社長の独り言 2015/9/2
ボッタクリに注意 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/09/02(水) 06:45
「ボッタクリに注意!」と言っても、ポンビキに誘われてついて行かないように・・・なんて話ではありません。
真面目な話です、
いきなりですが、「ガソリン税」は、1リットルあたり53.8円です。
「軽油取引税」は、1リットルあたり32.1円。
ガソリンに対する税金と、軽油に対する税金の差額は、21.7円/Lです。
ガソリンと軽油を比べたとき、燃料自体の価格は似たようなものです。
いや正確に言えば、燃料本体の価格は、ガソリンより軽油のほうが高いのです。
しかしガソリン税にも消費税が課せられる関係で、ガソリンと軽油の価格差は税金の違い(21.7円/L)と同じくらいになる・・・。
少々乱暴ですが、専門家でなければこんな覚え方でも良いでしょう。
で、具体的な話になるのですが、例えばレギュラーガソリンが128円/Lで売られているガソリンスタンドなら、税金の違いから軽油は約102円ほどで売られているはずですね?
ところが、実際にはガソリンスタンドの販売方針がスタンドごとに大きく異なっていまして、なかなか理屈どおりにはなりません。

上の画像は、大阪市平野区あたりのガソリンスタンドです。
「大阪中央環状線」という、大阪の主要幹線道路を走っているときに撮影したものです。
名古屋なら国道302号、東京なら環状八号線のような役割をしている道路・・・と言えば分かりやすいかな?
何はともあれ、交通量の非常に多い道路ということです。
このスタンドでは、ご覧のとおりレギュラーガソリン128円/Lに対して、軽油は98円/Lですから、その差額は30円/L。
税金の違いは21.7円/Lですから、この店は軽油を安く売っているのか、ガソリンを高めに売っているかどちらかですね。
先に結論を言っておきますと、この日の大阪府内の主要道路沿いでは、128円/Lくらいで安い方でした。
130円/Lを超える価格設定のスタンドも多く見受けられましたし、チラホラと点在する激安店だと125円/L以下・・・という感じです。
立地も良い店ですから、かなり安い優良店ということになると思います。

この画像は、同じ日に大阪府枚方市の国道一号線で撮影しました。
電信柱でガソリンスタンドの価格表示が隠れてしまう・・・という失態を演じてしまいました。面目ない。
「証拠画像が撮れなかった」ということで、本来は今日のネタはボツになるところですが、3桁の価格表示のうち、2桁までは撮影できているということで、ギリギリセーフのネタになりました。
各油種の価格なんですが、私の記憶に間違いが無ければ、レギュラーガソリン128円/L、ハイオクガソリン138円/Lです。
前の画像のガソリンスタンドと同価格だからという理由で撮影しましたので、記憶違いは無いと思いますけどね~。
問題の軽油価格ですが、同様に「記憶違いが無ければ」と念のため断っておきますが、何と118円/Lでした。
つまり、電信柱で隠れている最後の一桁は、全て「8」です。
ハイオク138円、レギュラー128円、軽油118円という設定です。
平素、軽油と縁のないドライバーの方は、あまり軽油の価格なんて意識しておられないかも知れません。
しかし、軽油とレギュラーガソリンの差額が10円/Lというのは酷いな。
ボッタクリもいいところ。
中心市街地の、ビルの谷間にあるようなガソリンスタンドならば、しょうがないかも知れません。
大都市では、「ビルの1階がガソリンスタンド」みたいな場所もありますから、そういう場所で軽油が高いのはやむを得ない気もします。
でもね、画像のスタンドは京都と大阪の県境に位置する地域で、しかも天下の(?)国道一号線沿いです。
乗用車よりトラックのほうが多く走っているような地域で、軽油価格を非常に高く設定しているのには驚きです。
「ボケ~」と、何も考えずにガソリンスタンドに入るトラックドライバーを狙ったボッタクリ店に認定です。
皆さんも気を付けて下さいね~。
例えばウチの4トントラック、満タンで300リットル入ります。
1リットル20円も価格が違うと、満タンで6千円も価格が違うことになるのです!
最後に毒づいておきます。
昔から「国境(くにざかい)」というのは、山賊や追い剥ぎが出る土地柄です。
今回の例で言うと大阪府枚方市なんですが、ここは国境に位置するかつての追い剥ぎの名所ですから、ボッタクリがあっても何も不思議ではありません。
追い剥ぎほど昔の話でなくとも、この地域を通過する車両や人に対してのボッタクリの話はいくらでもあります。
冗談ではなく、土地柄というのは、いつまでも変わらないものです。
弊社本社がある大阪府高槻市と枚方市は、隣接する市です。
ただし、淀川を挟んでの話です。
淀川を挟んでおりますので、直線距離は短いのですが住人の気質も伝統も文化も違います。
元々、摂津の国と河内の国という別の国ですので・・・。
その違いは、名古屋近辺で言うならば、尾張人と三河人と同じくらい違います。
当事者同士、あるいは土地に精通した方にとっては大きな違いなのですが、第三者的には、どうでも良い、違いの分からない話です。
ややこしい話ですいません!
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