社長の独り言 2015/7/3
新幹線での事件の話 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/07/03(金) 05:37
皆さんご存知だと思いますが、6月30日に東海道新幹線の車内で焼身自殺が発生しました。
焼身自殺をしただけなら、社会に対する影響はそれほど大きくなかったのでしょうが、巻き添えによる多数の重軽傷者が出たばかりか、1名の死者まで出てしまったことにより、大事件となってしまった感があります、
個人的には、大阪方面に向かっての先頭車両である一号車で事件が発生したことに驚きを感じています。
東海道新幹線の「のぞみ」号は、新大阪寄りの1号車から3号車までだけが自由席になっています。
指定席券なしで乗ろうとすると、この3両のどこかになる訳ですが、一番端っこの車両である一号車に最も空席が目立ちます。
新大阪や東京といった始発駅から乗るのであれば、3号車の自由席なんかも利用するでしょうが、私なんかは京都、名古屋、品川あたりを利用することが多いので、1号車で空席を確保しようとします。
その中でも、新大阪方面に向かって最先端のあたり、ホームの一番端まで歩いて行かなければならない1号車の前部は空席が最後まで残っている穴場です。
そして今回の焼身自殺が発生した現場が、まさに1号車の最前部だったという訳です・・・。
考えてみれば、自殺を考えるような精神状態の人が、ホームの一番端まで歩いて行くという心理は分からないこともありません。
心理学者じゃないですから、あくまでイメージなんですが、自殺しようと精神的に追い込まれた人が、トボトボとホームの端っこまで歩いて行ってしまうというのは、いかにもありそうな話です。
そんな訳で、「おいおい。俺がいつも乗っている辺りじゃないか!?」と驚いたわけです。
結局、自分の身が何よりも可愛いという事です。
それはさておき、自殺の動機として推定されて報道されている内容にも驚きです。
自殺した容疑者は、年金受給額が少ないことに不満を漏らし、自殺をほのめかしていたと報道されています。
「あ~、国民年金だけじゃ大変だからねえ」と思ったのは私だけではないと思います。
国民年金の受給額って、加入期間40年の満額でも受給月額は65,000円程度。
これだけで生活するのは結構難しいですよねえ。
そんな生活苦からこんな事件を起こしたか・・・。
と思っていたら、違いました。
事件を起こした容疑者の近所の人の話によると、1か月あたり12万ほどの受給額だったことに対して不満を述べていたとの報道でした。
「俺はどうやって生活するんだ」、「年金事務所に行って、ロープ持っていって、首つり自殺する」などと言っていたとのことです。
1か月12万円もあれば、十分生活できるわ。ボケ!
年金事務所の前で首つり自殺しとけ!
これほど同情の余地が無い自殺者も珍しいですね。
さて、今回の事件を受けて鉄道乗車時のセキュリティチェックについて議論が巻き起こりそうですね。
飛行機を利用する際のように、鉄道を利用する際にも厳重なセキュリティチェックが必要ではないかという意見もあるのでしょう。
まあ、そんなチェックが導入されることは無いと思いますけど。
考えてみて下さい。
新幹線の最大の利点は、すぐに飛び乗れることです。
それが出来ないなら、飛行機を利用した方が早いです。
高速鉄道の存続意義にも関わるような話ですから、飛行機に乗る時のようなセキュリティチェックが行われることは、まずないでしょう。
私なんかは、一人や二人死んだくらいで、ガタガタ騒ぐな・・・というのが本音ですけどね。
新幹線が開業して50年以上が経ち、どれ程の乗客を運び続けたか?
車両事故での死者はゼロ。
殺人事件による死者が1名。
おそらく突然死による死者はそれなりの数。
そして今回、自殺の巻き添えによる死者が1名発生。
新幹線を利用するための手続きは、これまでと変わらず。
それで良いのじゃないの?
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