社長の独り言 2015/4/8
電動アシスト自転車 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/04/08(水) 06:06
ホームページの不具合により、あれこれと後手後手に回ってしまっております。
今日は、「4月の高価買取キャンペーン」のお知らせです。
幸いにも、今はキャンペーン対象商品とする商品のネタがあります。
多少、強気な買いが出来る商品があることに感謝しなければいけません。
「高価買取」どころか、連日の下げに怯えながら、一日に何回も値下げをせざるを得ないほど、お寒い状況の時もありますからね・・・。
さて、4月の高価買取キャンペーン対象商品は、「電動アシスト自転車」です。

画像の電動自転車は、私のマイ自転車です。
通常、電動アシスト自転車は「ママチャリ」と同様の扱いになっていますから、2015年3月現在の買取価格は1,300円/台です。
4月は高価買取キャンペーンの対象商品として、1,500円/台で買取いたします。
電動アシスト自転車って新車価格は非常に高価なのですが、残念ながら輸出中古品としての価値はそれほど高くありません。
輸出先の海外諸国では、バッテリーやモーターを撤去して、普通の自転車に改造して販売するというケースがほとんどです。
理由は、色々あるらしいのですが・・・。
まず分かりやすい理由として、「充電器が無い」ということです。
海外向きの中古自転車って、やはり放置自転車が主流になります。
充電器もセットして放置してくれれば良いのですが、残念ながらそのようなケースは皆無です。
輸出先の海外諸国にしてみたら、「充電器の無い電動アシスト自転車を送ってきて、一体どうしろと言うのだ!?」と、怒っているという噂です。
「捨てられた自転車だから、しょうがない」
などと言おうものなら、
「捨てる?日本人はアホか!?」
と怒られそうですので、私は黙っております。はい。
あと、日本における電動アシスト自転車の規格も問題があるようです。
皆さんは、電動アシスト自転車の基準をご存じでしょうか?
道路交通法で、「自転車」と扱われるための基準が定められているんです。
ポイントは、「電動自転車」ではなく、「電動アシスト自転車」であるという点にあります。
「電動自転車」という乗り物は、人力で漕がなくても、モーターの力だけで進むことが出来る乗り物です。
日本の法律上の区分けでは自動二輪車や原動機付自転車のカテゴリーに入ります。
要するに、「バイク」ですわ。
これに対して「電動アシスト自転車」は、人力でペダルを漕ぐのを「アシスト」してくれるだけです。
道路交通法では「人の力を補うため原動機を用いる自転車」なんていう、「そのままかい!」とツッコミたくなる名称で呼ばれているようです。
人力と電力補助の比率は、10km/h以下のときで最大1対2。
人力の2倍の力でアシストしてくれるという意味です。
10km/hから24km/hまで徐々に比率が下がり、24km/hで補助はなくなるという基準が定められています。
しかしこの基準、以前はもっと厳しい(?)基準だったのです。
2008年11月まで、補助比率は最大1対1(15km/h以下)までしか認められませんでした。
補助比率1対1というのは、自分がペダルを漕ぐパワー以上には助けてくれないというものです。
このタイプに乗った経験のある方ならイメージできるでしょうが、平地ではモーターのアシストを実感できるものの、坂道では「本当にアシストしているの?」と感じることさえあります。
要は「パワー不足」です。
輸出向きに回ってくる中古自転車の場合、2008年以前の旧基準に基づいた自転車が多数を占めます。
やはり海外の評価も「パワー不足」で、人気は今イチとか・・・。
そんな微妙な立ち位置の電動アシスト自転車ですが、日本国内で流通する商品の大部分は日本メーカー製の高品質な自転車です。
こういう商品は、いつか高価で海外に売れる日が来ると考えます。
特に、2008年の新基準以降の自転車が多く出てくるようになれば、海外で中古電動アシスト自転車がブレイクする日が必ずやってくるであろうと。
その日に備えて、チョイと電動アシスト自転車の取引を活発にしておこうというのが狙いです。
いつブレイクするかは、天のみぞ知る・・・。
2015年4月
<<前月 | 翌月>> |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|