社長の独り言 2015/9/18
エラそうなことは言えませんが - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/09/18(金) 06:12
ここのところ、安全保障関連法案に関する報道が多いですね~。
普段はあまりテレビを見ないのですが、今週は外国からのお客さんをもてなす「男芸者」状態が続いているために生活・行動パターンに変化がありまして、テレビを見る機会が多くなっています。
夜遅くに帰宅してテレビを見ながら晩酌したり、お客さんの宿泊先になっている仲間の家へ行って夕食を共にしながらテレビを見たりするという、普段はあまり見られない生活パターンが続いています。
外食することも多いのですが、好みやコストの問題から自宅で夕食を共にする方が良いような気もします。
多くの外国人の方が好む、例えば寿司や天ぷらといった料理を自宅で作ることはさすがに困難ですが、毎日外食ばかりの生活をしていたらすぐに飽きます。
魚屋で刺身を買ってきて、あとはツマミを少々とビール・・・なんていう独身男にありがちな食生活も、我々の日常を知ってもらう上では良いんじゃないかと思っています。
さて、お客さんの宿泊先になっている仲間なんですが、彼は元々海外の生まれなんですが、縁あって日本人の奥さんと結婚して子供をもうけ、現在は日本国籍保持者という人物です。
大人になってから来日している人物ですから、文字を読むのは苦手です。
中国人など漢字を使用する国の出身者であれば、文字を覚えるのがスムーズなんですが、やはり非漢字圏出身の方にとって、漢字を読み書きするのが困難なようです。
少なくとも私の周りにいる外国出身者の多くは、会話の能力に比べると読み書きの能力に劣るという傾向にあります。
そんなことは前から分かっていたのですが、ちょっと気づいたことがありました。
読み書きが苦手・・・ということは、日本語で発信される情報を得る手段としては、文字以外の情報になります。
となると、ネット閲覧、新聞、雑誌からの情報が得られないということで、テレビやラジオからの情報に頼ることになるんですねえ。
考えてみれば当たり前のことなんですが、自分の身に降りかかる問題ではありませんから、見落としていました。
今の状況の中で、情報を得る手段をテレビやラジオだけに頼ると、先述の「安全保障関連法案」などは、なにかとんでもない法案を国民の意思に反して進めようとしているようにしか受け取れません。
昨夜少しの時間ですが一緒にテレビのニュースを見ていて、彼からそのような質問を受けて気付いたことです。
法案の良し悪しについては申し上げません。
でも、マスコミは「国民の意見が割れている」と言いながら、反対意見を圧倒的に多く取り上げているのは間違いないと思います。
日本語の読み書きが苦手な元外国人だけでなく、ネットも新聞も雑誌も見ないで、情報はテレビだけ・・・という日本人がおられれば、同じような考えを持たれることでしょう。
おそらく、そんな人が結構な数になるんじゃないですかね?
テレビっていうのは、基本的には反体制、反権力のスタンスであると理解しているのですが、最近はどうも納得しかねる報道が多いのです。
今回、こんな事を書いたのはきっかけがありまして、それは昨日深夜観たNHKのニュース系番組でした。
多くの国民が反対あるいは時期尚早という意思を示している中で、法案を通しても良いのかという論調で、一見中立性を保っているような表現でしたが、解説者が余計なことを言いました。
岸信介内閣時代の60安保闘争を引き合いに出して、国会前で今よりもはるかに大規模なデモが繰り返されている中で強行採決を行い、失言等も相まってその後内閣が辞職に追い込まれた・・・という内容で、言葉尻の印象としては「民意を無視して強行採決すると、政権が崩壊するぞ!」ということをイメージ付けるような内容です。
コイツはアホか?
歴史に「もしも」はありませんが、民意とやらに従って日米安保を破棄あるいは後退させていれば、この国はどうなっていたか?
結果から言えば、強行採決だろうが何であろうが、60年安保改定は正解だったのは明らかです。
唯一かつ絶対的な尺度である「結果」を置いておいて、プロセスを論じるなどはナンセンスこの上ない。
・・・と、小汚いざっぴん屋のオッサンは考えるわけです。
誰が何といおうが、結果が全て。
私もエラそうなことを言っていないで、せいぜい自分の会社で結果を残すように頑張りまっさ。
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