社長の独り言 2015/10/23
ミャンマー事情 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/10/23(金) 06:00
今更ではありますが・・・
10月月初に海外出張に出ておりましたが、そのレポートを流していないことに気づきました。
航空会社に対する愚痴を二回にわたって繰り広げておりましたので、肝心の内容を忘れていたんですねえ。
一回の出張で3カ国を回りますから、ネタになるような話は多くあるのですが、やはり不特定多数に発信できる話と、出来ない話があります。
当社の利益を損ねるような情報は書けないのですが、ウソを言うのは嫌だし、せっかくこうやってブログをお読みいただいているのですから、他では得ることが出来ない真実の情報を提供したいという思いもあります。
では何を書こうか・・・と悩んだ末、私が見てきたミャンマーの自転車事情をレポートしたいと思います。

上の画像は、ミャンマーの首都ヤンゴンにある、中古自転車の問屋街です。
有名なところなので、中古自転車事業に携わっておられる方なら、行った事がある方も多いかもしれません。
画像を見てどう思います?
そう。活気が全くありません。

中古自転車の問屋街には、自転車パーツを専門に扱っている店舗もあります。
足りない部品や交換する部品など、全てが手に入ります。
メードイン・チャイナの新品部品です。
こうやって、画像を2枚提供させていただいたのには理由があります。
ミャンマーの中古自転車の状況に関してレポートしようとすると、とてもシンプルな話になりまして、ブログ一回のネタとして短すぎるのです。
このため、ちょいと話を長引かせるための画像でした。
さて、ミャンマーの中古自転車状況です。
世界最大のストレート自転車市場であるミャンマー。
この国がストレート自転車を買ってくれないと、間違いなく日本のストレート中古自転車は供給過多になり、値崩れを起こします。
それほど、中古自転車市場において重要なポジションを占めています。
雨季に中古自転車が売れにくいというのは、東南アジア、アフリカ諸国で共通の出来事ですが、今年のミャンマーは洪水で特に大きな被害を受けています。
したがって、非常に自転車を売りにくい。
ヤンゴンの自転車輸入会社の倉庫は、どこも輸入した自転車で溢れ返っています。
売れないけど、長年の取引先からは継続して仕入れないといけないので、どんどん在庫が増えていく。
彼らもそんな苦しい状況にあります。
私は日本国内の多くの顧客から、「中古自転車を売ってきてくれ」と頼まれる立場ですから、あちこちでセールスしてきたのですが、どこも判を押したように、「要らない」との回答。
どこもかしこも、既存の取引先の分を引き取るのに精一杯で、新規取引先からの自転車は求めていません。
ウチも正直、しんどいですね。
自分の会社の分だけなら、既存の取引先がありますから問題ないのですが、最近はコンテナ単位の売買など、取引量が増えていますから・・・。
でも私が「要らない」と言ってしまうと、鉄屑にするしかない自転車が全国各地に多くあると思うと、責任を感じてしまいます。
何とか自分の会社の分だけでなく、仲間の会社の分も売り捌くべく、奔走しているというのが実情ですわ。
あ、ミャンマーの中古自転車事情をまとめるとですね、
当分、売れません。
この一言で片付いてしまうのです。
まあ一月には乾季になりますから、その頃になると状況も変わるでしょう。
それまでは胃が痛むような思いをしながら、耐え忍びましょう。
そういう事情なので、間違っても「中古自転車を高く買え」というような話を、私にしないでくださいネ。
冗談が通じにくい状況ですので、「あ、ウチ要らないから」と、つい本音が出てしまう恐れがあります。
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