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社長の独り言 2015/10/14

コラ! 日本航空 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2015/10/14(水) 06:44


10月9日夕方にミャンマーの首都ヤンゴンを出発し、タイのバンコク経由で帰国しました。


飛行機の遅れが原因で、結局24時間遅れでの帰国になったのですが、その際に非常に勉強になったことがありましたので、皆さんにもお知らせしたいと思います。





まず、当初の私の帰国スケジュールです。



・10月9日6:20PM出発の日本航空JL5952便で、ヤンゴンからバンコクへ。


・8:15PMバンコク到着。
 9:55PM出発の日本航空JL034便に乗り換え、東京羽田へ。


・6:05AM羽田到着。
 7:55AM出発の日本航空585便に乗り換え、函館へ。








10月9日、私は午後6時20分出発の飛行機に乗り遅れないよう、3時間以上前の午後3時に、ヤンゴンの宿泊先を出発しました。


ミャンマーのヤンゴンという街は、慢性的な渋滞が名物になっています。


宿泊先から空港までは7~8kmの距離ですので、渋滞が無ければ20~30分もあれば十分なのですが、渋滞すると2時間以上の時間を要しますので。



(ヤンゴン市内にて)


案の定、空港まで約2時間を要し、午後5時過ぎに空港へ到着しました。


出発までは1時間以上ありますので、ヤンゴンのように乗客の少ない田舎空港なら出発手続きでに十分な時間があります。





さ、本題です。




午後6時20分に私が搭乗する予定の「日本航空JL5952便」ですが、これは「コードシェア便(共同運航便)」という奴でした。



日本航空のフライトとしてチケットを購入しても、共同運航便という名の下に、実際は他社の飛行機に乗る形になります。



日本航空JL5952便は、「バンコク・エアウェイズ」というタイの航空会社が運行するフライトでした。





チェックインカウンターで荷物を預け、搭乗券を受け取ろうとすると、私が搭乗する予定のフライト(日本航空JL5952便)は、約3時間遅延していることが判明。


バンコクでの乗り換え時間が約1時間40分ですから、3時間も出発が遅れたら、日本行きの飛行機に間に合わなくなってしまいます。





運行会社であるバンコクエアウェイズの対応は、直近のバンコク行きである、午後7:45分出発のタイ国際航空のフライトに変更してくれるというものでした。


バンコクで羽田行きへの乗り換えに間に合うよう、グループでも何でもない完全他社便に振り替えてくれるのですから、バンコクエアウェイズの対応は良好なんじゃないでしょうか。





ただ、タイ国際航空のバンコクへの到着予定時刻は午後9時40分。


到着予定時刻の15分後には羽田行きが出発する予定なので、スケジュール的には相当厳しいはず。


本当にバンコクで乗り換え出来るのか?





バンコクの国際空港は非常に広大で、しかも空港内の移動は徒歩移動。


本当に乗り換え出来るのか強い不安を抱きましたので、何度も「大丈夫か?」と確認し、「無理なら自分でヤンゴン発成田行きのANA便を買うから・・・」とまで言っておりました。


