を終えることになります。

宿泊先のホテルの前です。
画像に映っている建物も、かなりの年季が入っています。
ヤンゴンの面白いところは、1960年代とおぼしき古いものから、2016年の最新のものまでが混在しているところです。
建物だけでなく、走っているバスなんかも、1970年代のものが平気で現役で走っています。
聞くところによると、多くの日本企業がミャンマー進出を目論んでいるそうですが、人口の多さと新旧混在の訳のわからない状況が、ビジネスチャンスに結びつくのかもしれませんね。

このバスはそれほど古くありませんが、バスのエンジンルームは開けたまま走るのが標準です。
暑い国ですから、オーバーヒート防止のためですよ。
それはそうとして、ミャンマーにおけるビジネスの可能性って、どうなんでしょうね?
確かに人口は多く、国土も大きく、ある程度の天然資源もありますから、これから発展する余地はあると思います。
しかし、何か違和感があるんですよねえ・・・。
言葉に表すのは難しいのですが、私を惹き付けるものが無いんですわ。
私の仕事は、日本の中古商品を売る・・・というビジネスが主たるものになるのですが、なぜかミャンマーにモノを持って行っても、売れる気がしない。
なぜか分かりませんけど、とにかく「売れないだろうな」と感じさせるのです。
不動産価格なんかが、バブル気味ということもあるのかもしれませんね。
ヤンゴン周辺では地価がアホみたいに上昇しており、日本より高いような場所も珍しくありません。
中心部の一等地だと、マンハッタンより高い場所もある・・・と、アホなミャンマー人は申しておりました。
あのなあ・・・
誰がどう考えても、ニューヨークのど真ん中より、世界最貧国のど真ん中のほうが高いなんて、オカシイでしょ?
でも、「地価は下がることもある」という経験のない人間にとっては、その客観的な見方をすることが難しいみたいです。
そんなアホと家賃交渉をする気にもならないし、「お前ら、バブル崩壊で死んでしまえ!」と物騒なことを言いたくなるのが本音。
ま、愚痴や悪口はよしましょう。
次は10日水曜日の現地時間8時半の飛行機で、ヤンゴンからタイの首都バンコクへ移動します。
バンコクでの仕事は、今年度当社が力を入れたい事業について、重要な交渉がありますから、こちらはどうしても失敗することができません。
ヤンゴンでの屈辱(?)をバネに、頑張ってきます。
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