社長の独り言 2015/1/19
震災から20年 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2015/01/19(月) 05:16
先週末の土曜日で、阪神淡路大震災から20年が経過したんですねえ。
時の流れを感じます。
あれから20年、長かったような短かったような・・・。
20年前の私は、サラリーマンとして働いておりまして、兵庫県西宮市にあった独身寮に住んでおりました。
非常に大きな被害が出た地域でしたが、建物が新しかったので大きな被害が出ずにすみました。
近隣の木造瓦葺の家なんかは倒壊した家も少なくありませんでしたので、「ボロ家に住むと、命の保証が無い」ことを学びました。
震災の記憶が薄れる中、その教訓を忘れたかのようにボロ家に住んだ時期もあります。
しかしそれでも、常に「いつか大地震が来る」ということを前提に物事を考えることができるようになっていますから、警戒はしています。
住居の基準は、「耐震」が大きなウエイトを占めますし、仕事においても「大地震が来ても大丈夫か」を気にしているんです。
自分が大きな被害を受けずに、教訓だけを残してくれたのが阪神淡路大震災です。
私にとっては、ありがたい災害でした。
震災当時のことを色々と思い出しておりました。
学生時代とは違って毎月安定した定期的な収入があり、独身で、若いからカラダも無理が利く。
アホみたいに遊んで暮らした時期ですね。
社会人ですから遊べる時間は限られているものの、カネがあるからこその遊びも出来る訳で、人生で最も楽しかった時期の一つであることは間違いありません。
学生時代と若手会社員時代っていうのは、何の不安もなく輝かしい未来だけを信じて、前へ前へと進むことができたのです。
今は・・・
前へ、前へと進んでいることは間違いないのですが、それは後ろに道がないから。
ある程度トシを取ってしまうと、退路が無いから、仕方なく前へと進んでいるような気がしてなりません。
引くに引けないから、前進しか出来ません。
自分の意思で前進しているのでなく、それしか選択肢が無いから前進あるのみ。
コレ、あまり嬉しくないですねえ。
「前進する」という結果は同じでも、「させられてる」というのは、精神的に宜しくありません。
贅沢を言うなら、自分が前進したいときに、前進したいだけの距離を進むような、そんな生活がしたいものです。
今は、無我夢中で全力疾走しているだけですわ。
いけませんねえ。
月曜日の朝から、湿気た話になってしまいました。
でもついでだから、湿気た話をもう一つ。
「震災から20年」を今日のネタにしようと思い立ったとき、私は当時の写真を探しました。
西宮市の自室が震度6以上の激しい揺れによって無残な状態になったときの様子や、街のあちこちで家屋が倒壊した様子、新幹線の高架橋が落ちてしまった現場の様子などを、自分の使い捨てカメラで記録していたのです。
ところが、いくら探しても見当たらんのです。
20年という歳月は、どうでも良い類の写真を消し去るには十分な時間なんですねえ。
代わりに、20年ほど前に撮られた驚愕の写真を多数見ることになったのです。
驚愕の写真とは・・・
自分の嫁さんの、若かりしころの写真です。
現在では見る影も無いのですが、20年ほど前の嫁は、とっても可愛らしい姿形をしておりました。
何なんでしょうねえ?この代わりようは。
まさに満開に開いた美しい花と、枯れてすぼんで変色した花。
出来る事なら、現在の写真と並べて比較できるように載せたいくらいです。
でも、それをすると、「劣化前、劣化後」の比較写真になってしまうか。
ははは。
化粧品やダイエット食品なら、「使用後」のほうが美しくなるんだけど、人間というのは、「使用前」のほうが宜しいようで。
・・・皆無だとは思うのですが、もしブログの読者に女性がいたら、今日は全員を敵に回してしまったかもしれないな。
万一、私の嫁に今日の記事をリークされたときのことも考えて、フォローしておこう。
私の嫁は、私の棺桶に入れるものとして、3人の子供達が全員使用した「ちゃんちゃんこ」を準備してくれています。
可愛い子供達の記憶と共に旅立たせてくれる配慮のようです。
もう一つ追加で頼んどくよ。
オマエの若かったころの写真を入れておいてくれ・・・。
これ、フォローになってるのか?
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