しかし、「ノー・プロブレム」、「心配するな」という、東南アジア人得意(?)の言葉しか返ってきません。





彼らが発するこの手の言葉には、根拠が無いのが特徴です。


正確に言えば、「ノー・プロブレムだと思う」、「心配してもしょうがないよ」と言うべき状況の時に、根拠は無いけど断定して話してくれます。


文化の違いですね・・・。






結局、チェックインカウンターでヤンゴンからバンコク行き タイ国際航空チケットと、バンコクから羽田行きの日本航空チケットを発行してもらいました。


その後、セキュリティチェック、イミグレなどの手続きを終えて搭乗口へ到着。





写真を撮るのも忘れましたが、ヤンゴンの空港内にはレストランや売店の類がほとんどありません。


お土産屋さんは結構あるのですが、飲食を出来るところがほとんど無い。


ミャンマー最大都市の国際空港ですが、茨城空港や県営名古屋空港以下だと思って間違いありません。





本当はビールでも飲みながら出発を待ちたいところですが、何も無いので読書をして出発を待っていると、館内放送で私の名前を呼んでいることに気づきました。


私の名前と搭乗口のカウンターへ来い・・・という事を言っているのは何とか聞き取れましたので、搭乗口のカウンターへ行ってみました。





カウンターでは、「パスポートとチケットを」、「手荷物のタグを」と言われました。


航空会社スタッフから、パスポートやチケットなどの提示を求められることは普通ですから、素直に応じます。





「あちらで座ってお待ちください」


当然、これにも素直に応じます。





数分後、カウンターのスタッフが私のもとへやって来ました。


チケットを確認すると、これから搭乗する予定の、タイ国際航空の座席が変更されていました。


当初は後部の座席と思われる番号だったのですが、前方座席に変更されたようです。





バンコクでの乗り換えを急がなければならないので、早く降機できる前方座席に変更してくれたのかな?





あれ?


でも、バンコクから羽田の航空券が無くなっているよ?


スタッフに質すと、


「航空券はバンコクで渡す」、「何も心配要らない。ノープロブレムだ。」





・・・とても信用できない言葉を並べ立てられたのですが、自分が何かを出来るわけでもなく、結局言われるがままに従わざるを得ないですね。





バンコクへ到着してみると、バンコク・エアウェイズのスタッフがお出迎え。


「羽田行きの飛行機はもう出発しました。今夜はホテルに泊まって頂きます。」





相当頭に来ていたのですが、可愛らしいオネーチャンだったので、こちらも比較的紳士的に抗議することに。


「オネーチャン。 ヤンゴンで大丈夫だって言われて来たわけよ。それでバンコクに着いたらアカンってどういう事よ?」





オネーチャンは、適当な言い訳と「ソーリー」を繰り返すばかり。


ま、何を言ってもダメなものはダメ。無理なものは無理。





ここまでの経緯について推理してみました。





・ ヤンゴンのバンコクエアウェイズとしては、タイ国際航空に振り替えることにより、何とか羽田行きに乗せようとした。


・ 一旦はバンコクから羽田のチケットも発券したが、バンコクから「乗り換えは無理」と連絡が来た。


・ 放送で呼び出して、バンコクから羽田の航空券を回収し、あとのケツ拭きはバンコクの地上スタッフに任せた・・・。


おそらくそんな所でしょう。





「乗り換え無理」と判断し、羽田行きの航空券を取り上げさせたのは誰か?


私は、日本航空スタッフだと睨んでおります。





あ、実は私のスケジュールが狂ったことについて、遅延を引き起こしたバンコク・エアウェイズに対してでなく、日本航空の対応に対して非常に腹が立っています。


日本航空の対応には法的問題も契約違反も無いのですが、田舎の役場で小役人と問答するような不快感を感じさせてくれました。


さすがに経営破綻する会社です。


そして、破綻後も何も変わっていないと感じさせてくれました。


コレ、最大級の侮辱ですな。





え~と。


バンコクに到着して、本来乗り継ぐべき羽田行きを諦めてからは、JALの出番です。





空港最上階にあるJALの小さなオフィスで、説明が二転三転して結局バンコクで羽田行きに乗れなかったことに抗議。


その上で、以後のスケジュールについて相談します。





色々と話してみるのですが、その日本航空のスタッフさん、日本語はおろか、英語も少し怪しいので、あまり話になりません。





とりあえず、翌朝の羽田行きに乗れと言われていることは理解できます。


午前9:45にバンコクを出発して、夕方17:55に羽田へ到着するフライトのようです。





ただし、夕方17:55に羽田へ到着しても、最終目的地である函館行きのフライトが無い。


彼の提案では、羽田でさらに一泊して、翌朝の函館行きに乗るしかない。





俺の最終目的地は羽田じゃない。函館だ。


可能な限り、早く函館へ到着できるようにしてくれ。





日本航空という会社は、そんな私の願いなど一切無視。





羽田行きは21:55分バンコク発でも、関西行きは23時発、成田行きは23:30発、中部行きは0:25発です。


ヤル気(?)さえあれば、私を最終目的地へ送り届ける方法はいくらでもあります。





しかし最終目的地へ早く送り届けようという気が無いので、バンコクで一泊、さらに羽田で一泊しろ・・・


日本航空という会社は、こういう会社ですよ。





今日はここまでですが、次回へ続きます。

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